NHKのデマ番組「低線量被曝 揺らぐ国際基準」のネタ元は、「市民科学研究室 低線量被曝研究会」?と思ったが、両者に「共謀」はなかった。

1/12追記
以下を昨日書いたのだが、やはりこれは「邪推」でした。「市民科学研究室」とは無関係である、というコメントが、bloomさんから来ています。一番下に書いておきます。「市民科学研究室」様、ゴメンナサイ。NHKとの「共謀」はありません。以下はくれぐれも「拡散」しないでください。

今回は、あくまでトンデル論文と同じ「?」付きタイトルにゃ。危険可能性最大で煽る「反原発」の思考回路の借用=邪推でもあるにゃ。勿体ぶるほどの話ではないけど。

前々回エントリーで、NHKのデマ番組「追跡!真相ファイル 低線量被曝 揺らぐ国際基準」の担当プロデューサー(番組の最後には「制作統括」として書いてある)春原雄策氏は、「エース級」と書いた。そのわけは、この人が「日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ=武部俊一会長)」から「科学ジャーナリスト賞2011」の「大賞」を獲得したからにゃ。去年の4月25日のことで、対象番組は、「NHKスペシャル 封印された原爆報告書」にゃ。(この時は春原氏は広島にいたようだ)

・授賞理由
原爆被災者に対して日本自らがおこなった医学的調査の報告書を、密かに米国に渡して核戦略に利用されていたという驚くべき事実を掘り起こし、スクープ・ドキュメンタリーとしてまとめあげた見事な作品。

ということだが、この番組については、「市民科学研究室・低線量被曝研究会」なる団体の「市民活動日記」にこんなことも書かれていた。

大賞を受賞した『封印された原爆報告書』は、番組最後のクレジットにも「協力」としてその名前が記されていますように、市民科学研究室・低線量被曝研究会のメンバーでもあられた故・笹本征男さんの業績をベースに、NHKのスタッフの方々と市民研同研究会のメンバーとの1年に及ぶ議論と検討の積み重ねが反映されています。関連する報告書もこの3月に出版したばかりですが・・・

ふ~ん、ずいぶん仲良しなんだね~。放送と同時に本も出版されたんだ~。ま、正義の番組だからにゃ~。

でもってこの団体のHPに行っていろいろ見ていたのだが、「調査研究」というところには、「低線量被曝」というページがある。これが上記、故・笹本さんの「市民科学研究室・低線量被曝研究会」なのだろう。

ここ読むと「放射線被曝のリスクモデルを根底から見直した『ECRR報告書』を読み解き、」なんてあって、どきっとするけど、真ん中あたりの「これまでの成果・報告」には、「低線量被曝のリスクを見直す」というのがある。ここに行ったら、「ECRR礼賛」「ICRP批判」ダラケだった。

2005年ということでかなり古く、トンデル氏こそ出てこないが、これが今回のNHKデマ番組の、そもそもの「発想の源」じゃないの~?NHKさんと「市民科学研究室」があ~だこ~だ仲良くしているうちに、二匹目のドジョウ狙いで、「次はこれで行こう!」とかなったんじゃないの~?またまた出版みたいな、一緒に盛り上がる「オマケ」も考えていたりして。(この「共謀説」は事実無根 間違いです)しかし受信料で成り立つNHKが、一団体の思想で番組作っていいのかにゃ?

あとこんなのもあった。あの番組に似ているように見えるけどにゃ~。

●低線量被曝研究会
現在、ICRP(国際放射線防護委員会)が定めた放射線リスクに関する防護基準が世界中で採用されています。この防護基準を根拠にして、チェルノブイリや セラフィールド再処理工場周辺や原発労働者にみられる健康被害を「線量が低すぎる」との理由で、関係諸政府は放射線との因果関係を否定してきました。では、現実に生じている被害を、「科学」はいったいどう説明するのでしょうか。放射線被曝の人体影響という問題は、科学上の問題として客観的な真理が確定しうるとみなされていますが、核・原子力開発は国家が担う高度に政治的な営みである以上、誰が何を意図してどのようにデータを集めどう評価したかということ自体から洗いなおさなくては、"科学的・客観的"言説によってかえって現実を見る目が曇らされてしまうことになりかねないのです。この研究会では、低線量放射線被曝のリスクを明らかにする上で、科学的知見がいかに用いられてきたかをこれまでの論争をふまえつつ専門的なレベルで把握し、現実の問題の真の解決に向けた規制や政策的な対応をなしていくのに、リスクに関する研究や議論はどう生かされるべきかを探ります。これまでに、放射線被曝のリスクモデルを根底から見直した画期的な報告書『ECRR報告書』を1年をかけて読み解き、その結果を市民科学講座や『市民科学』誌上で発表したり、BEIR委員会(米国科学アカデミー(NAS)/米国研究評議会(NRC)の下に置かれている放射線影響研究評議会(BRER)内の1つの委員会で、「電離放射線の生物学的影響」に関する委員会)の報告書の要約版を翻訳して公開したりしてきました。現在は、ICRPの新勧告(2007年)の読み解きや、「ヒロシマ・ナガサキの原爆被爆とヒトゲノム計画のつながり」を歴史的に検証するといった作業を続けています。(引用ここまで)

だってさ。サプリ騒ぎで「戦艦バズビー大破、極東戦線離脱、本国艦隊も見捨てる」の今となっては、「ECRR礼賛」は色あせて見えるにゃ。

そういえばトンデル氏が今月31日に来福(福島にいらっしゃることにゃ)するらしいけど、このタイミングのよさって非常に不思議だ。何でテレビに合わせて来られるの?本人だって講演会場だって、相当前から押さえなきゃ不可能だよ。ということは、NHKはこの番組の放送日程を、トンデル氏の招聘団体にあらかじめ伝えていたのかにゃ?これが「オマケ」かにゃ?ずいぶんショボイけどね。もっとも招聘団体ったって、「山下氏解任署名」をやったFoE Japanみたいな、「反原発」だから、ECRR礼賛の「市民科学研究室」(=今はECRRのおかしさに気づいたそうです 1/12追記)が協力していれば、バレバレにゃ。

(因みに池田信夫氏はツイッターでこの番組を、「奇妙なのは、23時台の30分番組で3ヶ所も海外取材していること。Nスペか何かもっと大きな番組として取材したのが、話がしょぼかったので深夜番組に落ちたのではないか。全部ボツになるのを避けるために捏造したのでは。」と言ったそうだ。
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-207.html参照)

以下は友人からもらったものだが、いま福島の「市民」関係ではこんなのが「拡散」されている。トンデル講演会は、テレビ放送と完全に連動しているにゃ。

12月28日(水)午後10時55分〜11時25分に、NHK総合TV『追跡!真相ファイル』で「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」が放映されました。日本政府が避難基準「年20ミリシー ベルト」の根拠として掲げる、ICRP(国際放射線防護委員会)基準の実態に迫った労作です。以下で動画がまだ見れます。まだの方はお早目に!
http://www.dailymotion.com/video/xnb9h8
この番組で登場した、スウェーデンでチェルノブイリ後の低線量被ばくの影響調査を行ったヨーテボリ大学のマーチン・トンデル博士と、京大の原子炉実験所の今中哲二先生をお招きし、1月31日に福島テルサで講演会を予定しています。ぜひ、みなさんのまわりの方に紹介してください。

放射能災害対応特別講演とシンポジウム in FUKUSHIMA
2012年1月31日(火)18:30〜20:30
於:福島テルサFTホール 
共催 NPO法人エコロジー・アーキスケープ、FoE Japan


というわけで、少なくとも「トンデル祭り」が終わるまで、このデマ番組は注目され、見続けられる。終わらない。「労作」かどうかは知らんがにゃ。

「反原発」の思考回路を借りた「邪推」終わり。

それからオマケだけど、トンデル氏の言うこと信じるなら、携帯電話で「瓦礫持込反対!拡散してください!」なんてやってちゃ、「発ガン率上昇」かもね。高圧線の近くに避難したら終わりにゃ。http://www21.ocn.ne.jp/~furumoto/sweden.htmlを見てにゃ。

1/12追記 bloomさんからのコメント

市民科学研究室は無関係です
市民科学研究室の代表の上田昌文さんは8年ほど前にシンポジウムを一緒に企画したことがあるので、直接確認したところ、無関係とのお返事を戴きました。

「ECRRを以前に精読して、いろいろ問題があることをすでに知っていたからこそ、今回の原発事故後に、それを根拠にリスクを論じることはしていません」というコメントも戴きました。

とりあえず、記事タイトルの修正か記事内への付記をお願いします。

確かにあの番組は、文系の春原雄策ディレクターに入れ知恵(それも浅知恵)をした理系の研究者がいるだろう・・とは思っています。
http://ja-jp.facebook.com/yusaku.sunohara
(早稲田大学政治経済学部卒)

その点についてこちらの人脈で調べていますので(上田さんも調べて下さるそうです)、何か情報が得られましたらまたお知らせします。

某生物系研究者の意見として「NHKが巧妙にすり替えを行っているが、あれほどのすり替えを仕組めるのは素人とは思えず、かと言って専門家では良心が耐えられないはず。」という情報も入ってきました。
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市民科学研究室は無関係です

市民科学研究室の代表の上田昌文さんは8年ほど前にシンポジウムを一緒に企画したことがあるので、直接確認したところ、無関係とのお返事を戴きました。

「ECRRを以前に精読して、いろいろ問題があることをすでに知っていたからこそ、今回の原発事故後に、それを根拠にリスクを論じることはしていません」というコメントも戴きました。

とりあえず、記事タイトルの修正か記事内への付記をお願いします。

確かにあの番組は、文系の春原雄策ディレクターに入れ知恵(それも浅知恵)をした理系の研究者がいるだろう・・とは思っています。
http://ja-jp.facebook.com/yusaku.sunohara
(早稲田大学政治経済学部卒)

その点についてこちらの人脈で調べていますので(上田さんも調べて下さるそうです)、何か情報が得られましたらまたお知らせします。

某生物系研究者の意見として「NHKが巧妙にすり替えを行っているが、あれほどのすり替えを仕組めるのは素人とは思えず、かと言って専門家では良心が耐えられないはず。」という情報も入ってきました。

あわやデマ発信に

bloom様

ありがとうございました。確証はなかったので「邪推」と書いておきましたものの、危うく自分が「デマ発信」になるところでした。

bloomさん

>某生物系研究者の意見として「NHKが巧妙にすり替えを行っているが、あれほどのすり替えを仕組めるのは素人とは思えず、かと言って専門家では良心が耐えられないはず。」という情報も入ってきました。

ううむ。
私のような素人はどのようにして、そのような巧妙な・・・悪意のない間違いを含む情報を取捨選択していったらいいのか・・・。善人面して寄ってくる悪魔が怖いです。だまされて信じて広めてしまう人が(今回はNHKの人)、信頼されがちな広める手段を持っていたり、公に近い立場だったりすると困りますね。

事故以降これまでに、嫌な体験を何度もして疑心暗鬼になっているところに、ぽんと目の前に置かれた情報に心が乱れることがたくさんあります。日常のこまごました事柄から、大きなニュースまで・・・。
この人の発言に裏はあるの?このニュースは信じていいの?そう迷った後、さらにその事柄について自分の気持ちが動くのです。修行が足りないと自分を戒めますが・・・。

ネコさんはこうやって誠実に発信しようとしてくださっています。これからも頼りにしていきますし、bloomさんはじめ頼もしい方がたくさんいらっしゃるので、感謝しています。
プロフィール

shinobuyamaneko

Author:shinobuyamaneko
 福島県福島市の信夫山に住むネコです。
 原発事故以後ネット上には「もう福島市は放射能高くてダメ!逃げてください!」「福島はチェルノブイリ以上!」「子供を見殺しにしないで!」等の「反原発の叫び」が溢れてます。ネコはどこにも逃げられないから、もうノイローゼ気味。こういう「叫び」「脅し」の効果もあって福島に来る人は激減。街は沈み、市民は「すぐに逃げてください!」に怯えながら、静かに暮らしています。(←最近は嘘・デマがバレてきて、みんな元気になってきた感じだにゃ。)
 しかしね~、この種の「叫び」の根底に、「反原発」の「福島壊滅ならば原発全廃にできる!大大大チャンスだ!」っていう心理はないですか?原発全廃の為にはまず「福島壊滅」が必要とばかりに、科学的、医学的、論理的に怪しい説、大げさな数字等が「連呼」「拡散」されていないですか?それが「正義」になっていませんか?
 信夫山ネコは「故郷福島壊滅」を「原発全廃」の手段にされてはたまらんです。もし根拠がない数字や説の拡散によって、旅館の経営者が自殺するとかの悲惨な「風評被害」が出たら、大人しい福島人も終には訴えたりするのかにゃ~?!今はとにかくデマ、風評、誇張、脅し等を除染しながら記録するにゃ。(「リンクフリー」です 対「反原発」、対「放射脳」等での引用ご自由に)

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