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福島の「処理水戦争」 リベパヨ・マスゴミ等風評加害軍の「Z攻撃」に気を付けよう

(固定された呼びかけ)
Ⅰ:朝日新聞2011年12月2日朝刊「プロメテウスの罠 第9回 我が子の鼻血 なぜ」(前田基行)の主人公「原発事故後4か月で10回、30分以上の大量の鼻血が出た小学生の息子を持つ町田市の主婦 有馬理恵」は、主婦ではありません。「従軍慰安婦ミュージカル」主演の「俳優座の幹部女優&日本共産党系『日本平和委員会』代表理事」です。この「身分隠し」は完全な「フェイクニュース」で動かぬ証拠があります(このリンク先エントリーの②を読んでください)。
市民団体のメール魚拓「有馬さんは、“従軍慰安婦”をテーマにした憲法ミュージカルを演していらした方で、「プロメテウスの罠」の取材も受けていらっしゃいます。」
「主婦」有馬理恵
有馬理恵主演CM 「ハインツ・パスタ 牛肉とイベリコ豚の粗挽きボロネーゼ fitness class編 
有馬は2018年には「俳優座代表取締役社長」になりました。被ばくで大量の鼻血が出たはずの息子は、今では震災後の浪江と本宮の写真で賞を取って「社会派フォトグラファー」のタマゴだそうです・・・どこまで福島を食い物にすれば気が済むのでしょうか?有馬と「プロメテウスの罠」について判明した全ては、以下に書いてあります。
「信夫山ネコ カテゴリー プロメテウスの罠有馬理恵」
この「事件」は、2018年5月に、「月刊HANADAプラス」が取り上げてくれました。渡辺康平福島県会議員のレポートです。


なお、朝日新聞いわき支局と南相馬支局は被ばくを恐れ、震災二日目の3月12日に住民を見捨てて郡山と福島に「自主避難」しました。
朝日支局自主避難
災害で住民を置いて逃げだした言語道断の報道機関は、日本現代史上この2011年3月12日の朝日新聞だけです。この新聞が「吉田調書」をめぐり、「所員が命令違反で撤退した」記事を捏造していたのは驚きです。
  
 
Ⅱ:岡山大学の津田敏秀氏のいわゆる「津田論文」は、原発事故後の子どもの甲状腺がんの発見について、実は(著者の意に反して)福島県内で地域差が無い(=被ばく量と関係ない)ことを証明しています(リンク先エントリーの⑤を読んでください)。 
なお、福島県の「県民健康調査」によって見つかり手術した子どもの甲状腺がんの割合は、203人/300472人で「普通は100万人に1~3人」の675倍~221倍となり、これでリベパヨや反原発団体等が「福島は高い」と騒ぎますが、「関東子ども健康調査支援基金」による、関東一都五県でのこの数値も(検査を受けた人に福島からの「避難者」を含まないとしてだが)「普通は100万人に1~3人」の546倍~182倍で、大きな違いはありません。福島県知事よ、甲状腺検査はもうやめましょう。これ以上過剰診断の犠牲を増やしてはならない。
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-290.html 参照
なおこの「基金」のデータは2021年4月に、「 慶應義塾大学の濱岡教授に相談したところ、 貴重なデータなので分析してはどうかと 研究計画のご提案を頂きました・・・」となった。「濱岡教授」は岩波「科学」系なので、この「研究」結果は要注意だ。
https://kantokodomo.info/info3.html
https://kantokodomo.info/pdf/gaiyo.pdf 参照
 

Ⅲ:カタカナの「フクシマ」が「福島はヒロシマと同じ核による惨禍の土地」という誤ったイメージを植え付け、差別につながるレッテルであると、脚本家の倉本聰さん、ジャーナリストの田原総一朗さんらも指摘しています。山梨学院大学の小菅信子教授は、著書「放射能とナショナリズム」で、「フクシマ」は「福島をエネルギー植民地から反原発の聖地として再植民地化して支配するための名づけ直しだった」と指摘しています。「フクシマ」使用に反対します。福島が「フクシマ」と書かれて喜んでいる当地の人を、私は見た事も聞いたこともありません。これは「負の刻印=スティグマタイズ」です。人が嫌がる名前で呼ぶのは、最も明確な「差別」、「イジメ」、「人権侵害」です。

Ⅳ:立憲民主党は、これまで散々デマで福島を苦しめてきた「おしどりマコ」を参議院選候補に擁立しました。この事件の経緯は「ポストさんてん日記 立憲民主党公認、おしどりマコ問題のまとめ」をご覧ください。
こちらは「おしどりマコ」のデマを集めたアーカイヴスです、「氷山の一角」ですが。
おしどりデマ庫
osidori1.jpg ←「おしどりマコ」のコレは福島人を貶める史上最悪「繁殖奇形大量デマ」ツイです 福島人は「繁殖」しない 「奇形児が大量」なんて言わないしそんな事実もありません ヒド過ぎます

震災後に南相馬に移住した芥川賞作家 柳美里さんはこうおっしゃっています。 
https://twitter.com/yu_miri_0622/status/1143631788222193664
柳美里‏ @yu_miri_0622
言葉は人の顔に向かいます。
福島は奇形児が多い。
福島の娘は嫁にもらうな。
福島の子は知能が低い。
これらのデマは、明らかな差別です。
差別は、人の顔を見ずに人をカテゴライズし、レッテルを貼ります。
福島で生まれ、育ち、巣立っていく一人一人の子どもの顔を見て、言ってください。
14:27 - 2019年6月25日

柳美里‏ @yu_miri_0622 · 6月25日
原発反対運動のために、原発事故の被害者たちを利用し、差別するのは、もうやめませんか?


oshidori5.jpg「おしどり」の発言「放射能オリンピック」@ドイツ これを名称にしたドイツの反核「戦闘」団体が、日本の中核派と組んで福島の五輪競技を妨害する計画です(6/15エントリー参照)

幸い「おしどり」は落選しましたが、これらを基にした韓国の福島攻撃が続いています。これでハッキリわかるように、「放射能デマ」の正体は科学的根拠を無視した、憎しみ感情に訴えるだけの「政治運動、プロパガンダ」です。賢明な方は、なぜこれらの「放射能デマ」が起こり、続くのか?=すべては根底にある「原発は(それを推進した国は)憎むべきもの そのためには福島の放射能による被害が酷い方が都合が良い」という感情によって起こっている、という事を理解できると思います。

韓国・文在寅政権「日本は放射能汚染されている」プロパガンダのウソ
それでも、冷静かつ毅然とした対応を  林 智裕 現代ビジネス8/29

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66798 


これも忘れないように・・・
武田邦彦デマ庫
山本太郎デマ庫

「新年度」が始まって、サボっているうちに一か月経っちゃったにゃ。この間ロシアによるウクライナ侵略戦争まであって、いろいろ考えさせられた。人間はいつまで経っても学ばないのか?福島の原発事故は「バカ発見器」だったが、「コロナ禍」、「ワクチン」も「バカ発見器」。そして「ウクライナ戦争」も、またしても「バカ発見器」だ・・・最初のは「被ばくで鼻血、放射能で福島に住めない、甲状腺がん『多発』・・・」。次のは「PCR検査しまくれ、ワクチン接種後死亡(そりゃそうだろ、死人にワクチンは打たない)、ワクチン忌避の権利を認めろ・・・」。今度は遂に「ロシアの立場も考えるべき」、「戦争を終わらせるためにウクライナは降伏すべき・・・」。相対的に侵略・虐殺者の味方をしてしまう「非武装中立派」、「どっちもどっち派」なんて、福島の放射能についての「両論併記」にソックリだにゃ。そう言えば、国会でのロシア非難決議に反対したのは山本テロウの「れいわ」、ベレンスキー大統領の演説に、「国会演説の前に『首脳会談・共同声明』が絶対条件だ。演説内容もあくまで両国合意の範囲にすべき。それが当然だ」と言って反対したのは立憲だった。彼らは福島に対する「風評加害者」でもある。

戦争はロシアに対する経済制裁が本格的に効き出すまで、長期化するのかもしれないが、一つだけ確かな事がある。この戦争ではロシアは、例え戦術的に勝っても負けだ。この先どうなろうと、「ロシア軍=侵略者・虐殺者・戦争犯罪者」という烙印は消えない。このオンライン時代に、T72戦車や巡洋艦モスクワみたいな70年代から進歩しない技術の兵器と「TVのヤラセ的」アイデアによる「フェイクニュース」で、世界を、それどころか親ロシア国さえもダマし続けることは不可能だ。これが「全ロシア人=野蛮人・犯罪者」という烙印にならないためには、ロシア人自らの手で、チンプーファシズムを打倒するしかない。こんな地球の片隅のノラネコが何を思うとも、残念ながら実現しないだろうが・・・
https://twitter.com/buvery/status/1520506307408670720 参照

ウクライナ政府の「感謝動画」に日本が入っていない、という騒ぎは???だった。要するに、援助の分量がまだまだ足りない、影が薄いってことだ。「量=数値」を考えず、「お気持ち大事」の日本的思考?なんて通じない。むしろ日本こそウクライナに感謝すべきじゃないか。自由と民主主義を守るために、ウクライナが超多大な犠牲を出しながら戦っているという現状だが、それは77年前に「帝国主義」と決別した日本も守るべき、大切な価値観なのだから。

さて、福島の「処理水戦争」はどうなったのか?最新ニュースはコレだ。

IAEAの1st報告書
福島第一原発の処理水 “問題はない” IAEAが調査結果を公表 2022年4月29日 23時52分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220429/k10013606241000.html
福島第一原子力発電所にたまり続ける処理水を海に流す東京電力の計画についてIAEA=国際原子力機関は、ことし2月に実施した現地調査の結果を公表し、国際的な安全確保の基準に照らし問題はないとする見解を示しました・・・


NHKにしてはタイトルはまあマトモな方に見えたが、ツッコミどころはある。
https://twitter.com/TatsutaKazuto/status/1520351641027121152
竜田一人@TatsutaKazuto
“ただ、処理水の海洋放出は地元を中心に風評被害を懸念する声が根強く、政府と東京電力が漁業者や全国の消費者など関係者の理解をどう得ていくかが引き続き課題です”
どんなに安全証明が出ても、毎度おなじみメディアのヒキですが、もうそれメディア自身の仕事じゃね?

竜田一人@TatsutaKazuto
“ただ、処理水の海洋放出は地元を中心に風評被害を懸念する声が根強く”
本当の地元ド真ん中の自治体が放出に賛成していることは言わないメディア。


ですね。NHKは次には高須記者あたりが「地元の声」なるものを取り上げて、「風評加害」を続ける気満々に見える。これまでと同じだろう。以下参照。

NHKが朝日の「主婦有馬理恵」と同じ「共産党隠し」でデマ報道 更にNHKの政治家への「便宜供与」の証拠発見 これは民主主義の破壊ではないか?
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-277.html 


この「地元を中心に」という曖昧な表現は「風評加害」の元だ。本当の地元である双葉町、大熊町が放出してくれ、と声をあげている事実がある。福島でも太平洋沿岸にない自治体の声はNINBYなのだ。これは以下のエントリー参照です。

処理水戦争に「○○を守る福島ネットワーク」登場 これは「××民主党」みたいな「悪夢」だにゃ
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-294.html


さらには、このニュースについての報道全体の「風評加害」問題が指摘された。

https://twitter.com/Uematsu1987/status/1520211534890565632?cxt=HHwWgIDUicWV8JgqAAAA
上松 正和🎍参院選 全国比例 公認候補予定
@Uematsu1987
誤解を招くタイトル。時事通信はわざとやっているのか。
日経は「東電の処理水、放射線影響「非常に低い」 IAEAが報告書」
NHKは「福島第一原発の処理水 “問題はない” IAEAが調査結果を公表」
処理水の影響「小さい」 福島原発、調査継続 IAEA(時事通信)


時事通信の記事はコレだ。yahoo newsなどにも載って広がっている。
処理水の影響「小さい」 福島原発、調査継続 IAEA(時事通信)(2022/04/29-21:30)
https://news.yahoo.co.jp/articles/604c486b40848a6709298c96b85b796dfca81741
【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)は29日、東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について、安全性を検証する調査団による最初の報告書をまとめた。報告書は処理水が放出された場合に放射線が人体に与える影響について、東電の分析結果を踏まえ、「日本の規制当局が定める水準より大幅に小さいことが確認された」と指摘した。ただ、安全性に関する最終的な判断は、放出前に発表するとも説明。当面結論を出さず、調査を続ける方針を示した・・・


朝日もタイトルはほぼ同じ。

福島第一の処理水放出 IAEA「放射線の影響、小さい」調査は継続(朝日新聞)4/29
https://www.asahi.com/articles/ASQ4Y7FJHQ4YULBH00B.html
東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出計画について、国際原子力機関(IAEA)が29日、放出方法の安全性などの調査結果をまとめた最初の報告書を公表した。処理水について「放射線の影響は、日本の規制当局が定める水準より大幅に小さいことが確認された」と評価した。IAEAは今後も調査を続け、海洋放出開始前に安全性についての結論を含む報告書をまとめるという。
調査団は、放出に反発する中国、韓国を含む11カ国の専門家とIAEA職員らで構成し、2月に現地調査をした・・・


「影響は小さい」は、「反原発」によって例の「小さくても影響はあります!IAEAが言っています!」になっていくこと間違いなし、だ。原発事故後ず~っと続いている例の「ゼロリスク志向」の大騒ぎが始まって、福島が貶められる。

一体どういう「小さな影響」があると言うのか?どうしてこんなタイトルになるのか?いずれも記事本文では「大幅に小さい」だが。しかも時事通信では、「安全性に関する最終的な判断は、放出前に発表するとも説明。当面結論を出さず」、となっていて支離滅裂だ。

ちなみに元のIAEAの「報告書」は、
https://www.iaea.org/sites/default/files/report_1_review_mission_to_tepco_and_meti.pdf
で、25ページからが「II.4. Radiological Environmental Impact Assessment」で、37ページに「Summary and Follow Up」がある。
ここの後半が一番大事なところで、「機械翻訳」したらつぎのようになった。

タスクフォース(IAEA)は、東京電力が作成したREIA(放射線影響評価)が、保守的な仮定(高めの見積り)を用いても、想定される代表的な人物(住民の代表的サンプルとなる者)の線量が非常に低く、タスクフォースが設定した線量限度を大幅に下回ると予想していることを指摘した。
これは、規制機関(NRA)によって設定された線量制約を大幅に下回ることを示した。
タスクフォースは、REIAの実施に際して行われた包括的で詳細な評価を認めた。
タスクフォースは、REIAは十分に文書化される必要があり、使用された方法論とデータに関する明確な説明を含み、プロセス全体を通じて、そして最終的に、以下のように翻訳されるべきであることを強調した。
より多くの人々が理解できるように、プロセス全体を通じて、また最終版では翻訳されるべきである。
環境中の放射性核種の挙動と、「住民の代表的サンプルとなる者」による潜在的被ばくを含む一般公衆の線量の将来推計の計算に関するREIAのいくつかの主要な仮定が議論され、タスクフォースと東京電力は、その仮定が適切であり、東京電力が提示するほど保守的であるという証拠を示すためにさらなる評価が必要であることに合意した。


どこにも「処理水の影響」、「低い」なんて書いてない。原文中の「線量が非常に低く」とか「線量限度を大幅に下回る」を活かしたと思われる、日経の「非常に低い」は、まだマシなのか?と思ったが、素晴らしかったのは産経だ。

処理水放出準備に「進展」 IAEAが報告書公表 2022/4/29 19:56
https://www.sankei.com/article/20220429-JLCS6WMG25MLXMDVIGEJFKFMNQ/
東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出をめぐり、国際原子力機関(IAEA)は29日、2月に行った安全性検証の報告書を公表し、グロッシ事務局長は「(放出に向けた)日本の準備には重要な進展があった」とした上で「検証作業を続け、放出開始前に調査団としての結論を出す」との見解を示した。
調査団はIAEAの幹部や、中国や韓国などの専門家で構成。2月に来日し、第1原発で放出設備の建設予定地を視察、経済産業省や東電から計画の詳細を聞き取った。
報告書では、処理水の性状や放出設備の安全性、東電が実施した放射線影響評価について検証。安全性に関する最終的な判断は示さず、経産省や東電に対する2度目の検証活動を今年後半に行うとした。その後、放出開始前に結論を含む包括的な報告書を公表する。

NHKにはこんな注文も出ている。

https://twitter.com/mo0210/status/1520268551596167171?cxt=HHwWhsCy0ayMipkqAAAA
💙💛大石雅寿(手洗い&うがいで風邪知らず)@mo0210
海洋放出を、ある活動や記事販売のために利用し、風評加害しようとする勢力がいることをガンガン報道してはどうだろうか? -- 福島第一原発の処理水 “問題はない” IAEAが調査結果を公表 | NHK

https://twitter.com/hosono_54/status/1520250422057136129?cxt=HHwWgsDThYntgZkqAAAA
細野豪志@hosono_54
「処理水の海洋放出は地元を中心に風評被害を懸念する声が根強く、政府と東京電力が漁業者や全国の消費者など関係者の理解をどう得ていくかが引き続き課題です」。問題ないと報じるなら、政府と東電を突き放すのではなくNHKも風評払拭に努めてもらいたい。


NHKのこれまでの「所業」を見ていると、これは全く期待できない。例の受信料を左右から万遍なく取るための「両論平気体質」だから、次は立憲、共産やれいわ、リベパヨ等に忖度しまくったフェイク・ニュースが出るだろう。そしてとにかく、マスゴミの「風評加害」はもう始まっていて、これに対する「対策」は何も取られていないのが現状だ。

4/27福島民友新聞の「復興庁調査」記事
IAEA報告書の2日前に、福島民友新聞に興味深い調査結果が出た。

「処理水放出」方針、国内6割知らず 復興庁・国内外認識調査 2022年04月27日 08時55分 福島民友新聞
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20220427-700342.php
 東京電力福島第1原発で発生する処理水の海洋放出方針を巡り、復興庁が国内外を対象に実施した調査で、処理水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度が国の基準を大幅に下回るよう海水で薄めて放出する政府方針について「知っている」と回答したのは国内で43.3%にとどまることが分かった。約6割が認知しておらず、政府と東電が来春を目標とする放出開始が迫る中、放出計画そのものが浸透していない現状が浮き彫りとなった。
 復興庁が「処理水に関する認識状況調査」を行ったのは初めてで、26日に結果を公表した。調査はことし1~2月に日本と韓国、香港、台湾、シンガポール、米国、英国、フランス、オーストラリア、ニュージーランドの10カ国・地域の20代以上の男女を対象にインターネットで実施。オーストラリアとニュージーランドが合わせて300人、他の8カ国は各300人の計2700人が処理水や放射線などに関する40前後の項目に回答した。
 香港が56.3%と最も高く、台湾52.7%、韓国49.7%、シンガポール45.3%と続き、日本はアジア諸国で最低だった。欧米各国は3割を下回った。国内での認知度が低い結果について、復興庁の担当者は「(計画に関する)情報が十分に届いていない」と説明、発信に一層努めるとしている。
 また国の基準を下回ったトリチウムを含む処理水に危険性がないことを知っているかについては、国内で「理解している」が25.7%だった。台湾(43.3%)やシンガポール(35.3%)、香港(33.0%)と比べて低く、英国(27.7%)も下回る結果となり、政府や東電が情報発信の強化に取り組むとした科学的な根拠に基づく安全性が浸透していないことが明らかとなった。
 調査結果について、西銘(にしめ)恒三郎復興相は「処理水の処分に関する知識の一層の浸透が求められている」と危機感を表明。26日に開いた省庁横断の幹部会合で国際原子力機関(IAEA)による処理水の安全性に関する評価を含め客観性のある情報の発信強化などを指示した。


この結果を表にしてみた。
処理水調査
本来なら復興庁の「報告書」そのものに当たりたかったが、見つからなかった。ここは今後発見した場合改訂する予定です。

実際にかなり距離がある米 英 仏 豪NZ は、恐らく「どうでもいい」つーか、どんな数値であっても、あまり影響はないだろう。その意味では、シンガポールもかなり遠い。まあ、同じアジアつーことで(心理的にはちょっと)気になる、ってとこだ。
韓国は「危険性はない」についての数字は出てないが、恐らくゼロに近いような、トンデモ数値なのだろう。

しかし、最大の問題、異常・異様と言いたくなる問題は、「危険性はない」を知っているが日本で25.7%で、調査対象のアジア各国中で韓国に次いで最低、ということだ。「放出を知っている」が日本の43.3%と近い45.3%のシンガポールでも、「危険性はない」は35.3%と、10ポイントも高いのである。仮に「知らない&危険性はある or ない」という人はいない(答えられない)という前提、回答の仕組みだとすると、日本では43.3-25.7=17.6%が、「知っている&危険性はある」と思っているのだろう。そして、56.7%の「知らない」人々は「危険性はない」とは思っていないのである。この56.7%は「未開地」であり、これからどう転ぶかは全く未知数だ。

この数字は何を意味するのか?これは単に「正しい情報が届いていない」だの、「科学リテラシーが足りない」といった理由でこの結果になるとは思えない。今回比較しているアジア諸国の社会が、日本社会より「正しい情報が届いている」とか、「高い科学リテラシーを持っている」とは、ちょっと思えないからである。

これは、日本の戦後の「自虐史観の定着」に似たもので、戦後77年間にわたり、マスゴミや左派野党、反権力市民団体、パヨ系教育などによって培われてきた、「愛国心のタブー化」、「政府・行政不信」、更には「意識が高い人は反体制である」、「権力は常に隠蔽する」、「陰謀論」みたいな、信奉する価値観や思想の表れではないだろうか。

そうだとすると、「危険性はない」を増やすこと、つまり「風評被害対策」は、相当な困難を伴うと覚悟しなければならない。そして、「知らない」を減らそうとする過程で、当然「反原発」によって「危険性がある」キャンペーンが行われ、「知っている&危険性がある」の割合が増えていくことは、十分有り得る。だから「影響は小さい」というタイトルの新聞記事は「風評加害」の始まりだ。

復興庁「風評被害対策の主な取り組み状況」
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2022/siryo11/4-3_haifu.pdf

復興庁「ALPS処理水に係る理解醸成に向けた情報発信について」
https://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat1/sub-cat1-4/20220426_05_01_hukkouchou.pdf

これらの対策等は、チンプーロシアが今やっているような「端から理解する気なんか無い、正義を自称する悪意の攻撃」にどれほど役立つのだろうか?「日本に憲法9条があるから他国は日本を攻めない、話せばわかる」とか、「非武装中立」みたいな、過剰な性善説的妄想に似てないだろうか?

福島の「処理水」は、「反原発」にとって「甲状腺がん」と並ぶ「最後の砦」だろう。今後「反原発」はもちろん、マスゴミ、左派野党、市民団体等は最後の総力戦、すなわちロシア軍の「Z」のような総攻撃をかけてくる。福島県内にも、まるでウクライナ東部の「親露派武装組織」みたいな、NHK福島局がよく報じる「若者グループ(実は共産党系高齢者グループ)」、「海といのちを守るネットワーク」、マスゴミが常に「地元」として取り上げる某漁協おじさん、なんかがいる。この「Z攻撃」に対し、更に十分な対策を練ることは重要だが、「反対派が全員納得するまで説明する必要はない、それは不可能なのだ」ということも認識するべきだろう。

何しろ相手は「価値感」や「思想」なのである・・・「正義」なのだ。「事実を丁寧に説明する」で「価値観」や「思想」は変わらない。「価値観」や「思想」・・・ロシアが「ネオナチを潰してウクライナ人を救う」という「正義」で侵略戦争を始め、残虐行為をしていることを、我々は今嫌と言う程見せられているのだ。

オマケ イエロー太がウクライナ人利用で「新団体」
もう大した影響力はないだろうが、あの放射能デマによる脅し、福島貶め、風評加害で「信者」を増やして食っている「イエロー太」が、今度はウクライナ難民に目を付けた。
(イエロー太については以下参照)
 出た!「反原発カルト」を暴く「木下黄太のネットカルトを考えます」 マスゴミの責任も忘れないのにゃ
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-117.html


新団体「ウクライナ・ジャパン」設立、新キャラのウクライヨン登場!2022-04-10 11:30:10
https://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927
新団体「ウクライナ・ジャパン」立ち上げました。私、木下黄太が代表です。
URLは日本に避難されたいウクライナ人支援を現段階の目的とする団体「ウクライナ・ジャパン」のFBページとなります。ウクライナと日本が社会的かつ文化的な協力関係の構築を願う非営利団体です。
ロシアに侵略されたウクライナ人を支えたい参加希望者はメッセージ下さい!!


「現段階の目的」って?しかしこの人、原発事故後のウクライナについて酷いデマ流していたがね・・・

2014.05.19
「避難者は、避難先での人的なネットワークがとても大切です」 ~5/18 木下黄太氏ウクライナ報告会でした!~
http://teamokjapan.com/7894
木下氏は放射能防御、関東東北全域からの避難を3.11当初から強く訴え続けてくれたジャーナリストです。
現在のウクライナの様子を中心に、様々な角度からの報告がありました。
●東京の汚染は、ウクライナの首都キエフ並と考えられる。
●キエフのある高校。体育を受けられる生徒は半分ほどしかいない。(チェルノブイリ事故当時は生まれていない子どもたち)
●汚染地の実情は、大病も増えるが、小さな異常が体のあちこちで起きて、寿命も短い。
などなど。。。
「では・・・いまだに多くの人を避難させず、放射性物質も漏れ続けているこの日本の、今後はどうなるのか・・・?」と、考えさせられるお話でした。


2014年にウクライナについてこんな酷いデマを流して(確かデマ杉隆も同じデマ流してたが)貶めていたイエロー太が、今度はウクライナ人を支えるだって?「ウクライナ人をネタにして自分が支えられる」のマチガイだろう。

ウクライナ大使館のツイによれば、

https://twitter.com/UKRinJPN/status/1514780110129631234
ウクライナへの人道支援のためのご寄付は、以下の銀行口座までお願いします。
三菱UFJ 銀行
広尾支店 047
普通
口座番号0972597
エンバシーオブウクライナ
寄付


である。これが一番確実だ。他に赤十字やユニセフなんかもやっている。
イエロー太の「団体に参加」する必要はない。
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プロフィール

shinobuyamaneko

Author:shinobuyamaneko
 福島県福島市の信夫山に住むネコです。
 2011年3月の原発事故以後、ネット上には「もう福島市は放射能高くてダメ!逃げてください!」「福島はチェルノブイリ以上!」「子供を見殺しにしないで!」等の「反原発の叫び」が溢れました。こういう「叫び」「脅し」の効果もあって福島に来る人は激減。街は沈み、市民もネコも「すぐに逃げてください!」に怯えながら、静かに暮らしていました。(←しばらくすると連中の嘘・デマがバレてきて、みんな元気になってきましたが。)
 この種の「叫び」の根底に、「反原発」の「福島壊滅ならば原発全廃にできる!大大大チャンスだ!」っていう「喜びの」心理はないですか?原発全廃の為にはまず「福島壊滅」が必要とばかりに、科学的、医学的、論理的に怪しい説、大げさな数字等が「連呼」「拡散」されていないですか?それが「正義」になっていませんか?
 信夫山ネコは「故郷福島壊滅」を「原発全廃」の手段に利用することに断固反対です。もし根拠がない数字や説の拡散による自殺とかの悲惨な「風評被害」が出たら、大人しい福島人も終には訴えたりするのかにゃ。そんな日の為にも、今はとにかくデマ、風評、誇張、脅し等を除染しながら記録するにゃ。(「リンクフリー」です 対「反原発」、対「放射脳」等での引用ご自由に)

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