ロンブー淳の「被ばく鼻血デマ」を「もりちゃね」さんが止めた 「被ばく鼻血」は正に「赤い疑惑」だ

ロンブー淳が、新年早々またもや「鼻血デマ」か、という事件があったにゃ。しかし広島の「もりちゃね」さんの、見事な火消しがあって、デマは止められた。事件の始まりはコレ

ロンブー淳 原発問題。都合の悪い歴史こそ残そう
http://www.nikkansports.com/entertainment/column/tamura-atsushi/news/1589454.html
今まで、どこにも言ってなかったですけど…、「美味しんぼ」で鼻血の話があったじゃないですか。実はボクも北茨城に行った次の日、朝起きたら、こんな量がでるのかってくらい、吐血!?って思うくらい、布団が鼻血まみれになっていたことがあったんです。北茨城に行って興奮していたのか、いきなり線量高いのに当たってそうなったのか、それはわからない…。今となっては調べようがないですからね。でも、だからこそ「美味しんぼ」のような話も、ボクはなくはないと思っていたんです。


コレが、こうなった。

ロンブー田村淳 謝罪 訂正 そして伝えたい事
http://www.nikkansports.com/entertainment/column/tamura-atsushi/news/1592676.html
・・・因果関係がはっきりしていないことを因果関係があるようにも感じられる表現になってしまった。そのことを、僕は謝罪したいから、あらためて場を設けてほしいと思いました。
 前回の記事が出て、SNSを通じて相当の意見が来ました。意見も交換しました。ある方の「放射線は確かに怖いものです。しかし、事実に基づかない偏見、差別、誹謗(ひぼう)中傷は人としてもっと怖く悲しい行動です」という言葉があって、この言葉が一番響きました…。僕は今回のことで自分の体を調べ上げてもいないし、発信者として、多くの人に影響を与え得る立場の人間として…。僕の発言で、北茨城や福島の人に迷惑をかけてしまったとしたら、本当に申し訳ありませんでした。


こんなのもついていた。
◆おわび◆ 9日のコラムで鼻血の表現の部分について、因果関係が不確定なまま掲載しました。ご迷惑をおかけした方におわびいたします。ニッカンスポーツ・コム編集長 南沢哲也

ロンブー淳と意見交換をした「もりちゃね」さんの大車輪の活動記録、事件の推移は以下の「まとめ」で。

ロンブー淳さんと福島風評被害についてDMで議論したアカウントが全てのやりとりを公開!お互いに理解を深める良き結果に http://togetter.com/li/924191

とにかく「もりちゃね」さんには、感謝してもしきれない、大感謝。福島のためにいつも頑張ってくれて、本当にありがとう。これだけの事をやるには、ものすごいエネルギーが必要で、しかも本来ならば、これは福島のワタシラがやるべきことなのだ。広島の「もりちゃね」さんには、「当事者意識」が備わっているのだと思う。

ロンブー淳氏「僕の発言で、北茨城や福島の人に迷惑をかけてしまったとしたら、本当に申し訳ありませんでした。」
http://togetter.com/li/926659

ここにもあるように、確かに「その後に「今回意見をくれたみなさんの意見が全部正しいとは、僕は思いません。ただ、アプローチの仕方がなんか…人それぞれだなぁと思ったんです。」と両論併記に落とし込むような言葉も並んでて、要観察? 」ってことはあるだろう。ウィキでは山本テロー支持とか書いてあった。吉本は郡山に劇場を作るそうだから、「営業」もあったかもしれない(それはそれで、世の中の流れがいい方向に向いているって事だが)。また前回コメ欄でIKAさんが指摘していた、「双葉町のカンバン保存を、外部から地元に押し付けている」問題があり、新聞記事のタイトルからして、これが本来の主旨である。

しかし、2014年5月、「美味しんぼ」の被ばく鼻血を、両論併記どころか「表現の自由」「言論の自由」問題にすり替えてツッパッた、朝日、毎日等のマスゴミに比べたら、ロンブー淳ははるかにマトモだし、事態もずっとマシだ。

この際、しつこい「被ばく鼻血デマ」について、これまでこのブログでバラバラに触れていたものを、まとめておくのだにゃ。「被ばく鼻血デマ」にはもうウンザリだけど、こっちもしつこく「プロメ~」のインチキを晒す好機なことは確かだ。


1:「被ばく鼻血」のルーツはドラマ「赤い疑惑」?
このブログで、これまで「被ばく鼻血デマ」のルーツについてあれこれ書いたのは、
「今、福島市内で」② 「市民」が増えている?11年8月4日
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-35.html の本文。「被ばく鼻血」について、当時調べた事の記録です。この時、「被ばく鼻血デマ」があったってことです。

美味しんぼ事件:山下俊一氏への「言論封殺」は容認した朝日・毎日が エラそうに「言論の自由」を説くフシギ 14年5月18日
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-171.html のコメ欄の最後の方に、まなおさんとF1ABSさんがドラマ「夢千代日記」が「被ばく鼻血」に関係あるのではないか、と書いてくれていました。これが当ブログでの、ドラマへの疑いの始まりです。

仰天スクープ!朝日「プロメテウスの罠 第9回 我が子の鼻血 なぜ」の「主婦 有馬理恵」は「俳優座の社会派女優&市民活動家」!? 14年11月30日
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-184.html
朝日新聞の疑惑の「被ばく鼻血」記事。これですべてが怪しいということに・・・

「風化させてはいけない」「福島の人には、もっと“怒り”を発信してほしい」・・・あっそう、じゃ、仰せのとおりに(吉永小百合への「違和感」)15年3月16日
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-191.html
のコメ欄で、さんご@さばとらさんの「今回の福島差別に「夢千代日記」があるのではと思っています、ある年齢以上の方の頭に記憶されてる可能性は大きいと」に触発されて、調べてみました。「夢千代~」にはどうやら「鼻血シーン」は無かったものの、「胎内被ばく影響での白血病を示唆」という問題があったようです。再び「ドラマ」と「被ばく鼻血」の関係について、みなさんのやりとりがあり、安積の白猫さんから「私の年代では、TVドラマ「赤い疑惑」の放射能→鼻血→白血病が一番大きいような気がします。」といただきました。また、この時兄貴さんの14年5月(つまり「美味しんぼ」事件の時の)「まとめ」
『放射線で鼻血』はどこから来たか。
http://togetter.com/li/664738
を見ましたが、これはとても重要な「まとめ」です。「はだしのゲン」や「風が吹くとき」には、鼻血(だけの?)シーンはないようです。 そしてコメント欄にドラマ「赤い疑惑」のことが出ていました。

戸田幸子 @yukiyukit 2014-05-12 03:59:46
山口百恵が被曝して白血病になる薄幸の美少女をやってた「赤い疑惑」とかでは症状をどう表現してただろう?


これがネット上で「被ばく鼻血」と「赤い疑惑」について書かれた、最初のものかも。というわけで百恵ちゃんの「赤い疑惑」に行き当たり、

福島に鳥はいた&「地殻変動」(「おまゆう」?)の記録
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-194.html
の本文「日本でばかり「被ばく鼻血」を思いつく原因は「赤い疑惑」か?」と「「赤い疑惑」だけでなく、多数のテレビドラマが作ってきたイメージが根底にあるかも?」となりました。安積の白猫さんによると、「CSTBSでストーリーを読みましたら、鼻血が出る回は1回だけ、その理由も貧血で倒れてぶつかった拍子に出血でした。 全く被曝は関係ありませんでした。」ということでした。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d0210/ には、
#11 近くて遠い街・パリ
パリから帰る飛行機の中、幸子(山口百恵)は疲労のため洗面所で倒れ、頭部を打ち鼻血を出した。茂(宇津井健)は輸血のためRHマイナスAB型の血液を求め乗客に訴える。

とあります。この一回だけだったとは。しかし、「赤い疑惑」の「被ばく→白血病→鼻血」イメージは強いです。こんなサイトがあります。

ちっちゃなお部屋 赤い疑惑
http://plaza.rakuten.co.jp/19997012/diary/200208090000/
小学生の子育て相談・共有板 子どもの鼻血
http://kosodate119.com/bbs.cgi?m=42&ctl=1&ctm=5&tno=221&rno=3
Simple*Life ドラマ感
http://yaplog.jp/kakurecyaya/archive/542
シアターホリック(演劇病)
http://theater-holic.seesaa.net/article/367697657.html

また井上リサさんの15年5月25日ツイート
70年代の闘病ドラマや闘病記の影響だと考えます。粘膜出血→出血が止まらない→血液疾患。その原因が放射線被曝による骨髄損傷。『赤い疑惑』がその様な設定でした。RT @kikumaco: 被曝のせいで鼻血が出たと思い込みたい理由はなんだろうな
http://twitter.com/JPN_LISA/status/603033870091431937

ドラマ一般で「白血病→鼻血」というシーンは、「セカチュウ」とか、多数出て来ます。
2004年「世界の中心で~」
http://www.alived.com/ai/leukemia.html
2002年?「ピュアラブⅡ」
http://www.mbs.jp/purelove2/story_w6.html
1995年「恋人よ」
http://drama.chu.jp/_old/95_10_koibitoyo.html
2011年「生まれる」
http://kukku.tea-nifty.com/tea/2011/06/7-9c67.html
韓流ドラマでは非常に多いらしい。
http://www.konest.com/contents/community_vote_detail.html?id=171
「赤い疑惑」は「被ばく→白血病→鼻血」という3段の「回路」だったが、「白血病→鼻血」という「回路」は他のドラマでも強化され、「被ばく→白血病」という「回路」は、医学の事実として認知され、また「夢千代日記」なんぞの影響もあり・・・最終的にこの二つが重なって「被ばく→鼻血」という「ショート・サーキット」が出来たとか?「都市伝説」としての「被ばく鼻血」は、まさに「赤い疑惑」なのですが、以下に「被ばく鼻血デマ」の出現と時間的推移をまとめておきました。


2:「被ばく鼻血デマの起源は関東か?」
マスゴミに福島関連の鼻血が初登場したのは、11年5/21「愛媛新聞」ではなかろ~か。
http://ooruri777.up.n.seesaa.net/ooruri777/nuclear/EFBC92EFBC90EFBC91EFBC91E5B9B4EFBC95E69C88EFBC92EFBC91E697A5E38080E6849BE5AA9BE696B0E8819E.jpg?d=a1
被ばく原因ではなく、「(閉め切って)暑さで鼻血を出す子が相次いでいる」です。

マスゴミで「被ばく鼻血説」を最初に出したのは、6/16「東京新聞」か?
http://ooruri777.up.n.seesaa.net/ooruri777/nuclear/EFBC92EFBC90EFBC91EFBC91E5B9B4EFBC96E69C88EFBC91EFBC96E697A5E38080E69DB1E4BAACE696B0E8819E.jpg?d=a3
しかしこの記事は、「6月12日に郡山市でNPO法人『チェルノブイリへのかけはし』が健康相談会を開いた」という内容だが、「見出しこそ「大量の鼻血」なものの、記事を読むと、相談した50組の内一人しか「鼻血」は出てこない。 もし50組中多数が「鼻血」で相談していたら、そのことを記事中に書いたはずだ。従って「鼻血」は少なかったのだろう。

「かけはし」は、「健康相談症状マップ」http://www.ironnakatachi.com/kenkousoudan/ においては、6月2日 中野 6月3日 千葉県柏市 の「相談会」で、「医師の証言」として、「関東で何かが起こっている。あまりに同じ症状を訴える人たちが多すぎる。避難していたのに東京に戻ってきて鼻血を出している人が多い」と書いている。「被ばく鼻血」が、初めから「関東」という性質を持っていたことは、興味深い。また「多い」と言うが、地図のマーカーを数えると、鼻血は62人だった。2回の相談会の参加者合計は257人、24%。これは「多い」のだろうか?

本ブログのではまず、今やどこかに消えてしまった「市民放射能測定所」理事長の丸森あや氏が、自分のブログで、福島での被ばく症状として「鼻血」を挙げていることを書いた。このブログは消滅してしまい、日時不明である。しかし、

福島の子供たちの今 6月19日(日) 第一回こども健康相談会ルポ [NPJ 原発特別取材班] 学生記者 川崎恵子
http://www.news-pj.net/genpatsu/2011/genpatsu_gakusei-0716.html
には、11年6/19の「 福島市 「ホリスティかまた」 にて、「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」 の医師たちによる健康相談会と記者会見」における、丸森氏のインタビューが出ている。5月から「子ども福島」に参加して、母親たちから「鼻血」の訴えを聞いていたことや、「(専門家に) 私は 「お母さんが神経質すぎて子供が鼻血をだすという過去のデータや動物実験の結果はありますか?」 と申し上げましたら、 「それはない」 という答えでした。」てな感じで、いわゆる「否定する証拠はない」で、「被ばく鼻血デマ」をプッシュしている。「主な症状は鼻血と下痢」と言っているが、結局「鼻血」をターゲットにしている印象で、実際この後「被ばく下痢」は消えていく。また「4歳の息子は、震災後の3月、4月に鼻血を出して、それも赤黒い色の血です。 7歳の息子も3月に鼻血を出して、大丈夫なのか本当に不安です。それで今日、健康相談会に来ました」という「福島市のお母さん」も出ている。なおこれに参加した医師である、山田真氏、黒部真一氏は「被ばく鼻血説」には触れていない。また「記者会見」したが、これを受けたNHKのニュースでは「取材を終えた次の日、私が驚いたのはNHKのテレビニュースである。「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」 が健康相談会を開催、 と報道していた。しかしNHKが子供の症状として紹介したのは頭痛と寝不足であった。焦点が違う。鼻血と下痢には一切ふれない。」と書かれている。やはり「鼻血」の相談は、実際は少なかったのではないだろうか。また、「被ばく鼻血説」が疑わしいと見ていたのかもしれない。しかし丸森氏やこの「NPJ」といった、つまり「市民」は、「被ばく鼻血鼻血説」のプロモーションに「血道をあげて」いる印象。

この他思い出すのは、11年の夏休み前にあった、「伊達市保原小学校の保健室だより」のことだ。
福島県伊達市 小学校の『保険だより』に「1学期間に鼻血を出す子が多かった」(SAVE CHILD)
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/870.html
この「保健室だより」は、夏休みに入る前の一学期最終号、7月20日あたりに配られたものだった。サギを疑われて12年初めには消えた(参考 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1184178356)「市民団体」の、「SAVE CHILD」が広めた。

当ブログに戻って、海外に目を転じると、
クリス・バズビーの「低線量被曝キャンペーン(LLRC)」は、「(東京で)プルトニウムとウラニウムによる、リンパ節の腫れ、鼻の穴の痛み」と主張しているが、「鼻血」は無かった。

この時点で、googleで「radiation nosebleed」と入れて検索すると、先に挙げた東京新聞の6月16日の記事の英訳=「6月11日に郡山市でNPO法人『チェルノブイリへのかけはし』が健康相談会を開いた」が元と思われるサイト(Radiation in Japan: Nosebleed, Diarrhea, Lack of Energy in Children in Koriyama City, Fukushimaと書いてある)がドカドカ出てきた。世界ではこの「東京新聞記事」以外に、「被曝で鼻血」という情報は見つからなかったが、日本語サイトでスリーマイルについては1件あった。今や更新が途絶えて久しいブログ「中鬼と大鬼のふたりごと」だが、

http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-54.html は、2011/06/06(月) 06:00の記事で、
事故の1週間後にカルディコット医師はペンシルバニアのハリスバーグ(スリーマイル原発から一番近い都市)に行き、避難してきた人達に講演をしたりや質問を受けたりしていた。そこで、避難してきた人達がみせていた体調の状態は、チェルノブイリ事故10年後にプリペットという町の住民が訴えていた症状ととてもよく似ていた。これらの症状は、めまい、嘔吐、下痢、鼻血、口の中に金属の味、脱毛、皮膚の赤い発疹で、これは典型的な急性放射線障害の兆候である。

チェルノブイリ事故10年後と、典型的な急性放射線障害が「よく似ている」って?

というわけで、「被ばく鼻血デマ」は、11年の6月3、4日に「かけはし」(野呂ウイルスだにゃ)の「健康相談会」で、まず関東(中野と柏)で生まれ(後ろの「追記」で書いたことから判ったが、これは「リアル世界に出現し」、というのが正しい。ネットではその前に生まれて広がっていた。特に5/29、5/30のイエロー太を震源とするツイート・パニックが凄い)、その後12日に郡山に「かけはし」の「健康相談会」と共に伝播し、16日には「東京新聞」が関東に広め、19日には福島にも「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」の「健康相談会」で伝わった,のではないか、と思われるにゃ。福島では、愛媛新聞や、「保健室だより」に見られるように、特にあの5、6,7月、非常に熱い中で空中の放射性物質を避けるためとして、窓を閉め切っていた学校で、実際に鼻血が多かったのだろう(少なくとも学校の先生がそういう印象を持った)。しかし6/19福島での健康相談会であったような、「3月、4月に鼻血を出して」については、これが本当に福島で多かったのかどうかは不明だ。初期に関東から「被ばく鼻血」騒ぎが始まっていたことは、被ばく線量から考えても、いかにもデマっぽい。また「市民」が絡んでいるのが特徴で、極論すれば「市民団体」+「健康相談会」=「被ばく鼻血デマ」の具現化装置。そしてこのデマはドラマ「赤い疑惑」等が形成した「被ばく→鼻血」イメージによって、難なく世の中に居場所を見つけていったのではないだろうか。

(1/20追記)
当ブログを開始するきっかけになった、11年5月5日「坂本龍一のデマ拡散」は、「被ばく鼻血&死亡デマ」だった。
連休中「静岡に避難した福島の小学生が死亡」というデマ
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-2.html
「鼻出血など放射線障害の急性期症状で」

こんなのを見つけた
福島第一原発事故 福島県民の不安と怒り 放射能から子供たちを守れ
https://www.youtube.com/watch?v=lhnJ1ibVMFM&feature=youtu.be
2011/05/28 にアップロード
今、福島県内で連日に渡り、鼻血を傷病する子供が急増しています。原因は明らかにされていません。
福島第一原発事故の事態が悪化する一方、福島県内の子供の健康被害が懸念されます。

撮影地不明で、鼻血映像もない。UPした「猫飯」のインチキは当ブログでも書いている。
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-162.html
しかしこれらによって、「市民団体」が11年5月から「被ばく鼻血デマ」を形成しつつあったことがうかがえる。「かけはし」の6/3「健康相談会」の準備も、当然かなり前から行われているはずだ。

また
【検証用】福島で鼻血 「鼻血」ツイート全資料室2011-03-13から2011-05-31
https://matome.naver.jp/odai/2139966457026040601
これは労作!ツイートは余りの大量で全部見ることはできないが、これを見ると「起源」はもっとはっきりするだろう。以下ここから

ぶぶぶのぶー ‏@rosabluemoon · 2011年5月30日
木下黄太。鼻血で騒ぎを撒き散らしてるらしい。誰かと思えば、震災後一部で話題になってた日テレのデスクで、勝手に関西に行って戻ってこない困ったちゃん、それがこの人だと。

確かに5/29にイエロー太が「発信」。
警告:東京など首都圏で低線量被曝の症状が子どもたちにおきているという情報
2011-05-29 17:29:02 | 福島第一原発と放射能

http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/945898fc22160543b404a9ca949cefe5
コメ欄はパニックだ。

さいき ‏@psychecupido · 2011年5月30日
子供の給食を心配する保護者の方は、かなりの高確率で低線量被曝鼻血の件をRTしてる。

片瀬久美子 ‏@kumikokatase · 2011年5月30日
@baticgakusyuu 事故を起こした原発周辺とその北西部の放射線量の高い地域は、用心が必要だと思います。先ほどまで話題になっていたのは、東京に住む人が放射線で鼻血がでると騒いだり、愛媛で通常レベル以下なのに放射性物質が検出されたと大騒ぎしている人達の空騒ぎについてです。


イエロー太の「発信」はかなり「効いた」ようで、5/29、30はツイッターは「鼻血」で大騒ぎでした。片瀬さんの他、菊池誠さん、左巻武男さん、NATROMさんなんかも、「火消し」に回っていました。そしてこれも「関東」の話です。また、5/30発売のアエラも「鼻血」を出した。

倍音 エムカワ
‏@vion_emukawa AERA最新号は放射能と食品。オススメ記事は~「内部被曝」でこうなる鼻血、下痢、倦怠感…~ですね。日常生活で気をつけるポイントを押さえましょう!5分で立ち読みできますよ~! http://j.mp/kDcdfC
3:29 - 2011年5月30日
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12664
7/11発売のこれも
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12817

浮月たく
‏@fugetac 鼻血云々はかなり前に東海アマさんが騒いでたなあ。一週回って戻ってきたんだね。新聞記事で煽る奴もいたし。
4:53 - 2011年5月30日

ってことで、「新聞記事」もあったかもしれないが、「倒壊デマ」はこのサイトにリンクがあった。
関東全域で若者たちに(被曝による)鼻血症状のデマまとめ
http://togetter.com/li/123926
アマちゃんだ @tokaiama 2011-04-14 19:15:46
恐ろしい事実! 放射能放出以降、東京含めて関東全域で若者たちに鼻血症状が出ていると連絡があった。鼻血はチェルノブイリ被爆者でも最初に出た症状だ

で、「倒壊デマ」が11年4月14日に鼻血デマ発信。ここでも「関東」の話。このデマはすぐに火消しされているが、反響はあった。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1260200487

倒壊デマ(4/14)→イエロー太(5/29)で爆発かね~起源は、いや、アエラ、猫飯等もあって、「同時多発テロ」の類か。
(追記終わり)

その後「かけはし」の8/31 鼻血問題
http://www.kakehashi.or.jp/?p=4096
「毎時0.07マイクロでも、子どもたちは鼻血を出しています。関東圏の子どもたち。」「チェルノブイリ毎時0.07~で鼻血でてますから。」と書いてあるが、もちろん被ばくが原因という論拠はどこにもない。チェルノブイリのデータもない。そして福島でなく「関東圏」だ。

「ワイドショー通信簿」福島の子どもに「甲状腺機能変化」鎌田實医師らの検査で10人 JCASTニュース2011/10/ 5 11:48
http://www.j-cast.com/tv/2011/10/05109082.html?p=all
鎌田理事長に司会のみのもんたが電話で聞いた。
鎌田「子どもの状況を聞きました。お腹が痛いが15%、 鼻血が出るが12%、眠れないが20%とか、不安を抱いていることがわかり、触診や血液検査などで基準値を超えるケースがあったということです」


以上の二件は、のコメ欄でovalさんが教えてくれたものだ。「やはり放射線→白血病→鼻血の刷り込みはチェルノブイリ後じゃないでしょうか。 日本にいくつかあるチェルノブイリ救援NPOが延々とお金を集める口実に、ウクライナ、ベラルーシの子供たちの健康被害を強調する必要があるわけですが、それが鼻血だったのではないでしょうか。 」ということで、これも成立する感じがする。カネを集めるには、人口が多い関東でやるのがいい・・・とにかくここで、TBSテレビ「朝ズバッ」と(「市民団体」の)鎌田氏も、被ばく鼻血デマを広めた可能性がある。これがテレビで初めての「被ばく鼻血」かどうかは不明だが、テレビには強力な影響力があるのでは。この「福島の子どもに「甲状腺機能変化」」自体がデマだった(参考 http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-43.html)という、「噴飯モノ」だったわけだし、丸森氏やSAVE CHILD(これは正に「カネ集め」そのものだった)といった「市民」が、今は消えているのも、いかにもデマっぽい。

そして遂に12月、「被ばく鼻血」が朝日新聞「プロメテウスの罠」に堂々登場。
朝日新聞「プロメテウスの罠 第9回 我が子の鼻血 なぜ」の「主婦 有馬理恵」は「俳優座の社会派女優&市民活動家」だ 証拠はここにある 「従軍慰安婦」「吉田調書」と同じく検証が必要だ(リンク先読んでください)
となるわけです。11年12月2日の朝日新聞「プロメテウスの罠 わが子の鼻血なぜ」で、自分の子どもに鼻血が出て、肥田舜太郎氏に相談、自分でも周りの「子どもの鼻血」を調べたという「東京町田市在住の主婦 有馬理恵」は、実は俳優座の女優で、「従軍慰安婦ミュージカル」の主役で、共産党系の市民活動家で、夫はイラク日本人人質事件の人で・・・おいおい、「主婦」じゃないよ、これ全部「隠蔽・偽装」じゃないか?記事が丸ごと「お芝居」、こんなのデマに決まってるよ。正に「被ばく鼻血」は「赤い疑惑」だ・・・そしてこれも福島でなく、東京の話。

この記事の最後には、こんなことも書きました。

「みんなのカルテ」 http://sites.google.com/site/sos311home/archive というおぞましい、いや便利なサイトがある。ここには全国から「被ばくによる症状」がボランティアで報告されている。この内の「鼻血」を「データ」として地域別に見た。
鼻血=91件 都道府県別内訳は、
東京=26 埼玉=9 神奈川=9 千葉=6 茨城=6 大阪=3 宮城=3 フクシマ=2 (以下略)
つまり91件の「鼻血」中、関東が56件もあるのに対し、フクシマは2件しか報告が無い。



3:「被ばく鼻血」は日本限定の「都市伝説」か?
スリーマイルについては、2013.1.10(木)の記事なので、これが11年の「被ばく鼻血説」形成に影響したことは無いが、
地元住民が訴える健康被害の実態 スリーマイルからフクシマへの伝言(その3) 
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36881 では「事故後、金属の匂いや味がした」「体毛が抜けた」「鼻血が止まらなくなった」「健康被害は避難のストレスのせいだと言われた」と書いてある。「金属の匂いや味」ってあたり、ネタはカルディコットの本かもしれない。ま、アレなカエル氏の記事からですが。デマ補強のための後追いか。

またチェルノブイリについては、最近こんなのを見つけた。
Six years on: Chernobyl's children
http://www.wiseinternational.org/node/590
Children in the more heavily contaminated areas suffer from thyroid problems, baldness, anaemia, nose bleeding, headaches, and weak eyesight. 反原発団体の1992年4月の記事だが、「より酷く汚染された地域」では、「甲状腺問題、はげ、貧血、鼻血、頭痛、弱視」の被害が出ているそうだ。

いずれも鼻血以外の症状が書いてある(脱毛 はげ)。日本以外の世界では、今回のフクシマほど「被ばく→鼻血」大騒ぎとはなっていないようだし、「鼻血だけ」もない、ってのは確かだ。先に挙げた当ブログに書いたが、11年8月に見た、
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Lupan-j.html  
では、チェルノブイリでの残ったカルテ60例(急性症状)の中でも、「鼻血」は一例だけで、頭痛は30例。嘔吐が20例。ブラジルのゴイアニア、またタイでの被ばく事故では、ネット上の記録、データでは「鼻血」は出ていない。周辺住民の「鼻血騒ぎ」の記録もない。これらの事故の記録では「嘔吐」「吐き気」「下痢」は出ていて、実は急性症状でさえも「鼻血」は少ないのかもしれないし、「鼻血」が出る段階では、既に全身のあちこちからも出血しているのかもしれない。ただしyoutubeにあった(今どれだか見つからない)ゴイアニア事故の再現ドラマでは、「鼻血シーン」があったと記憶している。「被ばく鼻血」は(嘔吐よりは)「ドラマ向き」なのかも。

ウィキペディア「ゴイアニア被ばく事故」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%82%A2%E8%A2%AB%E6%9B%9D%E4%BA%8B%E6%95%85
タイ王国におけるコバルト60による放射線被ばく事故
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-03-02-17

また日本でも、のコメ欄では、F1ABSさんは広島原爆について、「この論文では、被曝による急性症状の項目として、発熱・嘔吐・下痢、咽頭炎・口内炎・歯肉炎、紫斑・歯肉出血、脱毛、などが取り上げられていますが、鼻血だけを症状として取り上げてはいません(Other bleedingに含まれている?)。 」と書いています。「第五福竜丸」で「鼻血」は出ていないし、前回コメ欄でomizoさんが指摘したように、「JOC東海村事故」でも「鼻血」は出ていない。周辺住民の「鼻血騒ぎ」も無い。またよく言われることだが、福島第一原発の処理作業等で、多数の作業員に「鼻血」が出たという事態がない。

「美味しんぼ」雁屋哲の「鼻血」は食事中だったそうだから、嘔吐も下痢も無かったに違いない。メシが「金属の匂いや味がした」とも言っていない。

結局「赤い疑惑」なのだにゃ(なおここで、「赤」は特定の政治的方向を指しません。ドラマでは「血」の意味だったのだと思います)。

(1/31追記)
菊池誠さんと小峰公子さんのシノドス連載
「鼻血は被曝影響だったのか――原発事故のデマや誤解を考える 菊池誠×小峰公子
http://synodos.jp/science/16028
が公開されました。科学的な観点からも、「被ばく鼻血」がデマであること、事実として鼻血そのものが増えていないこと等を指摘した、超労作、力作です。また当ブログでは気づかなかった、週刊誌記事の肥田舜太郎が、起源の一つとして挙がっています。資料も豊富。必見かつ今後もリファレンスとして役立つものです。結局、肥田、野呂、丸森、東海、木下、「市民団体」の「多発」を一部マスゴミがプッシュって感じがします。

そもそも「被ばく鼻血」なんていうのは、「全く下らんデマ」の一言なのですが、その「闇」に切り込んでいくとなると、「幽霊がいないことを証明する」に近く、膨大な分量の文章が必要になります。これは当記事も同じで、科学的なことは書かないで、コンテクスト、背景等の怪しさを書くだけでも、こんなに膨大になってしまいました。これはデマ全般に言えることですが、その意味でも「被ばく鼻血デマ」はフクシマデマの代表格でしょう。

せっかくなので、ここに2011年の「被ばく鼻血デマの発生」を時系列でまとめておきます。今後も気が付いたら付け足します。

2011年「被ばく鼻血デマ」の発生
3/15 (放射能プルーム拡散)
4/14 東海アマがツイート「放射能放出以降、東京含めて関東全域で若者たちに鼻血症状」
5/5 坂本龍一がデマ拡散「「鼻出血など放射線障害の急性期症状で、静岡に避難したいわきの小学生が死亡」(デマ元「みどりの未来」ML)
5/19 週刊文春5・26号 肥田舜太郎「被爆者の初期症状は、まず下痢です。それから嘔吐、鼻血。」(菊池誠さんの記事から)
5/21 愛媛新聞記事「太陽の下で遊びたい」「(郡山の学校で閉め切って)暑さで鼻血を出す子が相次いでいる」
5/28 「猫飯」youtube動画 「今、福島県内で連日に渡り、鼻血を傷病する子供が急増しています。」
5/29 木下黄太ブログ「東京など首都圏で低線量被曝の症状が子どもたちにおきているという情報」
(この時ツイッターでこのブログの大拡散が起こる)
5/30 朝日新聞社「AERA」6/6号 「内部被曝」でこうなる鼻血、下痢、倦怠感…
6/3 「チェルノブイリへのかけはし(野呂美加)」中野で「健康相談会」
6/4 同上 千葉県柏市で開催 「関東で何かが起こっている。避難していたのに東京に戻ってきて鼻血を出している人が多い」
6/4 週刊現代6/11号「フクシマの人たちよ、この症状が出たら要注意」肥田、丸森あやの鼻血、下痢説(菊池誠さんの記事から)
6/6 ブログ「中鬼と大鬼のふたりごと」 カルディコットのスリーマイル事故鼻血説
6/12 「かけはし」 郡山市で「健康相談会」開催
6/16 東京新聞記事(上記について)「原発50キロ 郡山は今」「大量の鼻血、下痢、倦怠感」
6/19 「こどもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク」福島市で「健康相談会」 丸森あや「主な症状は鼻血と下痢」
7/11 朝日新聞社「AERA」7/18号 福島の子ども「体調異変」 「一度も鼻血出したことのない子が2週間で3回も」
7/30 SAVE CHILDブログ 福島県伊達市 小学校の『保険だより』に「1学期間に鼻血を出す子が多かった」
8/31 「かけはし」ブログ「鼻血問題」 「毎時0.07マイクロでも、子どもたちは鼻血を出しています。関東圏の子どもたち」
10/5 TBS「朝ズバッ」 鎌田實「子どもの状況を聞きました。お腹が痛いが15%、 鼻血が出るが12%」
12/2 朝日新聞記事「プロメテウスの罠 わが子の鼻血なぜ」 俳優座女優・活動家の有馬理恵を「主婦」と偽装し、「被ばく鼻血デマ」堂々発信。
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shinobuyamaneko

Author:shinobuyamaneko
 福島県福島市の信夫山に住むネコです。
 原発事故以後ネット上には「もう福島市は放射能高くてダメ!逃げてください!」「福島はチェルノブイリ以上!」「子供を見殺しにしないで!」等の「反原発の叫び」が溢れてます。ネコはどこにも逃げられないから、もうノイローゼ気味。こういう「叫び」「脅し」の効果もあって福島に来る人は激減。街は沈み、市民は「すぐに逃げてください!」に怯えながら、静かに暮らしています。(←最近は嘘・デマがバレてきて、みんな元気になってきた感じだにゃ。)
 しかしね~、この種の「叫び」の根底に、「反原発」の「福島壊滅ならば原発全廃にできる!大大大チャンスだ!」っていう心理はないですか?原発全廃の為にはまず「福島壊滅」が必要とばかりに、科学的、医学的、論理的に怪しい説、大げさな数字等が「連呼」「拡散」されていないですか?それが「正義」になっていませんか?
 信夫山ネコは「故郷福島壊滅」を「原発全廃」の手段にされてはたまらんです。もし根拠がない数字や説の拡散によって、旅館の経営者が自殺するとかの悲惨な「風評被害」が出たら、大人しい福島人も終には訴えたりするのかにゃ~?!今はとにかくデマ、風評、誇張、脅し等を除染しながら記録するにゃ。(「リンクフリー」です 対「反原発」、対「放射脳」等での引用ご自由に)

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