fc2ブログ

「コンテクスト依存」写真屋の惨状 白石臭氏問い詰められて「廃炉」寸前 デマでタイホ 新潟の核は言わないヒキョーな鳥肥え氏 追記:遂にTIME誌上でKeowが謝罪

短パンガスマスクの炎上騒ぎは、今週に入って、さすがに下火になった。ここで「総括」をしておくのだにゃ。その他の話題も尽きないし。

①「コンテクスト依存」写真屋の惨状
ゴーフレンさんやnaoさん、ポドニエシンスキーさんが指摘したように、短パンガスマスクの写真は「exclusion zone」「red zone」(写真が批判されている内に、いつの間にか公の地図の区分で「赤」になっている地域がred zoneということにズレ込んでいったが、red zone は福大マクマイケル助教が指摘したように、一般的に「立ち入り禁止、危険区域」を意味するのである)で撮影したものではなく、誰でもアクセス可能な地域と、とっくの昔に開通した国道6号沿いで撮影したものであった。「公開書簡」のピアースさんが批判したような、福島の不幸を利用した「自己宣伝」としては、短パンガスマスクの写真は成功したと言える。何しろ彼が大喜びしたTIME掲載や、CNN掲載は大きな成果だろう。これらは「どうせキワモノ」とみられるタブロイド版新聞とは、ちょっと違う効果をもたらすかもしれない。そしてその後の「世界大炎上」も、「かまってちゃん」の視点から見れば、「成功」に見えるかもしれない。

しかし、TIMEその他への掲載もそうだったが、話題の中心は写真ではなく、「コンテクスト」、つまり彼が(警察の目を盗んで夜中に森を抜けて)「exclusion zone」に入った、あるいは否か、という「物語」でしかなかった。最初こそ、「ショッキングな写真だ」等と言われたものの、結局はこのコンテクストが、写真そのものよりも遥かに大きな話題になって、世界に飛び火した。写真について語られなくなった・・・そりゃそうだろう、彼の写真はこのコンテクスト無しで見れば、ただのゴミ屋敷、廃屋にバカみたいなコスプレで入って撮った「selfy=自撮り写真」でしかない。こんな写真は世界中どこのゴミ屋敷、廃屋で撮っても同じだが、これだけが、「彼の写真から伝わるもの」なのである。写真誌のコメ欄では、「(廃墟写真家として知られる)セフ・ローレスより落ちるね、彼はセルフィーは撮らない。」と言われている。そういえば南米の世界遺産遺跡で、裸写真を撮って捕まったヤツがいたが、これとそっくりだ。短パンガスマスクも裸のセルフィーにすれば、「自己宣伝」力は増したに違いない。

何はともあれ、最も印象的な写真は「コスプレ・セルフィー」だったわけだが、結局は時間が経てば経つほど、「あ~、ここは短パンで入れるんだね~」という事実が、これらの写真から力強く伝わるだけである。それを覆すには、「福島の立ち入り禁止区域へ侵入した写真屋、白血病発症、死亡」的なニュースしかない。しかし彼は今後も、世界の危険な地域で「コスプレ・セルフィー」して、その健康さをアピールしてくれるに違いない。写真を見て、誰も「ここ福島は本当は放射線量が高くて、人間が入れない」なんて思わないし、彼が方便に使った例の「原発利用の危険性を伝える」なんて、誰にも伝わらない。彼は「防護服は着るつもりだったが、東京で30万円とカードを無くして買えず、グリーンピースが貸してくれなかった」云々の言い訳をしていたが、無くした場所は、「レストラン(CNN)」「新宿駅(Middle Ground)」等とクルクル変わっている。ハフ・ポストで、「普段、私はロングパンツをはきません」と言っているように、そもそも「短パン(ガス)マスク・自撮り」が、彼の写真の唯一のcheapなアイデンティティー、トレード・マークだから、防護服なんて着るわけがない。着られないのだ。従って防護服が必要な場所に行く計画など、あったわけがない。しかし、こんなことだから、「反原発」の「援護射撃」が皆無だったのは、不幸中の幸いだった。

そして、「プロの写真家は食べるためには、何でもやらなくては~」云々こそ、プロの写真家の言い訳に全くなっていない、噴飯モノだった。こんなのは写真家ではなく、全ての職業人の共通認識、常識だ(ノラネコだって同じだよ)。本当のプロの写真家なら、「様々なクレームがあり、疑いが生じているが、私の作品が伝えているものが真実だ」で終わりだ。写真から伝わるものが無い、自信も無い、コンテクスト依存だから、こんなつまらない言い訳が出てくる。

コンテクスト依存しかない写真がコンテクストを疑われたということは、今後は彼の写真は、コンテクスト検証プロセスを経る事になってしまうだろう。コンテクストが無ければ、ただの「コスプレ・セルフィー」なのだから。

(追記7/26)
なお、前回エントリーの最後に、シンガポールのニュースサイト、The Middle Groundの記事「The grey area in your viewfinder」を揚げた。ポドニエシンスキー氏の批判が上がる前の記事で、撮影地の捏造問題ではなく、ピアース氏が「往復書簡」で指摘した「モラル問題」が中心になっている。シンガポール、マレーシアの写真家の批判が鋭い。このあたりが現地の主な意見だと思うが、この後「立ち入り禁止区域に入った=ウソ」問題が持ちあがったのだから、短パンガスマスクの評判は、母国でも地に堕ちたのではないか。
(7/30 一番下に「Keow Wee Loong 遂にTIME誌上で謝罪」を追記しました。)

②白石臭なるモノが林智裕さんに問い詰められ「廃炉」寸前
白石臭というのは、泡プラという「市民団体」の「ジャーナリスト」だ。例によって「反原発」で、すなわち「フクシマ・デマ屋」だ。それが去年ピロセ隆が出した「東京が壊滅する日――フクシマと日本の運命」なる放射脳デマ本をめぐって、ピロセをヨイショする対談をしていたが、そこで言われたタイムリミットの1年後(2016年7月17日) 、東京は壊滅したのか?と、鋭く問い詰めたのが、デマ除染を行っている福島のフリーランス・ライター、林智裕さんだった。林さんや阪大キクマコ先生たちの「シノドス」でのデマ追及については、
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-202.html 参照
もちろん白石らが住み続ける東京は壊滅していない。こんな簡単な問いにさえ答えられない、惨めな「ジャーナリスト」が醜態をさらした。その「まとめ」。

「東京が壊滅する日」タイムリミットの1年後(2016年7月17日) 東京は壊滅したのか? いいえ、都知事選の真っ最中です。
http://togetter.com/li/1001328

「yesかnoか」に答えずに、「直接会いたい」とは、正に恫喝的展開だが、こんな人物が「一橋大学特任准教授」という「国家権力」でもあるから、あきれた話だにゃ。なお、この問題、本日7/25更なる白石氏の恥さらし中。がんばれ林さん、今や味方は大勢いますよ!
林 智裕 ‏@NonbeeKumasan · 3時間前
@hamemen 白石草さま、こんにちは。貴方様からのメールを受け取りました。
直接お話頂ければよろしいのに、わざわざ荻上チキさんとシノドス経由でのご連絡に驚いています。
ともあれ、頂いたメールはそのまま公開させて頂いた上で、また夜にでもお返事いたします。取り急ぎ、ご用件まで。


https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/757532445537280000
(ツイート削除になったので、このトピックの最後に揚げた、一連のスクショ参照)
では、白石氏はシノドス編集部(荻上氏)宛てメールで、「(シノドスに)記事を書いている林智裕さんが最近、ツイッターで激しい攻撃をかけてきまして、大変困っています。その関連でこの記事のことを知り合いの弁護士から指摘されました」てな感じで「弁護士」を持ち出し(脅し?)、「この記事」というのはhttp://synodos.jp/society/15632 、つまり林さんの最初の「デマ追及記事」の事だった。また、林さんの事を「思いつきだけで書き散らすライター」と侮辱して、編集部に「(林さんの)発言内容を引用した上で、それに対する批判という形で修正していただくような事はできないでしょうか」という具合に、白石氏による「林さん批判」を入れた、「この記事」の修正を迫っていた。また林さんと対話、シンポジウムか討論をさせるようにと迫っていたが、自分が侮辱した相手が、「対話」なんてするわけはない。狂ったか?更には、自分が「岩波書店」の「バ科学」に書いているという、「権威付け」までやっていた。もはや、おんつぁのバッケン・レコード超えだ。

そもそもは林さんが、白石氏に「今年7/17に東京が壊滅したのか、yesかnoか?」と尋ねたのに、これには答えずに、別な「この記事」で「弁護士」と共に、シノドスに圧力をかけて、林さんを潰そうという、ヒキョーな手に出たわけだ。「シンポジウム」「討論」なんて、「泡プラ」関係の「プロ市民」がドカドカ押しかけて、林さんをイジメまくるに違いない・・・「侮辱」が、まさにそれを語っている。林さんは白石氏みたいな「国家権力」じゃないし、プロ市民団体がバックの「ジャーナリスト」でもない。福島の「ただの市民」だ。これこそ言論弾圧じゃないか。裏から「記事の修正」を迫るなんて、一番汚い手を使った、「言論の自由」「表現の自由」の侵害だ。

https://twitter.com/kikumaco/status/757549024245198848
きく☆まこ。‏@kikumaco
@NonbeeKumasan @hamemen 白石さんはご自身の考えとして「東京は壊滅したと考えているかいないか」をお答えになるべきだと思います。「広瀬は壊滅すると言ったが、私はそうは考えていない」でも全然構わないのですから、ご自身のお考えを明らかになさるべきでしょう


片瀬久美子さんも呆れている。
https://twitter.com/kumikokatase/status/757563192314728448
片瀬久美子@暑いの苦手 ‏@kumikokatase · 26分前
なぜ、白石さんは単に「知り合いの指摘」とせずに、「知り合いの弁護士の指摘」とされたのでしょう。読み手によっては、ここで法的な対処も匂わせているとも受け取られてしまいます。
https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/757532445537280000 …
わざとでなければ、ここは余計だったのではないでしょうか。


https://twitter.com/kumikokatase/status/757564075035406336
片瀬久美子@暑いの苦手@kumikokatase
白石さんが、林さんに対する『思いつきだけで書き散らすライターさん』という表現も、相手を侮辱する言葉ですし、誠実な意見交換をしたければ、こうした言葉は避けられた方が良いと思います。
https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/757532799842693120 …


林さんの「メール公開」については、結局
https://twitter.com/NonbeeKumasan/status/757569149325316096
@hamemen 荻上チキ氏から、メールの公開は望まないとのお話がありましたので、一連の内容を削除いたしました。

となってしまったが、
https://twitter.com/shunkuriyama/status/757572271410061312
くりやま@大魔王&闇(モモバージョン)@shunkuriyama
白石さん( @hamemen )のメールは結局のところ,シノドスに対して記事の削除と林さん( @NonbeeKumasan )の執筆の停止を要求したという風に読めた. さすが,市民に寄り添うジャーナリストはやることが心底ゲスい,
https://twitter.com/shunkur
https://twitter.com/shunkuriyama/status/757573826372775936
くりやま@大魔王&闇(モモバージョン) @shunkuriyama
まぁ,メールの内容は削除されたので,これ以上書いても仕方ない.(再読して確認することも難しいので) 林さんにtwitter上で反論すれば良いと思うのだが(たとえヌルヌルと論点をズラし続けてでも),それをせずに執筆先にチクるとはなぁ.w


といった反応があふれた。このメールが載った「まとめ」(「東京が壊滅する日」(2016年7月17日)、東京は壊滅したのか? 「YESか...http://togetter.com/li/1004546) も見られなくなったが、サーバーのキャッシュのスクショ上げとく。このブラックなメールの肝心な部分は残っている。
shiroishi6.jpgshiroishi1.jpgshiroishi4.jpgshiroishi8.jpg

結局「臭」が臭いモノにフタという、自爆ギャグでオワタ。こんなのが「一橋大特任准教授」で、「早稲田大学大学院ジャーナリズムコース講師」だとさ、呆れ果てたよ、ホント。「言論、表現の自由」を守り、「アベ政治を許さない」とかって言う者が、実はファシストまがいのクズっていう事こそ、「民主主義の危機」ではないだろうか。

林さんは先月刊行された「福島廃炉図鑑」に、「デマ検証コラム」を書いた。
福島第一原発廃炉図鑑(開沼博・編/太田出版)デマ検証コラム用序文
http://togetter.com/li/985193

「福島第一原発廃炉図鑑」7日出版 廃炉作業の実態まとめる  2016年06月06日 09時23分  福島民友新聞
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160606-081885.php
 東京電力福島第1原発の廃炉作業の実態を分かりやすくまとめた「福島第一原発廃炉図鑑」が7日、太田出版から出版される。廃炉作業は難しい言葉で説明されることが多く、県民に「遠い存在」になりがちだ。著者の一人で社会学者、福島大客員研究員の開沼博氏(32)は「抽象的なイメージでなく、現場の実態に基づいた理解が必要だ」と、県民が廃炉を知る意義を語る。
 廃炉について開沼氏は「がれきが乗っかった原子炉」「連なる汚染水タンク」など固定観念化された印象が先行していると指摘。「人の存在が感じられない『お化け』のような印象を持たれがちだが、実際には大勢の人が働き、原発の周辺に帰還しようとする住民もいる。それを踏まえて廃炉を考えるべきだ」とした。
 執筆には開沼氏のほか、第1原発で作業員として働いた経験を漫画「いちえふ」に描いた漫画家の竜田一人(たつたかずと)氏(51)=素顔非公開=と、復興活動に取り組む元東電社員の吉川彰浩氏(36)らが当たった。竜田氏は「第1原発への理解が進んでおらず、デマも流れている。分かりやすい解説本が必要だ」と述べ、吉川氏は「作業員が誇りを持って働いている現実を知ってほしい」と話す。398ページ、価格は2484円(税込み)。
 労働や娯楽、多様な視点
 東京電力福島第1原発の廃炉の現状を知ってもらおうと出版される「福島第一原発廃炉図鑑」。原子炉建屋の現状や作業員の労働環境、近くのグルメ・サーフィンスポットなど、約400ページのボリュームで廃炉や原発周辺をさまざまな視点から紹介している。
 立命館大衣笠総合研究機構特別招聘(しょうへい)准教授で福島大客員研究員の開沼博氏(32)が編者を務め、科学的、技術的観点だけではなく、社会科学的な切り口から廃炉を描いた。
 廃炉作業に関わった体験を自身の作品「いちえふ」で知らせた竜田一人(たつたかずと)氏(51)は、漫画や図解を駆使し、廃炉の現場をリアルに表現。元東電社員で、復興支援に取り組む一般社団法人AFW(Appreciate FUKUSHIMA Workers)を設立した吉川彰浩氏(36)は、第1原発で働く作業員の実情や、抱える思いなどを詳細につづった。このほか、コピーライター糸井重里氏や、衆院議員の小泉進次郎氏らのインタビューも盛り込んだ。
 開沼氏は「この本はスタートライン」と位置付け、原発の調査と情報発信に当たる「福島第1原発廃炉独立調査研究プロジェクト(廃炉ラボ)」を本格的に進めていく考えを示した。


「廃炉ラボ」クラウド・ファンディングについてはコチラ。
福島第一原発のいまを調査して世界に伝えたい! 世界初、民間・独立の調査研究プロジェクトがその実態を記録し発信する
https://motion-gallery.net/projects/1Fhairo

そうそう、福島から出た本と言えば、南相馬に移った柳美里さんが、「ねこのおうち」を出しましたにゃ。
新刊「ねこのおうち」出版・・・柳美里さん 読売新聞 6/30
http://www.yomiuri.co.jp/life/book/news/20160620-OYT8T50115.html
猫を愛する作家の柳美里さん(47)が、新刊『ねこのおうち』(河出書房新社)を出版した。

 小さな動物と人間たちが紡ぐ4編を収めた温かく、せつない連作集だ。東日本大震災の被災地、福島県南相馬市に昨年春、引っ越したことによる心境の変化も作品には映し出されている。
 大きな木がたくさん生えた公園の草むらから、話は始まる。メス猫のニーコは6匹の子を産んだ後、動物駆除のためにまかれた毒団子を食べて死んだ。野良となった子供たちは、様々な形で人間に引き取られる。
 「私も家で猫を4匹飼っています。犬は人と上下関係になるけれど、猫は徹底して寄り添ってくれる。不思議な力があると思う」
 2008年から2編を発表した後、東日本大震災が起き、「当初の構想と全く違う作品になった」。時間を置き、14年に執筆した3編目「アルミとサンタのおうち」は、両親の離婚などの記憶を生々しく引きずる27歳のライターや母子家庭で育つ9歳の子供たちを描いた。
 彼らは子猫と出合い、柔らかな体に触れ、掛け替えのない絆を築く。不安定な生活を送る人々に必要なことは何か。過去の傷から人間は回復できるのか。小説の枠を超え、深く考えさせる。
 「悲しみやつらい出来事の中では人間の時間は整然と流れず、入り乱れるものなのだと、改めて感じるようになりました。鉄砲水のように過去が噴き出し、溺れてしまうことがあります」
 「震災後、2世帯や3世帯同居も多かった福島(沿岸部)の浜通りの多くの家族がばらばらになるのも見聞きしました。この本は、南相馬の人に読んでほしい。悲しんだり、苦しんだりしている人が、何かしらの救いを得られなければ、作品に意味がないとも思うようになりました」
 高校中退後、劇作家の東由多加が率いる「東京キッドブラザーズ」に入団。演劇活動を経て、小説を書き始めた。若い頃は、14歳の少年を主人公にした『ゴールドラッシュ』など疾走感あふれる作品を次々と刊行し、東の死や自身の出産を経て『命』を発表した。
 震災後は南相馬市の臨時災害放送局のラジオ番組に出演し、400人以上の住民の話を聞き続け、南相馬へ引っ越した。作風も生活環境も激しく変転を続けている。
 「変わろうと思って書いてはいません。私も生身で生活を送っていて、その中で子供を持ったり、大切な人を亡くしたり、様々なことが起こる。書き終わったら、自分が変わっていたと気づくことの連続です」
 現在は、南相馬の古く少し傾いた住宅に長男とともに暮らす。「これほど寒いとは知りませんでした」。最近は人々の姿を感じたいと、図書館の机などで仕事する。
 「若いときは、生と死は対立するものだと思っていた。でも、震災で多くの方が亡くなり、自分も老いについて考えることが増えた。死と生は揺らぎ、波打ち際のように押したり、引いたりするものだと感じています」
 結末は、静かな祈りを感じさせる。現在の柳さんの立つ場所にも見えた。(待田晋哉)

 ◇ゆう・みり
 1968年生まれ。93年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞。96年に『フルハウス』で泉鏡花賞など、97年に『家族シネマ』で芥川賞。ほかの作品に、『8月の果て』『JR上野駅公園口』など。


福島から次々と「作品」が出ているよ、コスプレ・自撮り写真なんかじゃなくてね。

③「デマでタイホ」
ツイッターのデマ発言で、遂にタイホ者が出たにゃ。
「ライオン逃げた」熊本地震直後にうそツイート 男を逮捕 7月20日 18時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160720/k10010602351000.html
熊本地震の発生直後に「地震で動物園のライオンが逃げた」などと、うその内容をツイッターに投稿し動物園の業務を妨害したとして、神奈川県に住む20歳の男が逮捕されました。警察によりますと、災害時にデマを流し業務妨害をしたとして逮捕されるのは全国で初めてだということです。
逮捕されたのは、神奈川県に住む会社員、佐藤一輝容疑者(20)です。
警察の調べによりますと、佐藤容疑者はことし4月14日の熊本地震の発生直後に、「地震のせいで、うちの近くの動物園からライオンが放たれた」などと、うその内容をツイッターに投稿し、熊本市動植物園の業務を妨害したとして偽計業務妨害の疑いが持たれています。


東日本大震災、福島の原発事故に関するデマはどうなのか?武田邦彦は「あと3年・・・日本に住めなくなる日 2015年3月31日 」つーのがあったにゃ。
http://takedanet.com/archives/1013802442.html

震災時のデマ配信者 逮捕の可能性も
http://nikkan-spa.jp/166383
当時はこうしてタイホの可能性を言っていた人もいたがね~。ま、福島県が「偽計業務妨害」で被害届を出すとか、騙されて酷い境遇になった「自主避難者」が、「訴訟団」を作って訴えることからだにゃ。このブログはそのための「記録」なのです。そうそう、マスゴミのデマによる恐怖煽りと言えばコレだ、まいど~
朝日新聞「プロメテウスの罠 第9回 我が子の鼻血 なぜ」の「主婦 有馬理恵」は「俳優座の社会派女優&市民活動家」だ 証拠はここにある 「従軍慰安婦」「吉田調書」と同じく検証が必要だ(リンク先読んでください)

④鳥肥え候補の「東京に福島の核は要らない」発言
東京都知事選嘘の鳥肥え候補が、例によって福島を巻き込む発言をしたにゃ。しかしコレ、本当にボケたか、頭がオカシイのか、人格に問題があるのではないか、と見える。

鳥越俊太郎氏演説詳報(19日)「福島の核もいらない、つまり原発もいらない。非核都市宣言をぜひ東京都で実現したい」 産経新聞 7/23
http://www.sankei.com/politics/news/160720/plt1607200006-n6.html
「私は東京こそ非核都市、核はいらない。核というのは広島、長崎の原爆だけではありませんよ。福島でも核はあったんですよ。福島の核もいらない。つまり原発もいらない。そういう思いを全部ひっくるめて、非核都市宣言をぜひ東京都で実現したいと・・・」

核兵器と原発をごっちゃにして、「ヒロシマ ナガサキ フクシマ」とするのは、あの「意識高い系」の得意技だ。だいたい「福島の核」という発言自体が、「福島では原爆並み、核兵器並みの被害が・・・」という「印象加害」を生み出すものだ。しかし、今時はこれに対する批判、反発はちゃんと出るようになった。「フリー・ジャーナリスト」渡部真氏の7/23のツイログ等で見ると、
http://twilog.org/craft_box
渡部真@craft_box
承前)「福島の核」が原発を指しているなら、「福島にもあった、いらない核」を、東京都民の代表としてどう処理するのか、具体的な政策として示すべきです。そうでなければ、無責任な発言と言わざるを得ません。 @tundoc
posted at 16:45:25 7月23日

渡部真@craft_box
福島の原発が供給する電力は、福島や東北ではなく、東京など首都圏の電気です。そうした首都圏の電力供給が前提に、福島第一原発は事故を起きました。要するに「福島の核」は、他人事ではなく、東京都民が責任を持って処理すべきものだという事です。 https://twitter.com/tundoc/status/56720078033268736…

赤木智弘(ペパーダイン大学未入学)@T_akagi
反原発なら反原発でもいいけど、本当に反原発であるならば、反原発と称する政治集団が福島差別になるような言動をしていることに怒りを持たなければおかしいし、それらの政治集団と同質の言葉を発している時点で、鳥越に反原発を名乗る視覚はない。

片瀬久美子@暑いの苦手@kumikokatase
事故を起こした原発は東京電力のもので、福島から東京に電気を送っていたのに、「福島の核はいらない」なんて東京都知事候補が言ったら他人事すぎる感じが…。「東京の電力確保のために原発には頼らない」というならば、まだ分かるんだけど。


https://twitter.com/kikumaco/status/757237963658932224
きく☆まこ。@kikumaco
鳥越さんが「東京は非核都市宣言をする」という公約?の中で「福島の核も要らない」と言ったのはほんとに酷い話なんだよ


みなさん、ありがたいですにゃ。

福島は今、東京に原発の電気は送っていない。そもそも今、東京電力福島第一原発には、「いらなくなった」使用済みorぶっこわれた核燃料しかない。福島県は、東京電力福島第二原発の廃炉宣言もしている。「福島の核はいらない」もヘチマもない。福島が東京に原発製の電気を送ることは、もうとっくの昔に、あり得無くなっていたのだ。従って今や鳥肥え候補は、「新潟の核(東電柏崎原発)はいらない」と言わなくてはならないはずだが、なぜ「フクシマ、フクシマ」とバカみたいに叫ぶのか?新潟には反発されるから、叩きやすい福島をイジメたのだろう。他県に原発を建てて、散々利用した挙句のこの「要らない」発言、ますます人格が疑われるだけだ。

(7/30 追記 Keow Wee Loong 遂にTIME誌上で謝罪)
ムカつくので、しばらく見ていなくて気付かなかったが、TIMEの記事に7/22付けで短パンガスマスクへの疑義と、「謝罪」が追記されていた。我々は一定の勝利を収めた。皆さんありがとうございます。

http://time.com/4403093/fukushima-exclusion-zone-japan-photos/
[Update 7/22/16: In the days following TIME’s publication of Keow Wee Loong’s photographs from Fukushima, a number of readers expressed what they saw as several issues with the collection of images. Some said that Keow’s decision to enter and photograph the streets and commercial properties of Fukushima was disrespectful to the Japanese who have worked hard to pick up the pieces in the wake of the 2011 disaster; others accused him of fabricating the images or lying about their provenance.
追記2016年7月22日:Keowの福島の写真のTIMEでの発表の後、数多くの読者が、これらの写真特集で見たことについての感想を述べていた。読者は、Keowが侵入して、街や商業施設を撮影したことは、2011年の災害が起こって、懸命に事態を収拾しようとしていた日本人に対する、侮辱であると言い、また、写真はデッチアゲであるとか、その撮影地について嘘を言っているという非難も起こった。

TIME has confirmed the veracity of the photos, which were also published by a number of other sites (among them CNN and The Guardian). But in light of the conversation that followed, we asked Keow for his response to the negative reader reactions. (Note: in the story that accompanied the photos, the name of the town of Tomioka was misspelled.)
TIMEは写真については、信憑性を確かめたし、これらは、多くのサイト(その中にはCNNとザ・ガーディアンも含まれる)も取り上げた。しかし、以下に示す会話のように、我々はKeowに、読者の否定的反応に対する回答を尋ねた(注:写真についている説明で、富岡町のスペルは間違っていた)。

“I believe in the documentation and preservation of historical events because it can speak volumes about a country’s perseverance and unity during times of turmoil,” Keow told TIME on Friday. “I went into Fukushima with that mindset — to document the devastating consequences and to spread awareness of the long-lasting effects of nuclear power. I focused on the unfortunate consequences — instead of the improvements — because it would cause people to reflect more. I deeply apologize to the residents of Fukushima if they felt I disrespected their home. My intentions were not malicious.”]
「私は歴史的事件の記録と保存が正しい行為と信じている。なぜならそれは、一つの国の混乱時の、忍耐と団結について多くの事を語れるからです。」とKeowはTIMEに金曜日(ネコ注:7/22)に語った。「私は、壊滅的な結果を記録し、原子力の長期間に渡る影響への注意を広める、と言うことを考えながら、福島へ行った。私は不幸な結果に焦点を合わせた―復興ではなく―なぜなら、その方が人々の反響はより大きくなるだろうから。私は福島の住民に深く謝罪する、もし彼らが、私が彼らの故郷を侮辱したと感じるなら。私は悪意は無かったのです。」


腐ってもTIMEだにゃ。
スポンサーサイト



「世界大炎上」のデマ写真屋の ポドニエシンスキー氏に対する「回答」 追記:現地写真家たちの批判

今日も「世界大炎上」は続いている(前回エントリーが長くなったので、こちらに続きました)。ポドニエンスキーさんの問いかけに、短パンガスマスクも答えざるを得なくなった。昨19日夜に登場した「回答」は以下の如し。

https://www.facebook.com/uglykiwi/posts/1114625998617013

The overall map location by Arkadiusz Podniesinski , huffington.jp(front page today), my gps mark and info provided by greenpeace.
(アルカディウス・ポドニエシンスキーの地図、今日のハフ・ポストの一面、私のGPSマーク、グリーンピースにもらった地図)
i still remember it was 4am here in asia and i received message from arkadiusz asking me on the location as he cant identify all of them so i exchange info with him, well i saw some of his work before from fukushima and i like it alot to be honest, but i really didnt expect that a fellow photographer will write such a thing to another fellow photographer and only highlight the town of namie but not others town that i've been...huffington.jp have a overall location but not all , but it show a bigger image. is nice that arkadiusz map turn the red zone into a blank white spot....you are talking about me seeking publicity by posting what CNN,TIMES and etc publish, but you yourself is doing the same thing on your page......you said i am making money from doing my job as a photographer, may i ask how much money you gain from documenting fukushima ?? , i dont blame you for that, as a fulltime photographer thats how we survive by our photo.
(私はまだ、ここアジアで午前4時に、アルカディウスからのメッセージを受け取ったことを思い出す。それは彼が同定できなかった私の撮影地点について尋ね、そこで私が彼と情報交換し、私は彼の作品を福島に行く前に見て、正直に言うが、気に入った。しかし私は本当に、写真家仲間が他の写真家にあんなことを書いてくるとは思わなかった。浪江町の一部にだけスポットをあて、私が行った他の町は無視している・・・ハフィントンポスト日本は全てではないが、地域全般を把握していて、より大きな図を出しているのは良い。アルカディウスの地図はRed Zoneを空けて白にしている。君は私について、CNNやTIMES(ママ)やその他のメディア公開を欲しがっている、と言っている。しかし君自身君のページで同じことをやっている。君は、私が写真家としての仕事から金儲けをしていると言うが、では、君は福島を記録することで、いくら金を得たのか?と尋ねさせてくれ。私はそのことで君を責めない。プロの写真家として、どうやって自分の写真で生き延びるかが、目的なのだから。)
i'm here to highlight some of the important question
1)did you steal anything?

(盗みをしたか?)
-i did not loot or steal anything from this town, the only thing i stole is images
(私はこの町からいかなる略奪、盗みをしてはいない。イメージを盗んだだけだ。)
2)did you enter the exclusion without permit?
(許可なしで立ち入り禁止区域に入ったか?)
-YES
(はい)
3)did you walk into abandon houses/shop?
(人が住んでいない家、商店に入ったか?)
-Yes i did, even the great arkadiusz and other photojournalist does the same, having a permit into the exclusion zone does not mean one have the permission entering houses and shop without the owner consent : https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10201621053206037&set=pcb.10201621059006182&type=3&theater
(はい。偉大なアルカディウスや他のフォトジャーナリストも同じことをしている。立ち入り禁止区域への許可は、持ち主が認めていない家や店への立ち入り許可ではない。)
4)Did i mess up my house to fake exclusion zone photo?
(立ち入り禁止区域の写真をでっち上げるために、自分の家をとっ散らかしたか?)
-this is funny, but no
(変な質問ですが、いいえ。)
5)why did you enter without a safety suit?
(なぜ防護服を着なかったのか?)
-when i arrived in tokyo, i lost my cash and my card 300,000yen, i was planing to get one suit here but i cant now, so i did went to greenpeace office in tokyo to seek information regarding permit and the exclusion zone, but they only give me a internet link which lead to this map on the photo... i did ask them for help on the protection suit, but of course i didnt received any help or info by them. without money , i do not have the time to get a valid permit which like arkadiusz said take a week..accommodation is money and time is money......and i dont have that with me at that moment.https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1079444645468482&set=a.208101212602834.53672.100002088711813&type=3&theater
(東京に着いた時、現金とカード300000円を無くした。私は防護服を一着買う予定だったが、できなくなった。そこでグリーンピースの事務所に行き、許可関係と立ち入り禁止区域の情報を求めた。しかし彼らはここにあげた地図に至るインターネットのリンクを教えてくれただけだった。私は彼らに防護服を援助してくれよう頼んだが、もちろんタダでは援助も情報もくれなかった。私はアルカディウスが言うように一週間かかる有効な許可を得る時間がなく、一週間生活する金もなかった。時間は金であり、この時私には無かった。)
6)how do i get in there and how many hours i spend there total
(そこにトータル何時間いたのか。)
-13 hours, as the walking consume 3 and half hours plus to get to point A(tamioka) to point B(namie) .across 4 town , i was walking off road in the wood next to the main road around 3-5am in the morning to avoid getting detected, the grass around is thick and as high as me.....yes there is police petrol on the road , i went there during the weekend as there is less tepco employee around. I dont see any local resident and cars everywhere as mention wnen i arrived in the morning, the only car i see is police patrol
(13時間。この内歩行は3時間半、それに加えA点富岡からB点浪江に行くのに4時間。道ではなく、幹線道路に隣接した森の中を歩いていた。午前3時~5時頃で、警察に見つからないようにした。周りの雑草は生い茂り、私の背丈ほどあった。そう、道路では、警官の巡回があった。私はそこに週末に行ったので、そのあたりの東電の職員は少なかった。私はそこに早朝到着したので、地域の住民も自動車も、全く目にしなかった。私が目にしたのはパトカーだけだった。)
7)Am i sick now?
(病気ですか)
-no I'm very healthy .
(いいえ、私はとても健康です)
8)Do you know your photo hurt people feeling?
(写真は人々を傷つけたと思うか?)
-i didnt know that my photo does that, this photo is capture in the exclusion zone itself and i did not photoshop or alter it in anyway.... how can my photo not hurt people if what i capture is true ?? , or maybe i should not take photo of abandon places but flower and people cleaning radioactive waste.
(私の写真が傷つけたかどうかはわからなかった。この写真はまさに立ち入り禁止区域で撮ったものそのままで、フォトショップなどの加工はしていない。もし私が撮ったものが本物ならば、どうやって人を傷つけないことができるのか?そうではなく、私は花や除染している人々を撮影するべきだと言うのか?)
9)why do you wanted to document the exclusion zone
(どうして立ち入り禁止地域を記録したいのか?)
-my photo might seem stupid to you now, but is still part of history i'm creating here, 10 years from now people will know what happen in fukushima and what it feels like to be in the exclusion zone.....what every photographer do here in the exclusion zone is important as we are the one documenting the history.
(今、私の写真は馬鹿げたものに見えるかもしれない。しかしこれは私が創造している歴史の一部であり、今から10年後には人々は福島で何が起こったか、立ち入り禁止区域に居てどう感じるかをを知るだろう。立ち入り禁止区域ですべての写真家がやっている事は、歴史の記録の一つとして重要なことだ。)
10)is publicity important for you ?
(メディアでの公表は重要か?)
-as a phographer it is, without publicity on our photo, we will not survive, and there will be no photo on the news paper or online portal you are reading now , without people publishing our photo, we will never survive as a photographer.......thats the harsh reality of being a photographer when everyone want free photo in exchange with publicity . Ask any photographer if they feel proud of their photo being publish... if you are a photographer working fulltime, you ask yourself this question.
(写真家として、メディアでの公表が無ければ、生き残れない。また新聞やオンラインポータルサイトは、写真が無ければ生き残れない。人々が写真をメディアで公表しなければ、私たちは写真家として生き残れない。みんなが公表された無料の写真を交換したがっている、というのが写真家の厳しい現実である。メディアで公表された写真に誇りを感じるか、と、誰でもいいから写真家に尋ねてみれば・・・もしあなたがフルタイムの写真家ならば、自分自身に尋ねてほしい。)
11)do you do your research before you went in?
(行く前にリサーチしたか?)
-yes i read all english article there is about fukushima, but most info is not as up to date , so i was going in blind without the luxury of a tour guide and car taking me from one town to another to visit all the landmark, my plan was not as smooth as it is and i didnt not manage to go to all the location i wanted due to time constraint .not to say being worried of getting caught by cops if they find me lurking around capturing photo.....this was my first time going in blind into the exclusion zone and i capture as much footage as i could.
(はい、私は手に入るすべての福島についての英語記事を読みました。しかし多くの情報はアップデイトされていません。そこで私は盲目状態のまま、ツアーガイドを付けるという贅沢なしに、また町から町へ移動して、全目標地点を訪れるクルマもない状態で行きました。私の計画は予定通りにはいかず、時間節約のため、行きたかった全地点には行けなかった。もしそこらに潜んで写真を撮っていて、警官に捕まったら、という危険は言うまでもありません。盲目状態で立ち入り禁止区域に入り、写真をできるだけ多く撮ったというのは、私には初めてのやり方でした。)
12)why am i wearing a gas mask?
(なぜガスマスクを付けたか?)
-as i said my eyes irritate when i'm there and i do not want to direct inhale the air into my lung.
(前にも言った通り、あそこに行った時に目に刺激があり、また肺に直接空気を入れたくなかった。)
13)do i see any commoner walking around the town
(町を歩いていて、住民を全く目にしなかったのか?)
the answer is no , there is non ,the only people i see is police and people guarding the exclusion zone and maybe worker in a white helmet.......the town is basically empty when i arrived in the morning during the weekend.
(答えは「そうです」。全く見ていない。)
14)who capture my photo
(誰が撮ったのか?)
-i am a photographer, i capture my own image, with a tripod and self timer on my camera...saw a few of you is asking. Is the same as my building photo as well... I produce my own photo.
(私は写真家で、自分の写真は三脚とセルフタイマーで「自撮り」した。これを尋ねる人は少ない。ビルで撮った写真と同じだ。私は自分の写真を自分でプロデュースしている。)
15)did i break property to enter shop and houses
(店や家に入って設備を壊したか?)
-No i didnt break any property as thats a criminal offence, if is lock i walk away and find another spot.
(犯罪で訴えられるような、如何なる破壊行為もやっていない。もし鍵がかかっていれば、そこはやめて他のところを探した。)
16)why is the traffic light still working?
(なぜ信号が動作しているのか?)
-i dont know it just turn green,red,green,red without any car around, is creepy thats all i could say.
(わからない。緑と赤に交互に変わっていた。クルマはまったく無かった。気味が悪かった。私が言えるのはそれだけです。)
All i wanted to say is i have a limited amount of time in all 4 of this town, will my photo be any different if i have a permit, i will say not much will change, i will still produced the same photo but if i have more time, i would cover the town one at a time to give it a better view of what is like in the exclusion zone.
(言いたいことは、私は4つの町でそれぞれ時間に限りがあった。もし許可があれば私の写真は違ったものになっただろうし、しかし違いはそれほど大きくは無かっただろう。同じ写真を狙ったが、もし、もっと時間があったなら、もう一度町で、立ち入り禁止区域でも、マシに見えるところを撮っただろう。)
For people that i block, you need to understand that this is my personal page, my page is not for you to spam and insult me without hearing my part of the story.... if you wanna spam......do spam here in this post and not all over my page. i guess if i do that ...you would have do the same as well,so do respect.
(ブロックした人々には、これは私の個人的なページだいう事をわかってほしい。私のページは、あなた方が私の話の一部も聞かずspam(迷惑メール)や侮辱を送るためにあるのではない。もしspamしたければ、ここにやってください、私のページではなく。私がもしそうすると想像するなら、・・・あなたがそうすることは、尊敬していることと同じですよ。)
They are many allegation calling me a thief,claiming i was not even there and break private property....... i cant respond to all question like this every sec, as i have things to do in my life as well, so i have explain everything here and i wont repeat myself again.
(多くの人が私を、あの地区に行ってないとか、盗みを働いたかを疑って、ズル呼ばわりしています。私は全ての疑問に、このように毎秒を使っては答えられない。生活に必要なことをやらなくてはならないですから。私はここで全てを説明しました。繰り返しはありません。)
I do only apologize to the shop owner and actual resident of fukushima, i'm really sorry if you are offened by my photo and to Arkadiusz Podniesinski i do understand why you are doing this and i wanna say i dont hate you for it.
(私は商店の持ち主と、福島の本当の住民だけに謝罪します。もし私の写真であなた方が傷つけられたなら、本当にごめんなさい。そしてアルカディウス・ポドニエシンスキーには、私はなぜあなたがこうしたか理解するし、私がそのためにあなたを嫌っていることはないと言いたい。)
13775926_1114604071952539_1666000701728776896_n.jpg
(アルカディウス・ポドニエシンスキーの地図、今日のハフ・ポストの一面、私のGPSマーク、グリーンピースにもらった地図)

さてと、その後の「世界大炎上」だが、この回答が燃料投下となって、ますます盛り上がってきた。

①アジア全域をカバーし、AP通信とも連携しているAsis Coresspodent がトップニュースにした。
Malaysian photographer lied about Fukushima aftermath shots, say critics 7/20
(マレーシア人の写真家が、福島の災害後の写真についてウソをついている、と批評家たちが発言。)
https://asiancorrespondent.com/2016/07/malaysian-photographer-fukushima-aftermath/
ポドニエシンスキー氏の指摘と、短パンガスマスクの「回答」にも触れている。

②コチラは写真系のサイト「PetaPixel」。短パンガスマスクの短いインタビューあり。
Fukushima Photographer Defends Photos After Accusations of Fakery  Jul 19, 2016  DL Cade
(福島の写真家、捏造との批判に反論)
http://petapixel.com/2016/07/19/fukushima-photographer-defends-photos-accusations-fakery/
“Podniesiński colour[d] the red zone into white [on his map], and has been spreading it ever since,” Loong told us. “It is not white as I told countless press, I walked from Tamioka to Namie across 4 towns.”
(「ポドニエシンスキーは赤の区域を白にしていて、それを拡大している。」とロンは言い、「ここは白ではないと、数えきれないほどの新聞社に伝えた」。私は富岡から浪江まで、4町を縦断して歩いた。」
“He said that he was uncertain where all photos were taken, and I told him,” Loong explained to us. “The next day he came out with this article.”
(彼は全部の撮影地が確定できないと言ってきたので、私は彼に伝えた。すると次の日には、彼はこの「反論」を発表した。)

短パンガスマスクは、ポドニエシンスキー地図は浪江の拡大版であり、「凡例」を入れるために白くしたということがわからない(ふりをしている)?また、撮影地はポドニエシンスキー地図が正しいということになる。この記事は現在4位の注目度で、コメ欄ではgoogle ストリート・ビューの写真が貼られての議論がなされている。

しかしね~、この「回答」で「フルタイムの写真家=プロ写真家」というコトバが沢山使わてるけど、「奇妙なコスプレのselfy=自撮り」多数って、プロとしてどうよ?ってレベルでは。またいずれの写真も、どこのゴミ屋敷探して撮ったって同じようなもので、特に「原子力災害の危険性に対する認識を喚起」なんてされない。むしろ「短パンでOKだ」が広まるだろう。「もしspamしたければ~」のくだりは、spamでもrespectと見なす「炎上商法」「かまってちゃん」でしかない。やはり、TIMEやCNN,TheGuardienなんかが、こんな「ガキ写真」、「カメラ小僧(古いか)」を取り上げたことが、問題だろう。

そうそう、timeの記事に so he drove four hours north with his assistant Sherena Ng. Dailymailでは in June this year with friends Sherena Ng and Koji Hori.とあるが、この二人の同行者はどう行動したのか?Horiらしき野球帽+マスクは、2カット映っているようだが(https://www.facebook.com/media/set/?set=a.1108392955906984.1073741934.100002088711813&type=3 の左の列、上から4番目と6番目)
→コメ欄に、Hori氏は https://m.facebook.com/koji.hori#!/koji.hori ではないかとの情報をいただきました。

(以下追記 7/21)
③ポーランドの写真誌
Relacja fotograficzna Keow Wee Loonga z Fukishimy udramatyzowana?
http://www.swiatobrazu.pl/relacja-fotograficzna-keow-wee-loonga-z-fukishimy-udramatyzowana-33998.html
Tymczasem Arkadiusz Podniesiński, fotograf i podróżnik, specjalizujący się w reportażach z miejsc katastrof (odwiedzał zarówno Fukishimę jak i Czarnobyl) analizując fotografie stwierdził, iż wykonane zostały w obszarach stref zielonych i czerwonych, nie wymagających specjalnych zezwoleń na wejście.
(わからんです)→コメ欄でnaoさんが訳してくれました。

④イタリアの写真誌
Fukushima oggi, le foto nella zona rossa. O no? 20/07/2016 Di Giulio Mandara
http://www.fotozona.it/magazine/fukushima-foto-zona-rossa-keow-wee-loong-51286
POSIZIONE CONTESTATA – Il fatto è che secondo un altro fotografo, il polacco Arkadiusz Podniesiński, le foto in questione non sarebbero state scattate nella zona rossa, ma nella zona verde, non vietata, e sulla strada nazionale 6, già riaperte al pubblico dopo l'incidente.
E Podniesiński afferma anche che Loong avrebbe scritto un resoconto disonesto, e si sarebbe ritratto con una maschera antigas e la borsa della spesa, come se si trovasse nella zona proibita, ancora contaminata, mentre invece si sarebbe trovato in zone accessibili a tutti, nella zona verde, al limite qualche volta in quella arancione. E fa notare alcune immagini dello stesso Keow (le riportiamo qui sotto) che ritraggono edifici situati in punti accessibili, come un negozio di video sulla Route 6, o la stazione di Namie, aperta di giorno.

(もちろんわからんです)→コメ欄でnaoさんが訳してくれました。

この「回答」は、GPS画像公開が「弱点」か、日本ではゴーフレンさんたちの検証も続いています。
https://twitter.com/GOFLNN/status/755980304448225280
ゴーフレン@あかつき桃 ‏@GOFLNN
@parasite2006
ロン氏「ポド氏の色地図は赤エリアを白く表示してる!」
双葉・大熊・富岡の写真9枚中7枚が車中から撮れる写真なんだよね
降りて撮ったのは中古車店敷地内と鞄屋内だけ
検証結果がこんな有様では単に省略しただけってわかること


もちろん、
福島民友新聞の記事「外国人、避難区域で「無断撮影」世界に風評拡散の懸念」を巡って:写真ソースを探して撮影場所を確認
http://togetter.com/li/1000519
更新が続いている。

⑤Free Malaysiaの「回答」を受けての記事
M’sian photog denies fabricating ‘Fukushima’ series
マレーシア人写真家、福島デッチアゲを否定
http://www.freemalaysiatoday.com/category/nation/2016/07/20/msian-photog-denies-fabricating-fukushima-series/
Nevertheless, Keow apologised to residents of Fukushima and owners of shops there, in case he had offended them in any way with his photo series.
とにかく、Keowは彼の一連の写真が福島の住民を傷つけたとしたら謝罪する、としている。

⑦シンガポールの新聞Todayの今日の記事
Malaysian photographer denies faking Fukushima photos
マレーシア人写真家は福島の写真捏造を否定
http://www.todayonline.com/world/asia/malaysian-photographer-denies-faking-fukushima-photos
He said that he had limited time in all four towns and that he would have given a “better view” of exclusion zones if he was able to enter with a permit.
Mr Keow was also the subject of a scathing open letter by a blogger named only as Pierce, who had criticised Mr Keow’s photos as a “publicity stunt”.
彼は限られた時間で4町を回ったが、もし許可を得て入れば、「もっと良い光景」を撮影できただろうと言っている。
Keow氏はまた、ピアースとだけ名乗っているブロガーの公開書簡で、写真は「自己宣伝」だと酷評されている。

⑧香港の立場新聞StandNews7/22
被質疑福島相片非無人區內攝 馬來西亞攝影師被批譁眾取寵 2016/7/22 — 15:00
https://www.thestandnews.com/art/%E8%A2%AB%E8%B3%AA%E7%96%91%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9B%B8%E7%89%87%E9%9D%9E%E7%84%A1%E4%BA%BA%E5%8D%80%E5%85%A7%E6%94%9D-%E9%A6%AC%E4%BE%86%E8%A5%BF%E4%BA%9E%E6%94%9D%E5%BD%B1%E5%B8%AB%E8%A2%AB%E6%89%B9%E8%AD%81%E7%9C%BE%E5%8F%96%E5%AF%B5/
(7/29 コメ欄に、さや猫さんが翻訳してくれました。)

(7/26 追記)
短パンガスマスクを母国の写真家たちが批判
⑨シンガポールのニュースサイトThemiddle Ground 7/19
7/26になって見つけたが、Middle-class, middle-age, mid-life, middle-income, mid-career, moderate, everyman, average.を標ぼうするニュースサイト。「公開書簡」を取り上げ、Keowのインタビューもある。さらに、シンガポール、マレーシアをベースにするの二人の写真家が、Keowを批判している。このあたりが、プロの写真家たちのKeowに関する、「倫理的結論」だろう。
なお、この記事はポドニエシンスキー氏の批判が出る前に書かれていて、Keowが撮影地をデッチアゲたことは、まだわかっていない。それでもこれだけの批判が、Keowの地元であったことが興味深い。
The grey area in your viewfinder Jul 18, 2016 02.00PM | Yusof Najeer
(君のファインダーの中の灰色のところ)
http://themiddleground.sg/2016/07/18/grey-area-view-finder/
STUNNING or stunting?
(刺激的か、受け狙いか?)
Recent pictures of the Fukushima exclusion zone by freelance photographer Keow Wee Loong, which have gone viral on social media and published by media organisations like TIME and CNN, are just the latest to stoke the fires in the raging debate about the ethics of photography. Mr Keow, a 27-year-old Malaysian photographer based in Thailand, went into the “red zone” without a permit from the relevant authorities. He was clad in just a hoodie, shorts, sandals and what looks like a gas mask.
(フリーランス写真家のKeow Wee Loong が最近撮った、福島の立ち入り禁止区域の写真は、ソーシャル・メディアで話題になり、TIMEやCNNといった報道機関が掲載したが、最も最近の、写真と倫理についての激しい論争の火に燃料投下した。Keow氏はタイに住む27歳のマレーシア人写真家だが、関係省庁の許可を得ずに「立ち入り禁止区域」に入った。彼はフードと、短パンと、シャツと、ガスマスクのようなものを、身に着けただけだった。)
The exclusion zone was set up following the Tohoku earthquake and tsunami in 2011, which led to the release of radioactive materials from the Fukushima Daiichi nuclear plant. As a result, the Japanese government declared a nuclear emergency and evacuated people within a 20 km radius around the plant. The radiation levels at the core of this zone, which is where Mr Keow spent 13 hours, have reached up to 9.4 sieverts – this could kill a person in an hour.
(「立ち入り禁止区域」は2011年の東北地震・津波の後に設定された。この災害は福島第一原発からの放射能漏れを起こした。その結果、日本政府は原子力緊急事態を宣言し、原発周囲20Km圏内の人々を避難させた。Keow氏が13時間を過ごしたこの地域の中心での放射線レベルは、当時は9.4SVに到達していたが、これは一時間で人間が死ぬ可能性があった。)
Mr Keow’s foray into the exclusion zone in Japan has drawn criticism by readers and professional photographers alike, with one open letter, which has been shared over 5,000 times, calling it a “a cheap, disrespectful publicity stunt that oozes desperation in both its vision and execution”.
(Keow氏の日本における立入り禁止地区への侵入は、読者とプロの写真家の両方からの批判を引き起こした。ある「公開書簡」は5000回シェアされたが、写真を「その計画と実行の両方からにじみ出ている、安っぽい、軽蔑すべき受け狙い」と呼んでいる。)
The letter writer also pointed out that the stunt was disrespectful to those who were forced to leave their homes due to the disaster.
(この書簡の著者は、この受け狙いは、災害によって家を離れなければならなかった人々に対する、侮辱であるとも指摘している。)
TMG spoke to two professional freelance photographers, who called Mr Keow “irresponsible”.
(本誌は、Keow氏を「無責任」と呼んでいる二人の写真家に、話を聞いた。)
When TMG contacted Mr Keow, he said: “Initially, I approached the media agencies to sell my work but nowadays, I don’t. My photos go viral and they come to me to pick up my story. Most foreign press pay me and it usually is sufficient to refund the amount I spend for each project.” His earnings from this Fukushima project was sufficient to cover his travel fare and the cost of a month’s stay in Japan, he added, but refused to disclose the amount he spent.
(本誌がKeow氏に接触した時、彼は「初期には、私はメディアに私の作品を売るために接触したが、最近ではこれはやらない。私の写真は話題になり、彼らは私の話を取材しようとして来た。多くの外国の報道機関が私に金を払ったが、これはこの企画に使った費用を賄うのに十分な額だった」。この福島の企画から彼が得た金は、旅行費用と一か月の日本滞在費用を補うにも十分だった、と彼は付け加えたが、かかった費用を公開することは拒んだ。)
“Before I went there, the authority told me that I needed a special permit to visit this town and it takes three to four weeks to get the approval from the local council. Well, too much bureaucracy bull**** for me. So, I just sneaked into the forest to avoid cops on the road,” Mr Keow wrote in his Facebook post, on July 10, recounting his venture. To date, his post has received about 45,000 likes and 70,000 shares.
(「そこに行く前、当局はそこの町へ行くには許可が必要で、役場がそれを認めるまでに3,4週間かかると、私に伝えてきた。まったく官僚制度のブルシットだ。そこで私は警官を避けるために、森の中に忍び入った。」とKeow氏は7月10日のフェイスブックに、彼の冒険を思い出して書いている。この日、彼の投稿は約45000の「いいね」を得て、70000シェアされている。)
It is this devil-may-care attitude that has riled others, including fellow photographers in the industry.
(この「神のみぞ知る」という態度は、人々を怒らせている。その中にはこの業界の写真家仲間が含まれている。)
The photographer disregarded governmental rules and trespassed into a restricted and dangerous zone, said Mr Stefen Chow, a 36 year-old professional photographer and film maker. “Rather than saying he is plain wrong, I would question his motives. Is it to uncover a truth that people need to see? Is there education to this, and people can benefit from the knowledge?” He added that the pictures were not “aesthetically professional” and were nothing short of attention-seeking.
(この写真家は行政の決まりを無視し、禁止された、危険な区域に侵入した、とStefen Chow氏は言う。36歳のプロの写真家、映像作家である。「彼の計画が間違っていると言うより、彼の動機について尋ねたい。人々が見たい真実を暴くためか?教育的意図があり、人々がこれを知ることから、何か利益を得るのか?」。」彼はこの写真は「プロとしての美学」に欠け、人目を引くためのもの以外にはほとんど何もない。)
“This was plain reckless, offensive and irresponsible,” said Mr Chow.
(「これはただの思慮の欠如、攻撃的で、無責任でしかない。」とChow氏は言った)
Besides the ethical issues pertaining to trespassing, Mr Keow also crossed moral boundaries to place himself, and potentially others around him in danger. This is rather unusual for freelance photographers as they “usually go to a location only after being assigned or having successfully pitched it to an editor or client.”
(侵入に関係する倫理的問題は別にしても、Keow氏また、モラルの境界を越えてしまい、自分自身と、潜在的には、彼の周りの人を危険に晒している。これはフリーランスの写真家としては、どちらかと言えば珍しい。彼らは普通は、任務を割り当てられてとか、編集者やクライアントに企画を投げて成功してから、撮影に行くのである。)
“The stories assigned or approved would be after careful consideration of the risks and the news value of the story,” said Mr Joseph Nair, a 30 year-old professional photojournalist who freelances for news organisations and wire agencies such as the Associated Press.
(「任務が割り当てられたり、認可された話というのは、普通はリスクとニュースの価値を勘案してからの事だ」とJoseph Nair氏は言う。彼は30歳のプロの写真家で、報道機関、AP通信のような通信社でフリーランスで働く。
No big deal?
(大した話ではない?)
Mr Keow worked with a Singaporean friend to plan the shoot but ventured into the area alone, he said. He feels that he posed no danger to anyone around him. “When I exited the red zone, I proceeded to a booth within the green zone, to check the radiation count in my body. The radiation level was equivalent to a cancer patient who goes through radiotherapy,” said Mr Keow. As such, he said, he would not cause harm to people around him.
(Keow氏は撮影計画をシンガポール人の友人とたてたが、あの地域には一人で進入した、と言うった。彼は周囲の人を誰も危険にしたくなかったと思った。「レッド・ゾーンを出て、グリーン・ゾーンの中のブースに進み、私の身体の被ばくを測った。被ばくレベルは放射線治療を受けたがん患者と同じだった。」とKeow氏は言った。彼が言うには、だから、彼は周囲の人を傷つけてないだろう、ということだった。)
When asked why he decided to proceed without appropriate protective equipment, the self-funded freelancer said: “I do not wish to expose myself to the radiation. I accidentally left behind the envelope containing about 300,000 Yen, at Shinjuku train station. Since I lost my money, I could not get a protection suit. As a photographer, I only have the option to do it or waste an opportunity.” According to him, visitors can enter the red zone for five hours, without getting any serious health effects – he was there for 13 hours.
(いつ彼は適当な保護装備なしに侵入することを決めたのか、と尋ねると、この自己資金のフリーランサーは、「被ばくしたくはなかった。私はたまたま30万円入った封筒を新宿駅に忘れてしまった。金を失ったので、防護服は買えなくなった。写真家として、遂行するか、この機会をあきらめるか、という状態だった」。彼によれば、訪問者はレッド・ゾーンに5時間いられる。それならば深刻な
健康影響はない。ところが彼は13時間いたのだ。)
But he wasn’t completely immune though. In his Facebook post, Mr Keow described the effects he felt upon entering the red zone: “I could feel a burning sensation in my eyes and a thick chemical smell in the air.”
(しかし彼の免疫は完全ではなかった。フェイスブックの投稿によれば、Keow氏はレッド・ゾーンに入ると、「目に焼けるような刺激を感じた。空気は科学物質のような強い匂いがした」。)
Mr Keow had been fined previously for illegally scaling the Sentrum Tower at Kuala Lumpur Sentral by climbing the facade of the building without any safety lines.
(Keow氏は以前に、クアラルンプール中心部のセントラム・タワーに、安全装備なしに登ったことで、違法行為として罰金を取られている。)
Mr Nair feels that what Mr Keow did in Fukushima might encourage young photographers to join the “urban explorers” club – those who photograph themselves doing dangerous stunts.
(Nair氏は、Keow氏が福島でやったことは、若い写真家が、危険な受け狙いの自撮り「都会探検」クラブに加わることを促すかもしれないと、感じている。)
“It’s about being there and nothing else. They don’t have the same ethical codes as photojournalists,” said Mr Nair. This trend is picking up among Singaporean youngsters too, as they bypass security to climb tall buildings and photograph themselves standing or hanging off the edge of these buildings.
(こういう写真は、そこにいた、という事の他には何もないのです。彼らは、報道写真家と同じ倫理規定を持っていません、とNair氏は言う。この傾向は、シンガポールの若者にもあります。彼らは高層ビルに警備をかいくぐって登り、ビルの端に立ったり、ぶら下がったりして自撮りします。)
Besides risking their own lives, some photographers can endanger the environment too. In an attempt to capture dramatic shots of wildlife in action, some Singaporean wildlife photographers have resorted to baiting. They create photo opportunities by stuffing fishes with styrofoam, causing them to float, so as to bait birds who swoop down for an easy meal. The ingested styrofoam particles can be toxic to the birds and they can remain within the animals for years.
(自分らの命を危険にさらすことの他に、環境を危険にする写真家もいます。自然が成すドラマティックな瞬間を捉えるために、シンガポールの自然写真家で、餌による罠を仕掛ける人がいます。彼らは魚に発砲スチロールを詰めて、浮かぶようにして、シャッターチャンスを作ります。こうすると、鳥が引っかかって、羽ばたいて降りてくるってわけです。食べられた発砲スチロールは鳥には毒ですし、生物の体内に何年も残るのです。)
Such trends in modern day photography seem to be based solely on gaining fame and fail to provide the public with valuable insights. Yet, due to the visual appeal of stunting, boosted heavily by social media, many are starting to latch onto this trend.
(近年のこうした傾向は、名声を得たいという社会に根ざしており、人々に価値ある光景を見せることには失敗している。しかし、刺激の視覚的なアピールによって、また、SNSの強い後押しによって、多くの人はこの傾向を掴んで離さなくなるのです。)
Is photography still being used as a tool to provoke further inquiry? Or is it just for the mere purpose of gaining attention?
(写真は今でも、更なる問いを挑発する道具として使われるのか?あるいは、単なる注目を集める目的なのか?)
“I personally think it’s exploitation,” Mr Nair said.
(「私は個人的には、売り込みなのだと思います、とNair氏は言った。)

(7/29 追記)
前々回コメ欄に、naoさんが書いています。
ポドニエシンスキー氏の検証記事
http://www.podniesinski.pl/portal/attention-seeking-kid-keow-wee-loong/
が2016年7月22日付で更新され、ハフィントンポストの記事
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/18/malaysia-photo-fukushima_n_11049638.html
の英訳が追加されていました。完璧!

このハフポストの英訳は、日本におけるKeowの写真の報道を、世界に(今のところ)唯一伝えるものとして、大変貴重です。

こうして世界での報道を眺めていると、「当事国」である日本での報道が、極めて少ない(福島民友、ハフポストのみ?)のに対し、マレーシア、シンガポール(東南アジア全域対象)、中国(香港 Keowは中国系)という、もう一方の「当事国」系の発信が多数あり、しかもこれらは国際的に読まれる言語(英語 中国語)で書いてあります。日本からの発信がいかに少ないか。また日本の報道が、日本でしか通じない日本語であったことは、福島にとって全く不利な状況でした。こうした点で、福島、あるいは日本在住の外国人の方々の発信に、大変感謝いたします。特にピアースさんの「公開書簡」の力は大きかったです。この書簡が、実質唯一の「日本からの英語発信」、「本来あるべき当事国からの報道」だったのです。彼らがいなかったら、最悪の福島のイメージが発信されたままになっていたでしょう。この「公開書簡」が世界の人の心に響いたことは、keowのfacebookへの批判殺到やGuardianのコメ欄等でうかがえます。上にあげたシンガポールのMiddleGroundは、この「公開書簡」から、プロ写真家のモラルを問題にしています。

また、ポドニエシンスキー氏については、彼も被災地の「負のイメージ」を発信した人ではあり、「Days Japan」事件では、彼の不正確な「想像」が利用されていました。彼は過去何年もかけて双葉郡を撮影してきた自分を差し置いて、Keowが「一発」で有名になったことに対する、個人的な怒りもあったのかもしれません(これは想像です)。しかし彼の撮影地についての事実検証をふまえた「批判」があって初めて、世界の報道が取り上げ、「世界大炎上」になりました。大変感謝いたします。日本では、特に福島について、「センセーショナルな物語」を喧伝するのが「ジャーナリズム」になっていましたが(まるで安っぽい小説家ですにゃ。文学としてみればゴミクズにもならないのに、報道と名乗ると「意識高い系」が評価するって一体・・・)、本来このような「事実」を伝えるのが、「ジャーナリスト」ではないでしょうか。「撮影地に関するウソ」という「一点突破」、「事実についての証明」が、世界の報道に対して効果的だったこと、また英語発信が必須、というのは、教訓でした。

マレーシア人デマ写真テロ事件 ポドニエシンスキーさんの反論をきっかけに 世界的炎上

さて、前のエントリーの続きだにゃ。何しろ今炎上中だからいろいろあるにゃ。
まんず、今日昼に出たハフ・ポストの記事から。

①ハフィントンポスト7/19
マレーシアの写真家「福島の立入禁止区域を撮影」→地域の外国人たちが激怒「コスプレで風評流すのやめて」ハフィントンポスト 7/19 12:35
http://www.huffingtonpost.jp/2016/07/18/malaysia-photo-fukushima_n_11049638.html?utm_hp_ref=japan
ここでは、短パンガスマスク盗撮男のインタビューが目新しい。ヤツも、この「炎上」で無視を続けるわけにはいかなくなってきた。以下抜粋。

ロン氏はなぜ短パンだったのか?
民家や商店にも「押し入ったわけではない」と反論。「すでに、ドアが開いていたのです。閉まっていたら、入りません」と話した。

(まるで「説教強盗」だが、ということは、金の指輪が落ちていたら、持って行くってことだにゃ)
撮影した場所で人や車を見かけなかったのかと聞くと、「国道6号線沿いでは見かけた」と答えたが、「しかし、私はそこを避けました」と説明し、それ以上については語らなかった。
(インチキの告白だにゃ)
撮影許可の情報や、防護服について、日本のグリーンピースに助けを求めましたが、助けてはくれませんでした。全く、協力的でなかった。
(一生恨めにゃ)
ガスマスクをつけた理由については、「レッドゾーンに入った時、目が痛かったのです。それに、肺に直接、空気を吸わないほうがいいと思いました」と答えた。同僚らの格好については、回答がなかった。
(そもそもレッドゾーンに入っていないにゃ)
写真が売れなければ、写真家は生き残れない。私がやったことは妨害ではありません。私はただ写真家としての仕事をしただけなのです。
(写真が売れるためなら、何でもやらかすってことだにゃ。そんな写真屋は足洗って、真っ当な人間として生きろにゃ)

福島に住む外国人がロン氏を非難
ロン氏の写真が拡散しはじめると、福島に住む外国人たちが非難を始めた。ニュージーランド出身でいわき市在住の英語教師、ザン・ウェザオール氏(30)は12日、福島の英語教師でつくるFacebookグループに、「無断で商店や民家に押し入るなどして撮影された画像が出回っています。彼の行為は違法であるばかりではなく、家を残して避難せざるを得なかった被災者に失礼です」などと投稿。これに福島に住む外国人らが共感し、「なぜこのように一部だけが切り取られるのか」「住民の話を聞いてほしかったなど、19日午前10時現在で、70件以上のコメントが投稿された。なかには、「売名行為で写真を撮らないで」などと、ロン氏へ英語の公開書簡を送る人もあらわれた。

ウェザオール氏はハフポスト日本版の電話取材に対し、「いわき市には、福島第一原発の事故で避難してきた人がたくさんいます。ロン氏が撮影したのは、知り合いの家かもしれない。無断で上がり込んで撮影されたのかと思うと悲しい」と話した。「福島にはもちろん課題があるが、人々は乗り越えようと懸命なんです。それを、持ち主に許可なく上がり込み、どのような事情があるのかを聞かずに誇張した写真だけを投稿するのは、フェアではないと思います」。

福島大経済経営学類のウィリアム・マクマイケル助教(33)はハフポスト日本版に、「一部分のみを意図的に切り取った写真が拡散することで、誤った福島のイメージが独り歩きする」と懸念を述べた。あたかも廃墟になってしまったような福島のイメージが強調されているという。

「“レッドゾーン”、”ゴーストタウン”、“立ち入り禁止”、”5年間放置されたまま”…など、ロン氏の投稿にはセンセーショナルな言葉が多く使われています。まるで、福島は人が住めない場所になってしまったと言わんばかりですが、実際には写真が撮られた場所も復興が進められており、人が働いています。

英語での“レッドゾーン”という言葉は、『一切の立ち入り禁止』『非常事態』を連想させる表現なのですが、ロン氏の写真は、避難指示解除準備区域などの立ち入り制限がされていない区域や、地図上は帰宅困難区域であっても誰でもいつでも通行できる道路などで撮影されたものが多く含まれています。これらは”レッドゾーン”とはいえない場所ですが、ロン氏は明確に区別して表示しているわけではありません。言葉を巧みに使って、また、自分や仲間以外の人物は写さず、意図的に誰もいないゴーストタウンのように仕立てていると考えられます。

ロン氏の27枚の写真の大半は浪江町で撮影されたものです。浪江駅付近で撮影されたと思われる場所に私も行って、実際に写真を撮ってみました。これらは避難指示解除準備区域であり、特に立入に許可が必要な場所でもなく、すぐに誰でも行くことができます。

政府が『避難指示区域の概念図』でピンク色で示している福島第一原発入り口の交差点は、誰でも通行を認められている国道6号線の通りで、車の往来も多い場所です。ロン氏は『原発から100メートル』と書いていますが、実際には2キロ離れており、間違っています」

ロン氏は「コスプレで恐怖を煽っている」

さらに、ウェザオール氏やマクマイケル氏は、ロン氏の撮影姿についても指摘する。ウェザオール氏は「放射線は気体ではないので、ガスマスクをつけるというのも、知識として間違っています」と述べ、マクマイケル氏も「ガスマスクなど必要ない」として、次のように語った。

「例えば浪江駅構内の放射線量は、15日現在で0.5マイクロシーベルト以下でした。これは、もちろんガスマスクなど必要のない値です。怖いのなら、なぜ短パンに、サンダル履きなのでしょう。彼のいつものトレードマークなのでしょうか。はっきり言って、コスプレですよね。地域の人々のことも考えずに、ガスマスクで、恐怖をあおっています。風評被害につながるのでやめてほしいです」。


この事件、ザン・ウェザオールさんのfacebook投稿から始まったんだね。ウェザオールさん、ありがとう。

②自慢の「自己宣伝」用フェイクブック消滅か
そして今日午後、短パンガスマスク盗撮男が、デマ写真を載せて「TIMEに載りました!」「CNNに載りました!」てな自慢を繰り広げ、反論をブロックしまくっていた、「自己宣伝」用fakebookアカウント https://www.facebook.com/KeowPhotography/ が見られなくなった。アカ消して逃亡体勢か、前回エントリーに取り上げた力丸さんの投稿のような、殺到する「You are a liar!」に耐えられなくなったかのように見える(力丸さんの傑作が載ったままになっていたということは、最早ブロックしきれなかったのだろう。まるでTsunamiだにゃ。思い知ったか)。

③遂に海外英語ニュースメディアに飛び火
そしてそして、遂に、前回エントリーに翻訳を載せた、あの「デマズ・ジャパン」に利用されたポーランド人写真家ポドニエシンスキーさんの、、緻密な「デマ検証」が、ニュースになった。

Photographer slams Malaysian man's pictures of Fukushima; claims his story is fabricated AsiaOne 7/19
(マレーシア人の福島を撮った写真を批判した写真家が 彼の物語はデッチアゲであると主張 AsiaOne 7月19日)
http://news.asiaone.com/news/asia/photographer-slams-malaysian-photographers-fukushima-pictures-exclusion-zone-fake
A Polish photojournalist has slammed a Malaysian photographer for a series of pictures he reportedly took in Fukushima's exclusion zone, calling his account a "fabrication" and "sensationalism".
ポーランド人写真家が、福島の立ち入り禁止区域で繰り返し撮影したマレーシア人写真家を、彼の説明はデッチアゲ、センセーショナリズムであると非難している。)

Arkadiusz Podniesinski's accusation comes after a blogger penned a widely-circulated open letter criticising 28-year-old Keow Wee Loong's photographs as a "publicity stunt" and an effort to get "10 seconds of Internet fame".
(アルカディウス・ポドニエシンスキーの批判は、一人のブロガーが広く拡散された公開書簡を書いた後に出された。この書簡は28歳のKeow Wee Loongの写真を、「売名行為」「10秒のネット名声」を得るためのもの、と批判している。)

Mr Podniesinski, who prefaced his critcisms by saying that he has visited Fukushima "many times to document the destruction caused by the disaster at the nuclear power plant", said that Keow's photos that included a photo of himself in a gas mask in an abandoned bookstore were not actually taken in the exclusion (or red) zone.
(ポドニエシンスキー氏は、批判の前提として、彼は原発災害による破壊の記録の為に、何回も福島を訪れていることを表明し、keowの写真は、廃墟となった書店でガスマスクを付けた彼自身の写真を含んでいるが、実際には立ち入り禁止区域(レッドゾーン)で撮られたものではない、と言っている。)

Podniesinski's photographs have been published on numerous news and current affairs websites in the past.
(ポドニエシンスキーの写真はこれまでに、数多くのニュース、報道系ウェブサイトで公開されている。)

In a scathing article posted on his website on July 18, Mr Podniesinski said: "I did not have any major problems identifying the sites where Keow Wee Loong took his photographs. It quickly turned out that all of the photos he took were not taken in the red no-go zones as he claimed, but only in the open green zone (sometimes orange)."
(7月18日に、彼のウェブサイトに上がった痛烈な記事で、ポドニエシンスキーはこう書いている、「Keow Wee Loong が撮影した建物を同定してみると、この地域には大きな問題はないことがわかる。彼が撮った写真は全て、彼が主張するような「(地図の)赤い立ち入り禁止区域」で撮られたものではなく、「(地図の)緑の開放区域」(いくつかオレンジ色もある)で撮られたものだ。)

He went on to add that all of these places are open to the public, criticising Mr Keow's claim that he had entered the exclusion zone illegally to shoot his photos.
彼は、これらの場所全ては、人々に開放されている、と続けて、Keow氏の、彼が立ち入り禁止区域に入り、不法に写真を撮ったという言い分を批判している。

According to Mr Podniesinski, most of Mr Keow's photos were taken in the town of Nomie, which has had a 'green' status for "at least three years and have be open to all since 1 April of this year (sic)".
(ポドニエシンスキー氏によれば、keow氏の写真の多くは浪江町で撮られていて、そこは少なくとも3年間「緑」の状況であり、今年の4月1日からは、全ての人に開放されている。)

He also said that a permit to visit the exclusion zone can be "obtained in just a week". All that is required is a justification of an important public interest.
(彼はまた、立ち入り禁止区域への訪問許可は、「ちょうど一週間で得られる」と言っている。必要なものは、重要な公共の利益に役立つということだけだ。)

Mr Podniesinski added that his post was "not to trivialise the catastrophic consequences of the failures of nuclear power plants" but to oppose those "seeking sensationalism".
(ポドニエシンスキー氏は、彼の投稿は「原発事故の破滅的なカタストロフを矮小化することではない」が、「センセーショナリズムを追う」ことに反対していると、加えている。)

As of Tuesday (July 19) morning, Mr Keow had yet to respond to Mr Podniesinski's post.
(火曜日=7月19日朝現在、Keow氏はポドニエシンスキー氏に回答していない。)

Previously, an open letter on a blog site called "Desu Awaits Us All" by a writer only known as Pierce, criticised Mr Keow's "reckless and irresponsible actions", adding that he had been banned from Mr Keow's Facebook album after leaving his comments.
(これより前に、ピアースとだけ知られた著者による、「Desu Awaits Us All」という題名の公開書簡が、Keow氏を思慮を欠いた、無責任な行動であると、批判している。

Like Mr Podniesinski, Pierce lambasted Mr Keow's photos as a publicity stunt.
(ポドニエシンスキー氏のように、ピアースもKeow氏の写真を、「売名行為」だと批判している。

Mr Keow's photo series has been featured on various news websites, and landed him interviews with Daily Mail, CNN and Time.
(Keow氏の一連の写真は、様々な報道さいとに取り上げられ、デイリーメール、CNN、TIMEが彼にインタビューするまでになった。)

On July 14, he shared an article published by CNN with his followers on Facebook, saying that he had been granting interviews "non-stop" for two days.
(7月14日には、彼はCNNの記事をフェイスブックでフォロワーとシェアして、2日間に渡ってノンストップでインタビューをこなした、と言っていた。)

In that post, Keow said: "People always ask me how do you get publish, well is simple, stay true to yourself and do the thing you enjoy doing...don't try so hard to impress other people as their opinion is irrelevant. follow your passion and they will eventually come to you one day (sic)".
(その投稿では、Keowは「人々はいつでも僕に、どうやって写真の公開を得るのか、と尋ねる。簡単だよ、自分自身に忠実で、楽しめばいい。他人の意見が見当はずれでも、強く反発し過ぎず、自分の感情に従うこと、そうすれば彼らはいつか、君になびくってわけさ。」)

It was previously reported that Nikon Malaysia had replied to Keow's post asking if it could exhibit his photos at the Nikon Centre.
(既に伝えられているが、日本光学マレーシアは、Keowの、ニコン・センターで写真展が開けないかという依頼に回答している。)

However, in an email to AsiaOne on July 19, the company said it would no longer feature Keow's images at its centre.
(しかし、7月19日のAsiaOneへのメールでは、ニコンはもはや、keowの写真を、ニコン・センターで展示しない、と言っている。)

It said: "As a company we understand and acknowledge that this remains a sensitive issue to some, especially those affected by the Fukushima disaster. We respect and believe that in their best interest it would be wise not to pursue the photo exhibition."
(メールは、「一つの企業として、私たちはこのことが、人々、特に福島の災害に会われた人々にとって、微妙に感情的な問題を残すことであると理解し、認識しています。私たちは彼らを尊重し、彼らの最大の利益において、この写真展を開催しないことが賢いことであると信じます。」と言っている。)

The company added that Keow has been notified of their decision.
(彼らの決定は、keowには既に知らされているということだ。)

このAsiaOneというニュース・サイトは、シンガポールの大新聞・出版社「シンガポール・プレス・ホールディングス」のニュース・サイトで、マレーシアを始め東南アジアをカバーしている。Wikipediaによれば、In 2007 it claimed 100 million page views from six million unique visitorsだそうだ。

この事件はまだまだ続きそうなので、何かあったらまたUPしていきます。ポドニエシンスキーさんの「検証」は、明らかなウソの証拠を図で明示しているので、海外での議論では「ワタシらの気持ちを考えろ」論以上に、効果がありそうだと思っています。

AsiaOneの前日7/18のニュース
Blogger criticises Malaysian photographer for his Fukushima exclusion zone photos
http://news.asiaone.com/news/asia/blogger-criticises-malaysian-photographer-his-fukushima-exclusion-zone-photos
では、ピアースさんの「公開書簡」を取り上げている。また、短パンガスマスク盗撮男は、Nikon DSLR というカメラを使っていて、そこで「日本光学・マレーシア」が写真展を持ちかけたものの、結局取りやめたという事が書いてある。デマ写真であることが、伝わったのだろう。

④中国語ニュースメディアにも飛び火
なお、同じくシンガポールの中国語ニュース・サイト、Channel8 News でも、今日ポドニエシンスキーさんの検証を取り上げている。
爆红马国摄影师被指捏造潜入福岛禁区的事实 摄影师否认 19/07/2016 16:34 Channel8 News
http://www.channel8news.sg/news8/latestnews/20160719-lif-photog/2968160.html
(中国語読めませんです)→コメ欄でさや猫さんが翻訳してくれました。短パンガスマスクのインタビューが新しい。争点を抜粋。
(ロンの主張)
1:自分は確かに富岡町から大熊町、双葉町、浪江町まで歩いて行った、とした。ポド氏が提供した地図は不正確である、なぜならポド氏は「レッド・エリア」を白色に書き換えているからだ、とロン氏は言う。もし富岡町から歩いて浪江町に行こうとするなら、必ず立ち入り禁止地区を通らねばならない、とロン氏は言う。これらの写真は自分が先月撮ったもので、だから一部の地区がすでに「オレンジ・エリア」になったかどうかはっきり分からない、とロン氏は指摘する。
2:私は非合法の潜入だ。だから広範な報道を勝ち取ることができた。
3:ロン氏はほどなくフェイスブックで声明を出す、とした。


⑤やはりシンガポールの英語ニュースメディア Mothership
Fukushima photographer doubted over whether photographs were really taken in ‘Red Zone’ July 19, 2016 Mothership
http://mothership.sg/2016/07/fukushima-photographer-doubted-over-whether-photographs-were-really-taken-in-red-zone/
Keow has not directly responded to Podniesiński’s allegations.

⑥マレーシアの英語ニュースメディア Free Malaysia Today
Fukushima photographer accused of fabrication FMT Reporters | July 19, 2016
http://www.freemalaysiatoday.com/category/nation/2016/07/19/fukushima-photographer-accused-of-fabrication/
ポドニエシンスキーさんの反論を紹介し、最後は
At the time this article was written, FMT had attempted to contact Keow, but he has yet to respond.
Wikipediaによれば、The Free Malaysia Today website is one of the most popular Malaysian online newspaper website, with site visits from more than 20 countries, 100,000 visitors and 200,000 pageviews per day. である。

マレーシア人写真屋のデマ写真テロはウソだらけ 県内在住外国人たちの団結・反論が熱いにゃ 追記:「デマズ・ジャパン」に利用されたポドニエシンスキーさんも反撃に加わる!

 世界のあちこちでテロが起こる今日このごろだが、福島も例外ではなかった。7/13のことだけど、Keow Wee Loong というマレーシア人写真屋が、原発事故で立ち入り禁止となった地域に無許可で入り(と称して・・・真相は後述)、店舗や民家に侵入し、避難者が残していかざるを得なかった、荒れ果てたままの光景を勝手に写真に撮って、「真実のフクシマの姿」として、世界中の新聞やテレビ局に売って「拡散」していたのだにゃ。例えばCNNはコレ。

Photographer sneaks into Fukushima 'Red Zone' (7/13)
(写真屋が福島の「レッド・ゾーン」に秘密裡に侵入した)
http://edition.cnn.com/2016/07/13/world/inside-fukushimas-radiation-zone/
Last month, under the cover of night, photographer Keow Wee Loong and two colleagues slipped past authorities and made their way into the exclusion zone, taking a three-hour walk through the woods to reach the abandoned towns.
(先月、夜の帳が降りて、写真屋Keow Wee Loong と二人の仲間は、官憲の規制をすり抜け、立ち入り禁止区域に向かった。3時間かかって森を抜け、捨てられた街に到着した。)

この他、Keow Wee Loongの「自己宣伝」用のアカウント https://www.facebook.com/KeowPhotography/ を見ると、TIMEDailymailThe GuardianMirrorNYPost といった雑誌や(タブロイド版?)新聞らしきものがゾロゾロ出て来て、自慢しまくっている。まさに「世界に拡散」だ。 要するに「原発事故で放射線量が高く、立ち入り禁止となったゾーンに密かに入り、これまで決して見ることができなかった光景を撮影した。それは避難当時のまま荒れ果てた、見捨てられた街だったっ!」てな、センセーショナルな「物語」が、マスゴミ受けして売れた、ってことだろう。Keow Wee Loongのフェイスブック本体には、
https://www.facebook.com/uglykiwi/posts/1108429879236625 には、こう書いてある。
Well this is the devastating effects of using nuclear energy. resident lives in fukushima will never be the same again... the radiation leak at red zone by the fukushima daichi power plant is damaging the environment and marine life in the pacific ocean , say no to nuclear energy today.
[SHARE THIS PHOTO OUT TO SPREAD THE AWARENESS OF THE DANGER IN USING NUCLEAR ENERGY]

(これが原子力利用の破壊的な影響だ。福島の住民はもう二度と元に戻れない。立ち入り禁止区域での第一原発からの放射能漏れは、環境と太平洋の生態を破壊しつつある。今日こそ、原子力にノーと言おう。 
「この写真を原子力利用の危険性への認知を広めるために、シェアしてください」)とある。

目的はお決まりの「反原発」だそうで。この「魔法のことば」を唱えれば、不法行為もOKの「反原発無罪」だにゃ。

この酷い「風評加害事件」を報じたのが、一昨日の福島民友新聞だ。
外国人、避難区域で「無断撮影」 世界に風評拡散の懸念  2016年07月15日 08時00分 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160715-092368.php
東京電力福島第1原発事故の帰還困難区域などでマレーシア人写真家が民家や店舗の中などを撮影し、14日までにフェイスブック上で公開した。「福島の立ち入り禁止区域の、今まで見たことのない写真」と書いており、賛意を示す「いいね!」が4万3000件に上っている。CNNなど大手メディアも紹介するなど海外で高い注目を集めているが、県内在住外国人らから「避難区域のある一面を表した写真にすぎず、本県への偏ったイメージを拡散している」と懸念する声が上がっている。
 写真は、商品が散乱したスーパーマーケットの店内に、ガスマスク姿の写真家がたたずむ様子や、民家の室内を写している。写真家はフェイスブックに英語で「大熊町、双葉町、浪江町に入った」と記載。「警察官を避けながら森の中を進んだ」などと、許可を得ずに帰還困難区域などに立ち入ったことを示している。
 海外での風評問題に詳しい福島大経済経営学類のウィリアム・マクマイケル助教(33)は「避難区域内では復興作業が行われており、誰もいない様子を写した写真ばかりなのは不自然」と指摘。「日本語での情報発信なら反論もすぐ上がるが、英語のこうした情報は放置されがち」と海外での風評払拭(ふっしょく)の難しさを語り、「福島全体のイメージ悪化を招いてしまうので、地道に反論の声を上げていく必要がある」と話している。


なぜ...悲劇性ばかり強調 避難区域「無断撮影」に嘆く在住外国人 2016年07月15日 09時41分  福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160715-092413.php 
 「美しい福島の姿、復興に向け頑張っている県民の姿こそ広く発信してほしいのに」。帰還困難区域などで撮影した写真をマレーシア人写真家がインターネット上で公開し、世界中に拡散されている出来事を受け、関係者は14日、原発事故の悲劇性のみが強調されて伝わっていく現状へのもどかしさを吐露した。
 写真家が「今まで見たことのない」として提示した避難区域にある無人の店舗内などは、実際には誰も見たことがないものではなく、政府や東京電力が県民に対し隠してきた事実でもない。
 「県内在住外国人らが団結して反論しているが、ネット上では(よく実態を明らかにしたと)写真家を称賛する意見が大多数のため、かき消されてしまう」。福島大のウィリアム・マクマイケル助教(33)は現状を語る。
 こうした写真がネット上で拡散していく背景には、より悲劇的な「ストーリー」に関心が集まりやすい人々の心理があるとマクマイケル助教はみている。
 本県の現状を発信するため、県は、日本に駐在する外交団へのセミナーや、外国人留学生のスタディーツアーなどを行っている。
 NPO法人ハッピーロードネット理事長の西本由美子さん(63)=広野町=は、双葉郡の各町の許可を得て、郡内で視察団を案内している。復興の段階が地域ごとに異なるため、正確な説明に気を配っているだけに、「被災地を正しく知ろうとしない一部の人の行為で偏った情報が広がり、本当に悲しい」と今回の出来事を嘆いた。


マクマイケル助教の動画はコレ https://www.youtube.com/watch?v=2-XWO4Yriiw
「ステレオタイプを排し、福島の復興を伝えることが私の使命」って言っている。ありがとうにゃ。

ウソ① 写真の地域は立ち入り禁止ではない 復興しつつある場所からの「切り取り」だ
いやいや、まったく酷いもんだが、この「事件」の推移、詳細はコチラ、naoさんがGOFLNNさんの「撮影地探し」を中心に「まとめ」たものだ。

福島民友新聞の記事「外国人、避難区域で「無断撮影」世界に風評拡散の懸念」を巡って:写真ソースを探して撮影場所を確認
http://togetter.com/li/1000519

同じく「外人部隊」の写真でDays Japanというクズ雑誌がデマをでっち上げた、「デマズ・ジャパン事件」でも、Google Earth画像 での「撮影地探し」が効いたが、ここでもGOFLNNさんの追及がすごい!実際に現地に行ったことがあるから、良く知っている。

ゴーフレン@あかつき桃 @GOFLNN 2016-07-15 10:40:26
一般人が目の前通行するとこばっかじゃん
「夜中の1時に警察の目を盗んで侵入した」ってのがウソじゃないのか?
ちゃんと許可とって、普通に撮影したものをインパクトの為に「無許可」って書いただけじゃないの?
ガスマスクも撮影の時だけ演出してるように思えてきた


このクズ写真屋は、短パンにガスマスクという、ヘンタイ・コスプレで、立ち入り禁止地区に「侵入」したと「称して」いたのだが、それが立ち入り禁止地区ではなく、一般人が普通に入れる場所だった・・・GOFLNNさんは次のような結論に至った。

ゴーフレン@あかつき桃 @GOFLNN 2016-07-15 17:33:19
@yuki_ef 浪江町内の建物外観の撮影箇所は許可なく普通に行けます
建物内に入った撮影は堂々と町民のフリして不法侵入したものと思われます
許可がないと出入りできない双葉・大熊の写真が少ないのは不法侵入できなかったからでしょう
人がいないタイミングでゴーストタウンアピール撮影

ゴーフレン@あかつき桃 @GOFLNN 2016-07-15 18:08:13
簡潔にまとめて最後
・浪江:誰でも入れるエリアの数か所建物内に不法侵入(有罪)し、多数の町民や作業員がいるのにゴーストタウンを演出した
・双葉:誰でも通れる6号線でファミマとバリケードを撮影しただけ(無罪)
・大熊:6号線沿いの中古車店の敷地に侵入(有罪)


@GOFLNN さんの追及は続いている。
https://twitter.com/GOFLNN/status/754263437417472001
ゴーフレン@あかつき桃 ‏@GOFLNN
Google 2015年8月 富岡町
同じく県道163号を30mほど西へ
27歳写真家(笑)は上手く切り取って
ゴーストタウンにある廃店舗という演出を目論んだようですが、
隣のガソリンスタンドはバッチリ営業中です


ゴーフレン@あかつき桃 @GOFLNN 2016-07-16 09:22:40
画像や動画から確認できた侵入した建物
浪江:コスモランド、JA直売所、民家、GE○、セ○ムス、ツ○ハ
双葉:なし
大熊:中古車店の敷地


というわけで「ウソツキ確定」だ。な~にが「Red zone」「exclusion zone」に「slipped past authorities」だよ。全部丸ウソじゃないか。コヤツのfacebookはfakebookだ。これは湾岸戦争の「油まみれの鳥の写真」と同じ、インチキ写真による一大デッチアゲ事件だ。TIMEとCNNはまたやらかしたんじゃないか?

そしてこの短パンガスマスク盗撮男、まだまだウソがあるようだ。

ウソ② 撮影日は6月と称しているが 7月9日?
これらのインチキ写真は、CNNでは「last manth 先月」また、デイリーメール紙でも、
http://www.dailymail.co.uk/travel/travel_news/article-3686045/Abandoned-shops-discarded-laundry-traffic-lights-signalling-streets-Eerie-images-inside-Fukushima-s-exclusion-zone-five-years-nuclear-disaster.html
Loong, 27, visited four of the evacuated towns in Fukushima - Tomioka, Okuma, Namie and Futaba - in June this year with friends Sherena Ng and Koji Hori.
「富岡、大熊、浪江、双葉を6月に訪れた」とあるが、 Keow Wee Loongは、今月7/9午後に大熊町に行っている。本人のフェイスブック(フェイクブック)が証拠だ。

証拠1
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=1108202709259342&set=a.177766252302997.47285.100002088711813&type=3
Keow Wee Loongさん ( 大熊町)。
7月9日 20:17 ·
..Ever wonder what is like in fukushima exclusion zone now ??? .


7/9 20:17 大熊町=位置情報 である。「立ち入り禁止区域にいる気分は、想像しなかった」と書いている。本当は6月ではなく、この7/9に撮った写真ではないのか?
6月から2か月で2回「立ち入り禁止区域」に行っているなら、「想像しなかった」とは書かないはずだが?
そうだとしたら、何で7月9日の撮影行を、6月とウソをついているのだろうか?日本滞在日時を隠すため?
i can find food,money,gold,laptop and other valuable ・・・まさかドロボウしてないだろうな。
理由はわからんが、「超怪しい」人物・行動ということは間違いない。もう一丁フェイスブック(フェイクブック)から証拠を・・・

証拠2
https://www.facebook.com/uglykiwi/posts/1107817185964561
Keow Wee Loongさんは Asakusa, Tokyo(浅草)でMarta Sibielakさんと一緒です。
7月9日 7:22 · 東京都東京都 台東区 ·
..Lost all my cash and card in tokyo .Thanks for taking care of me when I'm sick ...


こちらは7/9の朝7:22 台東区浅草から発信 ・・・ 現金とクレジット・カードを無くしたと書いてある(それで浦安のポーランド人、Malta Sibielaikさんの家に泊めてもらったらしい)。TIMEの記事では、これが、「防護服」が買えなかった理由ということになっている。
http://time.com/4403093/fukushima-exclusion-zone-japan-photos/?xid=fbshare 
By his account, he did not wear a radiation suit, because he lost his cash and credit card in Tokyo and could not afford to buy one.(彼の説明によれば、防護服を着なかったのは、東京で現金とクレジットカードを無くしてしまったので、買えなかったということだ。)

(7/18追記 撮影日は6/4か)
「まとめ」のnaoさんから、ツイッターによって撮影日は6/4ではないか、といただきました。ここに追記しておきます。

撮影時期の件:Twitterには6月中のツイートがあります

問題の写真の撮影時期ですが、私はTimeの記事通り2016年6月4日が正しいと判断しました。撮影者のTwitterには6月4日付
https://twitter.com/KeowWeeLoong/status/738895368331493376
と6月29日付
https://twitter.com/KeowWeeLoong/status/747948501292584960
の2件のツイートが記録されています。
またFacebookのアルバムの写真のアップロード日時は7月9日-10日ですが、時刻がわからない9日アップ分を除くと10日の分はいずれも4時台から6時台、すなわち早朝にアップされていますので10日撮影の可能性は消えます。
さらに、公開されている写真はいずれも快晴の日の日中に撮影されているのに、気象庁のデータ
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_no=36&block_no=0295&year=2016&month=7&day=&view=
によれば7月9日の浪江町の日照時間は0.0時間で、終日曇っていたことがわかります。これに対し6月4日の浪江町の気象データ
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_no=36&block_no=0295&year=2016&month=06&day=&view=p1
を見ると、日照時間は10.2時間でほぼ終日晴れていたことがわかります。
2016-07-18(09:33) :
nao

実はツイートは見ていなかった。というわけで、世界に拡散されたウソ写真の撮影日は6/4でほぼ間違いない。

7/9のツイート
https://twitter.com/KeowWeeLoong/status/751778488474955776 の動画では、
東京のどこかと思しき路上で、花壇のアジサイの花を折って(これはまさしくドロボウです)、ファミマの店員(これがMarta Sibielakさんでわ?)にわたしている。短パンガスマスク盗撮男は7/9には再び東京にいて、現金とカードを無くしたのだろうか?それをTIMEの記事で、「防護服が買えなかった理由」にしているのだろうか?それとも動画を7/9にupしただけなのか?そもそもフェイスブックの位置情報は、画像だけについての情報だったのか?(それともこのおんつぁは、東京で2回も現金とカードをなくしたのか?TIMEの記事のどこかに、「東京のレストランで30万盗られた」とか書いてあったが・・・。)
(追記おわり)

日本ではウソはドロボウの始まりだ。この短パンガスマスク盗撮男が、「真実を伝える」なんていう立派な人間ではないことは、間違いない。

どうして「反原発」+「マスゴミ」の類って、ウソばっかりつくのかね~。そうそう、「反原発」+「マスゴミ」のウソと言えば、コレを忘れちゃイケナイ、まいど~

朝日新聞「プロメテウスの罠 第9回 我が子の鼻血 なぜ」の「主婦 有馬理恵」は「俳優座の社会派女優&市民活動家」だ 証拠はここにある 「従軍慰安婦」「吉田調書」と同じく検証が必要だ(リンク先を読んでください)

この短パンガスマスク盗撮男は、先のCNN記事によれば、
It's not the first time Loong took extreme measures to capture the perfect photo. Last year, he climbed one of the tallest buildings in Dubai, and in February he made headlines for "snowboarding" down an active volcano.
つまりドバイの超高層ビルに登ったり、活火山でスノボ、とか、危険なシチュエーションでの写真が「売り」らしいが、この「フクシマ写真」は「立ち入り禁止の危険なゾーンでの撮影ではない、普通に人が入れる場所の写真。ウソツキ、無価値」ということを、誰か世界にバラしてくれぃ。  

「県内在住外国人らが団結して反論している」
まったくとんでもないヤツだが、民友の記事にあったように、「県内在住外国人らが団結して反論している」。
いわきのALT(中高の英語の先生だにゃ)Mitchell Parentさんのツイート
https://twitter.com/cisum589/status/753962788934995968
Mitchell Parent ‏@cisum589 · 19 時間
@KeowWeeLoong
Fukushima is rebuilding. Bending perspective to suit your story doesn't help. Your photos ignore reality

(福島は復興しているところだ。君の物語に合わせての捻じ曲げは何の助けにもならん。君の写真は事実を無視している。)
そうだそうだ~、

Keow Wee Loong
@cisum589 ,is my photo taken from fukushima? Yes, how did my photo tarnish reputation of fukushima? ,which part of my statement is not true.

↑どこがウソかと開き直る短パンガスマスク盗撮男(ウソだらけだろ、バレてんだよ、おだづな)。

これに対して、Mitchell Parent さんは
Mitchell Parent ‏@cisum589 · 23 時間23 時間前
An open letter to @KeowWeeLoong. Please read. This message is important.
https://desuawaitsusall.wordpress.com/2016/07/15/an-open-letter-to-the-fukushima-exclusion-zone-photographer-keow-wee-loong/ … @CNN @thetimes @TIME @globeandmai

(君への公開書簡がある。読んでいただきたい。このメッセージはとても重要なものだ。)
と言っている。この「Pierceさん」が書いた「公開書簡」は以下の如し。

An Open Letter to the “Fukushima Exclusion Zone” Photographer, Keow Wee Loong Jul15  by Pierce
(「フクシマ 立ち入り禁止地帯」の写真屋 けお うぃー るん への公開書簡  ピアースより)
Hello, Mr. Loong.
You don’t know me, but–
Actually, perhaps you do know me. I’m the random nobody who, on Thursday, July 14, spoke out against your irredeemably reckless and irresponsible actions in Fukushima. Upon receiving such criticism, your knee-jerk reaction was to silence me by banning me from your photo album and deleting my post, which was wildly “liked” within mere minutes because it contained a truth that you could not bear to come to terms with. I wish I still had a copy of it lying around, but unfortunately, there’s not a trace of it left, thanks to your attempt at censorship.

(Mr. Loong、君は私を知らない、しかし、実際は恐らく知っていることになる。私は7月14日に君の福島での、更生しようがない、無礼で無責任な行動に異議申し立てをした人間、全員なのだ。これだけの批判に対する、君のお決まりの反応は、君のフォト・アルバムへのアクセス「ブロック」と、コメント削除だった。このコメントはわずか数分の内に多数の「支持」をつけられたが、それは、君が受け入れることが出来ない真実を含んでいたからだ。私はまだそのコピーを持っていたら、と思うのだが、残念ながら、痕跡も残っていない。君の「検閲」のせいでね。)
I want to direct your attention to a post you recently made on your Facebook:
(君が最近フェイスブックに上げたモノを見ようじゃないか。)

(画像:るん氏のフェイスブックのスクショ:TIMEに載って「るんるん」大喜び これまで散々苦労したが、夢が実現したっ!等々)

Can you tell me what’s wrong with this?
(どこが間違っているか、わかるかい?)
No? I’ll tell you. You claim in your description of the photo album that you want to “spread the awareness of the danger in [sic] using nuclear energy.” Yet, now that your project has gained some traction, all I see are posts about how many interviews you’re doing, how successful you’ve become, and a complete and utter refusal to listen to a single dissenting opinion on the repercussions of your actions.
(わからない?では教えよう。君は写真の解説で、原子力の利用の危険性についの認識を広めたい、と書いている。なるほど、君の企画はいくらか成功したが、君のフェイスブック投稿では、君が何人にインタビューしたか、いかに成功したか、それと君の行動に対する反響について、反対意見の完全かつ徹底的な拒否しか載っていない。)

Mr. Loong, I have to ask: Are you sure this wasn’t just some publicity stunt, a last-ditch effort to get your 10 seconds of Internet fame? Because from where I’m standing, that’s exactly what it was: A cheap, disrespectful publicity stunt that oozes desperation in both its vision and execution.
(Mr. Loong、私はこう尋ねなくてはならない:君はこれが単なる受け狙い、ネットでの10秒の名声を得るための必死な努力、では済まない、ということをわかっているのか?私の立場から言えば、これはこういうことだ。その計画と実行の両方からにじみ出ている、安っぽい、軽蔑すべき受け狙いだ。)

Indeed, the worst part of all this is the blatant spreading of misinformation and lies for the sake of creating sensationalist drama instead of attempting to create a narrative through photos. That is art. You, Mr. Loong, are not an artist. I will not comment on your photography skills, or lack thereof, but I will say that this project was clearly designed to put yourself in the public eye–not to create a meaningful message about Fukushima for the world to hear. As a current resident of Japan and someone who has very close ties to Japan and has spent a significant portion of his life studying the country and its language, culture, and history, and as someone who hopes to continue to work toward a future in which East Asia can exist in peace and solidarity, I feel that it is my personal duty to global society to call you out on your irresponsible and thoughtless actions.
(実際、最悪の部分は、最大限にセンセーショナルなドラマをでっち上げるための、あからさまな誤報とウソの拡散だ。写真を通しての語りを創造するのではなくてね。本来芸術とはそういうものだが、Mr. Loong、君は芸術家ではないよ。君の写真の技術についてとか、その欠如を言っているのではない。私はこの企画は、世界が耳を傾けるような、福島についての意味あるメッセージを作り出すのでなく、明らかに君自身が注目されるために企てられたのだ、と言っている。現在の日本に住む者として、日本に深い関係を持つ者として、人生の重要な時間を、この国とその言語、文化、歴史を学ぶことに費やす者として、平和と連帯の中にある東アジアの未来に向かって、努力を続けることを望む者として、私は君の無責任で思慮を欠いた行動を非難することが、この地球における私の責務であると感じている。)

And I’m not alone. As one Redditor puts it: “After reading the whole post on Facebook, it seems to me he just wants people to know how cool he is for trespassing in a dangerous area. Rather than making an effort to capture the atmosphere or show how sad it is that all these people lost their homes and livelihoods, he just makes his friend take pictures of him standing around in empty shops wearing a gas mask.”
(そして私は一人ではない。ニュース・サイトRedditの読者はこう書いていた。、「フェイスブックの全投稿を読んだ後、彼は危険地帯に侵入したことがいかにカッコイイか、人々に知ってもらいたいだけに見えたね。雰囲気を伝える努力もなく、また全ての住民が家庭や日用品を失ってしまったことの悲しみを伝えるでもなく。彼はただ、ガスマスクを付けて空っぽの店に立っている姿を、友達に撮影させただけだ。)

A nuclear engineer who works for the Japan Atomic Energy Agency voiced his own opinion and thoroughly debunked almost every single claim that you made in detailing the project.
(日本原子力研究開発機構のエンジニアは、彼の意見を表明し、君がこの企画の細部について作り上げたウソを、徹底的に暴いている。)

And one Fukushima resident says:
(そして福島の住民がこう言っている)

“Not only is what he did illegal, but extremely disrespectful to victims of the disaster who had no choice but to leave their homes. Additionally, his post is full of misinformation about the disaster, radiation, and much more, specifically aimed at promoting the sensationalist image of Fukushima, rather than the truth.”
(彼は不法行為を働いただけでなく、家を離れざるを得なかったこの災害の犠牲者に対する、酷い無礼を働いています。それに加えて、彼のフェイスブック投稿は、この災害、被ばくについての誤報に満ちています。更に酷いことには、真実を伝えるのではなく、福島のセンセーショナルな印象を広めているのです。)

“Please help us promote the positives of our beautiful prefecture, rather than damaging its image further for posterity and internet fame.”
(私たちの美しい県の前向きな姿を広めてください、その方が印象を傷つけるより、ネット上の名声や後世の為になるはずです。)

But what is the purpose of this letter? What am I hoping to achieve with it? Is it some kind of personal vengeance, or the adrenaline rush that comes with feelings of self-righteousness? Am I trying to quash your career as a photographer? Do I wish radiation sickness upon you and your offspring?
(ところで、この書簡の目的は何か?私はこれによって何を成し遂げたいのか?個人的な復讐か、独善的な感覚を伴うアドレナリン分泌か?君の写真屋としてのキャリアを潰そうとしているのか?君と君の子孫に被ばく症状が出ることを望んでいるのか?)

Well, no. As livid as I’ve been about this whole affair, I’m rational enough not to harbor such feelings. But I want to open your eyes to the residents of this community that you have so blatantly shown disrespect for. I want to give them a voice, because they have been used, violated, and trampled on for your brief moment in the spotlight. I want to give you feedback on your work, because that is what artists require in order to thrive. If you are not willing to listen, then I am not willing to consider you an artist. You have no artistic vision or message for the world–for posterity. You want the power that comes with being famous, but for you, the people whose lives you exploit en route to such fame couldn’t matter less. Art couldn’t matter less.
(そうではない。この事件に関わって酷く怒ったが、今は理性的になり、そういう感情を持ち続けてはいない。そうではなく、私は君の目を、君が酷く無礼を働いた、この地域の住民に向けてほしい。私は彼らに声をあげてほしい、なぜなら彼らは君がスポットライトに照らされる短い時間のために、使われ、侵害され、踏みにじられたのだから。私は君に、君の作品に対する反響を伝えたい。なぜなら、それは芸術家が成長するために欲しいものだから。もし君が声に耳を傾けたがらなければ、私は君を芸術家と見なさない。君は芸術家としての展望や、後世に伝えるメッセージを持っていないことになる。君は有名になる力が欲しい。しかし君のために、君がそんな名声に到達するために、その人生を利用した人々は、取るに足らないものではあり得ない。芸術は取るに足らないものではあり得ない。)

This is where your entire project falls flat on its face and you become a smear on the face of Malaysia in the eyes of Japan.
(この点において正に、君の企画は失敗し、君は日本が見ている前で、マレーシアの顔に泥を塗っている。)

Your tarnishing of Japan’s image for personal gain is irresponsible and distasteful at best, and a strong piece of evidence of the foolishness of man at worst.
(君が自分の利益のために日本の印象を汚したことは、どんなに評価しても、無責任で不快だし、最悪の場合は人類の愚かさの証明だ。)

Good day.
(では、お元気で。)

Pierceさん、Mitchell Parent さん、心ある外国人のみなさん、ありがとう。Never give up, forever!

(7/18 追記)
コメ欄に書いてくれた力丸信二さんが、ブロックをくぐってナイス・チャージやってくれました!
rikimarusan.jpg
(おばけがカワイイ)

(7/19追記 更なる「公開書簡」登場!ポーランドから援軍だにゃ)
短パンガスマスク盗撮男追及の炎は消えず。新たにポーランド人写真家、あの「デマズ・ジャパン」に利用されたARKADIUSZ PODNIESIŃSKIさんが怒涛の砲撃!撮影地点の検証図があって、世界への「拡散」に持って来いです。ポドニエシンスキーさんは、デマ屋ではなかった。あの時デマ屋だと思ってごめんなさい。そしてありがとう。

ATTENTION SEEKING KID – Keow Wee Loong writing & imagery by: ARKADIUSZ PODNIESIŃSKI 18 lipca, 2016
(「かまってちゃん」な「おこちゃま」- けお うぃ るん君   アルカディウス・ポドニエシンスキー著 2016年7月18日)
http://www.podniesinski.pl/portal/attention-seeking-kid-keow-wee-loong/
People interested in Fukushima have almost certainly heard of the ‘sensational’ post by Keow Wee Loong, a 28-year-old man from Malaysia who claims that he travelled illegally around Fukushima’s ‘no-go’ zones. It turns out, however, that his story is almost completely fabricated. Unfortunately, the story by this man, who hid his face behind a gas mask, was so convincing that people swallowed it whole and it rapidly spread around the world. His story and photos were published in on reputable services like TIME, CNN and hundreds of others. And, as the author himself admits, he gave 34 interviews in a single day. The entire story of his trip through the no-go zones, sneaking through the forest and avoiding the police is a fiction by a man seeking fame and attention, as opposed to the real popularity that he undoubtedly generated.
(多くの福島に関心ある人々は、 Keow Wee Loongという28 歳のマレーシア人で、福島の立ち入り禁止地帯に不法侵入したと主張する男による、センセーショナルな投稿について、聞き及んでいるだろう。しかし、彼の物語はほとんど完全にデッチアゲであることがバレている。不幸にしてこのガスマスクで顔を隠した男による物語は、それを鵜呑みにしてしまった人々によって信じられてしまい、世界中にあっという間に広まった。彼の物語と写真はTIME CNNのような有名どころ、その他何百ものメディアに掲載された。そして、彼自身が認めるように、一日に34ものインタビューを受けた。彼が森を通り警察の目を盗んで密かに侵入したという、立ち入り禁止地帯への旅は、名声と注目が欲しい男のフィクションであるが、本当の人気とは逆のものを発生させたことは、疑いない。)

(画像:短パンガスマスク盗撮男のfakebookスクショ3枚)

Keow Wee Loong’s story strongly recalls the story of Elena Filatova, a.k.a. ‘the Kidd of Speed’. This young woman claimed to have made an illegal solo motorcycle trip through the closed, radioactive zone in Chernobyl and hid her face under a motorcycle helmet. In reality, she never drove her motorcycle through the closed zone and all of her photographs were taken outside the zone or during a tourist coach trip, which she went on dressed in motorcycle gear and a helmet.
Keow Wee Loongの物語は、「the Kidd of Speed」と言われたエレナ・フィラトヴァの物語を強く思い出させる。この若い女性は、チェルノブイリの閉鎖された放射能汚染地域を、バイクで不法侵入したと主張した。彼女の顔はヘルメットで隠されていた。実際は、彼女は閉鎖区域にバイクで入っていないし、彼女の写真は全て、閉鎖区域の外か、観光バスでの旅の途中で撮られたものだった。バスの中で、彼女はライダーのコスプレをしていたのだ。

Keow Wee Loong’s story is similar. Besides having deliberately created a sensational text and portrait photographs depicting him alone in a gas mask with a shopping basket in hand, it quickly became clear that, in principle, his entire text is
dishonest, his trip to the no-go zones untrue and the photographs were taken in areas that everyone can access.

(Keow Wee Loongの物語も同様だ。周到に組み立てられたセンセーショナルな文章と、ガスマスクを被って買い物カゴを持った彼が、一人で映っているポートレイトは別にしても、彼の文章は、基本において正直ではないことは、すぐ明らかになる。立ち入り禁止地帯への旅は欺瞞であり、写真は誰でもが入れる場所で撮られたものだ。)

I have visited Fukushima many times to document the destruction caused by the disaster at the nuclear power plant, and so I did not have any major problems identifying the sites where Keow Wee Loong took his photographs. It quickly turned out that all of the photos he took were not taken in the red no-go zones as he claimed, but only in the open green zone (sometimes orange) as well as on Road No. 6, which runs through the Fukushima prefecture. All of these places are open and accessible to all.
(私は、この原発災害による破壊状況を記録するために、福島を何回も訪れたが、Keow Wee Loong が撮影した建物を同定してみると、この地域には大きな問題はないことがわかる。彼が撮った写真は全て、彼が主張するような「(地図の)赤い立ち入り禁止区域」で撮られたものではなく、「(地図の)緑の開放区域」(いくつかオレンジ色もある)で撮られたものだ。福島県を縦断する国道6号線も同じだ。全ての撮影地は開放されていて、誰でも行ける。)

(画像:地図上に写真それぞれの撮影地点と、赤(立ち入り禁止)、オレンジ(開放:宿泊は禁止)、緑(開放:避難解除予定)の区域が示されている。これは秀逸です!)

The green zone in the town of Namie, where the photographer took most of his pictures, have had this status for at least three years and have been open to all since 1 April of this year. In Tomioka, where Keow Wee Loong also took photographs, these zones were open even earlier. Anyone who wished could enter them freely already a few years ago.
(浪江町の緑の区域は、この写真屋が一番多く撮影しているが、少なくとも3年間この状況であり、今年の4月1日からは、全ての人に開放されている。富岡では、ここでもKeow Wee Loong は撮影しているが、もっと早くに開放された。もう既に数年前に、望む者は誰でも、これらの区域には入れるようになっている。)

Today, the streets of Namie and Tomioka are full of cars and people, which one cannot fail to notice. In Namie, there is a working police station, a petrol station and the first shops have been open. One can also see a lot of repair crews on the streets of Namie and Tomioka, as well as increasing numbers of curious tourists. Radiation in the centre of Namie is approximately 0.1 uSv/h, and is therefore normal; it does not differ from most other cities in Japan and around the world. One doesn’t need a gas mask there, much less a full-face one. It isn’t necessary to hide from the police or hike through the woods for hours to get to Namie or Tomioka. Anyone who wants to can go there without permission.
(今日、浪江と富岡の街路は、クルマと人で溢れている。誰も間違えようはない。浪江では、交番、ガソリンスタンドや商店が開いている。浪江と富岡では、復旧作業員たちが街路に沢山いるし、関心を持った旅行者が増えている様子も見られる。浪江の中心での空間線量は、およそ 0.1 uSv/h、これは普通だ。日本の他の都市や、世界中の都市と変わらない。ここではガスマスクはいらないし、フルフェイスのマスクなんて全くいらない。浪江や富岡に行くために、警官から隠れる必要はないし、何時間もかかって森を抜ける必要もない。行きたい人は、誰でも許可なしで行けるのだ。)

Only access to the most contaminated zones, referred to as red or no-go zones, located closest to the power plant and contaminated from the radioactive fallout require a special permit. Contrary to the claims of Keow Wee Loong, he never managed to get to these places. Legally or not. Contrary to what he says, a permit can be obtained in just a week – you just have to demonstrate and justify an important public interest. Evidently, however, Keow Wee Long could not justify any public interest.
(私たちの最も汚染した区域、すなわち赤色または立ち入り禁止と表現したところは、原発に最も近い地域で、放射性物質の降下で汚染しているが、ここに行くには特別な許可が必要だ。 Keow Wee Loongの主張とは逆に、彼はそうした区域には入っていない。合法的に、あるいは不法にでも、である。彼の言い分とは逆に、許可はきっかり一週間で得られる、もし重要な公共の利益に役立つことが伝えられ、それを正しいと認めさせれば。しかし、 まさに、ここに証拠があがっているが、Keow Wee Loongはいかなる公共の利益をも、認めさせることは出来なかっただろう。)

Why am I writing about all of this?
(なぜ私はこんなことを書くのか?)

My interest is not to trivialise the catastrophic consequences of the failures of nuclear power plants. When I was 14 years old, I had to drink liquid iodine, which would help stop the absorption of the radioactive iodine isotope coming from the damaged reactor in Chernobyl. For these and other reasons, I have devoted the last 8 years to the subject of Chernobyl (I have been there dozens of times), as well as with the subject of Fukushima from the moment the disaster in Japan happened (I have visited 4 times in the past year, spending more than a month in total there). During this time, I have seen the effects of nuclear disasters enough to be opposed to this form of energy production.
(私の関心は、原発事故の破滅的なカタストロフを矮小化することではない。私が14歳の時、安定ヨウ素剤が入った飲み物を飲んだが、それはチェルノブイリの破損した原子炉から放出された放射性ヨウ素の体内蓄積を防ぐためだった。これらの、そして他の理由により、私は最近の8年間、チェルノブイリに集中していて(私はここに何回も行っている)、同時に日本でのあの災害が起こった瞬間から、福島もテーマにしている(私はこれまで福島に4回行っている。合計では一か月以上だ)。この間、私は原子力災害の影響を十分見て、このエネルギー生産の形態には反対するようになっている。)

I am, however, a strong opponent of seeking sensationalism, 15 minutes of fame and the money that comes with it, which has become synonymous for me with Keow Wee Loong. Photographers and writers of unreliable and inaccurate texts, which are then replicated by hundreds of media outlets around the world, create a false picture of the current situation in Fukushima. This is particularly important here as, in contrast to Chernobyl, the consequences of the disaster are still fresh and painful. To date, nearly 100,000 evacuees are still out of their homes. Many of them are following the progress of the disaster recovery works and often base their decision to return (or not) on media reports.
(私はしかし、センセーショナリズムに強く反対する。それによって15分の名声とカネがそれと共にやって来て、私とKeow Wee Loongは同じモノとなる。写真屋、ライターたちが信頼できない不正確な文章を書き、それが世界中の何百ものメディアのサイトで拡散され、福島の現在の状況について誤った像を作り上げている。特に重要なことは、チェルノブイリとは反対に、この災害がもたらしたものはまだ新しく、痛みに満ちているということだ。今日、現実に100,000近くの人が、まだ家に戻れない。彼らの多くは、復興の進行情報を追い、メディアの報道を基に、戻るか否かを決めていることがある。

I think that the international community, Japanese society and, above all, the evacuated residents should have reliable information about the places where they once lived and where I hope they will shortly be able to return.
(私は国際社会、日本社会、そしてそれ以上に避難者が、彼らがかつて住んでいた所、そして戻れるようになってほしいと私が願う所についての信頼できる情報を得るべきだと、思うのです。)

Arkadiusz Podniesiński  Photographer
(アルカディウス・ポドニエンシンスキー  写真家)

P.S. I only very rarely ask for my articles to be shared. This is an exception because it’s really important. Share it!
(滅多にないのですが、記事のシェアだけお願いします。これは本当に重要なことなので、例外です。)

ネコ注:エレナ・フィラトヴァの「物語」は 
Chernobylproject A Slight Case of Overspeeding
http://chernobylproject.blogspot.jp/2012/01/slight-case-of-overspeeding.html 
Wikipedia Cultural impact of the Chernobyl disaster(Literatureの項目)
https://en.wikipedia.org/wiki/Cultural_impact_of_the_Chernobyl_disaster
が英語。他はロシア文字多し、日本語サイトは無し。エレナは2004年の初めに、ウソの「バイク旅」で撮った ghost town の写真を載せたサイトを構築、それは「いいね」を爆発的に得た。ところが・・・ということだが、要するにネット上の「名声」なんてこんなものだ。それにしても似たようなインチキがいるものだ。デマって英語で hoax というらしい。)

ポドニエシンスキーさん、ありがとう、これが本当の写真家魂、ジャーナスト魂だにゃ。

恥を知れ、短パンガスマスク盗撮男!Shame on you, Keow Wee Loong!
「デマズ・ジャパン」、広河隆一もそろそろ真人間になったらどうだ?

(7/19 さらに追記)
今日さらに、ハフィントンポストにも外国人の「激怒」が取り上げられた。
以下あまりにも長くなってきたので、次のエントリーに続きます。
プロフィール

shinobuyamaneko

Author:shinobuyamaneko
 福島県福島市の信夫山に住むネコです。
 2011年3月の原発事故以後、ネット上には「もう福島市は放射能高くてダメ!逃げてください!」「福島はチェルノブイリ以上!」「子供を見殺しにしないで!」等の「反原発の叫び」が溢れました。こういう「叫び」「脅し」の効果もあって福島に来る人は激減。街は沈み、市民もネコも「すぐに逃げてください!」に怯えながら、静かに暮らしていました。(←しばらくすると連中の嘘・デマがバレてきて、みんな元気になってきましたが。)
 この種の「叫び」の根底に、「反原発」の「福島壊滅ならば原発全廃にできる!大大大チャンスだ!」っていう「喜びの」心理はないですか?原発全廃の為にはまず「福島壊滅」が必要とばかりに、科学的、医学的、論理的に怪しい説、大げさな数字等が「連呼」「拡散」されていないですか?それが「正義」になっていませんか?
 信夫山ネコは「故郷福島壊滅」を「原発全廃」の手段に利用することに断固反対です。もし根拠がない数字や説の拡散による自殺とかの悲惨な「風評被害」が出たら、大人しい福島人も終には訴えたりするのかにゃ。そんな日の為にも、今はとにかくデマ、風評、誇張、脅し等を除染しながら記録するにゃ。(「リンクフリー」です 対「反原発」、対「放射脳」等での引用ご自由に)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
タグ

朝日 山下俊一 菅谷昭 子ども福島 中核派 プロメテウスの罠 有馬理恵 中手聖一 内部被曝 鼻血 アクロ 自由報道協会 週刊現代 阿部宣幸 丸森あや 真宗大谷派 和田酷子 岩田渉 雁屋哲 フレコン三浦 日野 津田敏秀 下地真樹 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 毎日新聞 朝日新聞 たんぽぽ舎 グリーンピース フクロウの会 小出裕章 田中龍作 武田邦彦 自主避難 女性自身 歴史改ざん みどりの未来 ZDF 坂本龍一 福島大学 佐々木るり IWJ 市民放射能測定所 市民科学者国際会議 上杉隆 NHK 武藤類子 佐藤幸子 明石昇二郎 双葉病院 山本太郎 東京新聞 広瀬隆 

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR