「コンテクスト依存」写真屋の惨状 白石臭氏問い詰められて「廃炉」寸前 デマでタイホ 新潟の核は言わないヒキョーな鳥肥え氏 追記:遂にTIME誌上でKeowが謝罪
①「コンテクスト依存」写真屋の惨状
ゴーフレンさんやnaoさん、ポドニエシンスキーさんが指摘したように、短パンガスマスクの写真は「exclusion zone」「red zone」(写真が批判されている内に、いつの間にか公の地図の区分で「赤」になっている地域がred zoneということにズレ込んでいったが、red zone は福大マクマイケル助教が指摘したように、一般的に「立ち入り禁止、危険区域」を意味するのである)で撮影したものではなく、誰でもアクセス可能な地域と、とっくの昔に開通した国道6号沿いで撮影したものであった。「公開書簡」のピアースさんが批判したような、福島の不幸を利用した「自己宣伝」としては、短パンガスマスクの写真は成功したと言える。何しろ彼が大喜びしたTIME掲載や、CNN掲載は大きな成果だろう。これらは「どうせキワモノ」とみられるタブロイド版新聞とは、ちょっと違う効果をもたらすかもしれない。そしてその後の「世界大炎上」も、「かまってちゃん」の視点から見れば、「成功」に見えるかもしれない。
しかし、TIMEその他への掲載もそうだったが、話題の中心は写真ではなく、「コンテクスト」、つまり彼が(警察の目を盗んで夜中に森を抜けて)「exclusion zone」に入った、あるいは否か、という「物語」でしかなかった。最初こそ、「ショッキングな写真だ」等と言われたものの、結局はこのコンテクストが、写真そのものよりも遥かに大きな話題になって、世界に飛び火した。写真について語られなくなった・・・そりゃそうだろう、彼の写真はこのコンテクスト無しで見れば、ただのゴミ屋敷、廃屋にバカみたいなコスプレで入って撮った「selfy=自撮り写真」でしかない。こんな写真は世界中どこのゴミ屋敷、廃屋で撮っても同じだが、これだけが、「彼の写真から伝わるもの」なのである。写真誌のコメ欄では、「(廃墟写真家として知られる)セフ・ローレスより落ちるね、彼はセルフィーは撮らない。」と言われている。そういえば南米の世界遺産遺跡で、裸写真を撮って捕まったヤツがいたが、これとそっくりだ。短パンガスマスクも裸のセルフィーにすれば、「自己宣伝」力は増したに違いない。
何はともあれ、最も印象的な写真は「コスプレ・セルフィー」だったわけだが、結局は時間が経てば経つほど、「あ~、ここは短パンで入れるんだね~」という事実が、これらの写真から力強く伝わるだけである。それを覆すには、「福島の立ち入り禁止区域へ侵入した写真屋、白血病発症、死亡」的なニュースしかない。しかし彼は今後も、世界の危険な地域で「コスプレ・セルフィー」して、その健康さをアピールしてくれるに違いない。写真を見て、誰も「ここ福島は本当は放射線量が高くて、人間が入れない」なんて思わないし、彼が方便に使った例の「原発利用の危険性を伝える」なんて、誰にも伝わらない。彼は「防護服は着るつもりだったが、東京で30万円とカードを無くして買えず、グリーンピースが貸してくれなかった」云々の言い訳をしていたが、無くした場所は、「レストラン(CNN)」「新宿駅(Middle Ground)」等とクルクル変わっている。ハフ・ポストで、「普段、私はロングパンツをはきません」と言っているように、そもそも「短パン(ガス)マスク・自撮り」が、彼の写真の唯一のcheapなアイデンティティー、トレード・マークだから、防護服なんて着るわけがない。着られないのだ。従って防護服が必要な場所に行く計画など、あったわけがない。しかし、こんなことだから、「反原発」の「援護射撃」が皆無だったのは、不幸中の幸いだった。
そして、「プロの写真家は食べるためには、何でもやらなくては~」云々こそ、プロの写真家の言い訳に全くなっていない、噴飯モノだった。こんなのは写真家ではなく、全ての職業人の共通認識、常識だ(ノラネコだって同じだよ)。本当のプロの写真家なら、「様々なクレームがあり、疑いが生じているが、私の作品が伝えているものが真実だ」で終わりだ。写真から伝わるものが無い、自信も無い、コンテクスト依存だから、こんなつまらない言い訳が出てくる。
コンテクスト依存しかない写真がコンテクストを疑われたということは、今後は彼の写真は、コンテクスト検証プロセスを経る事になってしまうだろう。コンテクストが無ければ、ただの「コスプレ・セルフィー」なのだから。
(追記7/26)
なお、前回エントリーの最後に、シンガポールのニュースサイト、The Middle Groundの記事「The grey area in your viewfinder」を揚げた。ポドニエシンスキー氏の批判が上がる前の記事で、撮影地の捏造問題ではなく、ピアース氏が「往復書簡」で指摘した「モラル問題」が中心になっている。シンガポール、マレーシアの写真家の批判が鋭い。このあたりが現地の主な意見だと思うが、この後「立ち入り禁止区域に入った=ウソ」問題が持ちあがったのだから、短パンガスマスクの評判は、母国でも地に堕ちたのではないか。
(7/30 一番下に「Keow Wee Loong 遂にTIME誌上で謝罪」を追記しました。)
②白石臭なるモノが林智裕さんに問い詰められ「廃炉」寸前
白石臭というのは、泡プラという「市民団体」の「ジャーナリスト」だ。例によって「反原発」で、すなわち「フクシマ・デマ屋」だ。それが去年ピロセ隆が出した「東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命」なる放射脳デマ本をめぐって、ピロセをヨイショする対談をしていたが、そこで言われたタイムリミットの1年後(2016年7月17日) 、東京は壊滅したのか?と、鋭く問い詰めたのが、デマ除染を行っている福島のフリーランス・ライター、林智裕さんだった。林さんや阪大キクマコ先生たちの「シノドス」でのデマ追及については、
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-202.html 参照
もちろん白石らが住み続ける東京は壊滅していない。こんな簡単な問いにさえ答えられない、惨めな「ジャーナリスト」が醜態をさらした。その「まとめ」。
「東京が壊滅する日」タイムリミットの1年後(2016年7月17日) 東京は壊滅したのか? いいえ、都知事選の真っ最中です。
http://togetter.com/li/1001328
「yesかnoか」に答えずに、「直接会いたい」とは、正に恫喝的展開だが、こんな人物が「一橋大学特任准教授」という「国家権力」でもあるから、あきれた話だにゃ。なお、この問題、本日7/25更なる白石氏の恥さらし中。がんばれ林さん、今や味方は大勢いますよ!
林 智裕 @NonbeeKumasan · 3時間前
@hamemen 白石草さま、こんにちは。貴方様からのメールを受け取りました。
直接お話頂ければよろしいのに、わざわざ荻上チキさんとシノドス経由でのご連絡に驚いています。
ともあれ、頂いたメールはそのまま公開させて頂いた上で、また夜にでもお返事いたします。取り急ぎ、ご用件まで。
https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/757532445537280000
(ツイート削除になったので、このトピックの最後に揚げた、一連のスクショ参照)
では、白石氏はシノドス編集部(荻上氏)宛てメールで、「(シノドスに)記事を書いている林智裕さんが最近、ツイッターで激しい攻撃をかけてきまして、大変困っています。その関連でこの記事のことを知り合いの弁護士から指摘されました」てな感じで「弁護士」を持ち出し(脅し?)、「この記事」というのはhttp://synodos.jp/society/15632 、つまり林さんの最初の「デマ追及記事」の事だった。また、林さんの事を「思いつきだけで書き散らすライター」と侮辱して、編集部に「(林さんの)発言内容を引用した上で、それに対する批判という形で修正していただくような事はできないでしょうか」という具合に、白石氏による「林さん批判」を入れた、「この記事」の修正を迫っていた。また林さんと対話、シンポジウムか討論をさせるようにと迫っていたが、自分が侮辱した相手が、「対話」なんてするわけはない。狂ったか?更には、自分が「岩波書店」の「バ科学」に書いているという、「権威付け」までやっていた。もはや、おんつぁのバッケン・レコード超えだ。
そもそもは林さんが、白石氏に「今年7/17に東京が壊滅したのか、yesかnoか?」と尋ねたのに、これには答えずに、別な「この記事」で「弁護士」と共に、シノドスに圧力をかけて、林さんを潰そうという、ヒキョーな手に出たわけだ。「シンポジウム」「討論」なんて、「泡プラ」関係の「プロ市民」がドカドカ押しかけて、林さんをイジメまくるに違いない・・・「侮辱」が、まさにそれを語っている。林さんは白石氏みたいな「国家権力」じゃないし、プロ市民団体がバックの「ジャーナリスト」でもない。福島の「ただの市民」だ。これこそ言論弾圧じゃないか。裏から「記事の修正」を迫るなんて、一番汚い手を使った、「言論の自由」「表現の自由」の侵害だ。
https://twitter.com/kikumaco/status/757549024245198848
きく☆まこ。@kikumaco
@NonbeeKumasan @hamemen 白石さんはご自身の考えとして「東京は壊滅したと考えているかいないか」をお答えになるべきだと思います。「広瀬は壊滅すると言ったが、私はそうは考えていない」でも全然構わないのですから、ご自身のお考えを明らかになさるべきでしょう
片瀬久美子さんも呆れている。
https://twitter.com/kumikokatase/status/757563192314728448
片瀬久美子@暑いの苦手 @kumikokatase · 26分前
なぜ、白石さんは単に「知り合いの指摘」とせずに、「知り合いの弁護士の指摘」とされたのでしょう。読み手によっては、ここで法的な対処も匂わせているとも受け取られてしまいます。
https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/757532445537280000 …
わざとでなければ、ここは余計だったのではないでしょうか。
https://twitter.com/kumikokatase/status/757564075035406336
片瀬久美子@暑いの苦手@kumikokatase
白石さんが、林さんに対する『思いつきだけで書き散らすライターさん』という表現も、相手を侮辱する言葉ですし、誠実な意見交換をしたければ、こうした言葉は避けられた方が良いと思います。
https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/757532799842693120 …
林さんの「メール公開」については、結局
https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/757569149325316096
@hamemen 荻上チキ氏から、メールの公開は望まないとのお話がありましたので、一連の内容を削除いたしました。
となってしまったが、
https://twitter.com/shunkuriyama/status/757572271410061312
くりやま@大魔王&闇(モモバージョン)@shunkuriyama
白石さん( @hamemen )のメールは結局のところ,シノドスに対して記事の削除と林さん( @NonbeeKumasan )の執筆の停止を要求したという風に読めた. さすが,市民に寄り添うジャーナリストはやることが心底ゲスい,https://twitter.com/shunkur
https://twitter.com/shunkuriyama/status/757573826372775936
くりやま@大魔王&闇(モモバージョン) @shunkuriyama
まぁ,メールの内容は削除されたので,これ以上書いても仕方ない.(再読して確認することも難しいので) 林さんにtwitter上で反論すれば良いと思うのだが(たとえヌルヌルと論点をズラし続けてでも),それをせずに執筆先にチクるとはなぁ.w
といった反応があふれた。このメールが載った「まとめ」(「東京が壊滅する日」(2016年7月17日)、東京は壊滅したのか? 「YESか...http://togetter.com/li/1004546) も見られなくなったが、サーバーのキャッシュのスクショ上げとく。このブラックなメールの肝心な部分は残っている。




結局「臭」が臭いモノにフタという、自爆ギャグでオワタ。こんなのが「一橋大特任准教授」で、「早稲田大学大学院ジャーナリズムコース講師」だとさ、呆れ果てたよ、ホント。「言論、表現の自由」を守り、「アベ政治を許さない」とかって言う者が、実はファシストまがいのクズっていう事こそ、「民主主義の危機」ではないだろうか。
林さんは先月刊行された「福島廃炉図鑑」に、「デマ検証コラム」を書いた。
福島第一原発廃炉図鑑(開沼博・編/太田出版)デマ検証コラム用序文
http://togetter.com/li/985193
「福島第一原発廃炉図鑑」7日出版 廃炉作業の実態まとめる 2016年06月06日 09時23分 福島民友新聞
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160606-081885.php
東京電力福島第1原発の廃炉作業の実態を分かりやすくまとめた「福島第一原発廃炉図鑑」が7日、太田出版から出版される。廃炉作業は難しい言葉で説明されることが多く、県民に「遠い存在」になりがちだ。著者の一人で社会学者、福島大客員研究員の開沼博氏(32)は「抽象的なイメージでなく、現場の実態に基づいた理解が必要だ」と、県民が廃炉を知る意義を語る。
廃炉について開沼氏は「がれきが乗っかった原子炉」「連なる汚染水タンク」など固定観念化された印象が先行していると指摘。「人の存在が感じられない『お化け』のような印象を持たれがちだが、実際には大勢の人が働き、原発の周辺に帰還しようとする住民もいる。それを踏まえて廃炉を考えるべきだ」とした。
執筆には開沼氏のほか、第1原発で作業員として働いた経験を漫画「いちえふ」に描いた漫画家の竜田一人(たつたかずと)氏(51)=素顔非公開=と、復興活動に取り組む元東電社員の吉川彰浩氏(36)らが当たった。竜田氏は「第1原発への理解が進んでおらず、デマも流れている。分かりやすい解説本が必要だ」と述べ、吉川氏は「作業員が誇りを持って働いている現実を知ってほしい」と話す。398ページ、価格は2484円(税込み)。
労働や娯楽、多様な視点
東京電力福島第1原発の廃炉の現状を知ってもらおうと出版される「福島第一原発廃炉図鑑」。原子炉建屋の現状や作業員の労働環境、近くのグルメ・サーフィンスポットなど、約400ページのボリュームで廃炉や原発周辺をさまざまな視点から紹介している。
立命館大衣笠総合研究機構特別招聘(しょうへい)准教授で福島大客員研究員の開沼博氏(32)が編者を務め、科学的、技術的観点だけではなく、社会科学的な切り口から廃炉を描いた。
廃炉作業に関わった体験を自身の作品「いちえふ」で知らせた竜田一人(たつたかずと)氏(51)は、漫画や図解を駆使し、廃炉の現場をリアルに表現。元東電社員で、復興支援に取り組む一般社団法人AFW(Appreciate FUKUSHIMA Workers)を設立した吉川彰浩氏(36)は、第1原発で働く作業員の実情や、抱える思いなどを詳細につづった。このほか、コピーライター糸井重里氏や、衆院議員の小泉進次郎氏らのインタビューも盛り込んだ。
開沼氏は「この本はスタートライン」と位置付け、原発の調査と情報発信に当たる「福島第1原発廃炉独立調査研究プロジェクト(廃炉ラボ)」を本格的に進めていく考えを示した。
「廃炉ラボ」クラウド・ファンディングについてはコチラ。
福島第一原発のいまを調査して世界に伝えたい! 世界初、民間・独立の調査研究プロジェクトがその実態を記録し発信する
https://motion-gallery.net/projects/1Fhairo
そうそう、福島から出た本と言えば、南相馬に移った柳美里さんが、「ねこのおうち」を出しましたにゃ。
新刊「ねこのおうち」出版・・・柳美里さん 読売新聞 6/30
http://www.yomiuri.co.jp/life/book/news/20160620-OYT8T50115.html
猫を愛する作家の柳美里さん(47)が、新刊『ねこのおうち』(河出書房新社)を出版した。
小さな動物と人間たちが紡ぐ4編を収めた温かく、せつない連作集だ。東日本大震災の被災地、福島県南相馬市に昨年春、引っ越したことによる心境の変化も作品には映し出されている。
大きな木がたくさん生えた公園の草むらから、話は始まる。メス猫のニーコは6匹の子を産んだ後、動物駆除のためにまかれた毒団子を食べて死んだ。野良となった子供たちは、様々な形で人間に引き取られる。
「私も家で猫を4匹飼っています。犬は人と上下関係になるけれど、猫は徹底して寄り添ってくれる。不思議な力があると思う」
2008年から2編を発表した後、東日本大震災が起き、「当初の構想と全く違う作品になった」。時間を置き、14年に執筆した3編目「アルミとサンタのおうち」は、両親の離婚などの記憶を生々しく引きずる27歳のライターや母子家庭で育つ9歳の子供たちを描いた。
彼らは子猫と出合い、柔らかな体に触れ、掛け替えのない絆を築く。不安定な生活を送る人々に必要なことは何か。過去の傷から人間は回復できるのか。小説の枠を超え、深く考えさせる。
「悲しみやつらい出来事の中では人間の時間は整然と流れず、入り乱れるものなのだと、改めて感じるようになりました。鉄砲水のように過去が噴き出し、溺れてしまうことがあります」
「震災後、2世帯や3世帯同居も多かった福島(沿岸部)の浜通りの多くの家族がばらばらになるのも見聞きしました。この本は、南相馬の人に読んでほしい。悲しんだり、苦しんだりしている人が、何かしらの救いを得られなければ、作品に意味がないとも思うようになりました」
高校中退後、劇作家の東由多加が率いる「東京キッドブラザーズ」に入団。演劇活動を経て、小説を書き始めた。若い頃は、14歳の少年を主人公にした『ゴールドラッシュ』など疾走感あふれる作品を次々と刊行し、東の死や自身の出産を経て『命』を発表した。
震災後は南相馬市の臨時災害放送局のラジオ番組に出演し、400人以上の住民の話を聞き続け、南相馬へ引っ越した。作風も生活環境も激しく変転を続けている。
「変わろうと思って書いてはいません。私も生身で生活を送っていて、その中で子供を持ったり、大切な人を亡くしたり、様々なことが起こる。書き終わったら、自分が変わっていたと気づくことの連続です」
現在は、南相馬の古く少し傾いた住宅に長男とともに暮らす。「これほど寒いとは知りませんでした」。最近は人々の姿を感じたいと、図書館の机などで仕事する。
「若いときは、生と死は対立するものだと思っていた。でも、震災で多くの方が亡くなり、自分も老いについて考えることが増えた。死と生は揺らぎ、波打ち際のように押したり、引いたりするものだと感じています」
結末は、静かな祈りを感じさせる。現在の柳さんの立つ場所にも見えた。(待田晋哉)
◇ゆう・みり
1968年生まれ。93年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞。96年に『フルハウス』で泉鏡花賞など、97年に『家族シネマ』で芥川賞。ほかの作品に、『8月の果て』『JR上野駅公園口』など。
福島から次々と「作品」が出ているよ、コスプレ・自撮り写真なんかじゃなくてね。
③「デマでタイホ」
ツイッターのデマ発言で、遂にタイホ者が出たにゃ。
「ライオン逃げた」熊本地震直後にうそツイート 男を逮捕 7月20日 18時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160720/k10010602351000.html
熊本地震の発生直後に「地震で動物園のライオンが逃げた」などと、うその内容をツイッターに投稿し動物園の業務を妨害したとして、神奈川県に住む20歳の男が逮捕されました。警察によりますと、災害時にデマを流し業務妨害をしたとして逮捕されるのは全国で初めてだということです。
逮捕されたのは、神奈川県に住む会社員、佐藤一輝容疑者(20)です。
警察の調べによりますと、佐藤容疑者はことし4月14日の熊本地震の発生直後に、「地震のせいで、うちの近くの動物園からライオンが放たれた」などと、うその内容をツイッターに投稿し、熊本市動植物園の業務を妨害したとして偽計業務妨害の疑いが持たれています。
東日本大震災、福島の原発事故に関するデマはどうなのか?武田邦彦は「あと3年・・・日本に住めなくなる日 2015年3月31日 」つーのがあったにゃ。
http://takedanet.com/archives/1013802442.html
震災時のデマ配信者 逮捕の可能性も
http://nikkan-spa.jp/166383
当時はこうしてタイホの可能性を言っていた人もいたがね~。ま、福島県が「偽計業務妨害」で被害届を出すとか、騙されて酷い境遇になった「自主避難者」が、「訴訟団」を作って訴えることからだにゃ。このブログはそのための「記録」なのです。そうそう、マスゴミのデマによる恐怖煽りと言えばコレだ、まいど~
朝日新聞「プロメテウスの罠 第9回 我が子の鼻血 なぜ」の「主婦 有馬理恵」は「俳優座の社会派女優&市民活動家」だ 証拠はここにある 「従軍慰安婦」「吉田調書」と同じく検証が必要だ(リンク先読んでください)
④鳥肥え候補の「東京に福島の核は要らない」発言
東京都知事選嘘の鳥肥え候補が、例によって福島を巻き込む発言をしたにゃ。しかしコレ、本当にボケたか、頭がオカシイのか、人格に問題があるのではないか、と見える。
鳥越俊太郎氏演説詳報(19日)「福島の核もいらない、つまり原発もいらない。非核都市宣言をぜひ東京都で実現したい」 産経新聞 7/23
http://www.sankei.com/politics/news/160720/plt1607200006-n6.html
「私は東京こそ非核都市、核はいらない。核というのは広島、長崎の原爆だけではありませんよ。福島でも核はあったんですよ。福島の核もいらない。つまり原発もいらない。そういう思いを全部ひっくるめて、非核都市宣言をぜひ東京都で実現したいと・・・」
核兵器と原発をごっちゃにして、「ヒロシマ ナガサキ フクシマ」とするのは、あの「意識高い系」の得意技だ。だいたい「福島の核」という発言自体が、「福島では原爆並み、核兵器並みの被害が・・・」という「印象加害」を生み出すものだ。しかし、今時はこれに対する批判、反発はちゃんと出るようになった。「フリー・ジャーナリスト」渡部真氏の7/23のツイログ等で見ると、
http://twilog.org/craft_box
渡部真@craft_box
承前)「福島の核」が原発を指しているなら、「福島にもあった、いらない核」を、東京都民の代表としてどう処理するのか、具体的な政策として示すべきです。そうでなければ、無責任な発言と言わざるを得ません。 @tundoc
posted at 16:45:25 7月23日
渡部真@craft_box
福島の原発が供給する電力は、福島や東北ではなく、東京など首都圏の電気です。そうした首都圏の電力供給が前提に、福島第一原発は事故を起きました。要するに「福島の核」は、他人事ではなく、東京都民が責任を持って処理すべきものだという事です。 https://twitter.com/tundoc/status/56720078033268736…
赤木智弘(ペパーダイン大学未入学)@T_akagi
反原発なら反原発でもいいけど、本当に反原発であるならば、反原発と称する政治集団が福島差別になるような言動をしていることに怒りを持たなければおかしいし、それらの政治集団と同質の言葉を発している時点で、鳥越に反原発を名乗る視覚はない。
片瀬久美子@暑いの苦手@kumikokatase
事故を起こした原発は東京電力のもので、福島から東京に電気を送っていたのに、「福島の核はいらない」なんて東京都知事候補が言ったら他人事すぎる感じが…。「東京の電力確保のために原発には頼らない」というならば、まだ分かるんだけど。
https://twitter.com/kikumaco/status/757237963658932224
きく☆まこ。@kikumaco
鳥越さんが「東京は非核都市宣言をする」という公約?の中で「福島の核も要らない」と言ったのはほんとに酷い話なんだよ
みなさん、ありがたいですにゃ。
福島は今、東京に原発の電気は送っていない。そもそも今、東京電力福島第一原発には、「いらなくなった」使用済みorぶっこわれた核燃料しかない。福島県は、東京電力福島第二原発の廃炉宣言もしている。「福島の核はいらない」もヘチマもない。福島が東京に原発製の電気を送ることは、もうとっくの昔に、あり得無くなっていたのだ。従って今や鳥肥え候補は、「新潟の核(東電柏崎原発)はいらない」と言わなくてはならないはずだが、なぜ「フクシマ、フクシマ」とバカみたいに叫ぶのか?新潟には反発されるから、叩きやすい福島をイジメたのだろう。他県に原発を建てて、散々利用した挙句のこの「要らない」発言、ますます人格が疑われるだけだ。
(7/30 追記 Keow Wee Loong 遂にTIME誌上で謝罪)
ムカつくので、しばらく見ていなくて気付かなかったが、TIMEの記事に7/22付けで短パンガスマスクへの疑義と、「謝罪」が追記されていた。我々は一定の勝利を収めた。皆さんありがとうございます。
http://time.com/4403093/fukushima-exclusion-zone-japan-photos/
[Update 7/22/16: In the days following TIME’s publication of Keow Wee Loong’s photographs from Fukushima, a number of readers expressed what they saw as several issues with the collection of images. Some said that Keow’s decision to enter and photograph the streets and commercial properties of Fukushima was disrespectful to the Japanese who have worked hard to pick up the pieces in the wake of the 2011 disaster; others accused him of fabricating the images or lying about their provenance.
追記2016年7月22日:Keowの福島の写真のTIMEでの発表の後、数多くの読者が、これらの写真特集で見たことについての感想を述べていた。読者は、Keowが侵入して、街や商業施設を撮影したことは、2011年の災害が起こって、懸命に事態を収拾しようとしていた日本人に対する、侮辱であると言い、また、写真はデッチアゲであるとか、その撮影地について嘘を言っているという非難も起こった。
TIME has confirmed the veracity of the photos, which were also published by a number of other sites (among them CNN and The Guardian). But in light of the conversation that followed, we asked Keow for his response to the negative reader reactions. (Note: in the story that accompanied the photos, the name of the town of Tomioka was misspelled.)
TIMEは写真については、信憑性を確かめたし、これらは、多くのサイト(その中にはCNNとザ・ガーディアンも含まれる)も取り上げた。しかし、以下に示す会話のように、我々はKeowに、読者の否定的反応に対する回答を尋ねた(注:写真についている説明で、富岡町のスペルは間違っていた)。
“I believe in the documentation and preservation of historical events because it can speak volumes about a country’s perseverance and unity during times of turmoil,” Keow told TIME on Friday. “I went into Fukushima with that mindset — to document the devastating consequences and to spread awareness of the long-lasting effects of nuclear power. I focused on the unfortunate consequences — instead of the improvements — because it would cause people to reflect more. I deeply apologize to the residents of Fukushima if they felt I disrespected their home. My intentions were not malicious.”]
「私は歴史的事件の記録と保存が正しい行為と信じている。なぜならそれは、一つの国の混乱時の、忍耐と団結について多くの事を語れるからです。」とKeowはTIMEに金曜日(ネコ注:7/22)に語った。「私は、壊滅的な結果を記録し、原子力の長期間に渡る影響への注意を広める、と言うことを考えながら、福島へ行った。私は不幸な結果に焦点を合わせた―復興ではなく―なぜなら、その方が人々の反響はより大きくなるだろうから。私は福島の住民に深く謝罪する、もし彼らが、私が彼らの故郷を侮辱したと感じるなら。私は悪意は無かったのです。」
腐ってもTIMEだにゃ。