美味しんぼ事件:自分の故郷で他人の故郷を貶める准教授より 長距離走者に知性と心があった

しばらく忙しくて離れていたけど、あの鼻血バカマンガ騒ぎ、まだ続いているね~。問題はいろいろ拡散していったようだが、信夫山の生き物としては、バカバカしい「鼻血」以上に「福島はもう住めない」に怒りを感じたし、加害は深刻だと思ったのだにゃ。

その発言の主、福島大学荒木田岳准教授は、今回の美味しんぼが完結するまでは「コメントを控える」と言って、勿体つけていたが、結局は単に世の中の動向を見ようとしただけじゃね?

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140521-OYT1T50002.html
美味しんぼ登場の准教授「現状に心痛めている」 2014年05月21日 11時40分 読売新聞
 小学館の週刊漫画誌「ビッグコミックスピリッツ」の漫画「美味おいしんぼ」に実名で登場した福島大の荒木田岳准教授は20日、「世間の対立を激化させている現状に心を痛めている」とするコメントを発表した。
 荒木田准教授は「福島で仕事をし、暮らす中で、放射能問題について自分なりに考え、その問題解決のための活動に取り組んできた」とし、「数多くの貴重なご意見、ご批判についても真摯しんしに受け止め、引き続き福島の抱える課題に誠実に取り組んでいきたい」としている。
 荒木田准教授は作中で、「福島がもう取り返しのつかないまでに汚染された」「福島はもう住めない、安全には暮らせない」などと語っている。


この具体的内容に乏しい、「通り一遍の挨拶」風コメント、連載完結後にしか言えないことではないと思うが・・・、結局福島人のあまりの怒りに対して、とりあえず「心を痛めている」なんぞと、「言ってみただけ」かね~。そして、

http://www.asahi.com/articles/DA3S11146623.html
福島には住めない発言、准教授「使わないで」 「美味しんぼ」編集部が拒否(朝日新聞)

 週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味しんぼ」(小学館)に登場する荒木田岳(たける)・福島大准教授が「除染しても福島には住めない」という自らの発言を作品で使わないよう求めたにもかかわらず、編集部が「作品は作者のもの」と応じずに発行したことがわかった。編集部が取材に事実関係を認めた。
 荒木田氏は12日発売号に載った「美味しんぼ」に実名で登場。「福島はもう住めない、安全には暮らせない」「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」などと述べた場面が描かれている。
 編集部によると、荒木田氏は2年前に原作者の雁屋哲氏らと出会い、取材を受けるようになった。体験や持論を伝えるなかで、こうした発言もした。
 だが、荒木田氏の関係者によると、昨年末に筋書きを知った荒木田氏は、福島全体が住めないと読者に受け取られるおそれから、「自分もここで暮らしており、使わないでほしい」と編集部側に要望。福島で暮らさざるを得ない県民感情に配慮した表現を求めた。
 これに対し、編集部は「作品は作者のもので登場人物のものではない」と説明。荒木田氏は「作品の中身の是非まで言う立場にない」と最終的に伝えたという。
 取材に対し、編集部は一連の事実関係を認め、「同じ土地に住んでいても個々人によって判断が異なり、それぞれが被曝(ひばく)について考えることがある。広く『福島』とする表現を作者が採用したことには意味があると考えた」としている。
 荒木田氏は20日、こうした経緯には触れず、「美味しんぼをめぐる議論が世間の対立を激化させている現状に心を痛めている」とする見解を公表した。(本田雅和)


「福島はもう住めない」断言から、随分腰が引けた「日和見」に見えるが、こんなことは連載第一回の時に本人が言うべきジャマイカ? そもそも「荒木田氏の関係者」って何?「言論の自由」を信奉する本人が、堂々主張するべきではないだろうか?「南相馬支局長」の本田記者が、なぜかこんな「管轄外」と思える記事を書いているのもフシギ(ってことは、「関係者」=「市民団体関係者」かいな?これなら管轄内だにゃ)。しかし、

http://www.j-cast.com/2014/05/21205350.html
「美味しんぼ」編集部、准教授の「発言載せないで」拒否報道で見解 2014/5/21 17:19
週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)の漫画「美味しんぼ」に登場する荒木田岳・福島大准教授が「除染しても福島は住めない」などとする自身の発言を作中で使わないよう求めたが、編集部がそれに応じずに発行したと2014年5月21日付の朝日新聞が報じた。
荒木田氏は5月12日発売号の「美味しんぼ」に実名で登場し、「福島はもう住めない、安全には暮らせない」「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」などと話す様子が描かれていた。この描写については福島県などが抗議していた。
朝日新聞の記事では、荒木田氏の関係者の話として、荒木田氏が、福島全体が住めないと読者に受け取られるおそれから、「自分もここで暮らしており、使わないでほしい」と編集部側に要望していたと伝えた。これに対し、編集部は「作品は作者のもので登場人物のものではない」と説明、荒木田氏も「作品の中身の是非まで言う立場にないい」と最終的に伝えたという。
この報道について問い合わせたところ、スピリッツ編集部は次のようにコメントした。
「原作をご覧いただいた時点で、荒木田先生が表現方法に懸念を示されたことは事実ですが、編集部の責任において掲載することについてはご了承いただきました。朝日新聞の記事にあるような、発言を使わないでほしいという先生からのご要望を編集部が拒否したという事実はございません。しかしながら、作品掲載の結果として先生にご迷惑をおかけしたことにつきましては誠に遺憾に存じております」


結局自ら承諾したのに、編集部に責任を押し付けようとした?デマ捏造だったってこと?得意の「内ゲバ」?ま、これが「表現の自由」だにゃ。とにかく編集部の見解は反対だ。こうなったら増々「関係者」なんぞではなく、本人が表に出て発言しなくてはならない。そして、

http://www.yomiuri.co.jp/local/ishikawa/news/20140528-OYTNT50447.html
「美味しんぼ」に登場 荒木田准教授が講演 2014年05月29日 読売新聞
 放射性物質による健康被害の描写を巡り、物議を醸した漫画「美味おいしんぼ」に実名で登場した福島大の荒木田岳准教授(44)(地方行政論)が28日、出身地の金沢市で講演し、「多様な考え方を抑圧する復興論が現地にはある」と強調した。
 荒木田准教授は「不安を表に出せないし、大丈夫かという懐疑的な発言は、表に出ない」とも語った。
 世間で除染が必要だと言われる前から除染を始めていたとし、「危ないのを知っているから除染はやりたくないが、みんなが安全だと言い、除染する人がいないのでやった」と語り、除染を試みると、周囲からは風評被害が起きるのでやめるよう言われたと振り返った。
 年間被曝ひばく線量については「震災前の基準で安全を判断すべき。被曝し続ける環境を変えていきたい」と述べた。
 荒木田准教授は、漫画中で「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと思います」などと発言していた。ただ、この日の講演では、漫画中の発言について「ノーコメント」とした。


やれやれ、マスゴミが「鼻血」「福島はもう住めない」を「言論の自由」問題にすり替えてきたが、今度はそれに乗るのだろうか。「多様な考え方を抑圧」って、どこの福島にそんな事実があるのか?氏の発言に怒ったら、それは「抑圧」なのか?氏の「抑圧」の定義は何か?全国で40万部も売れる漫画雑誌で、「福島はもう住めない」と発言できる状態で、どこが「抑圧されている」なのか?福島では「言論弾圧」がある?福島は遅れた独裁国家なのか?2011年後半に、よく中手聖一氏が叫んでいたヤツだが(8月10日=ZDFのクズ番組「フロンタール21」ドイツ国内放送日の翌日、中手聖一氏がドイツ・フライブルグ市で語ったこと 中手氏の「プロフィール」
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-41.html 参照)、よくもここまで福島をバカにできるものだ。しかも「この日の講演では、漫画中の発言について「ノーコメント」」ということだが、ここが肝心な問題だ。すべてがここから始まっている。避けることはできないはずだ。

一つ思ったことがある。

「現状に心痛め」「数多くの貴重なご意見、ご批判についても真摯に受け止め、引き続き福島の抱える課題に誠実に取り組んでいきたい」荒木田氏だが、残念ながら氏は今回の事件後、福島で人前に出てしゃべることはしていない。その代り氏は自分の「故郷」金沢に現れ、故郷の人の前で思いを語った。

このことから、人間にとって「故郷」とはいかに大切なものか、よくわかる。心が傷ついたら、帰る場所は「故郷」しかないのだ。

その「故郷」を荒木田氏の発言によって貶められ続ける、私たち福島残留者の気持ち、「最早帰る故郷は無い、そこには人間は住めない」と言われた避難者の気持ち・・・氏には想像できないのだろうか?故郷は荒木田氏だけにあるのではない。


「言論の自由」「表現の自由」は確かにある。しかし氏の発言によって福島人が怒り、傷ついた。この事実は「言論の自由」「表現の自由」があってもなくても変わらない。関係ない。シンプルな、しかし不変の「事実」として、人類滅亡の日まで語り継がれるだろう。

(福島大学側の悩みも深刻なのだろうか)
fukudai.jpg

あ~あ、地元の大学がこの状態では大変だ~(もちろん一部だろう。大部分の人々は福島復興のために頑張っていると思う)。

しかしちょっといい話を見つけたよ。「ぷんぷんモード」から脱出だにゃ。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/140527/oth14052711210002-n1.htm
【思ふことあり】
風評被害に負けず走りたい スポーツジャーナリスト・増田明美
2014.5.27 11:21
 「シンサイも怖いものですが、ホンサイはもっと怖いです」に始まり「浜通りが元通りになるよう、皆で努力します」と締めくくったコメディアンで俳優、ケーシー高峰さんの代表スピーチに引き込まれた。

 5月中旬、東京都内のホテルで福島県いわき市の「いわき応援大使」の委嘱状交付式が催されたときのことである。大使は40人と1団体。いわきが故郷の人や、いわきと縁がある人たちばかりだ。私は毎年2月に開催される、いわきサンシャインマラソンにゲストランナーとして参加していることがご縁だった。

 この日、市長の清水敏男さんからは、より元気な“いわき”を作ろうと、各界の人の意見を聞く情熱が伝わってきた。思えば、地震、津波、原発事故と三重苦に見舞われている福島だが、それだけではない。最大の被害は風評被害だという。これほど人の心を傷つけるものはないのだ。
                 
 漫画「美味(おい)しんぼ」が話題になっている。私も読んでみたが、不安をあおる大げさな表現が目立つように思えた。例えば、「(圧力容器内の蒸気を抜くためのベントを行ったせいで)双葉町では爆発以前に毎時1590マイクロシーベルトを計測している。(中略)そうとは知らず避難最中、我々はその放射線を浴び続けた」「それはひどい」「むごすぎる」…と会話が続く。

  この表現を放射線の知識がない人が読むと、とんでもない被曝(ひばく)をしたと勘違いするだろう。避難する間ずっと1590マイクロシーベルトだったわけではないし、外を歩いて避難し続けたわけでもない。表記の仕方も1・59ミリシーベルトと書けばいいのに、数値が高い印象を植え付けようと1590マイクロシーベルトと書いたように感じた。

 参考までに、胸部CTの検査を1回受ければ、約7000マイクロシーベルトを被曝する。皆が慣れ親しんだ漫画内のキャラクターを使って自分の考え方を流布しようとしていることに怒りを覚える。

 福島では毎年11月に東日本女子駅伝が行われる。私は震災後も変わらず、秋になると、この駅伝に出向き、福島県内の中高生を取材しているが、選手や関係者から鼻血のことなど聞いたことがない。

 郡山市や福島市の小中学校でもときどき、子供たちと一緒に校庭で走る。どの学校にも放射線量を測るモニタリングポストが設置されているが、昨年10月に郡山の学校を訪れたときの数値は毎時0・136マイクロシーベルトで、パリのシャンゼリゼ通りと同じぐらいだった。ローマの市内では0・3~0・4マイクロシーベルトと聞く。

 なのにいまだに、「福島では子供たちが校庭で遊べずに運動不足でいる」などの言葉が躍っている。福島のテレビ局の友人が怒っていた。「運動会の映像を送ったら、東京のニュース担当が『マスクして競技している映像はないか』と言ってきた」と。

 不安をあおる一部のメディアの責任も大きい。自分の目で確かめてほしい。怖いと思ったら噂などをうのみにするのではなく、ちゃんと確かめてほしい。怖がるにしても「正しく怖がる」ことが大切だ。

 いわき応援大使の会、乾杯のあいさつで、テレビプロデューサーの石井ふく子さんは「先日、築地市場に出始めたメヒカリをいただいて涙が出ました」と。これからも私は子供たちと一緒に走る時間を増やしたい。風評被害なんかに負けずに「前に進もう」という思いを込めて走りたい。


増田明美さん、ありがとう。

風評加害が無くなるまで、福島は長距離走者なのかもしれないが、「孤独」じゃない。素晴らしい伴走者がいる。
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美味しんぼ事件:山下俊一氏への「言論封殺」は容認した朝日・毎日が エラそうに「言論の自由」を説くフシギ

いや~、流れが早いにゃ、この「鼻血マンガ事件」。

明日の「発売日」を前に、もう最新号の中身は出ているし、事件の経緯はもうあちこちに出ているが、「不破雷蔵」さんの
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fuwaraizo/20140514-00035307/ が便利だね。

さて、「反原発=正義」バイアス、ドグマから逃れられない「愚者」、朝日新聞と毎日新聞が、己を顧みない「言論の自由」を楯にした、「これを議論の機会にしよう」的、バカ記事を掲げているにゃ~。ま、予想通りだが、どうして「被ばくで鼻血」「福島に人間は住めない」を、今頃議論しなければならないのか?

これにかこつけて、「被災した福島の事が、最近は取り上げられなくて忘れられている、今回のマンガはいい機会だ」などということが、まことしやかに言われるが、こんなバカみたいなハナシは、取り上げられなくて結構。忘れてもらった方がヨロシ。一見「中立」に見えるこういう言説の裏には、「フクシマが潰れかけていた3年前に時計の針を戻したい」といった、「反原発」の回帰志向があるに違いない。何しろ連中の「わが世の春」は2011年。あの時「反原発正義軍」には、その悪魔の願望=「福島人が被曝でがん死すれば、原発全廃が実現できる!」が、もう少しで成就するかに見えていたのだ。あの時連中はさぞかし「ワクワク」して、幸せだったに違いない。今回の「鼻血マンガ」事件は、その「回帰志向」が表面化したってことだ。

「反原発」とそれに味方するマスゴミは、この3年間「福島人には被ばくによる重大な健康被害がある」「福島は放射能で住めない、避難せよ」等と、ヒステリックに叫び続けている。原発事故当初は「鼻血」、「秋には原爆ぶらぶら病があふれる」、それが実現しないと「来年は発がん、白血病多発、奇形誕生」「福島の水面下で中絶増加」「3年後」「10年後に40万人ガン死」「子孫に遺伝」・・・挙句の果てに「低線量被ばくの影響はわからない」「わからないから予防原則で福島から避難せよ」「不安の解消をしてはならない、不安には寄り添うべきだ」(そしてまた「美味しんぼ」で「鼻血」から繰り返し)・・・・なぜこんな狂気じみた行為を続けるのか?それは連中の「福島を亡きものにすることによって、原発全廃が実現できる!」という「願望」のせいだ。「原発は悪だから、無くすにはどんな手段を使っても許される」という「正義」。連中は福島人が被ばく原因で死なないと原発廃止が実現しないので、困るのだ。この「願望」に異を唱える者には「国・東電の手先」「原発推進派」「御用学者」等とレッテル貼りし、「反原発」による風評被害を非難すると、「本当の敵=国・東電を攻撃しないのは工作員だ」などと言いだす。また「福島の人は抑圧されていて本当の事が言えない」と言いだす。プロ市民と自主避難者ばかりを「福島の人」にして広める。科学も論理も事実もへったくれもない、こんな「反原発ファシズム」が、「民主主義国」の「市民社会」で堂々と行われている。知性と教養あるはずの言論機関や「知識人」が、これを後押ししている。現代日本史上、最悪、最凶の事件であることは間違いない。

http://mainichi.jp/opinion/news/20140515k0000m070146000c.html
社説:美味しんぼ 「鼻血」に疑問はあるが 毎日新聞 2014年05月15日 02時32分
 「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載中の漫画「美味(おい)しんぼ」が物議を醸している。その中身には疑問があり、福島の人たちから怒りの声が上がっていることは理解できる。風評被害も心配だ。
 しかし、これに便乗して、原子力発電や放射線被害についての言論まで封じようとする動きが起きかねないことを危惧する。今後、どのように福島の人々の健康不安を払拭(ふっしょく)し、被災地の復興を進めていけばいいか、議論を冷静に深めたい。
 前号掲載では「美味しんぼ」の主人公が福島第1原発を訪れた後、鼻血を出す場面が描かれて議論を呼んだ。12日発売の今号では、実名で登場する福島県の前双葉町長が「福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、被ばくしたからですよ」と発言。やはり実名で登場する福島大准教授は除染の経験を踏まえて「福島はもう住めない、安全には暮らせない」と話す。また、岩手県のがれきを受け入れて処理した大阪市内で、住民が健康被害を訴えたとする話も紹介されている。
 これに対して、福島県や環境省、岩手県、大阪府・市などは強く抗議した。風評被害を広げることや除染の効果は上がっていること、がれきの放射線量は基準値を大幅に下回るものであることを主張している。
 国連科学委員会の調査は、福島でがんや遺伝性疾患の増加は予想されないとしている。福島第1原発を取材で見学しただけで、放射線のために鼻血が出ることは考えがたい。しかし、長期間にわたる低線量被ばくが健康にどんな影響を及ぼすかについては十分には解明されていない。専門家の中には、心理的ストレスが免疫機能に影響を与えて、鼻血や倦怠(けんたい)感につながる可能性があると指摘する人もいる。
 この問題をきっかけにして、原発の安全性や放射線による健康被害を自由に議論すること自体をためらう風潮が起きることを懸念する。
 もともと、根拠のない「安全神話」のもと、原発政策が進められた結果が今回の事故につながった。「美味しんぼ」の中でも指摘されているが、事故後の放射性物質放出についての政府の情報公開のあり方は、厳しく批判されるべきだろう。また、汚染水はコントロール下にあるといった政府の姿勢が人々の不信感を招き、不安感につながっているのも確かだ。そして、低線量被ばくによる健康への影響については、これから長期にわたる追跡調査が必要だ。
 求められている論点は多くある。いずれも、感情的になったり、理性を失ったりしては議論が深まらない。絶えず冷静さを失わず、福島の人々とともに考えていきたい。

(だれがオマエなんかと共に考えるかよ 震災後福島で40%減の毎日新聞さんよ)

「これに便乗して、原子力発電や放射線被害についての言論まで封じようとする動きが起きかねないことを危惧する。」「原発の安全性や放射線による健康被害を自由に議論すること自体をためらう風潮が起きることを懸念する。」だって、へ?これで思い出したことがある。


山下俊一氏の「表現の自由」をマスゴミは護らず、リンチ黙認だった。

2011年には山下俊一氏が「健康被害を隠した」「これから被ばくで人が死ぬから殺人者」等として、広瀬隆から「告発」、原発告訴団から「告訴」を喰らっている。まだ誰も放射線障害で死んでいないのに、業務上過失致死で訴えられるという、明らかな「言いがかり」「言論封じ」で訴えられたのだ。

氏は学者であり、学問の自由、表現の自由、言論の自由がある。自分の専門家としての見方を述べたわけだが、これが「反原発」によって袋叩きにされたのだ。しかし氏の「笑っている人には放射線の害は来ない」は、免疫学から考えると正しい「可能性が十分ある」。「被ばくで鼻血」よりも遥かに可能性は高い。そして氏は「福島に住める」と言ったのであり、福島大学准教授荒木田氏の「福島に人間は住めない」とは、せいぜい「五分五分」だ。そして今、事実福島に人が住んでいる。山下氏は正しかった。

この「袋叩き」について、毎日新聞は「言論封殺」と指摘したのか?全くしていない。山下氏がリンチされている時、マスゴミは誰も味方せず、黙殺した。

この「社説」は、「感情的になったり、理性を失ったりしては議論が深まらない」と言うが、福島人の感情はどうでもいいらしい。雁屋は福島人が「発狂する」ということを想定して煽っているわけだが、なぜ我々だけが感情的になってはいけないのか?

もちろん朝日新聞も同じご都合主義、二枚舌ぶりを露呈した。

http://www.asahi.com/articles/ASG5D4W9FG5DUGTB00C.html?iref=comtop_6_06
「美味しんぼ」の描写に波紋 被曝で鼻血…抗議相次ぐ  2014年5月12日23時25分 朝日新聞
 週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味(おい)しんぼ」の東京電力福島第一原発事故をめぐる描写に対し、福島県や地元政界などが12日、発行元の小学館に相次いで抗議した。問題視するのは登場人物が放射線被曝(ひばく)と鼻血の因果関係を指摘したり、「福島に住んではいけない」と述べたりする場面。県内には風評被害への懸念が根強い一方、強まる抗議に「被曝への不安が口にしにくくなる」と心配する声もある。
 「福島県民の心情を全く顧みず深く傷つけ、農林水産業や観光業へ深刻な損失を与えかねない」「断固容認できず、極めて遺憾だ」
 福島県は12日、ホームページに載せた見解で、鼻血の描写などについて、小学館に対し強く抗議。「原発事故で放出された放射性物質に起因する直接的な健康被害が確認された例はない」とも指摘した。
 同日には政府のスポークスマンである菅義偉官房長官も会見で「住民の放射線被曝と鼻血に因果関係はないと、専門家の評価で明らかになっている」と断じた。自民党県連や民主党県議らでつくる会派も相次いで抗議声明を出した。
 騒ぎは大学にも飛び火。福島大准教授が12日発売号で除染の効果を否定したことに対し、中井勝己学長は「多方面に
迷惑と心配をおかけして大変遺憾。教職員には立場をよく理解して行動と発言をするよう注意喚起する」と談話を出した。
 一方、鼻血をめぐる発言をした福島県双葉町の井戸川克隆・前町長は9日の会見で「本当のことをしゃべっただけだ。県が慌てるのはおかしい」と語った。
 最新号の描写について、スピリッツ編集部は12日付のホームページで「行政や報道のあり方について議論を深める一助としたい」とコメント。また、19日発売の次号の特集ページで複数の識者の意見や抗議に対する見解を示すとしている。漫画の内容や表現を変える予定はないという。
 原作者の雁屋哲氏は、自らのブログで福島に関する作品が続くことを明らかにし、「取材などはそれから後にお考えになった方がよいと思います。書いた内容の責任はすべて私にあります」とコメントしている。(高橋尚之、根岸拓朗)
■「事実と思えない」「実情知る契機に」
 福島県民の受け止めは様々だ。
 福島市の学童保育指導員佐藤秀樹さん(47)は「放射線への不安は当然ある。それでも多くの人が県内で懸命に子育てをしている事実をどうみているのか」と首をかしげる。内部被曝検査や食品の放射線量をチェックすることで、被曝への不安は少しずつ和らいだ。「事実を積み重ねた表現とは思えない」という。
 これに対し、原発事故の刑事責任を問う原発告訴団長の武藤類子さんは「私も事故後、鼻血が出るとの訴えを耳にする。放射性物質の存在も事実だし、因果関係がないとは断定できないはず。鼻血の表現にこぞって大抗議をすることに違和感を覚える」と話した。
 ツイッターで批判の口火を切り、つぶやきが1万回以上リツイートされた郡山市の塾講師「順一」さん(32)は「主張を封じるのではなく、問題点を検証し、より多くの人に福島の実情を知ってもらうきっかけになれば」と話す。


「強まる抗議に「被曝への不安が口にしにくくなる」と心配する声もある。」
「原発告訴団長の武藤類子:鼻血の表現にこぞって大抗議をすることに違和感を覚える」だって?

へ?原発告訴団こそ、山下俊一氏を告訴して、「言論封殺」を図った張本人だ。朝日新聞も山下氏が「言論封殺」を喰らった時には何も言わず、よりによって封殺を図った「告訴団」に、「言論封殺」への危惧を言わせているという、メチャクチャぶりだ。

「福島原発告訴団」
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/08/blog-post_10.html 参照。
ここに告訴された人々の名前が載っているが
山下 俊一 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(福島県立医科大学副学長、日本甲状腺学会理事長)
神谷 研二 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(福島県立医科大学副学長、広島大学原爆放射線医科学研究所長)
高村 昇 福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授)


となっていて、リンチされた学者は山下氏だけではない。朝日はどうして荒木田准教授についての学長の談話は、「言論への圧力」と印象操作し、こんな根も葉もない脅迫的「訴訟」については、何も言わないのか?

どうなっているのか?朝日新聞にも「学問の自由」「表現の自由」「言論の自由」を説く資格はない。皆無だ。

「反原発」には「言論の自由」「表現の自由」があり、「反原発」の意に沿わない人間には「言論の自由」「表現の自由」がない。これが「反原発正義」で思考停止した、惨めで危険な日本のマスゴミと「市民社会」だ。

そして朝日の「社説」。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11133529.html
(社説)美味しんぼ 「是非」争うより学ぼう 2014年5月14日05時00分
 週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)で30年以上連載されている「美味(おい)しんぼ」が、波紋を広げている。
 福島第一原発事故をテーマにした最近の2回分で、主人公が鼻血を出し放射線被曝(ひばく)と結びつけられたり、「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと思う」との見解が述べられたりしている。
 実在の人物を絡めて表現されており、福島県や双葉町などが事実と異なるとして抗議や意見を表明した。
 私たちは社説で、低線量被曝の影響を軽視しないよう指摘する一方、できるだけ科学的な根拠や実測値、具体的な対策とともに議論すべきだとの立場をとってきた。漫画での描き方には疑問が残る。
 ただ、低線量被曝には未解明の部分が多い。今回のような健康被害に関する主張は事故後あちこちで見られてきた。それが広く関心を集める背景には、巨大な被害を招いた原発政策への怒りも反映していよう。
 ひとつの作品を取り上げて過剰に反応したり、大学の学長が教職員の言動を制限するような発言をしたりすることには、賛成できない。
 忘れてならないのは、福島の人こそ事故被害に苦しみ、無理解に怒り、不安と闘いながら日々暮らしていることだ。
 私たち一人ひとりが、「うそだ」「本当だ」と振り回されるのではなく、巷(ちまた)にあふれる情報から自分自身で納得できるものを選びとる力を養っていくことが大切だろう。
 福島県内ではこの3年で、十分とは言えないまでも外部被曝や内部被曝を検査する体制が整いつつあるが、受診率は高いとはいえない。現地で活動を続ける医者たちは「心配なら検査しよう」と呼びかけている。
 数値をどう見たらいいか、どうしたら無駄な被曝を避けられるか、勉強会や相談会、研修も開かれている。食べ物や水の検査も継続的に実施されてきており、健康への影響と関連づけられるほどに実際のデータも積み上がってきた。
 こうした経験知は人々が不安の根源に向き合い、どう対処すればいいかを考える手がかりになる。これらを福島から全国へと共有していきたい。
 小学館は19日発売の次号とホームページで、これまでの反響や複数の専門家の意見を特集するという。
 影響力の大きい人気漫画だけに、全国の読者に考える素材を提供し、議論を深める場になることを期待する。


「ひとつの作品を取り上げて過剰に反応したり、大学の学長が教職員の言動を制限するような発言をしたりすることには、賛成できない」だってさ。

ここでも「言論の自由」「表現の自由」の擁護者になりきっているが、こんなことをホザく朝日新聞は、山下氏の「言論封殺」は黙殺した。お見事な「ダブルスタンダード」だ。

「(私たちは)できるだけ科学的な根拠や実測値、具体的な対策とともに議論すべきだとの立場をとってきた。

まったく笑わせるフレーズだ。エラそうなことを言っているが、そもそも2012年にプロメテウスの罠で「放射能鼻血」騒ぎを煽ったのは朝日だ。これは前々回のエントリーに「週刊ポスト」の記事として取り上げたが、今回は池田信夫氏(のぶお、だよ。しのぶじゃないよ)のブログから引用しておく。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34244
メディアの大騒ぎが作り出す原発の「危険神話」
過剰報道が風評被害と2次災害を拡大する 2012.01.04(水) 池田 信夫
 たぶん誰かが勘違いしているのだろう。放射能による死者は1人も出ていないのに、その報道は2万人近い死者・行方不明を出した東日本大震災に劣らず大きい。
 特に過激な報道を続けているのは、朝日新聞である。10月から続いている「プロメテウスの罠」という連載は、毎日こんな記事が続く。

 東京都町田市の主婦、有馬理恵(39)のケース。6歳になる男の子が原発事故後、様子がおかしい。4カ月の間に鼻血が10回以上出た。30分近くも止まらず、シーツが真っ赤になった。近くの医師は「ただの鼻血です」と薬をくれた。 [中略]
 しかし、子どもにこんなことが起きるのは初めてのことだ。気持ちはすっきりしなかった。心配になって7月、知人から聞いてさいたま市の医師の肥田舜太郎(94)に電話した。肥田とは、JR北浦和駅近くの喫茶店で会った。
 「お母さん、落ち着いて」
 席に着くと、まずそういわれた。肥田は、広島原爆でも同じような症状が起きていたことを話した。放射能の影響あったのなら、これからは放射能の対策をとればいい。有馬はそう考え、やっと落ち着いた。

 原発から約250キロ離れた町田市で子供が鼻血を出した原因が放射能であることは、現代の科学では考えられない。事実この記事も、後の方で申し訳のように「こうした症状が原発事故と関係があるかどうかは不明だ」と書いているが、全体としては「本当は関係があるのだが証明できない」と匂わせる印象操作だ。


毎日の社説については、元毎日新聞福島支局長の斗ヶ沢さんが鋭い指摘をしていた。

斗ヶ沢秀俊 ‏@hidetoga · 5月16日
「低線量被ばくの影響が十分には解明されていない」の後に、「低線量被ばくで鼻血が起こりうると主張する人もいる」とでも書くならともかく、「心理的ストレスが免疫機能に影響を与えて」なら、低線量被ばくの影響ではないということです。論理になっていません。


これは「ゲラゲラ」だにゃ。社説が○カ丸出し。

斗ヶ沢秀俊 ‏@hidetoga · 5月16日
「絶えず冷静さを失わず、福島の人々とともに考えていきたい」とまとめていますが、社説は「美味しんぼへの批判はあまりしないほうがよい」と主張していると受け止められても仕方がないでしょう。科学的根拠の欠如、福島県の方々の被った迷惑、不快感こそを重視しなければならないと私は考えます。

斗ヶ沢秀俊 ‏@hidetoga · 5月16日
官庁・公共機関:事実上の圧力 意に沿わぬ報道に「見解」や「反論」http://mainichi.jp/shimen/news/20140512ddm004040077000c.html … この毎日新聞記事にも、同様の問題があると私は考えます。テレ朝「報道ステーション」番組について、福島県立医大や環境省が反論したことを「事実上の圧力」と問題視しています。

これは「日野記事」の事だね~。しかし「言論の自由」を楯に、何の規制も無しでやりたい放題のマスゴミこそ圧力だ。大体「行政の圧力」と言うが、川内村なんて人口僅か2577。それがこうして切実な声をあげている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140515-00000010-fminpo-l07
川内村が小学館に抗議文 美味しんぼ問題 福島民報 5月15日(木)9時42分配信
 小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画「美味(おい)しんぼ」に、除染の効果などを疑問視し「福島に住んではいけない」などとする描写があったことを受け、福島県川内村は14日、小学館に抗議文を送った。
 東京電力福島第一原発事故により、同村の村民の多くが避難したが、村は平成24年1月に帰村宣言をしている。抗議文では「(村全体の)約半数の村民が戻って生活を再開している中、根拠もなく福島には住めないとは不適切な表現」と訴えた。
 その上で「(福島には住めないとした)健康被害については科学的・医学的検証に基づき表現すべき」と指摘した。今回、問題となった描写全体について「風評被害を広げ、被災者同士の分断を招く極めて不適切かつ不愉快な表現」とした。


一方毎日新聞社は2900人超、グループ連結では6600人超だ。どっちが「権力」だよ?
毎日新聞は震災後の福島で40%減、福島で総スカンだよ(しつこいか~)。

そして
中西準子 ‏@junkonakanishi1 · 5月16日
@hidetoga 私もそう思います。役所も企業も、どんどん反論していいと思います。どうして、それを圧力と言うのか、よく分からない。役所に対して、言いたい放題言っているではありませんか。


「福島民報」論説
http://www.minpo.jp/news/detail/2014051415643
【風評との闘い】応援団はずっといる(5月14日)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被害からの復興を目指す本県への支援が続く。キャロライン・ケネディ駐日米大使は14、15の両日、復興状況視察のため来県する。埼玉県は福島応援キャンペーンを展開する。漫画「美味[おい]しんぼ」による風評被害助長が懸念される中、福島を支える動きは力強さを増している。県民と思いをともにする全国の支援者との一体感を強め、前進していきたい。
 ケネディ大使の来県は就任後初となる。福島第一原発を訪れ、楢葉町の沖合に設置されている浮体式洋上風力発電所を見学する。廃炉、再生可能エネルギー産業育成に向けて米国の協力を得る上で、大使の両施設視察は極めて意義がある。国内外で知名度のある大使の本県訪問自体が、福島の安全性発信に大きな力となってくれるはずだ。
 埼玉県の応援キャンペーンは、これまでの福島支援の取り組みをさらに拡大する。上田清司知事が音頭を取って福島への旅行を呼び掛け、埼玉県庁職員食堂での福島県産食材メニューの提供、福島産品販売などを行う。「福島県を助けることが埼玉県民の心意気」との上田知事の言葉は、福島県に注がれる温かな視線を実感させてくれる。
 一方で、小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画「美味しんぼ」の問題は残念であり、腹立たしい。4月28日発売号で主人公らが第一原発を訪れた後に鼻血を出す場面が描かれ、元双葉町長が「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」と発言している。原発事故と鼻血にあたかも関係があるかのような印象を与える。双葉町は「大勢いる事実はない」と元町長の言葉を否定、小学館に抗議文を送った。
 5月12日発売号では元町長が鼻血の原因を「被ばくしたからですよ」とし、福島大准教授は「除染をしても汚染は取れない」と話している。
 個人的見解を取り上げたことで、本県の実情が誤って伝わる恐れが生じている。復興への努力を台無しにしかねない。風評という暗黒の海に投げ出され、光の見える海面近くまで懸命に浮き上がってきたところを金づちでたたかれたようなものだ。12日に県が科学的な根拠を示して反証し、偏らない客観的な事実を基にした表現とするよう強く申し入れたのは当然だ。
 そもそも作品の意図が分からない。編集部は議論を深めるためと説明する。県民と支援者の心を傷つけ、復興に使うべき貴重な時間と労力を抗議や反論のために浪費させて何が議論か。(佐藤 研一)
( 2014/05/14 08:35 カテゴリー:論説 )


そう、応援団はいる。

ダニエル・カール ‏@DanielKahl · 5月3日
オラ、東北(特に岩手や福島の被災地)を回ってみて来た結論か。放射線の騒ぎは「急須の中の台風」だと本気で思っている。今までこれほどのマスコミの作り話見た事ない。54才になってもだよ。やっぱデマで儲かろうとしているというのか、騒ぐのが楽しいなのか、どっちも多過ぎ。

Shoko Egawa ‏@amneris84 · 5月13日
福島の人たちは、東電と国によって十分ひどい目に遭っているのに、さらにデマ情報と「あなたの言葉」によって苦しみの追い打ちをするのか、ということを、少し考えた方がいいと思うよ。

吉村作治 @SakujiYoshimura · 5月15日
『美味しんぼ』の表現が問題になっています。私も読んでみて「ひどいなあ」「福島の人はどう思うだろう」と心を痛めました。しかも、それらが全く科学的根拠もなく事実でもないと知った時、悲しさが怒りに変わりました。表現の自由を超えたものです。人が人を思いやれず思ったままを描いてはダメです。

糸井 重里 ‏@itoi_shigesato · 5月13日
また言わなくてはならなくなった。ぼくは、じぶんが参考にする意見としては、「よりスキャンダラスでないほう」を選びます。「より脅かしてないほう」を選びます。「より正義を語らないほう」を選びます。「より失礼でないほう」を選びます。そして「よりユーモアのあるほう」を選びます。

糸井 重里 ‏@itoi_shigesato · 5月13日
三年間も、安全を証明するためにデータを集めたのではない。事実を事実として確かめて、どうするのがいいのかを指し示そうとデータを集めてきた人がいるのだ。その積み重ねを無いことにして騒ぎ立てる人たちがいる。ぼくには、そう見える。


http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/05/18/0006969909.shtml
テリー伊藤「美味しんぼ」を痛烈批判 2014年5月18日
「決定的に、福島に住んではならないという言葉。この言葉は、今現在福島で、汚染には関係ない方もいるわけで、そこに関しての配慮がないなと」と、批判の言葉を続けた。


さてと、酪王カフェオレ飲んで少しずつ前進だにゃ。野犬に全速で体当たりした、ベイカーズフィールドのネコさんのようにはいかないけどね。必ず歴史が裁くよ。

5/12 福島県が「風評被害を助長するものとして断固容認できず、極めて遺憾」と表明 小学館の「質問」は福島をバカにしているにゃ

遂に県も声をあげたね~。「風評加害」に対して初めてって感じがするけど、とりあえずココに貼りつけておくのだにゃ。

http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/01010d/20140512.html
週刊ビッグコミックスピリッツ「美味しんぼ」に関する本県の対応について

平成26年5月12日
福島県       

 週刊ビッグコミックスピリッツ4月28日発売号の「美味しんぼ」の内容につきまして、県内外の多くの皆様から、出版社に対して県として対応すべきであるとの多くのお声をいただいております。

 「美味しんぼ」において、作中に登場する特定の個人の見解が、あたかも福島の現状そのものであるような印象を読者に与えかねない表現があり、県内外の多くの皆様に不安と困惑を生じさせており、県としても大変危惧しております。

 県では、これまで全ての県民を対象とした「県民健康調査」「甲状腺検査」「ホールボディカウンター」等により、県民の皆様の健康面への不安に応える取組を実施してまいりました。

 また、県産農林水産物については、「農地等の除染」「米の全量全袋検査などの徹底したモニタリング検査」等により安全性の確保と、正しい理解の向上に取り組み、市場関係者や消費者の理解が進むとともに、観光分野においても、観光客入込数が回復傾向にあるなど、ようやく本県への風評も和らぎつつある状況に至ったところです。

 このような中、「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号の「美味しんぼ」の表現は、福島県民そして本県を応援いただいている国内外の方々の心情を全く顧みず、深く傷つけるものであり、また、本県の農林水産業や観光業など各産業分野へ深刻な経済的損失を与えかねず、さらには国民及び世界に対しても本県への不安感を増長させるものであり、総じて本県への風評被害を助長するものとして断固容認できず、極めて遺憾であります。

 「美味しんぼ」及び株式会社小学館が出版する出版物に関して、本県の見解を含めて、国、市町村、生産者団体、放射線医学を専門とする医療機関や大学等高等教育機関、国連を始めとする国際的な科学機関などから、科学的知見や多様な意見・見解を、丁寧かつ綿密に取材・調査された上で、偏らない客観的な事実を基にした表現とするよう強く申し入れております。

 また、これまでの経過を次のとおり併せてご報告させていただきます。

 4月30日に出版社より本県に対して、「[5月19日発売号]において、漫画の誌面では掲載しきれなかった様々な意見を紹介する検証記事を掲載する」として、次の3点に関する取材又は文書回答を求める依頼があり、さらに、5月1日には[5月12日発売号]に掲載する「美味しんぼ」原稿の送付がありました。

(出版社から取材依頼のあった事項)
・「美味しんぼ」に掲載したものと同様の症状を訴えられる方を、他に知っているか。
・鼻血や疲労感の症状に、放射線被曝(※依頼原文では「被爆」)の影響が、要因として考えられるかどうか。
・「美味しんぼ」の内容についての意見

 本県においては、上記に対して5月7日に出版社あて以下のとおり県の見解を示し、申し入れしております。

■出版社へ申し入れした内容
「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号における 「美味しんぼ」について

(以下PDFファイル)
「週刊ビッグコミックスピリッツ」4月28日及び5月12日発売号の「美味しんぼ」において表現されている主な内容について本県の見解をお示しします。まず、登場人物が放射線の影響により鼻血が出るとありますが、高線量の被ばくがあった場合、血小板減少により、日常的に刺激を受けやすい歯茎や腸管からの出血や皮下出血とともに鼻血が起こりますが、県内外に避難されている方も含め一般住民は、このような急性放射線症が出るような被ばくはしておりません。また、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)の報告書(4 月2 日公表)においても、今回の事故による被ばくは、こうした影響が現れる線量からははるかに低いとされております。

また、「除染をしても汚染は取れない」との表現がありますが、本県では、安全・安心な暮らしを取り戻すため、国、市町村、県が連携して、除染の推進による環境回復に最優先で取り組んでおります。その結果、平成23年8月末から平成25年8月末までの2年間で除染を実施した施設等において、除染や物理的減衰などにより、60%以上の着実な空間線量率の低減が見られています。除染の進捗やインフラの整備などにより、避難区域の一部解除もなされています。

 さらに、「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんてできない」との表現がありますが、世界保健機構(WHO)の公表では「被ばく線量が最も高かった地域の外側では、福島県においても、がんの罹患のリスクの増加は小さく、がん発生の自然のばらつきを越える発生は予測されない」としており、また、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)の報告書においても、福島第一原発事故の放射線被ばくによる急性の健康影響はなく、また一般住民や大多数の原発従事者において、将来にも被ばくによる健康影響の増加は予想されない、との影響評価が示されています。「美味しんぼ」及び株式会社小学館が出版する出版物に関して、本県の見解を含めて、国、市町村、生産者団体、放射線医学を専門とする医療機関や大学等高等教育機関、国連を始めとする国際的な科学機関などから、科学的知見や多様な意見・見解を、丁寧かつ綿密に取材・調査された上で、偏らない客観的な事実を基にした表現とされますよう、強く申し入れます。

今後も本県の正確な情報の発信に努めながら、復興に向けて全力で取り組んでまいります。


というわけだ。お役所的「冷静」が漂うけど、この状況ではそれもヨシだにゃ(「言論・表現の自由ガー」を警戒すべし)。今気が付いたことを少々。

①小学館の県に対する「取材依頼」が超ワラだね~。
1:「「美味しんぼ」に掲載したものと同様の症状を訴えられる方を、他に知っているか」
って質問だが、「同様の症状」ってナニ?鼻血と疲労感ならゴマンといる。自分で探せ。問題はそれが事故後福島(在住、滞在等)で多発か、ってことじゃないの?こんなズサンな質問が「取材」なのか?「他に」って、井戸川と雁屋の他にってことか?「他に知っている」と答えたら、「美味しんぼは正しい」とでも言うつもりか?とにかく編集部が「やっている」とホザいた「綿密な取材」でないことは明らか。このバカバカしい「取材」に、さすがに県も答えていない。

2:「鼻血や疲労感の症状に、放射線被曝(※依頼原文では「被爆」)の影響が、要因として考えられるかどうか。」
小学館は、福島に原爆が落ちたと思っていたらしい。これが文章で食っている会社のレベルか?オソマツ。

とにかく小学館に「危機意識」が全く見えない。真剣になっていない。福島県民をバカにしているとしか思えない。

と書いたら更に奇妙ことに気づいた。スピリッツHPからの「言い訳」へのリンクが消えている。
「言い訳」はこれ
http://spi-net.jp/spi20140428.html 「綿密な取材」の証拠を消すな。

と思ったら新「言い訳」登場
http://spi-net.jp/spi20140512.html
また先送りして、炎上商法を続ける気か?結局福島を利用して儲けるつもりだな。

恐らく最終回は見せかけの「両論併記」でゴマカスつもりだろうが、最後の中身がどうであろうと(もう完成しているはずだ)、このストリップティーズのようなやり方は、道義的に許されるものではない。苦しんでいる被災地・被災者を利用した、汚い金儲けでしかない。

菊池誠 ‏@kikumaco · 1時間
@kaliuki @spiritsofficial なんか「いろんな意見があります」で逃げ切るつもりなのかなあと思いますが、さすがに今回のはそうはいかないのではないかな。それぞれの論点について、編集部の見解を出さないと収まらないと思う。


kikumacoさんのおっしゃる通り、「両論併記」と言っても、社会的影響力がある大出版社が、こんなトンデモ説を取り上げるからには、それなりの論拠が問われる。既に極論を大きく取り上げていて、本当の「併記」にはならず、「被ばくで鼻血」「福島は汚染されていて住めない」という印象が拡大されて広がった。そして双葉町への電凸に見られるように、すでに具体的な被害が出ている。ここまでに抗議するために、被災地の町職員、県庁職員が費やした労力は莫大なものだ。

新たな「言い訳」では、盛んに「断定していない」というが、この「断定していない=わからない→非常に危険な可能性がゼロではないという印象で脅される」が、前エントリーのコメ欄でSHIMIZUさんが書いていたように、「風評加害」そのもの、本質である。そもそも厳密・完全な断定など、稀有な存在だ。福島の問題を、宇宙人やネス湖の恐竜と同じにしたいのか?ここはそんなエンターテインメントを外から見て楽しむ場ではない。

何よりこの「福島の真実」連載開始以来4週間、福島人の心につけられた傷は、例え最後になって「どちらかわからないので議論しましょう」などと言っても、消えるものではない。この間に新たに「福島に人間が住めない可能性がある」という印象が広がり、差別を助長した。このまま「両論併記」「議論しましょう」に持ち込んだところで、断定しないのだからその印象は消えず、むしろ拡大する可能性がある。そもそも「被ばく鼻血デマ」は、その多くの不合理性によって、フェイドアウトしかけていたものだ。「福島に人間が住めない」も、荒木田氏は11年秋のアタマの中身で言い続けているが、今や空間線量が下がり、内部被曝データも出て、「自主避難者」が帰ってくるような状況なのだ。それを「現地の様々な声を伝える機会が減っている」などという「免罪符」を付けて、「復活」させる理由は何か?「断定していない」では済まない。「危険だという印象を拡大した」のである。被災者がただただ翻弄され、愚弄され、儲かったのは小学館だけということだ。その責任は極めて重大であることを、次号を前に予測混じりで今から指摘しておく。


②県の「申し入れ」
「除染をしても汚染は取れない」との表現、「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんてできない」との表現、ってのは、このマンガの中で福島大学行政社会学部准教授 荒木田岳氏が

荒木田 「福島がもう取り返しのつかないまでに汚染された。と私は判断しています。」
       「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います。」
海原 「これが福島の真実なのだ。」

と言った部分か。http://onecall2ch.com/archives/7248867.html 参照

結果的に双葉町は対「イドガー」、県は対「荒木田」になったようだ。どちらも福島県民ってのがトホホで哀しいが、モチロン彼らは「福島県民の代表」ではない。

なお荒木田氏の所属するFGF=福島大学原発災害支援フォーラム関係は、このブログでも過去にいくつか取り上げていた。荒木田氏は『週刊朝日』(2011年11月4日号)から、同じことを言い続けているようだが、そろそろ「更新」はできないのだろうか。「福島大学准教授」のこういう発言で、ガックリした福島県人は多いと思うのだが。

米国から福島に「トモダチ作戦」 しかし福島大学では「反原発」の「オルグ」 それを取り上げた毎日新聞って?
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-89.html
「山下俊一氏解任署名」の結果はたったの6607 解任は不可能
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-38.html
「経済学史学会大会」 福島大学での開催中止ってバッカじゃなかろか?頑張れ福島大学!http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-67.html
「頑張れ」と書いたが、「福島大学放射線副読本研究会」は頑張らなくていいにゃ
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-74.html

「北九州市瓦礫持ち込み反対運動」で「中核派」が「犯行声明」
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-91.html
「福島人権宣言」がボコボコだから「福島ネコ権宣言」に変えてみたよ
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-118.html


大阪も声をあげたね~。
http://www.pref.osaka.lg.jp/shigenjunkan/haikibutukouikishori/comic.html
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=16432


本日の福島民報「対イドガー作戦」がステキだにゃ。
http://twitter.com/pinwheel007/status/465644640545161216
あふらん
‏@pinwheel007 【福島民報5月12日】中年以上の方に多いのですが、・・・圧迫しても止まらないことがあります。耳鼻科医の専門的な処置が必要なことも。(鼻血は)ティッシュを丸めて入れるのは思いの外硬くなるのため、かえって鼻を傷つける可能性があります。


参考:「ぬまゆ」化しつつある?井戸川氏
http://www.yukawanet.com/archives/4674351.html
自撮りじゃないけど、カメラマンと同居中なのだろ~か?

5/7 遂に双葉町が「美味しんぼ」に抗議 これが福島県民の真実だ 5/9追記:小学館が福島県民より前に「発狂」

連休、おわっちゃったにゃ~。しかし「美味しんぼ」風評加害騒動はまだまだ続く。

今日はついに双葉町が小学館に抗議した。同意と連帯の意を込めて拡散すべく、ここにテキストで記録しておこう。
(これは風評被害に対する、福島県自治体として初の快挙ではないだろうか?)

双葉町HP
小学館発行『スピリッツ』の『美味しんぼ』(第604話)に関する抗議について
http://www.town.fukushima-futaba.lg.jp/item/5924.htm
(2014年5月7日更新)
本日双葉町は、小学館に対し厳重抗議を行いましたので、お知らせいたします。

http://www.town.fukushima-futaba.lg.jp/secure/5924/20140507_kougibun.pdf(抗議文本編)

小学館への抗議文

 平成 26年4月28日に貴社発行の「スピリッツ」の美味しんぼ第604話において、 前双葉町長の発言を引用する形で、福島県において原因不明の鼻血等の症状がある人が大勢いると受け取られる表現がありました 。
 双葉町は、福島第一原子力発電所の所在町であり、事故直後から全町避難を強いられおりますが、現在、原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢いるという事実はありません。第604話の発行により、町役場に対して県外の方から、福島産の農産物は買えない、福島県に住めない、福島方面への旅行は中止したいなどの電話が寄せられており、復興を進める福島県全体にとって許しがたい風評被害を生じさせているほか 双葉町民のみならず福島県民への差別を助長させることになると強く危惧しております。
 双葉町に事前の取材が全くなく、一方的な見解のみを掲載した、今般の小学館の対応について、町として厳重に抗議します。

平成26年5月7日 福島県双葉町



「県外の方から、福島産の農産物は買えない、福島県に住めない、福島方面への旅行は中止したいなどの電話が寄せられており、復興を進める福島県全体にとって許しがたい風評被害を生じさせている」

「双葉町民のみならず福島県民への差別を助長させることになると強く危惧しております」

雁屋某だの小学館だのが意図しようとしまいと、風評加害は生じた。この分だと来週、雁屋某が我々が「発狂する」とまで差別的に表現した次号が出ると、もっと酷いことになるに違いない。
「美味しんぼ」原作者「鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」 「原発」続編は「もっとはっきりしたことを言う」と予告
http://www.j-cast.com/2014/05/05203950.html

しかしこの「抗議文」から何よりも強く伝わったのは、全町避難の苦境にある双葉の方々が、「福島県全体」「福島県民」のことを思って声をあげたという事実だ。この心意気に福島県知事も応えなくてはならない、今こそ。

(追記5/8)
環境省からも「見解」だにゃ。

http://www.env.go.jp/chemi/rhm/info_1405-1.html
•放射性物質対策に関する不安の声について

平成26年5月8日
環境省環境保健部

 東京電力福島第一原子力発電所の事故による被ばくにより、確定的影響の1つとされる疲労感や鼻出血といった症状が多数の住民にあらわれているのではないかとご不安の声をいただきましたので、このような不安による、不当な風評被害が生じることを避けるとともに、福島県内に住んでおられる方々の心情を鑑みて、環境省としての見解を以下のようにお示しいたします。
◦国連(原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))が、これまでの知見に基づき公表した「2011年東日本大震災と津波に伴う原発事故による放射線のレベルと影響評価報告書」(平成26年4月2日公表)によれば、住民への健康影響について、「確定的影響は認められない」とされています。
◦東京電力福島第一原子力発電所の事故の放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません。

(以下略)

「福島県内にすんでおられる方々の心情を鑑みて」・・・ありがとう。


いよいよ残るは福島県だにゃ。満を持しての激怒弾のタイミングは「次号」の後か?

(5/9追記)
http://www.asahi.com/articles/ASG5866QQG58ULBJ01M.html?iref=com_alist_6_04
「美味しんぼ」表現に「残念」 環境省政務官  2014年5月9日00時53分
 週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)に連載中の漫画「美味しんぼ」で、東京電力福島第一原発の取材後に主人公が原因不明の鼻血を出す様子などが描かれたことに対し、環境省の浮島智子政務官は8日の記者会見で、「福島の方々が頑張っておられるなか、残念で悲しい出来事だ」と述べた。
 同省は放射線の健康影響調査を所管している。浮島政務官は「風評被害の観点から考えてもらいたい」とした上で、「表現の自由はあり『描いてはダメ』とは言わないが、国としては、正しい情報を発信していきたい」と話した。環境省の担当者は「事故では、鼻血や疲労感に一定の影響が出るほど被曝(ひばく)した人はいないことが県の調査で分かっている」などとしている。(奥村輝)

http://www.minpo.jp/news/detail/2014050915538
あぶくま抄(5月9日) 福島民報
 「いちえふ」。東京電力福島第一原発を題材にした漫画が、話題になっている。作者自らが体験した原発作業の日常を描く。先月末、講談社が単行本を発売した。
 漫画雑誌の新人賞で大賞を獲得した作品と、受賞後に不定期連載された6話などを1冊にまとめている。「ご安全に!」と題した話から始まる。作業に出る際、お互いに掛け合う言葉だ。「ご苦労さま」でも「頑張って」でもない現場特有の言い回しを作者は気に入っている。目で見てきた福島の現実を漫画で記録した。初版は新人としては異例の15万部が発行された。
 先月末、別の漫画雑誌に掲載された「美味(おい)しんぼ」に批判が相次いでいる。主人公が福島第一原発を訪れた後、原因不明の鼻血を流す場面があった。「風評被害を増長するのでは」との声が上がる。双葉町は7日、出版社に抗議文を送った。出版社は今後、批判に対する特集を組む方針だという。
 漫画は誰でも気軽に読める。原発事故の風化が懸念される中、幅広い層に関心を持ってもらう有効な手段に違いない。ただ、影響力が大きいだけに、表現に細かく神経を使うべきだ。福島の「今」が正しく描かれることを願う
( 2014/05/09 08:46 カテゴリー:あぶくま抄 )

ここまでが今朝の収穫だにゃ。

重要追記:小学館は福島県民より前に発狂している
ところで、双葉町はスピリッツ編集部ではなく、小学館に対し厳重抗議をした。これはなかなか意味深なのだにゃ。

小学館と言えば看板雑誌は「週刊ポスト」だが、この雑誌、2011年夏にライバル誌「週刊現代」(講談社)が福島への風評加害を強めていた時に、反デマの立場で記事を書き、福島人(ネコ)としては頼もしかったものだ。このブログを立ち上げた頃だから、よく覚えている。

「週刊現代」VS「週刊ポスト」 原発バトルが激化!!
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/menscyzo_13Jul2011_7534
 一方の「週刊ポスト」は、7月11日発売号で「不安を煽るデタラメ報道の大罪を糾す!『恐怖の放射能』の嘘-原発デマと節電ファッショの酷暑」と題した総力特集を掲載。タイトルからも分かるように、これは「週刊現代」をはじめとした放射能の恐怖を強調するメディアへの宣戦布告といえる。
 同記事では「50年前の日本は『放射線まみれ』だった」として、米ソを中心とした核実験が繰り返された1960年代、世界中に放射性物質が広がっていたと指摘。1963年の東京の放射線量は年間1.69ミリシーベルトを記録しているが、今年の放射線量は当時の数値よりも低い1.31ミリシーベルトと予測されるため、「当時のほぼすべての日本人が、これまでの人生で現在の福島県民以上の被曝をしながら生きてきた」が、ガンも白血病も奇形児も増えていないと主張している。
 また、広島・長崎の原爆経験者の妊娠例を調査しても、子供の先天性異常の増加は認められなかったと指摘し、我々が放射能の健康被害を心配する必要はないとしている。


お~、正しいにゃ~。そして13年3月にはこの記事の続編が出た。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130312-00000005-pseven-soci(現在ナシ)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/662.html にあり
週刊ポスト(小学館) 2013年3月22日号
 東日本大震災発生から2年。多くのメディアが被災地・被災者の復興の努力や苦悩を描いている。しかし、メディアが取り組むべき問題は他にもある。大混乱の中で検証不可能な情報が錯綜し、津波や原発事故の苦しみに直面した人々の不安を駆り立てた。そうした“センセーショナルな報道”の「その後」を追跡した──。
 朝日新聞で続いている大型連載「プロメテウスの罠」は、原発事故の真相に迫り新聞協会賞を受賞するなど評判を呼んだが、2011年12月2日付の「第9回 我が子の鼻血 なぜ」は別の風評を生んだ
〈東京都町田市の主婦、有馬理恵(39)のケース。6歳になる男の子が原発事故後、様子がおかしい。4カ月の間に鼻血が10回以上出た。30分近くも止まらず、シーツが真っ赤になった〉
 周囲の母親たちも同様の症状を訴えており、心配になった主婦は、広島で被爆体験を持つ医師に相談し、〈広島原爆でも同じような症状が起きていたこと〉を説明された。
〈放射能の影響があったのなら、これからは放射能の対策をとればいい。有馬はそう考え、やっと落ち着いた〉
 記事には〈こうした症状が原発事故と関係があるかどうかは不明だ〉とあるが、読者が普通に読めば、「原発から遠く離れた町田市で放射能の影響とみられる鼻血の症例が現われている」――と理解するところだろう。ではその後、町田市の子供たちはどうなったのか。市に問い合わせた。
「当時、放射線量の測定を求める相談は多数ありましたが、具体的な健康不安の相談はそれほどなかった。子供が鼻血を出して心配だという電話は数件あったと覚えているが、いまはなくなった」(同市保健企画課)
 さらに、町田市内の耳鼻咽喉科にも問い合わせたところ、ほとんどは「聞いたことがない」とのこと。唯一、「増えた」と回答した医院があったので、その医師に聞くと、「この時期はアレルギー性鼻炎などの影響で鼻血を出すお子さんは多いんですよ」との説明だった。
 大阪大学サイバーメディアセンターの菊池誠教授は、「本当に鼻血が増えたという報告はないし、鼻血の原因もいろいろあり得る。鼻血や下痢をするほど放射線被曝をしたらそれだけでは済まないはずで、鼻血だけなら被曝とは関係ないでしょう」と説明する。


おいおい、この記事の「プロメテウスの罠」を今回の「美味しんぼ」と置き換えると、全く同じだよ。
小学館は全く、完全に矛盾すること、「週刊ポスト」で自ら否定した「鼻血デマ」そのものを、「スピリッツ」では何事もなかったかのように発信している。脈絡がないことを口走るって・・・これは雁屋哲がエラそうに福島県民に向かってほざいた「発狂」そのものだにゃ。もうメチャクチャ。

社会的責任を持つ大出版社が「発狂」しているのでは危険極まりない。営業停止が妥当。しかしもしその前に「小学館」に向けられた抗議に社が答える機会があり、そこで弁明するとしたら、

弁明①矛盾=「発狂」ではありません、「儲かることならば、矛盾も不道徳も、虚実も何も気にせず、無責任に発信しますよ~、えへへ」という「ポリシー」「ブラック企業としての一貫性」があると答える

弁明②この「週刊ポスト」の記事は誤りでした、として取消。小学館は「被ばくによる鼻血多発」という社としての立場だと宣言する

弁明③「美味しんぼ」は誤りでした、「週刊ポスト」の立場が社の立場でしたと明言し、何らかの措置を取る。

弁明④「わが社は自由な気風なのです」として、「週刊ポスト」が「美味しんぼ」批判記事を掲載。


ありうる回答はこんなものかね~。とにかく(編集部でなく)小学館は、双葉町に答えてにゃ。
(これ書いてて気が付いたけど、朝日の「プロメテウスの罠」も全く同じ鼻血煽りしたんだね~。「美味しんぼ」のことは何も言えないにゃ)
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shinobuyamaneko

Author:shinobuyamaneko
 福島県福島市の信夫山に住むネコです。
 原発事故以後ネット上には「もう福島市は放射能高くてダメ!逃げてください!」「福島はチェルノブイリ以上!」「子供を見殺しにしないで!」等の「反原発の叫び」が溢れてます。ネコはどこにも逃げられないから、もうノイローゼ気味。こういう「叫び」「脅し」の効果もあって福島に来る人は激減。街は沈み、市民は「すぐに逃げてください!」に怯えながら、静かに暮らしています。(←最近は嘘・デマがバレてきて、みんな元気になってきた感じだにゃ。)
 しかしね~、この種の「叫び」の根底に、「反原発」の「福島壊滅ならば原発全廃にできる!大大大チャンスだ!」っていう心理はないですか?原発全廃の為にはまず「福島壊滅」が必要とばかりに、科学的、医学的、論理的に怪しい説、大げさな数字等が「連呼」「拡散」されていないですか?それが「正義」になっていませんか?
 信夫山ネコは「故郷福島壊滅」を「原発全廃」の手段にされてはたまらんです。もし根拠がない数字や説の拡散によって、旅館の経営者が自殺するとかの悲惨な「風評被害」が出たら、大人しい福島人も終には訴えたりするのかにゃ~?!今はとにかくデマ、風評、誇張、脅し等を除染しながら記録するにゃ。(「リンクフリー」です 対「反原発」、対「放射脳」等での引用ご自由に)

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