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「サンチャイルド事件」の「闇」(1) 本当の目的は「福島ビエンナーレ」の「反原発聖地巡礼」 裏にある「黒幕」赤坂憲雄氏の「ユートピア神話」

(固定された呼びかけ)
Ⅰ:朝日新聞2011年12月2日朝刊「プロメテウスの罠 第9回 我が子の鼻血 なぜ」(前田基行)の主人公「町田市の主婦 有馬理恵」は、主婦ではなく「従軍慰安婦ミュージカル」主演の「俳優座の社会派女優&日本共産党系活動家」です。TVにも出ています。完全に「フェイクニュース」です。動かぬ証拠があります(リンク先エントリーの②を読んでください)。
有馬理恵主演CM「ハインツ・パスタ 牛肉とイベリコ豚の粗挽きボロネーゼ fitness class編」
https://www.youtube.com/watch?v=ARRA7cxE8jw 朝日新聞よ、どうしてこの人が「主婦」なのか?

Ⅱ:岡山大学の津田敏秀氏のいわゆる「津田論文」は、原発事故後の子どもの甲状腺がんの発見について、実は(著者の意に反して)福島県内で地域差が無い(=被ばく量と関係ない)ことを証明しています(リンク先エントリーの⑤を読んでください)

Ⅲ:カタカナの「フクシマ」が「福島はヒロシマと同じ核による惨禍の土地」という誤ったイメージを植え付け、差別につながるレッテルであると、脚本家の倉本聰さん、ジャーナリストの田原総一朗さんらも指摘しています。山梨学院大学の小菅信子教授は、著書「放射能とナショナリズム」で、「フクシマ」は「福島をエネルギー植民地から反原発の聖地として再植民地化して支配するための名づけ直しだった」と指摘しています。「フクシマ」使用に反対します。

「黄色いアレ」は、8/28に撤去が決定、9/19~9/20の作業で撤去されたにゃ。めでたし、めでたし。
今回は「闇」に迫るのだにゃ。あちこち憶測交じりではありますが、かなり「論拠」があります。非常に長くなってしまったので、概観したい人は、最後の「簡単なまとめ」をどうぞ。

隠蔽されていた「8月サンチャイルド建立」の本当の目的は「反原発聖地巡礼」
なぜ今「サンチャイルド建立」なのか?これは市から全く説明がなく、「市長は拙速」批判の原因のひとつでもあった。このブログでは、事件は「反原発政治家」飯田哲也氏絡みということから、10月県知事選狙いか、と憶測していた。しかし思わぬところに本当の狙いがあった。

ヤノベケンジが「福島ビエンナーレ」記者会見に参加。撤去が決まった《サン・チャイルド》を語る 美術手帳9/5
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/18406
今回撤去の決まった《サン・チャイルド》は、今年の福島ビエンナーレでは二本松、南相馬間をつなぐ「アートバス」によってツアー形式での鑑賞が予定されていた。

なるほど、「建立」前の7/31の 美術手帳にも書いてあった
中通りから浜通りまでエリアを拡大した福島ビエンナーレ2018。失われゆく文化に触れて生まれる芸術とは
https://bijutsutecho.com/magazine/series/s15/18081
ほかにも福島市でヤノベケンジによる希望のモニュメント《サンチャイルド》が再展示されるなど、福島の様々な場所で、多様なメディアを使った作品が展開される。

「アートバス」の客は、最後に「サンチャイルド」を「巡礼」して、福島駅で解散の予定だったそうだ。実はこれがサンチャイルド8月建立の目的だったのである。「ビエンナーレ」は9/9開始だから、何としても8月に「拙速に」設置するしかなかったのだ。この「ダークツアー」の「サンチャイルド巡礼」は、「ビエンナーレ」の一部として予め、恐らく前回「ビエンナーレ」後の2年前あたりから計画されていた。福島市も「ビエンナーレ」会場にいつの間にか取り込まれることになっていた。更なる2年後2020年には、もっと大々的に、この「福島市会場」が喧伝される予定だったのかもしれない。「恒久展示」だったのだから、今後「ビエンナーレ」の主会場が県内どこになろうと、2年毎に福島駅前から「アートバス」を運行して、最後に「サンチャイルド巡礼」をさせればよいのだ。その度に「巡礼者」は、「福島は防護服が要るほど酷かったんだ!」と印象付けられ、「福島の原発事故の惨禍を風化させない、過ちは二度起こしません」と誓う、まるで原爆ドームのような「反原発聖地化」が狙いだ。これには長期にわたる、「周到な」計画が必要であり、市長やヤノベ氏、「ふくしま自然エネルギー基金」(寄贈者)らは、この目的もずっと「隠蔽」していたのである。今撤去も「拙速だ」と批判するビエンナーレ主催者の渡邉晃一福大教授らは、「せめてビエンナーレが終わる11/25までは撤去しないでくれ」と言いたいのだろう。「拙速に設置されたものの迅速な撤去」が拙速だ、なんて論理崩壊のイチャモンではなく、本音でしゃべってほしいものだ。こんなに「ウソ・隠蔽」だらけのサンチャイルドを「子どもの教育施設」に設置するとは呆れ果てた。やはり撤去が相応しいとしか言いようがない。

結局「サンチャイルド」は多くの人が直感したように、「福島の反原発聖地化」モニュメントだったのである。

最大問題は「公共施設に設置された経緯が不明」なこと
この事件については「アート」の内容に問題だらけなことは、世の中でかなり語られた。作者ヤノベケンジ氏や木幡浩市長らが「作品の意図」をいくら「希望」だと説明しようと、鑑賞者の受け取り方には、「科学的ではない」、「誤解を生む」、「風評加害する」等があり、更に問題なのは、「これが目に入ると、事故後の様々な嫌な事、不条理が思い出される」等の、現実の精神的被害があることだ。詳しくは前エントリーを見てほしい。しかし「ダークツアー」としてはそれが本来の「目的」になる。「希望」ではなく、「原発事故の負の記憶を風化させない」、「福島に原発と言う過ちを記憶させる」が目的なのだから。そして、このブログで問題にしたのは、「サンチャイルドはヤノベ氏、市長、「ふくしま自然エネルギー基金」(本当の寄贈者)は、「復興」、「希望」の象徴と主張するが、本当は「反原発とメガソーラーによる復興」の象徴である」こと、つまり、一民間団体でしかない「基金」の思想、政策、経済活動の象徴を公共施設に置くことが問題だと見た。(http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-244.html  参照)

しかし内容の如何にかかわらず、最大の問題は、「こむこむ」設置という「公共化=鑑賞強制」に至った、「手続きの不透明さ」である。どうして市民が鑑賞を強要されてしまう、「街頭」である「こむこむ」の前面に、サンチャイルド設置が決まったのか、そのプロセスは全く公開されず、市議会でもどこでも、議論された痕跡はない。市長が独断で決めたように見える。これは「こむこむ」が市の公共施設、すなわち市民の税金によって支えられている以上、全く許されない。「民主国家」だの「言論の自由」が保障された社会では、本来あり得ない「権力の市民に対する鑑賞押し付け」である。その上奇妙なことに、本当の寄贈者である「基金」は隠蔽され、「ふくしま未来研究会」が寄贈者となっている。これは公式発表であり、マスゴミは全てがそう報じている。また「ビエンナーレ」参加も全く隠蔽されていた。こうして経緯不明なまま、旧ソ連圏の「レーニン像」のようにいつの間にかサンチャイルドは街中で「公共化」した。中身云々より前に、この「不透明な手続き」が議論されるべきだったが、その論点は僅かに河北新報8/28が取り上げたものの、「反原発ファースト病」や「表現の自由病」、さらには「利権忖度」(地元マスゴミだけですが)にかかったブンカ人、チシキ人、マスゴミらによって、今でも全く霞んでいる。

市長、ヤノベ、佐藤、赤坂、渡邊各氏のウソと隠蔽
前エントリーの繰り返しになるが、
16年11月17日(木)19時頃、福島市荒町4-7「ギャラリー・オフグリッド」での「ふくしま自然エネルギー基金賛同者リレートーク」中に、ヤノベケンジ氏は突然、「ふくしま自然エネルギー基金」の佐藤彌右衛門氏に、(あの巨大な)サンチャイルドを寄贈した。これはしっかり記録がある「事実」だ。

証拠は前エントリー冒頭にあります。氏の「公式アーカイヴス」にそう書いてある。ところが、この単純な事実の発表がどこにもない。「サンチャイルド寄贈」の当事者たちの「発表」は以下のとおりだ。

ヤノベ氏の7/6「記者会見記録」
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/kohoka-koho/shise/koho/happyo/h3001/documents/4300706rinjikisyakaikenhatsugenroku.pdf 
このサン・チャイルド、2011 年に作った作品に対して、福島の方々が非常に、ある種の愛情をもって思い寄せていただいて、僕自身も当初はやっぱり今の状況を変えたい、無我夢中で作った作品だったんですけど、もちろん福島の方々ことを思いながら作ってきた作品だということで、そういう風な思いをいただけるならば、ぜひ寄贈させていただきたいということを、 2年ほど前から伝えていたのですが、この度市長の強い思いで、 こむこむという本当に子どもの施設、未来から来た子どもの像のこの作品が受け入れられる、招かれることになって、とても感動しております。
(中略)
ふくしま自然エネルギー基金の方々がちょうど、赤坂憲雄さんという方が運営しているオフグリッドというギャラリーで、エネルギー問題に関して作品を展開している作家を招きたいというときに、福島で僕がやってる活動を展示させていただいて、それがきっかけで、それ以前からサン・チャイルドについては非常に興味を持たれている方がたくさんいたのですが、寄贈していただきたいというきっかけで始まって 、寄贈しますと。そして2018年、 木幡さんがその話を聞かれて、それを市の方にぜひ展示したいという話になって 、実際展示するにあたっては未来研究会の方の協力によって運ばれるという、そういう様々な方の前向きな、ぜひぜひというようなものに後押しされて、それならば作品も幸せだ・・・

(赤坂氏が「エネルギー問題に関して作品を展開している作家」を必要とした。運搬・設置係は「研究会」ということになっているが・・・)

同ファイルから市長の「記者会見記録」
我々はこれからどんどん希望を持って前に進んでいかなければいけないですけれども、でもやっぱり原子力災害を受けたというこの事実、あるいはその我々のつらい思いを風化させてはいけないと思うんです。そういったことを風化させることなく、希望を持って前に進むという選択を、本当に私は福島のシンボルになる作品だと思います。それが本来、福島県で本当に設置していいかという議論もあるかと思うのですが 、そこは福島という名前が付いたわが街で、展示をするのが、私は 1番いいのではないかと思って、今回ぜひ福島市に寄贈いただきたいということでお願いしました。
(「希望」を表すだけでなく、「原子力災害を受けた事実」と「つらい思い」を「風化させない」のが目的になっている。)

ヤノベ氏8/10コメント
http://www.yanobe.com/20180810_KenjiYanobe_Statement.pdf
2014年、そんな中で出会ったのが福島の佐藤彌右衛門さんでした。福島で再生可能エネルギーによる電力会社を立ち上げ、福島から自主自立のエネルギー生み出し状況を変えたい 熱い想いをお持ちでした。そこで私は、自分にできることで協力をしたいと申し出ました。 佐藤さんが困難に立ち向かい実践される姿が、自分の中で《サン・チャイルド》に重なりました。福島市内の地域発電会社ビルにあるギャラリー・オフグリットで、展覧会をさせていただいた際に、《サン・チャイルド》の1/10模型を請われたことをきっかけに、もしお役に立てるのならという想いから、1 体目の作品も寄贈することにいたしました。(中略)
どこに設置するかは寄贈先のふくしま自然エネルギー基金にお任せしていましたところ、この度木幡浩福島市長が岡山県副知事時代に「サンチャイルド」などの作品を見ていただいていたご縁もあり、今回、ふくしま未来研究会を経て、福島市に寄贈させていただくことになりました。

(サンチャイルドは佐藤氏=メガソーラーで脱原発する人、を表していた。)

市長の8/13公式発表
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/hisyoka-hisyo/shise/goannai/shichonoheya/mayor20180813.html
「こむこむ館前に設置したサン・チャイルドは、精力的に復興への活動をされているかたから作者ヤノベケンジ氏の寄贈の意向を聞き受け、福島市において受入れを決め、最終的には一般社団法人ふくしま未来研究会様からご寄贈いただきました。」
(誰だ?いずれにせよ、「基金」の人のはずだが、「基金」の名前が隠蔽されている。)

8/13 佐藤氏 「このたび福島市にヤノベケンジさんのサンチャイルドが寄贈されました。」
http://www.fukushimafund.or.jp/770
私たち、一般財団法人ふくしま自然エネルギー基金の活動理念に賛同し、再生可能エネルギーによる福島の再生に共感してくださったヤノベケンジさんから、10分の1サンチャイルド模型を当基金にご寄贈いただいたことがきっかけとなりました。
(中略)
私達が忘れてならないのは、二度と起こしては行けない原発事故です。福島と広島、長崎とは異なりますが、原爆ドームを残し戦後70年日本から世界に向けて核兵器の廃絶を訴えて来た広島、その事が広島の市民の自立と復興に繋がっています。福島も目に見えない放射線を受けた街です。大人達が止められなかった原発。その反省を忘れることはできません。

(この人はサンチャイルドを「福島の原爆ドーム」にするつもりだったのだ。何で福島だけが反省するのか?「国、東電」はどうした?)

7/6 記者会見を受けた報道の例 (河北新報 7/7)
現代美術作家ヤノベケンジさん、福島市に作品寄贈 原発事故からの再生願う
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201807/20180707_63004.html
現代美術作家ヤノベケンジさんは6日、東京電力福島第1原発事故に着想を得たモニュメント「サン・チャイルド」を福島市に寄贈したと発表した。市は8月上旬から、JR福島駅近くの教育文化複合施設「こむこむ」に恒久展示する。
 作品は高さ6.2メートルの子どもの像。黄色い防護服姿でヘルメットを外して空を見上げ、放射線の不安のない世界を表している。
  現在ある3体のうち、2011年10月に初公開された最初の1体を、ヤノベさんが一般財団法人ふくしま未来研究会を通じて市に寄贈した。
 市役所で記者会見したヤノベさんは「原発事故からの再生を今こそ福島から発信すべきだ」と強調。一方で「どう受け止められるかとも思った」と語り、作品展示が被災者感情に与える影響を気に掛けた。
 これに対し同席した木幡浩市長は「原子力災害を受けた事実を風化させず、希望を持って前進するシンボルになる」と感謝した。


各社とも巧みにごまかされて、こんな内容だった。なぜ、この当事者たちは、「今回のサンチャイルドは、ヤノベ氏が二年前に「基金」に寄贈したものです」と明確に言わなかったのか?そして、9月から始まる「福島ビエンナーレ2018」の展示作品となります、と言わなかったのか?

16年11/17の突然の「寄贈劇」の不自然さ
16年11/17の「寄贈劇」が「表面的には」、今回の「サンチャイルド事件」の全ての始まりである。こんな事がなければ、こんな福島人をバカにした事件は無かった。しかし、本当に「突然」だったのかは「?」である。「公式アーカイヴス」なんてものは、「歴史上の偉人物語デッチアゲ装置」であるから、インチキな「美談」が腐るほど混ざっている。またここには「報道機関」が招待されていたので、観客+報道向けの「パフォーマンス」だったことは十二分に考えらえれる。もっとも実際は民友が伝えただけで、しかも「突然の寄贈」は入っていなかったようだ。これも不思議なことではあるが、こんなの「マニア」にしかニュース価値が無かったのだろう。
美術家・ヤノベケンジさんが人型模型を寄贈 自然エネ基金に マネプニュース 16年11/18
http://manebu.net/list1/?det_id=601843

この「トーク」出席者は、ヤノベケンジ(現代美術家、京都造形芸術大学教授) 渡邊晃一(福島大学 絵画・現代美術教授) 荒木康子(福島県立博物館学芸員) 赤坂憲雄(福島県立博物館館長、学習院大学教授) 佐藤彌右衛門(一般財団法人ふくしま自然エネルギー 基金代表 会津電力社長 大和川酒造社長)が予定されていたが、渡邊氏は何かの都合で実際には出席しなかった。とにかくこの面々は、「隠蔽」に加担している。

「サンチャイルド」は、ヤノベ氏は福島市にではなく佐藤彌右衛門氏=「ふくしま自然エネルギー基金」に贈ったが、ヤノベ氏は、「2016年10月現在」、「基金」の「賛同人」だった(http://www.fukushimafund.or.jp/message/support-message 参照)。この事から見ても、サンチャイルドは「基金」の思想、政策に合致している。とは言え、11/11の「寄贈劇」の、あれだけ巨大な「アレ」を、突然「あげます」、「わかりました」で話が済むわけはない。一番の問題は保管場所である。ガキじゃあるまいし、それを抜きにこんな話はない。

https://twitter.com/yanobekenji/status/784536554199015424
福島市のギャラリー・オフグリッドにて本日14時30分より。民俗学者 赤坂憲雄さんとの対談を開催します。東北を深く知る氏と公で言葉を交わすのは初めて。緊張しますが何か起こる予感…。

16年10/7のヤノベ氏のツイートである。少なくともこの時点で、「何かが起こる」=「寄贈劇」が構想されていたのだろう。そして興味深い点は、寄贈された「基金」のHPにすら、「16年11月に1/10サンチャイルドと共にサンチャイルドも「基金」に寄贈されました」とは、全く載っていないことだ。このことは、「突然寄贈されたサンチャイルド」は、しばらく「隠蔽?温存?」され、「2年後のビエンナーレ2018に合わせて福島市に寄贈される」という「路線」が、予め決められていたことを示唆している。で示すが、ヤノベ氏の作品は2012年から、「ビエンナーレ」で毎回展示されている。と言うことは、この「トーク」の時点で、今年のビエンナーレへのヤノベ作品の展示は規定路線で、それがサンチャイルドだった。そうでなければ、ヤノベ氏と渡邉氏はサンチャイルドとは別のヤノベ作品を、「福島ビエンナーレ2018」用に準備しなければならなくなる。そんな不経済なことは絶対にない。サンチャイルドの福島市内展示は16年11/17の時点で、「福島ビエンナーレ2018」の企画として考えられていて、「突然の寄贈」はその第一歩だったのである。哀れなサンチャイルドは、ここからウソ・隠蔽まみれになり、結局解体・撤去になってしまった。これは作者を含めた「当事者」たちのの責任である。

(それなら「トーク中の突然の寄贈」なんて「演出」しなけりゃよかったのにね、という疑問が当然沸きますが・・・作者の「ファン」に対する「ウケ狙い」的な何か、「伝説づくり」みたいなのがあったのでしょうかね?ところが後になってから、「福島市内展示」は簡単には出来ないことに気づいた、とか?)

この「トーク」は、学習院大教授・福島県立博物館長の赤坂氏が司会者だったが、この「突然の寄贈」を隠蔽しながら福島民報に「サンチャイルド擁護」コラムを書いているのは、前エントリーに書いた通りだ。(ちなみに福島県立博物館は、会津若松市にあります)

日曜論壇 不安に怯えるカナリアよ(8月26日)
http://www.minpo.jp/news/detail/2018082654732


この人は、「基金」の評議員でもあり、「基金」の「メッセージ」を起草し、佐藤氏が経営するメガソーラー会社「会津電力」と「飯館電力」の役員でもある(つまり会津コネクションだ)。7/6ヤノベ氏の発表にあるように、そもそも赤坂氏は「エネルギー問題に関して作品を展開している作家」を欲し、その結果が「1/10サンチャイルド&本物サンチャイルド寄贈」であり、その「トーク」の会場は赤坂氏が主催する「ギャラリー・オフグリッド」だった。この突出した関わりぶりは記憶に値する。

そして「トーク」に来る予定だった、渡邊晃一福大教授との関係も注目に値する。この人は「福島大学芸術による地域創造研究所」所長で、2年毎に開催される「福島ビエンナーレ」の実行委員長、責任者である。渡邊氏は撤去決定後のNHK「はまなかあいづ」や朝日で「識者」としてコメントしているが、そもそも2012年に「サンチャイルド」を福島空港での「福島ビエンナーレ」に持ってきた「インサイダー」であるから、中立的「識者」の資格は無い。その上、サンチャイルドの目的が「アートバス」による今年の「ビエンナーレ」参加であることを、全く隠蔽し続けたという腹黒さだ。

赤坂氏、渡邊氏、佐藤氏の関係は、早くも震災前の2010年には始まっている。
福島ビエンナーレ2010のイベントとして行われた「アートトライアングル ディレクターズ・トーク」
http://wa-art.com/bien/bien2010/calender.html 
福島・会津・いわきアートトライアングルを語る
http://iserv.jc.u-aizu.ac.jp/~urushi/artfes/event/detail/id320.php
佐藤氏は元々、会場となった大和川酒造の社長である。「美術愛好者」でもある。
https://ja-jp.facebook.com/yauemon
「最近現代アートにも興味をもち、自社の美術館設立を夢としている」
そしてこのイベントは、赤坂氏が「福島ビエンナーレ2010」で「ディレクター」として参加したことを示している。具体的に何をやったかは知らんが、氏は喜多方での何とかという美術展の総合プロデュースをやっているので、「アート・ディレクター」として、この「トーク」で話をしたのだろう。

8/31市長の「変節」
ところで市長は、撤去決定後の8/31、FBに次のような書き込みをした。なお、これは「誠福丸」さんの「研究所」についての猛チャージに耐え切れなくなって、書いたものと思われる。
kohatafb1.jpgkohatafb2.jpg

ここには「寄贈の話は、メディアにも出ている通り、ヤノベさんから寄贈されたふくしま自然エネルギー基金からお聞きし、同基金と調整を進めておりましたが、寄贈はふくしま未来研究会からにしてほしいとの申し出を受け、未来研究会はこれまでも多大な公的貢献をされている団体なので、了承しました。これらは全て市として組織的に行なっています。この際の基金と未来研の関係は、民間と民間の関係であり、市としても私個人としても関知していません。」と書いてある。この後は「研究会」を褒め称えているが、これは市長としては「基金」については「よく知らないよ」で、「未来研」は「ヨイショしますよ」、という「宣言」に見える。

すなわち、市長はこれまでの発言(「基金」は隠ぺい)を覆し、ヤノベ氏と佐藤氏(「基金」)の「隠蔽」を認めた。ここで言う「メディアにも出ている通り」は、朝日新聞の7/14記事「てんでんこ」と、8/28キャリコネニュース記事を指すものだ。この二つの記事(と当ブログ)しか「基金」が本当の寄贈者であると書いていないのである。従って、朝日とキャリコネの報道が、基本的に事実を伝えていると言える。朝日の記事は「基金」のHPにも掲載されている。
「未来に希望を持てるようなポジティブなエネルギー」。彫刻に思いを込める。
http://www.fukushimafund.or.jp/776
この事実は大きい。ここでこの二つの記事を要約しておくと、

朝日新聞7/14「てんでんこ 自然エネルギー100%  (27) アート」(石井徹)
「サンチャイルドは2年前、佐藤が代表理事を務めるふくしま自然エネルギー基金に贈られた。巨大さゆえに置き場所に困ったが、福島市が名乗りをあげ、寄贈が決まった。」

福島市の「サン・チャイルド」撤去へ 設置時に市は133万円負担「撤去にも同じくらいかかる見込み」2018.8.28 キャリコネ編集部
https://news.careerconnection.jp/?p=58783
像は撤去後に分解され、市で保管する予定
「サン・チャイルド」は東日本大震災をきっかけに、2011年からヤノベ氏が複数制作している。このうちの1体が2016年、同作品の10分の1スケール像と共に、「ふくしま自然エネルギー基金」に寄贈された。
市の担当者によると、同基金から福島市に「寄贈したい」という声があったのは今年に入ってからだという。市へは、像の所有者である「ふくしま自然エネルギー基金」ではなく「ふくしま未来研究会」から寄贈された。別団体からの寄贈になった理由は「詳しい経緯は不明」だと言う。


「民間と民間の関係」
市長の「民間と民間の関係であり、市としても私個人としても関知していません」は、ここまでの経緯からは「ウソをつけ!」と言いたくなるが、案外本当の事ではないか、と思う。つまりこの期に及んでさらにウソを重ねるのは、バレれば政治的死亡は免れない。このFB発言は、「基金」との決別宣言ともとれるが、「関知していません」がウソだとしたら「基金」側からバレていく可能性がある。当選後まだ一年も経たない市長にとって、そこまでキケンなことをする価値は無い。約2年で次々と任地を変えて出世階段を上って来たこの市長の「長所」は、危険察知力と「変わり身の速さ」だろう。そして市長の「減俸」は、「決定までの拙速さ」(と税金のムダ使い)に対してのものだ。これはある種の「けじめ」として重みを持つが、このことに着目した報道、ネット言説はほとんどない。強調しておくが、この「ゲージツ」の意味などよりも、この「ゲージツ」が突然公共の場所に現れて、市民は「鑑賞」を強制され、福島の「象徴」とされかけたことが大問題なのであり、このことについて「減俸」が起こっている。この「ゲージツ」は「基金」の思想を強制する「レーニン像」であったが、この「レーニン像」の撤去を「(拙速ではなく)迅速に」決めた市長は、自分が蒔いた種とは言え、評価されるべき点もある。

「基金」は16年2/4に、反原発政治家飯田哲也氏のISEP(環境エネルギー政策研究所)の思想に基づいて出来た。「ドイツの市民電力会社シェーナウ電力をはじめ国内外からの福島復興支援の受け皿として設立されました。全世界の支援者の皆様からのご寄付を原資に、福島復興未来創造のプロジェクト、福島第一原発事故の記録、記憶をとどめるアーカイブ事業を推進します。」という団体で、遡ると佐藤氏会長、飯田氏理事で13年2/20に出来た「会津自然エネルギー機構」が、母体である。代表理事の佐藤氏は「会津電力」社長、「飯舘電力」副社長でもある。両社は赤坂憲雄氏が役員となっており、飯田氏は前者の役員でもある。一方「研究会」は「代表理事(佐藤勝三氏)の個人資金3,000,000円をもとに発足」した、「30年後を見据え、福島を元気にする活動をおこなう個人・団体の支援、助成」団体で、メガソーラー支援も柱の一つとしており、「信夫山福島電力」と「吾妻高原ウィンドファーム」が傘下にある。

両団体の共通点は(「寄付金集め」と)「メガソーラー」で、「研究会」の佐藤勝三(佐藤工業前会長)氏と、佐藤工業現社長の佐藤勝也氏は、「基金」の賛同人でもある。大違いは「基金」が福島を風評加害で貶める「反原発」という「思想的背景」があることだ。理事飯田氏の他にも、「基金」の「賛同人」は「反原発」の「福島風評加害者」だらけなのだ。また、市長は「飯舘電力」の飯舘村出身であるから、「基金」とは無関係とは言い切れない・・・これ以上は「関係」は不明であるが、少なくとも「基金」から「研究会」に「研究会から寄贈にしてけろ」と頼んだことは間違いない。そこには「基金」にとってのメリットがあったはずだ。駅前再開発に関わる「研究会」に対して、「サンチャイルド」は集客力のある「新名所」になるから、「研究会」にとってもメリットがある、などと言ったのかもしれない。勿論ヤノベ氏の言った「運搬」担当でもあっただろう。これで運搬費がかからなくなった可能性もある。

前市長小林香氏と「基金」の深い関係
サンチャイルド事件の中心は「基金」で、そこには「反原発」という「思想的背景」がある。そして当選後数か月の「拙速な」市長が、長期に渡って巧妙に構想された「基金」の描いた「シナリオ」に乗せられた可能性もある。こう思うのは、前市長小林香氏が16年10月には「基金」の「賛同人」になっていて、現市長よりも遥かに深い関係になっていたからである。

16年11月3、4日の「第1回世界ご当地エネルギー会議」は、前市長が「全面協力」した。1/10サンチャイルドが「基金」のシンボルとして飾られた「公式晩餐会(16年11/3 19:00 場所:福島グリーンパレス)」では、小林市長は「挨拶」をしている。
http://www.wcpc2016.jp/about/
https://aipower.co.jp/archives/tag/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%94%E5%BD%93%E5%9C%B0%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E4%BC%9A%E8%AD%B0

この「会議」で、実行委員会が「主催」、「共催」は福島市と「基金」と書いてあるが、これはインチキな書き方であり、本当は「実行委員会」に含まれる団体全部と、市と「基金」が「共催」したのである。つまり、「福島市」は「第1回世界ご当地エネルギー会議」を「基金」と共に「主催」したのだ。これは相当ヤバいのではないか?「実行委員会方式」は、自治体から出ていく金の問題で「不正の温床」とよく言われる。

この同じ月に、例の「リレートーク」も行われた。従って、「サンチャイルドを2年後のビエンナーレの時には小林市長の手で福島市で展示していただく」という「密約」があったとしても、全く不思議ではない。現市長は(当選してしまったために)小林前市長の「密約=サンチャイルドを市で引き取る」という「負の遺産」を実行するハメになったのかもしれないのだ。とにかく16年秋が、このサンチャイルド事件の始まりだ。

「研究会」から寄贈としたことの「効果」
ではなぜ、「基金」は「研究会」から寄贈、という手の込んだことをしたのか?もちろん、http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-244.html で指摘した、「サンチャイルド」は「反原発+メガソーラー」による未来を表したもの、すなわち「基金」の思想そのものであり、この一民間団体の思想・政策を表したモニュメントを公共施設に置く、という危なさ、インチキを隠すため、という目的はあるだろう。しかし、「研究会」だって一民間団体で、メガソーラー推進である。もちろん「運搬係」もあるが、たったのこれだけで「寄贈者」を変えることはない。全ての理由は、「基金」が白状しない限り「謎」であるが、ここでは「研究会が寄贈」にしたことの「効果」、「基金」にとっての「メリット」は何があったかを見て行こう。

現市長の昨年12月の当選は、「研究会」の元締めである、福島市を中心としたゼネコン=佐藤工業が、前市長側から現市長側に寝返ったため、とも言われた。これが事実ならば、市長は絶対に、「研究会」からの「寄贈」は断るわけにはいかない。「研究会」代表の佐藤勝三氏が会長を務めた佐藤工業は、福島県の公共工事を独占的に請け負うと言われ、福島市はもちろん、県内経済界におけるその影響力は絶大だ。地元新聞、テレビでも手も足も出ない。

8/3のサンチャイルド設置、除幕式は民報、民友とも報じていた。しかし、8/13にはサンチャイルドについて批判が起こったことを、朝日を除いた全国紙、海外のBBC、ガーディアン、デイリー・メール、シカゴ・トリビューン、ニューヨーク・ポスト、フランス通信社、新華社等が報道し、隣県の河北新報は一番詳しく書いていたにも関わらず、地元新聞は沈黙した。地元民報テレビも報じていない。こむこむに同居しているNHK福島も報じていない。河北の詳報ぶりが、逆に福島県内報道機関の「忖度」を物語っていた。とにかく圧倒的に奇妙な県内報道機関の態度だった。こんなのは見たことない。

8/18のアンケート開始は、NHK福島と時事通信は報じたが、地元紙、地元民放は報じなかった。
そしてその後、地元マスコミがようやく始めた報道は、サンチャイルド擁護だった。民友は8/18社説で「撤去必要なし」を打ち出し、民報は8/26に赤坂氏のコラムを載せた。

これらは「研究会」=地元ゼネコンが寄贈者になったことの効果があったと考えられる。
もっとも、民友は、五阿弥宏安社長が「基金」の賛同人だったので、完全な「当事者」であり、「論外」だった。
前エントリーの最後参照)

朝日の沈黙は、7/14でポロっと事実を書いたが、寄贈者が「研究会」になってから「何かある」と気付いたためだろう。NHK福島がアンケート実施まで沈黙し、その後8/28「はまなかあいづ」で通行人インタビュー3人全員が「擁護」、インサイダーである福大渡邉教授「コメント」という、「擁護寄り路線」を取ったのは、局内に「反原発」がいるからかもしれないし、市営の「こむこむ」に同居しているための「忖度」かもしれない。ま、両方だろう。

撤去決定後の報道も、地元紙とNHK福島はじめ、奇妙なものが多かった。これについては次回。

「黒幕」は誰か?
ここまで巧妙な戦略を考えた「基金」の頭脳には敬服するしかない。これは「基金」佐藤代表理事なのか?しかし、先に上げた8/13の佐藤氏の「このたび福島市にヤノベケンジさんのサンチャイルドが寄贈されました。」における、サンチャイルドを広島の「原爆ドーム」と同等として、福島は核の惨禍を忘れず「反原発運動」で復興しなければならない、長崎はそれをしなかった。とモロに書いてしまうウカツさからは、ちょっと違うように見える。

この事件に関わった「頭脳」候補の「思想家」が二人いる。

「基金」の「メッセージ」は荘厳な「脱原発神話」で、起草したのは赤坂氏である。
http://www.fukushimafund.or.jp/message
「われわれは原発事故によって深く傷付いた福島の地に拠るがゆえに、原子力エネルギーという人智が制御しえぬ荒ぶる神の火を捨てようとしている。そうして、風や陽光や水の流れ、大地の熱や森の間伐材などからエネルギーを贈与していただく自然エネルギーへの転換を進めてゆくことを願う。赤坂憲雄(福島県立博物館長)」

「基金」のルーツは先に書いた「会津自然エネルギー機構」(13年2月発足)だが、もう一つは、14年2月1~2日の「コミュニティパワー国際会議2014 in 福島(一日目福島市&二日目喜多方市で開催)」であった。これは「反原発政治家飯田哲也氏(民主党政権の委員・顧問で、その後日本未来の党の党首代行、12年には、山口知事選と衆院選山口一区に立候補・落選)」のISSP(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所)が主催、ふくしま再生可能エネルギー事業ネット、 会津自然エネルギー機構が共催した。「協力」には「ふくしま会議」が入っていた。赤坂憲雄氏は全体で重要な講演者、パネリストを務めた。喜多方での2日目に参加した佐藤氏よりもプロパガンダの役割は大きかった。
http://www.isep.or.jp/wp/wp-content/uploads/2015/02/e4f2eb3fc4d574efcbc8d5dae5a99a82.pdf
ここにある「福島コミュニティパワー宣言」(2014年2月2日 喜多方)」は、赤坂氏が「まとめた」そうだ。
http://www.fruitbasket.jp/blog/?p=4158 https://aipower.co.jp/archives/254  参照
赤坂氏の得意分野は、荘厳な「神話創造」だけではない。

ときの人 赤坂憲雄さん  12年8月10日 アート・アニュアル・オンライン
http://www.art-annual.jp/column-essay/column/3791/
東日本大震災復興構想会議の委員を務め、復興には文化芸術が不可欠と訴えるも、予算案では明記されなかった。「促進事業費」による対応が可能とされるにとどまったことへ、「文化が復興しなければ、コミュニティの再建などありえない」と強調する。所長をつとめる遠野文化研究センターでは全国に献本をよびかけ、一年で約30万冊が集まった。今後の文化復興支援のモデルともなりうる、信念の実践である」
赤坂氏は「復興には文化芸術が不可欠という信念の実践者」だ。そして「復興構想会議」と言えば、こんな記事もあった。

東北から“50年後の日本”を描く | 対談:赤坂憲雄×後藤正文 ...The future times 2013.10.2
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no05/akasaka/
「復興構想会議のなかで福島を自然エネルギー特区にしてほしいっていう提案もしたけれど、政治家でそれに賛成したのは菅直人さんだけだった」
「福島という土地は、そういう発想の転換を避けては通れないんですよ。つまり、ここで新しい社会をデザインするという方向に足を踏み出さなかったら、生きていくことができない土地なんです。だから逆説的に、僕は福島こそが〝はじまりの土地〟になると語ってきました。希望というものを求めて、困難であれここから歩み出さざるを得ない。変わらないという選択肢はあり得ない。戻ることもできない。福島は新しい社会をデザインするための、その〝はじまりの土地〟になることによってしか生きていけないんです。」


もう一人の「思想家」飯田氏は、2000年にISPEを作って民主党政権の委員を歴任、この「コミュニティパワー国際会議」時点まで、出身地山口での「脱原発」実現を狙っていた。しかし12年の選挙で惨敗して、13年からは福島に接近した。「2014年1月21日山口市内のホテルで記者会見を開き、山本繁太郎山口県知事の任期途中での病気辞任に伴う次期山口県知事選挙(2014年2月6日告示、2月23日投票)に立候補せず、在野の立場でのエネルギーシフトと21世紀型の新しい地域社会づくり(新しい地域創造活動)に専念する「『第三の途』への出馬」を表明。まもなく「飯田てつなりサポーターズ(後援会) 」および「みらい山口ネットワーク」は解散」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%AF%E7%94%B0%E5%93%B2%E4%B9%9F_(%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%AD%A6%E8%80%85 より)

飯田氏は14年に山口から福島に「脱原発」の狙いを変更した。これに呼応したのが、赤坂氏、佐藤氏だった。
飯田氏は現在「基金」の理事でもある。繰り返しになるが、福島について何を主張しているかと言うと、
https://www.isep.or.jp/archives/info/10837
ISEP所長メッセージ「フクシマから太陽の時代へ」2018年3月11日
•福島県内で甲状腺がんと診断された160名(事故当時18歳以下)、そのうち手術を受けた患者84人のうち約1割・8人が甲状腺がんを再発しているほか、胃がんや悪性リンパ腫など他のがんや心臓疾患などが有意に増えている現実に向き合わず、原発事故の影響ではないという真逆の結論を先行させ、検査の縮小や放射線の影響そのものを否定する言説がまかり通り、いっそう混迷を深めていること。

二人の「思想家」には「興味」の違いがある。赤坂氏=「芸術」、飯田氏=「政治」である。

「ふくしま会議」の「意見や立場の食い違い」
ところで、赤坂氏が代表幹事で、佐藤氏も参加して14年には存続していた「ふくしま会議」だが、16年2/10にこんなニュースがあった。
「ふくしま会議」昨秋、解散していた 復興策提言 産経16年2/10
https://www.sankei.com/affairs/news/160210/afr1602100005-n1.html
東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後の福島県の課題について市民や有識者が議論し、復興策を提言してきた「ふくしま会議」が解散していたことが9日、分かった。同会議からはさまざまな団体が派生しており、「一定の役割を終えた」(関係者)としているが、背景には参加者同士の意見や立場の食い違いもあったといい、復興・再生をめぐる意見集約の難しさも浮き彫りとなった格好だ。
 平成23年11月に開催された第1回会議には、会場の福島大学に国内外から約500人の市民が集まり、当時の閣僚も参加。会議の模様はインターネットで生中継された。その後も毎年、さまざまなテーマで議論を積み重ねてきた。
 会議は多くの成果を生んだ。議論をきっかけに、会津地方で再生可能エネルギー事業に取り組む「会津電力」が発足したほか、参加者の中からは女性起業家も誕生。24年7月からは社団法人として活動していたが、昨年10月に解散した。
■ふくしま会議 東京電力福島第1原発事故後、高い放射線量や風評被害などに見舞われた福島の現状や課題について、立場の違いを超えて復興に向けた議論をしたり、出会いの場を作ったりしようと、民俗学者の赤坂憲雄さんや作家の玄侑宗久さんらが共同代表となって設立された。赤坂さんはその後、代表理事を務めていた。平成23年11月11日に第1回会議を開催して以降、年1回開かれ、派生した団体などが県内各地で活動を展開している。
■「ふくしま会議」の活動や成果
◯会議の議論をきっかけに自然エネルギーの積極的な利用を掲げる「会津電力」が発足
◯原発事故をテーマにした演劇を福島の女子高校生らと共同制作、全国各地で上演
◯会議に参加した20代女性たちが「福島でどう生きていくか」について意見交換する団体を設立
◯会議の模様を日英同時通訳でインターネット中継し、世界に発信


期待された「ふくしま会議」だったが、HP「ふくしまの声」は消え、驚くことに今ではその痕跡は
https://ja-jp.facebook.com/FukushimaKaigi/ と、
http://archive.fo/fukushimanokoe.jp しか残っていない。余程の「対立」があったのだろう。上記記事が伝えるような、「いつの間にか解散していた」というのも、異常事態だ。

「ふくしま会議」から「会津電力」が生まれ、「路線対立」が生じて解散。代表理事の赤坂氏と佐藤氏の会津コンビによる、「脱原発メガソーラー路線」に、周りがついていけなくなったのではないか?

会津電力は13年8月1日に出来た。これより前の13年3月には、佐藤氏は「会津自然エネルギー機構」を立ち上げ、会長となった。
これは14年5/23に佐藤氏代表理事、飯田氏理事で設立された、「全国ご当地エネルギー協会」の傘下となる、社団法人である。
http://communitypower.jp/tag/%E4%BC%9A%E6%B4%A5%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E6%A9%9F%E6%A7%8B
発足式では顧問の飯田哲也氏、福島県博物館長で「ふくしま会議」代表理事の赤坂憲雄氏との鼎談パネルディスカッションも行われた。https://www.advertimes.com/20130226/article103068/ 参照
つまりこの時点で、赤坂氏、佐藤氏は飯田氏と手を組み、「ふくしま会議」をこの方向に持って行こうとしたのだろう。しかし飯田氏のような「反原発政治家」で、福島を風評加害する人と一緒に活動できない人が「ふくしま会議」にいたことは、容易に想像できる。
例えば、常に福島への風評加害を批判しているフリーランス・ライターの林智裕さんは、「ふくしま会議」のメンバーだった。

16年11月3,4日には、福島市にて第1 回世界ご当地エネルギー会議が開催された。先に書いたように「基金」と福島市が共催、小林前市長が「全面協力」し、1/10サンチャイルドが「基金」のシンボルとして公開された。佐藤、赤坂、飯田、小林香氏がこの「会議」の中心にいた。その「宣言」はコレ
https://www.env.go.jp/press/y0618-08/mat07_5.pdf
サンチャイルドの「突然の寄贈」は、一週間後の11/11だった。

時系列の「まとめ」
やっと問題の16年11月に戻ってきたが、ここまでの経緯を時系列で並べると、

10年11/20  福島ビエンナーレ2010 ディレクターズ・トーク (喜多方 大和川酒造)
            赤坂、佐藤、渡邊氏邂逅
11年3/11  東日本大震災
11年4/14   「東日本大震災復興構想会議」発足 委員赤坂氏
11年11/11  「ふくしま会議」発足 代表理事赤坂氏
12年2/10 「復興構想会議」解散 赤坂氏の「復興に文化芸術が不可欠」「福島自然エネ特区」主張挫折
12年7月     飯田氏山口県知事選「脱原発」を掲げ惨敗
12年8月    福島空港で福島ビエンナーレ2012 サンチャイルド展示
12年11/13  飯田氏講演「再生可能エネルギーと会津の役割」(喜多方 大和川酒造)
12年11/27  「日本未来の党」結成 飯田氏代表代行
12年12/3   飯田氏衆院選山口一区で「脱原発」を掲げて立候補 惨敗
12年12/28   「日本未来の党」分裂・解散
13年2/20  「会津自然エネルギー機構」発足 会長佐藤氏 理事飯田氏
13年8/1  会津電力(株)発足 社長佐藤氏 顧問赤坂氏 「会津電力は「ふくしま会議」から生まれた」
14年1/21  飯田氏、山口での政治活動を断念 ターゲットを福島に変更
14年2/1,2  コミュニティパワー国際会議2014 in 福島 主催飯田氏のISEP 赤坂氏が「宣言」 
         基調講演 パネリスト 佐藤氏パネリスト 赤坂・佐藤・飯田連携が始まる
14年5/23  全国ご当地エネルギー協会設立 代表佐藤氏 理事飯田氏 
14年10/1  福島ビエンナーレ2014(喜多方) ヤノベ氏作「サン・シスター」展示 
15年10月    「ふくしま会議」解散
16年2/4   「ふくしま自然エネルギー基金」設立 代表佐藤氏 メッセージ&評議員赤坂氏 理事飯田氏 
         賛同者小林前市長 
16年3/9   「シェーナウ環境賞受賞記念『ふくしま自然エネルギー基金』設立記念シンポジウム」
          小泉純一郎(記念講演)「自然エネルギーが日本を変える」(福島市公会堂)
       (この間のどこかで、小林前市長と佐藤氏ドイツ再エネ組織・施設見学)
16年10月?   赤坂氏「エネルギー問題に関わる作家を招きたい」
16年10/8 ヤノベ・赤坂対談「福島へのメッセージ」 於福島市ギャラリー・オフグリッド
16年11/3 ,4 第1回世界ご当地エネルギー会議(福島) 福島市、「基金」共催 小林前市長全面協力
16年11/17 「基金賛同者リレートーク」 ヤノベ氏 佐藤氏 赤坂氏 渡邉氏(当日不参加) 
        サンチャイルド「基金」へ寄贈 (2年後市でビエンナーレ展示の「密約」?)
16年11月  ヤノベ氏の「フローラ」 二本松菊人形で「福島ビエンナーレ2016」として展示
17年12月  福島市長選 木幡氏当選
18年3/1  木幡市長 ツイッターでサンチャイルド寄贈ほのめかし
18年7/6   サンチャイルドの市への寄贈発表
18年8/3   サンチャイルド設置~批判で炎上
18年8/29    サンチャイルド撤去決定
18年9/9   福島ビエンナーレ2018開始 「アートバス」によるサンチャイルド巡礼計画挫折
18年9/20   サンチャイルド解体・撤去


こうしてみると、「基金」は「ふくしま会議」の、「赤坂・佐藤・飯田」派が独立した「セクト」であることがよくわかる。また、「会津自然エネルギー機構」の福島全県版でもある。そして赤坂氏が一貫して思想的バックボーンとなっている。ヤノベ氏の作品が、12年福島空港→14年喜多方→16年二本松→18年福島(予定)と、ビエンナーレで着実に進んできたことも見える。今回のサンチャイルド「こむこむ」展示がビエンナーレと関係ないはずはなかった。むしろビエンナーレが目的だった。

結論
すなわち、「サンチャイルド事件」の「黒幕」は、赤坂氏だろう。「福島は原発事故で酷い傷を受けたが、このことを風化させず、逆にそこから立ち上がって脱原発、メガソーラーで地域から復興しなくてはいけない。これがやがて世界に広がっていく。この『はじまりの土地』としての復興には、シンボリックな芸術が欠かせない」という赤坂氏の「思想」、「神話」に、サンチャイルドは最適、欠かせなかった。赤坂氏は「芸術的脱原発ユートピア」とでも言いたいような、ロマンチックな「福島の原子力に対する美しい復讐、あるいは浄化の物語」を、実現しようとしていたのだろう。これは一人の「思想家」の壮大だが勝手な「自己実現願望」であり、11年当時のまま更新されていない古びた妄想でもある。

問題は、これが事実ならば、こんな単なる一個人の極端な脳内御花畑「思想」が、全く「隠蔽」されたままで、自己実現のために我々を「実験台にして」、公共空間で「強制鑑賞」が実行されかけたこと、そのことに市民が巻き込まれ、不快感も、怒りも、精神的被害も、身体的症状も、税金の無駄遣いも、「分断」も起こり、それは取返しのつかない傷になってしまったということだ。そもそも赤坂氏の出世作「東北学」の中には、「東北は東京の植民地だ、自立すべき」ということもあったと思うのだが、東京小平市に自宅がありながら十数年も「福島県立博物館」館長を独占すると言われる「チシキ人」が、本当の目的をコソコソと「隠蔽」しながら、福島を勝手に自分の思想、「神話」、「聖地化」の実験場にするということならば、これこそ「植民地化」、「オリエンタリズム」ではないか。宗主国の支配者が、本国で出来なかったユートピアを植民地で実行した、GHQ左派の日本占領政策や、南満州鉄道の先進技術と同じだ。原発植民地が脱原発植民地になるだけじゃないか。

我々は東京のブンカ人チシキ人から見たら、植民地の劣った被支配民族だろうが、「反原発」と「マスゴミ」等による脅し、デマの数々・・・「福島は放射能で人間が住めない」、「廃県にしろ」、「子どもを殺す気か」、「被ばく鼻血」、「美味しんぼ」、「毒米作る福島の農家はオウムと同じ」、「葬列デモ=いずれ被ばくで死ぬ福島の子どもの葬式を先にやっておく」、「お待たせしました奇形誕生」、「福島の女性とは結婚するな」、「福島産のモモをミスピーチの前で吐く」、「殺人駅伝」、「福島に来ないでください、福島の物を食べないでください」、「自主避難しない人は国・東電の手先」、「子どもの甲状腺がんが多発」、「汚染水」、「福島を食べて応援していた人が死んだ」、「プロメテウスの罠」、「こちら特報部」、「武田邦彦」、「クリス・バズビー」、「バンダジェフスキー」、・・・数えきれない酷いデマ、ヘイト、差別、いじめ、フェイクニュース等を喰らい、その度に悲しく悔しい思いをした現実こそが、被支配民族の劣ったアタマの中で嫌でも「風化しない」のである。サンチャイルドを見せることで、これ以上何を「風化させたくない」と押し付けるのか?「過ちは二度と繰り返しません」か?どうせ数字抜きの「被ばくした現実は否定できない」等と称して、福島人を原爆と同じ巨大な「核の悲劇」の犠牲者に仕立てて、「だから原発は悪、原発は廃止しなければいけない」と結論付けるつもりだろう。地球上では常に全員被ばくしてますよ。放っておいてくれませんか?福島が「思想」や「神話」に利用されること、「フクシマはかくあるべし」はもう沢山だ。

(なお、直接は関係ないが、小林前市長の落選の原因の一つは、「毎週末東京の自宅に帰っている」で、周囲ではエラク評判が悪かった。福島市は東京から通勤可能で、極端な話、家族が東京に「自主避難」していても市長はできる。木幡市長は週末のイベントにも出ているから、まさかこのようなことはないと思うが、気を付けてほしい。内堀知事はもう20年ほど福島市に住んでいて、お子さんも福島育ちだ。あの原発事故後の福島人が浴びた「反原発」によるひどいデマ、差別、フェイクニュース等を実際に体験、実感していることは、この地ではとても重要だ。これは「外から」、「高所から」のエラそうな「風化させてはいけない」では、絶対にわからない。)

サンチャイルドの問題点を、世の中に一番強く効果的に訴えたのは、林智裕さんの「防護服を着た子供像「サン・チャイルド」は、なぜ福島で炎上したのか」だった。

林さんが赤坂氏の「ふくしま会議」の活発なメンバーだったことは、この事件の最大の皮肉な「物語」だった。

「簡単なまとめ」 ここまで非常に長くなったので

1:設置の本当の目的は、現在二本松と南相馬で開催されている「福島ビエンナーレ2018」の「アートバス」による、「反原発聖地巡礼」だった。サンチャイルドは「ビエンナーレ」に参加する予定だった。今回の設置~撤去騒動の中で、これに触れた発表は無かったが、撤去決定後9/5の「ビエンナーレ」についての記者発表で判明した。

2:最大の問題は、サンチャイルドが「こむこむ」の前面に設置されて「公共化」し、市民に鑑賞を強制するようになった経緯が、全く不透明なことだ。16年11/17、「ふくしま自然エネルギー基金賛同者リレートーク」で、作者ヤノベケンジ氏は、サンチャイルドを「ふくしま再生エネルギー基金」に寄贈した。しかしここに参加したヤノベ、佐藤弥右衛門(「基金」代表 会津電力社長)、赤坂憲雄(「基金」評議員 学習院大教授 福島県立博物館(会津若松)長)各氏らはこのことを隠蔽していた。今年7/6の木幡浩市長による正式発表は、「今回ヤノベ氏が「ふくしま未来研究所」を通して市に寄贈した」であり、「基金」には全く触れていない。各報道機関はこれをそのまま伝えたが、朝日7/17と、キャリコネニュース8/28だけは、「基金」の事を伝えた。不思議なことに「基金」のHP自体が、16年11/17の「サンチャイルド寄贈」について全く載せていない。恐らく「2年後18年9月のビエンナーレに合わせて、福島市に移管されて展示する」という密約が、当時の小林香市長との間にあり、「基金」はそれまでの「仮の所有者」だったのだろう。なぜならヤノベ作品は「ビエンナーレ」で毎回展示されており、16年に「基金」に寄贈されたサンチャイルドが「ビエンナーレ2018」に展示されないわけはないからである。サンチャイルドの「ビエンナーレ2018」での福島市展示は、この「リレートーク」時から計画されていた。「リレートーク」参加予定で、現在はこの事件の報道で「識者」として起用される「ビエンナーレ実行委員長」渡邉晃一福大教授は、当然このことを知っていたはずである。哀れなサンチャイルドはこの時からウソ、隠蔽まみれになってしまった。

3:撤去決定後の8/31に、木幡現市長はFBで「本当の事」=ヤノベ氏はサンチャイルドを「基金」に寄贈した、を認めた。「基金」と「研究会」の関係は関知しないとした。現市長は小林前市長の「負の遺産」を継いでしまった可能性がある。前市長は佐藤、赤坂氏が16年2月に作った「基金」の「賛同者」であり、福島市は16年11月3,4日の「第一回世界ご当地エネルギー会議」を「基金」と共に主催している。前市長と「基金」は、非常に深い関係があった。なお、「ご当地~」は14年5月に佐藤氏が設立した組織で、「反原発政治家」飯田哲也氏が理事である。その飯田氏は14年2月に「コミュニティパワー国際会議2014in 福島(喜多方)」を開催したが、これが赤坂、佐藤の「会津コンビ」と飯田氏が協力する、最初の機会だった。

4:「基金」と「研究会」はどちらもメガソーラー推進だが、「基金」の裏には「反原発」がいる。理事の飯田氏は著名な旧民主党系「反原発政治家」で、福島では被ばくの影響で子どもの甲状腺がんが多発していると主張し、この他にも「賛同者」の中に、福島への「風評加害者」が多数いる。

5:「基金」ではなく、「研究会が市へ寄贈した」としたことの効果は、地元報道機関がこの事件の報道に消極的になったことである。世界の報道機関が伝えた後でも、地元報道機関は報じなかった。「研究会」が地元の公共事業を独占するゼネコン=「佐藤工業」で、福島のほとんどの経済活動に関与していることから、「忖度」したのだろう。隣県の河北新報が積極的に報じたことが、これを逆に裏付けている。この他、サンチャイルドが「復興」、「希望」を表すのではなく、実は「基金」(および飯田氏ら)の思想=「原発事故の惨禍を風化させず、メガソーラーによって脱原発して復興する」を表すことの、カモフラージュの狙いもあっただろう。また、去年の市長選で、現市長はゼネコンに大きな借りがあり、「研究会」からの「寄贈」は断れないと言われている。

6:事件の「黒幕」はだれか?
事件の中心である「基金」の、神話めいた「メッセージ」を起草した「思想家」は、赤坂氏である。彼は14年2月の「コミュニティパワー国際会議2014in 福島」でも、壮大な「宣言」を書いている。また、震災直後に菅内閣が立ち上げた「東日本大震災復興構想会議」の委員を務め、「復興には芸術が必要」と主張した。さらに、福島の「自然エネルギー特区」を訴え、福島は原発事故の惨禍から立ち上がり、脱原発の「はじまりの土地」にならなくてはいけないという信念を持っている。ディレッタントでもあり、震災前の「福島ビエンナーレ2010」には、「ディレクター」として参加している。

もう一人の「思想家」飯田氏は民主党政権の委員を務め、「日本未来の党」副党首でもあった。12年には故郷山口県の「脱原発」を目指し、知事選、衆院選に立候補して惨敗。14年から「脱原発」のターゲットを福島県にシフトした。二人の「思想家」の違いは、芸術志向と政治志向である。

赤坂氏が代表理事だった「ふくしま会議」は、11年に発足して大きな注目を集めた。佐藤氏の「会津電力」はここから生まれた。しかし15年10月に人知れず解散した。恐らく赤坂、佐藤の「会津コンビ」が、14年に飯田氏と近づいて「反原発メガソーラー」路線を進めようとして、「ふくしま会議」の内部に「路線対立」が生じた。その後16年2月にできたのが「基金」であるから、「基金」は「ふくしま会議」の「赤坂・佐藤・飯田」派セクトと言える。

今回の「サンチャイルド事件」の「黒幕」は、赤坂氏だろう。「福島は原発事故で酷い傷を受けたが、このことを風化させず、逆にそこから立ち上がって脱原発、メガソーラーで地域から復興しなくてはいけない。これがやがて世界に広がっていく。この『はじまりの土地』としての復興には、シンボリックな芸術が欠かせない」という赤坂氏の「思想」、「神話」に、サンチャイルドは最適、欠かせなかった。
(以下は上記「結論」の第二段落に続く)

(次エントリー予定)
2012年にサンチャイルドは本当に福島県民に「ウケた」のか?
撤去後の各社報道では、アンケートでの大多数が「撤去」だったが、「賛否両論」印象操作がされた。
なぜ「通行人インタビュー」は「サンチャイルド擁護」ばかりになるのか?
サンチャイルドの表現したものは、「風化させない過ちの象徴」だ。「擁護派」を含め誰も「希望」なんて言っていない。
「共産党福島市議団」の大勝利が「中央」に黙殺される。
マスゴミも「市民の権力に対する勝利」に沈黙。恐るべき「反原発ファースト」思想。
ヤノベ氏の「市民と懇談」?笑っちゃうね・・・等・・・かな?ま、予定です。

(リンク ここからこの事件について大方の記録 意見等へ行くことが可能な「まとめ」です)
サン・チャイルド(福島市・こむこむ)を巡る意見・感想を時系列で その1
https://togetter.com/li/1255195
福島市・こむこむ館におけるサンチャイルド展示に関するツイートまとめ その1
作品の印象  表現における矛盾 作者の意図 市長に対する意見など

その2→ https://togetter.com/li/1260573
問題があれば可能な範囲で対応します。
今回これまでの催事で展示からパブリックアートの展示になりましたがこの作品がそれに相当するものなのか一連ツイートを参考にして判断材料にしていただければ幸いです。
(個人的には表現されているものに矛盾が大きすぎるのでもしこのまま展示し続けるのであれば、ここに集められた問題点の指摘を参考にして再制作することをお勧めしたいです。期間限定の展示であればこのままでも...)
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Author:shinobuyamaneko
 福島県福島市の信夫山に住むネコです。
 2011年3月の原発事故以後、ネット上には「もう福島市は放射能高くてダメ!逃げてください!」「福島はチェルノブイリ以上!」「子供を見殺しにしないで!」等の「反原発の叫び」が溢れました。こういう「叫び」「脅し」の効果もあって福島に来る人は激減。街は沈み、市民もネコも「すぐに逃げてください!」に怯えながら、静かに暮らしていました。(←しばらくすると連中の嘘・デマがバレてきて、みんな元気になってきましたが。)
 この種の「叫び」の根底に、「反原発」の「福島壊滅ならば原発全廃にできる!大大大チャンスだ!」っていう「喜びの」心理はないですか?原発全廃の為にはまず「福島壊滅」が必要とばかりに、科学的、医学的、論理的に怪しい説、大げさな数字等が「連呼」「拡散」されていないですか?それが「正義」になっていませんか?
 信夫山ネコは「故郷福島壊滅」を「原発全廃」の手段に利用することに断固反対です。もし根拠がない数字や説の拡散による自殺とかの悲惨な「風評被害」が出たら、大人しい福島人も終には訴えたりするのかにゃ。そんな日の為にも、今はとにかくデマ、風評、誇張、脅し等を除染しながら記録するにゃ。(「リンクフリー」です 対「反原発」、対「放射脳」等での引用ご自由に)

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