朝日の本田雅和記者が南相馬に「ご栄転」 その他2013年の「落穂拾い」だにゃ

さてと、いよいよ今日で2013年も終わりだにゃ。相変わらず放射脳、反原発等による「福島潰し」「不安煽り」がひどかった一年だったね~。でもその頻度はだんだん下がった気がするにゃ。2012年の傾向がさらに進み、もう後戻りはない。つまり放射脳=放射能みたいに、半減期ってことかね~。

秋からは急に忙しくなったこともあって、このブログで拾いきれなかったネタがあった。年の終わりに記録しておこう。


サッカー本田選手、遂にモスクワからミラノへ。朝日新聞ホンダ記者も福島総局から南相馬支局へ

朝日新聞福島総局の「反原発のエース」本田雅和記者、「市民」とつるんで自主避難を煽り、福島に残った者を「不安にする」記事は有名だにゃ。

相変わらず福島をデタラメで脅す「朝日」本田記者&「デマ学者」 もうやめてくなんしょ 追記あり
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-143.html
これは前回エントリーの「アウトブレイク易学者」津田氏を、ホンダ記者が強力にプッシュした記事だったにゃ。

朝日新聞本田記者の「ホットスポット攻撃」が 「今や福島の放射線は2011年の関東並みに下がった」を証明? 5/18重要追記あり 朝日・毎日記事はウソ・悪意の固まり
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-139.html
これは福島市の図書館前の側溝や高校プールの泥で、「放射能が~」と騒いだ記事。側溝の泥はタイトルが「風評加害」そのもののインチキ。プールの泥に至っては、泥をドロボウして「市民団体(市民放射能研究所)」に持ち込んだという疑いがある。

まだ続く 毎日・アサヒ新聞の卑劣な「福島攻撃」を記録しておくのにゃ 3/2追記あり
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-129.htm

朝日新聞「今でも避難したい 福島市民の34% 市調査」は己の罪を隠す不思議な記事
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-110.html

この他にもあったかも。

署名はないけど、コレも「NPO」とやらとつるんだホンダ記事かと思ったが・・・ここに記録しておこう。

福島市中心部で170万ベクレル超のコケ 緊急除染へ 2013年7月3日23時24分 
http://www.asahi.com/national/update/0703/TKY201307030382.html
 福島市の中心市街地で、店舗兼住宅ビルの屋上に生えたコケから1キロあたり170万ベクレルを超える放射性セシウムが検出された。市がビルの緊急除染を行う。
 汚染されたコケは、ビル所有者の依頼を受けた東大宇宙線研究所の榎本良治准教授(素粒子実験)らが6月8日、ガンマカメラ簡易測定器で確認した。同市内のNPO法人が測定し、178万5216ベクレルを検出した。コケの真上1メートルの空間放射線量は毎時約0・5マイクロシーベルトだった。
 コケが生えた屋上には子どもが遊ぶための人工芝を敷いている。榎本准教授は「人工芝の間にたまった土や、それに生えたコケに、雨水に含まれた放射性物質が残りやすい構造になっており、高濃度になったのだろう。広範な面的除染も大事だが、簡易測定で局所的に線量の高い場所を発見し、除染することが安心につながる」と話す。
 原子力規制庁によると、東京電力福島第一原発事故直後の2011年3月には同県飯舘村山中の雑草から500万ベクレルを超えるセシウムが検出された。だが、事故から1年以上たって採取された検体の最高値は、昨年10月に同県大熊町のため池周辺の土から検出された105万ベクレルだった。


「屋上にコケが1キロ生えている」ビル?すごいね~。しかしメンドクサイから調べなかったけど、これは上記「ホットスポット攻撃」と同じパターンだろう。事実は「一キロ当たり170万ベクレルに当たるコケ」が、一キロではなく何グラムか見つかったのではないか?インチキな「見出し」で福島に「風評加害」するつもりかにゃ。まあ、これがホンダ記事という確証はないが、パターンはおなじみのヤツ。しかし榎本准教授の「除染することが安心につながる」を引用したところに、何となく「トーンダウン」が見られる。

そしてこの記事あたりを境に、ホンダ記者は目立たなくなってきた。

そもそも前回エントリーの環境省「専門家意見交換会」も、元はホンダ記者の担当だった。

まだ続く 毎日・アサヒ新聞の卑劣な「福島攻撃」を記録しておくのにゃ 3/2追記あり
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-129.html
改めてここを読むと面白いね~。ホンダ記事の「『100ミリシーベルト以下は安全』などと国際的にも認められていない説が県内で吹聴されている。それが不安を増大させている」との反論も出た」という部分、前回エントリーの津田氏の主張(前半部分=「放医研」関係)と全く同じじゃないか。この頃(2013年02月17日)からホンダ記者と津田氏はつるんでいたのかね~?と言うか、恐らくこの主張は「福島の医師」さんが推測したように、アドバイザーの「反論」ではなく、会場に傍聴に来た「市民」によるものだ。それをホンダ記者がいかにもアドバイザーが言ったかのような「印象操作」。そして12/21白河での「専門家意見交換会」では、津田氏がこの「市民」の主張を、丸ごと自分の「研究」として繰り返したのだろうと思われる(例によって連中は同じことを一斉に叫びだすね~。まるで「司令塔」がいるみたいだ。)。ここに引用した、都路村の「田舎暮らし」ライター山本一典さんのブログも、鋭くホンダ記事のオカシサを突いている。

しかし今回「専門家意見交換会」記事は「ゆりっぺ」の担当。相変わらずタイトルは奇妙な「賛否両論」にとらわれてはいるが、中身はかなりまともになった。大平先生のことも出ているね~。

福島の子のがん、被曝との関連は結論出ず 専門家会議
http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312210240.html

一体ホンダ記者はどこへ消えたのか?と思って

朝日新聞デジタル 本田雅和に関するトピック
http://www.asahi.com/topics/word/%E6%9C%AC%E7%94%B0%E9%9B%85%E5%92%8C.html
を見たら、下の方に

(被災地から)被曝不安でも被災者ケア 東日本大震災
「心のケアが必要なのは、これからなんです」 (福島・南相馬支局長 本田雅和) (被災地から)被曝不安でも被災者ケア 東日本大震災…(2013/09/30)

お~、何とホンダ記者は南相馬支局長に「ご栄転」だにゃ。まさか福島北高校と保原高校のプールの泥を盗んで、「市民団体」とつるんで記事を「プロデュース」したから左遷、なんてことは無いだろう、断じて。これまでの「放射脳」記事が評価されたってわけだね~。これからは「県民健康管理調査」に首つっこんで「フクシマ」のことばかり書いたりしないで、より原発に近い場所で、「市民団体」ではなく現実に地域で生きる人と付き合って、これを機に「フクシマ」ではない本当の「福島」を知るといいね。南相馬の人に迷惑かけないでね。


「奇形ガ~」と騒いだ自主避難者は、「朝日文化人」?
福島以外の日本では、アサヒから本を出せば「文化人」だにゃ。しかしね~、まあこれは2chレベルでしかなかった9月の「超小ネタ」ですが、

福島在住の夫婦、震災以降「多指症」の赤ちゃん誕生。受診すると「多指症の子の手術がいっぱいで100人待」
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/392a90860209f6fbae9e2df0acfcf954
https://www.facebook.com/kanako.nishikata.5/posts/227766777382065
facebook 西片 嘉奈子9月18日 23:28
友達の職場の人の友達(遠いなww) の話し。

福島市内在住の夫婦に震災以降赤ちゃんが生まれた。だけど、多指症だった。
手術をしてもらおうと福島県立医科大学を受診したら
「今、多指症の子どもの手術がいっぱいで、100人近い順番待ちなんです」と、言われたそう。
結局のところ骨が形成されてきてからじゃないと手術出来ないから、後1~2年待ってからの手術になると。

と、言うことは。。。やっぱり震災以降増えたということか。
パパのお仕事は瓦職人。震災以降、瓦屋さんは忙しかった。震災で壊れた屋根を直してたから。
だからね、甲状腺だけにとらわれるのは、良くないって。他の疾患も急激に増えてると思うよ。
複合的に見ないとなかったことにされちゃうよ。


ってことだが、そもそもこれを発信したらしい「西片 嘉奈子」氏は、 
http://twitter.com/nyanyako0975 によれば、
2月7日発売【福島の子どもたちからの手紙~ほうしゃのうっていつなくなるの?】(朝日新聞出版)発起人・著者。 シングルマザーです。 この世の中に「核」はいりません! 原発なんて、もってのほか! 地熱発電推し!福島県福島市→米沢市へ自主避難ちう。

ってことで、「アサヒ文化人」の自主避難者でした。これ見ると、例によって「子ども福島」だ。
nishikata.jpg

そんでもって、この【福島の子どもたちからの手紙~ほうしゃのうっていつなくなるの?】(朝日新聞出版)が、「放射脳」の内ゲバ原因になっていて、セシウム藁だった。

小5の子が書いた手紙から「ふつうの子どもが産めますか?」の一文をわからないように改ざんした朝日新聞出版http://onodekita.sblo.jp/article/68232821.html

例のオノデキタ氏が、アサヒと西方氏が子どもの手紙から「ふつうの子どもを産めますか」を削除したことで、噛みついているのだにゃ。ま、福島県民以外の「差別問題」に敏感と見せかけたいアサヒとしては、「ふつうの」が気になってこんな措置をしてしまったんだろうかね~?

しかしね~、アサヒ自身のこの本の紹介ページ見るとね、
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13466
3・11の原発事故後、放射能との暮らしを余義なくされた福島の子どもたち。彼らはいまどんな思いで、どんな生活をしているのか。疎開をした子、留まらざるを得なかった子、辛さはそれぞれだ。「普通の大人になれますか」「私の夢は去年とまったく違います」。50人余りの子どもたちの絵や作文が、同世代の子どもたちに訴えかける言葉はあまりに重い。全文ルビつき。

とあって、「普通の大人になれますか」。え、「ふつうの大人」って?もし「ふつうの」が「差別」で気になるなら、これもおかしな話なのだが・・・ま、どうでもいいにゃ。で、話はこれで終わらず、

週刊朝日編集部ってここまで情弱だとは…w
http://togetter.com/li/590378
週刊朝日に桐島瞬の取材記事が…えっ? 記事中「…元東電原子力技術者の小野俊一氏は異議を唱える。」…えっ?週刊朝日掲載の記事に対する驚きの声をかるーく収集。

ってことで、週刊朝日2013年11月22日号に「オノデキタ」氏が登場。どうなってんだ~???
ま、とにかく「反原発正義軍」の迷走ぶりだけが伝わったにゃ。


毎日新聞「謝罪」
アサヒばっかりネタにしたら申し訳ないにゃ、次は毎日ね。

毎日新聞が謝罪記事を掲載 原子力規制委に対する誤報で
http://www.j-cast.com/2013/11/18189268.html
原子力規制委員会についての記事に誤りがあったとして、毎日新聞は、2013年11月17日付朝刊で謝罪記事を出した。
毎日の10日付朝刊記事では、原発事故から避難した住民の帰郷について議論する原子力規制委員会の有識者会合で住民への聞き取り調査をすることが決まったが、田中俊一委員長の指示で調査が撤回されたとしていた。しかし、実際には、市民グループなど2団体に調査が行われており、事実と異なっていたとしている。


ってわけだが、謝罪させるまでの経緯はここで

【規制庁が毎日新聞を出禁】連投まとめ
http://togetter.com/li/589164

問題の記事はこれ。
http://ow.ly/i/3G4M3/original

規制庁が「市民」に肩入れしたデマ記事にブチ切れて、会見への「出入り禁止」にしたわけだが、書いたのは日野記者かと思ったら、奥山智己記者でした。そう言えば福島医大は日野記者に抗議していたにゃ。

ついに福島県立医大が毎日新聞(日野行介記者)に抗議!!!注目にゃ  (4/28重要追記あり)
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-138.html
これも「出入り禁止」にするべきだにゃ。「記者会見出入り禁止」は、悪質マスゴミに対する効果的な、そして唯一かもしれない「武器」だ。


遅れて来た「放射脳出版社」岩波書店
こうして「反福島」「放射脳」マスゴミの進撃に陰りが見えている中、今頃になってどんどん本性を現してきた、オロカな「リベラル」「左派」本屋さんがあるね~、日本の文化、良心の権化、岩波書店だにゃ~~~~。

前エントリーの津田氏「自著書の大宣伝」でもわかるように、津田氏の本が2冊も岩波から出ている。それに日野記者の本=「県民健康管理調査の闇」も出版された。このところ岩波の「放射脳」ぶりは激しさを増している。津田氏は岩波の月刊誌「科学」にも盛んに書いているらしいが、琉球大学大瀧氏の、福島住民の不安を煽る「ヤマトシジミの奇形発生」説も,今年の「科学」9月号でゾンビのように蘇った。こんなの去年の夏に終わってただろ~~~。

原発事故の生物への影響をチョウで調査する 大瀧丈二 おおたき じょうじ 琉球大学理学部
http://w3.u-ryukyu.ac.jp/bcphunit/Kagaku_201309_Otaki.pdf

この「科学」記事で面白いのは、2枚目にある大瀧氏の、「「わからない」のであるから,それがはっきりわかるまでは慎重に行動するというのが欧米の基本的なポリシーであると聞いた。日本では,「わからない」が「安全」にすり替わっている。」だにゃ。

これは前回エントリーの津田氏説と全く同じ。またしても「同じことを一斉に叫ぶ」だ。福島では、「わからない」が「危険」にすりかわり、「人間が住めない」「避難せよ、子どもを殺す気ですか」と散々言われてきたのに、この人たちは逆のことを言っている。どうせ「市民」とやらの「思想」「主義」が根底にあり、そこから物語を始めているだけだろう。

去年の夏(10月?)大瀧氏の「ヤマトシジミ」をネタにしたドイツのテレビ番組があったらしい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1098009965
 はこの番組の「文字起こし」だが、ここで大瀧氏の「ヤマトシジミ・プロジェクト」の共同研究者、「野原チヨ」氏が、こう言っているそうだ。

野原チヨ:
みんな避難してほしいですね。
福島からは全員避難してほしいです。
住んでいるリスクは
軽視できるリスクではありません。
取り返しのつかないリスクです。
お母さん方が、後で福島に残った事を後悔するような事になって欲しくないです。
それが私が調査を続けているそもそもの動機です。


呆れたことに、研究の動機が「みんな避難してほしいですね」なのである。大瀧氏はこれでどうして、「わからない」が「安全」にすり替わっている、と書いているのか?一緒に研究している仲間が、全く逆のことを言っているよ。ここでは「わからない」が「軽視できるリスクではありません」「福島からは全員避難してほしいです」になっているではないか。たかが「チョウ」の調査だろ~~~、どうしてそれで人間が「みんな避難」なんだよ?福島人と虫を一緒にするなよ。

(こちらがyoutubeの動画)
http://www.youtube.com/watch?v=woA5G52oM2o

キノコ採りのおばさんは「虫が食っているキノコは、毒が無いってことだから人間も食べられる」って言っていたけどにゃ。

と書いていたら除夜の鐘が聞こえてきた。とにかく来年の「反原発正義軍」は「わからないことを安全と言ってきた」と主張し、実際に自分らがやってきた「わからないことを危険と叫ぶ」を隠そうとし続けるだろう。そして「遅れてきた放射脳」岩波書店に要注意かにゃ。他が撤退しても、ここだけ残って、結局は「A級戦犯」となる「愚者」なのかもしれないが。

2013年、さようなら~。来年も福島は負けないよ。「信夫山武装集会所」は戦うのだにゃ。
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放医研の「伝言・噂話」を批判する津田敏秀氏が 自分で「アウトブレイク」「福島のヒバクシャは広島長崎以上」という「伝言・噂話」のネタを撒くのには失笑 「環境省白河会議」

いや~、忙殺されて「猫の手も借りられ」、ついに一か月以上開いちゃったにゃ。
「スポンサー広告」初めて見たよ~。皆さん失礼いたしました。

さて土曜日は大きなイベントがあった。環境省の「放射線の健康影響に関する専門家意見交換会」。
http://www.nsra.or.jp/safe/adviser/
白河市で開催だったが、忙殺されているネコはUstreamライブ中継があったので、これで拝見した。
http://www.nsra.or.jp/safe/adviser/live.html
現在、録画がここにあるよ。
http://www.youtube.com/watch?v=zuqWK4KvtrI&feature=youtu.be&t=2h47m49s
これをもう一度見ながら書くのだにゃ。

注目の人は、このところアサヒ新聞や岩波の「科学」なんかに登場し、「原発事故の影響で福島の子どもに甲状腺がん多発!原発からの距離に比例して多い!これはアウトブレイクの前兆!」と盛んに主張して反原発正義軍の「理論的支柱」として「ブレイク」した、岡山大学の津田敏秀教授だにゃ。「アウトブレイク」・・・中々インパクトがある「カタカナ語」だね~。

プログラムの通り、最初に福島医大の鈴木真一教授が、県民健康管理調査の現状報告。今見つかっている甲状腺がんは放射能影響の可能性は低い。これまでに症状のない人たちを、ここまで多数エコー検査という前例はないので、過去データの「罹患率」とは比較できない。同じような検査をすれば、このように多数出てくるのではないか?てな見解を講演した。

(57'00")お次はいよいよ津田教授の登場。得意の「原発事故の影響で福島の子どもに甲状腺がん多発!アウトブレイクだ!子どもを避難させよ!」と出るんだろうな~と思っていた。しかし・・・ここからしばらく「100mSV以下でがんにならない=間違い」という話。

(1:03’24”)放医研のHPのイラストが「がんの過剰発生は見られない」になっていた=「がんが出ない」と受け止められ、「伝言・噂話」で「100mSVではがんが出ない」という説が流布した、とのこと。「見られない」は「観察できない」のつもりだったのかね。しかし確かに言葉へのこだわりは大切、「誤解を招く表現」は避けるべき。福島は「人間が住めない」「奇形ガー」とかの「伝言・噂話」、つまり「風評加害」で散々苦しめられているのは、このブログ見てもらえばよくわかるよ。モチロン「わからない」=「危険である」と決めつけるのも悪いってことで、津田教授も「風評加害」には断固反対って立場なのだろ~だにゃ、ヨシヨシ。

しかしこの後、これは大きな誤解だったってことになるのが、今日のテーマ。

津田教授は、100mSV以下でも発がんしたという論文をいくつかあげる。しかしこれはCTスキャン、医療被ばくによるもので、信夫山ネコ的には、「CTスキャン等=一発で被ばく」。福島の場合は「じわじわ被ばく」だから、被ばく量合計だけ比較するのは無理と思うのだがね~。だいたいコロラド州デンバーは自然放射線で年間10mSV被ばくすると聞いたが、発がんはどうなのか。本日のミュンヘンの空間線量は福島市以上の0.56μSV/h、ロッテルダムは0.33μSV/hだが、発がんは増加は「見えている」のか?
http://fukushima-radioactivity.jp/world-mapsearch.php

(12/26追記)
コメ欄にkazoooyaさんからご指摘いただきましたが、ミュンヘンは2012年の数値のようです。
「福島県放射能測定マップサイトのデータが古く、 2012年のものです。
現在では、ドイツでそのような線量率の地域はありません。(0.18μSv/h程度の場所はあります)
http://odlinfo.bfs.de/

ま、しかしこんなのは専門家が議論するだろう。素人ネコの大問題は次のヤツ。

●「被ばく者」という言葉(レッテル?)

(1:10'59")「広島・長崎のデータっていうのはもう世界一の規模ではありません・・・」
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(1:11'28")「で広島・長崎の被ばく者数は100mSV以下に限りますと、お~、大体6万8千余人と考えています。広島と長崎を合わせてですね。ところが福島県では、1mSV以上被ばく者数というのは、エ~、わかっているだけでも、14万8685人でありますね。これは(ムニャムニャ=聞き取れず)の基本調査に基づいていて、この(ムニャムニャ)では20数パーセントですので、え~まあ、100%集まるとすると、広島・長崎の15倍近くの被ばく者があり・・・
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あの~

まず何で広島・長崎の「100mSV以下」と福島の「1mSV以上」の人数を比較しているのか?比較ベースがメチャクチャぢゃないか?広島・長崎も「1mSV以上」にするべき?原爆当時の広島、長崎の人口はそれぞれ推定35万、25万、「そのうち広島で約9~17万人、長崎で約6~8万人が1945年末までに死亡したと推定されている。」だ(http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jkpum/pdf/120/120-12/ozasa12.pdf参照)。津田氏の説は「広島・長崎の被害を矮小化している」という疑いがある。他にもそもそも「核種」とかが違うんでね~か?中性子は?とかいろいろあるね~。あとはメンドクサイから誰かやってくれ~。

しかしこんな「ダマシ」でさえ、まだ小さい問題かもしれない。

重大な問題は、発音は同じ「被ばく」でも、福島は「被曝」で、広島・長崎は「被爆」ってことだ。これを一緒くたにして「被ばく者=ひばくしゃ=ヒバクシャ」と呼ぶのはおかしい。福島人に対する悪意の「レッテル貼り」じゃないか。それとも漢字が読めない?

そもそも「被ばく者」又は「被曝者」なんて言葉はあるのか?Googleで「被ばく者」、また「被爆者」と入れて検索して見ればわかる。いずれも「次の検索結果を表示しています: 被爆者 元の検索キーワード: 被ばく者(または被曝者)となる。

辞書にも「被ばく者」「被曝者」は無かった。一方「被爆者」は辞典にあるし、英語にまでなっている。定義は「原爆被害者」だ。「被ばく者」は津田氏の「造語」じゃないか?

福島人を「被ばく者=ひばくしゃ=ヒバクシャ」と呼ぶことは、「福島では原爆の悲劇と同じことが起こった」「福島原発事故は核爆発だ」「福島の人は原爆症だ」って類の「伝言・噂話」につながる。

これは津田氏自身が放医研HPについて指摘した、「伝言・噂話」の被害そのものではないか。

そして「広島・長崎の15倍の福島」と、前段の「広島・長崎のデータっていうのはもう世界一の規模ではありません」が結びついて、「市民」とかが「福島のヒバクシャは世界一の規模ですっ!!!」という「誤解」を叫びだすわけだ。危険な「印象操作」だ。

「風評加害」、もうやめてくなんしょ。これが国立大教授の「学問」なのか?

そもそも「1mSV以上被曝又は被爆人数世界一」なんて出すのなら「チェルノブイリ」のデータぢゃないの?ただし「戦争・事故」に限る、自然放射線は除く、としないとならない?そんなの意味ないだろ~。とにかく津田氏は、何が何でも原爆と原発を一緒にしたいらしい。こんなことやって、一体だれが幸せになるのか?目的が知りたい。


(1:20'18")津田氏の次の話だが、自身の「アウトブレイク疫学」とやらを解説、食中毒とかの関係で、遅い対応だと感染者が爆発的に増える、「早く対応を!」てな話。おいおい、福島の子どもの甲状腺がん「多発」が、食中毒みたいな「感染症」とどう関係あるのか?放射能は新種のウィルスなのか?

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そして何と自分の著書の宣伝が始まった。
津田氏自身「何か本の宣伝ばっかりで」「申しわけありませんが」と述べているが(1:24'17")、つまり間違いなく「宣伝」をしていた。
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食中毒だか何かの本と、岩波書店の本が二冊、値段入り。そこまでして「福島をネタに儲ける?」

もうやめてくなんしょ。これが国立大教授の「学問」なのか?

ここには福島県各自治体の「放射線アドバアイザー」、つまり医学系、生物系、物理系の大先生たちも出席しているんですけど・・・

後で動画に登場した早野龍五先生、野口邦和先生・・・この他にも木村真三先生、中西準子先生とか、超大物の名前があったよ。
http://twitter.com/SciCom_hayashi/status/414267213265113089/photo/1 参照。

本当に日本中の一流の方々が、福島を助けにきてくれているのだにゃ、皆さんありがとうございます)。津田氏はこの大先生方を前に、「アウトブレイク疫学とは」講義+本の宣伝をしている・・・さすがは「アサヒ・岩波文化人」だにゃ。もしかして津田氏は、いつものシンパ=「市民」相手の講義用スライドを、そのまま持ってきたんじゃないだろうか?「市民」相手ならば、さぞかし本は売れたとは思うが。
 

●「アウトブレイク」という言葉(レッテル?)

言葉の誤用ってことで言えば、「アウトブレイク」も変だ。かつては「毒米を作る福島の農家=オウム信者と同じ」等の発言で福島の敵だったが、最近変節したらしい(ちゃんと謝罪・訂正すればいいのにね。結局「気を見るに敏」なだけ?しかしそうだとしても、今やこっち側に「機」があるってことだ)早川由紀夫氏のツイッターhttp://twitter.com/HayakawaYukio によれば、

早川由紀夫 ‏@HayakawaYukio 4時間
アウトブレイクは、感染症の言葉なのね。それを小児甲状腺がんに持ち込んだのは筋が悪い。小児甲状腺がんがなんたるかをまったく知らない人なのだろう。(もし知っていて、この言葉をわざわざ使ったのなら故意だ。悪意だと言ってよい。)

ってことだ。確かにwiki見たら、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF
疫学において、アウトブレイク (outbreak) は、ある限定された領域の中で感染症にかかった人間、またはその他の生物の小集団を指す分類語である。そのような集団は村などの区域内に隔離されることが多い。

おいおい、これじゃあいよいよ福島が「ハンセン氏病事件」みたいになっちゃうよ。そもそも言葉の定義が正しくない上に、福島の「アウトブレイク」=「感染症」→「放射能はうつる、福島の子どもにさわっちゃだめ」となる可能性がある。

これも津田氏自身が放医研HPについて指摘した、「伝言・噂話」の被害そのものではないか。

「風評加害」、もうやめてくなんしょ。これが国立大教授の「学問」なのか?


ようやく最後の方になって、「県民健康管理調査」の結果は「子どもの甲状腺がん多発」ってな主張になった。しかしここまでの時間の長いこと。もう本来の中身以前の、「戦略的敗北」だろう。ここまでの「無駄話」(+ブーメラン+宣伝)の長さが、この説の内容のなさを物語っている。ま、確かに今の数字だけ見れば、これまで言われた「罹患率=100万人に1人」より多いが、鈴木教授が言われた、この「罹患率=100万人に1人」が今回の調査結果と比較できないのではないか?等を覆す具体的反論がない。

そして津田氏の「結論と提言」だが、「少なくとも多発の結果と原発事故の関連を否定するデータは見つかっていません」(1'51"38")。そりゃそうだろう。何事かを完全に「否定するデータ」なんて、滅多に見つからないんじゃないの?最近相次ぐ「飲食店バイト学生が、厨房でのおフザケ写真をツイッターにUPする行為」も、原発事故との関連を完全に否定するデータは見つかっていないと思ふよ。
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「提言」が、まず現在の「20mSV以下帰還計画を延期すべき」だそうだが、100mだろうが20mだろうが0.1mだろうが、1ベクレルだろうが、「閾値がない」から、放射線起因の発がんがある。逃げ場はない。だからこそ個人にとっては「この程度の確率増加ならまあいいや」で、どこに住むか判断する。要するに個人レベルには常に「閾値」がある。これには偏向していないデータが大切で、CTスキャンの「一発被曝発がんデータ」なんかと混同したり、「福島の被ばく者は広島・長崎以上」等として、危険を煽り、惑わすようなことがあってはならないのでは?こんなことで帰還の延期を主張するのは、何か帰還されたら困る、って事情があるのかと疑いたくなる。

しかも「提言」の続きが、この先の「アウトブレイク(=正しくは感染者集団)」に備えて、因果関係の確認を待たずに、

妊婦・乳児・小児・青年、妊娠可能性のある女性の順で、避難計画と実施の検討

だと言うから思わず吹き、やがて哀しくなった(1;53"40")。
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この程度の根拠希薄、しかも因果関係なしで避難じゃ「最近の北朝鮮情勢が不安定だ。北朝鮮の東京核攻撃に備えて、都民を避難させよう」もアリだろう。しかも「避難先」でだって、「100mSV以下でがん発生はある」だから、「ゼロリスク」じゃない。医療被ばくを避けても、自然放射線に脅えて暮らさなくちゃ。

最近福島では震災関連死=避難で死亡、なんてことが注目されている。津田氏の主張する「避難」で、病人とかが死んだらどうするの?津田氏の避難計画には「お父さん」が入っていないから、福島人はみんな「家族バラバラ」だ。福島に残ったお年寄りだって、かわいい孫の顔が見られなくなり、精神状態悪化、病気になったり自殺する人が出るかもしれない。こんな過酷なことを強いるのか?

山下俊一先生は、「これから発生するだろう放射線発がんによる死者」という根拠で、業務上過失致死で訴訟されたのではなかったか?津田氏も同じ立場になる。

またもし「アウトブレイク(=正しくは感染者集団)」が無かったらどうするの?帰してくれるの?「何十年後が危ない」とか言って、ずっと、ずるずるやり続けるワケ?

これらの事態に対し、津田氏は責任とる覚悟があるのだろうか?岩波の印税じゃ間に合わないだろう。そもそもこんな「あるか無いかわからんこと」で、オレラ福島人はゲームのコマみたいに「強制移住」させられるのって、「反原発」が嫌っている「人権侵害」じゃないのか?

しかしこれ、どこかで似たようなモノ見たことあるにゃ。
クリス・バズビーの「福島では今後10年間で40万人がガン死」とか。そう言えばバズビーは本じゃなくてサプリ売ってたね。東海アマとやらは、「11年秋には福島には「原爆ぶらぶら病」があふれる」だっけか・・・・「アサヒ・岩波文化人」が、デマッター並み・・・

こんなことだから、この後の「質疑応答」では津田氏は「四面楚歌」だった。「疫学」についてもいろいろあったみたいだけど、(2:42'55")野口邦和氏の「(津田氏のチェルノブイリのデータでは)要するに非曝露集団で、甲状腺がんがゼロ、ほとんど出てない。ということは、放射性ヨウ素による影響が、主な原因であって、空間線量率というのは、これにどう影響しているのかってね~、ほとんど影響していない、としか読めないんですけれども、それで空間線量率を受けて、対策を取るっていうね、そういう結論を先ほどおっしゃったんですけれども、そこだけは理解できなかったんですけれども?」は素人にもよく理解できた疑問。ここでの津田氏の「対策」=「避難させろ」だが、要するに「子どもの甲状腺がんは津田氏の資料でもヨウ素原因なのに、どうして現在のセシウムの空間線量率に基づいて避難させろ、なの?」ってことだね~。結局ちゃんと答えてなくて、「それはこれから調べる必要がありますが、その前にアウトブレイク(=正しくは感染者集団)対策をしなくては~」てな感じだった。これを見て思ったことは、

津田氏は本気で甲状腺がんを「アウトブレイク(=正しくは感染者集団)」=「感染症」「ウツル」と思っているのだ、きっと新しい「放射能ウィルス」か何かを発見したんだな~

ってことだ。これが国立大教授の「学問」なのか?ま、「放射脳」はウツルかもしれないが。

福島医大の大平氏が粘って、「津田さんは(アウトブレイク(=正しくは感染者集団)で)中通りでは100万人当たり何人がんになると考えるのか、答えてください」等と迫ったのは面白かった(2:49'30")。津田氏はまず「私はアウトブレイク(=正しくは感染者集団)疫学です」とか言いだして、「疫学専門」の大平氏と自分を「差別化」しようとしたようだ。しかしなぜだか「のらりくらり」して、直接何人とは言わず、結局「そこに出ているでしょう」を繰り返し、最後も「30倍です」みたいな感じ。きっと自信ないから、「言質を取られる」のを恐れたのだろう。

もしかしてこんな「占い」みたいな予測で、福島人を避難させようという津田氏は、「私はアウトブレイク(=正しくは感染者集団)易学者です」と言ったのか?「えきがく」=「易学」のつもりだったのかもしれない(被曝と被爆をごっちゃにするように)。これなら「根拠なしの予測」もOK。「アウトブレイク(=正しくは感染者集団)易学者」は結構カッコイイ名前だネ。「津田敏秀とアウトブレイカーズ」なんてのもカッコイイ(「和田弘とマヒナスターズ」みたいだが)。

そう言えばどこかで、鈴木真一氏が「わたしもつい誘導されて「多発」と言ってしまいましたが」と発言していた(録画のタイムわからず)。津田氏が連発する「多発」も、現在は正確には「多発見」「多数見られる」の状況でしかなく、これもまた「伝言・噂話」のネタとなりかねない。現に反原発の市民の方々が、「福島で子どもに甲状腺がんが多発しています!!!」と叫んでいる。「多数見られる」が、「伝言・噂話」で「多発」になる。これこそ、

津田氏自身が放医研HPについて指摘した、「伝言・噂話」の被害そのものではないか。

これじゃ放医研は批判できないと思うがね~。まさか津田氏が「多発って多発見の略ですよ」なんて言いださないとしてだが(辞書では「多発」=「多発生」)。何しろ「被曝と被爆」をゴチャマゼの人だからね~。

「アウトブレイク(=正しくは感染者集団)」「福島のヒバクシャ」「多発」は、津田氏の福島に対する「レッテル」だろう。津田氏が「放医研HPの「がんの過剰発生は見られない」というコトバが、「がんが出ない」と受け止められ、「伝言・噂話」で「100mSVではがんが出ない」という説が流布した」と批判するのに、こんな間違ったコトバによって福島に「伝言・噂話」を招く「レッテル貼り」するのは、どう考えても解せない。

津田氏は「アウトブレイク(=正しくは感染者集団)」「福島のヒバクシャ」「多発」という「伝言・噂話」のネタを使うのを、即刻やめて欲しい。そうでないと、放医研のこと言えないでしょ、人間として。

もう一つ「そう言えばどこかで(録画でのタイム不明)」だけど、津田氏が「まるで皆さん、私が福島の放射線の被害を大きく見せようとしている、って言っているみたいじゃないですか」とか言っていたね。

しかしあそこにいた先生たちは、誰もそんなことは言っていなかった。きっと津田氏自身のココロがそうささやいたのだ。でなきゃオレラ福島人・ネコの「気」が伝わったのだろう。


どうしてこんな「東スポ」(いや、これは「東スポ」に失礼だ)みたいなことを、国立大の教授がやりだしたのか?

思うに、悪いのは「アサヒ新聞」「岩波書店」だ。こういう「レッテル貼り」は、新聞の見出しや本のタイトル、広告コピーと同じ、マスゴミの常套手段だ。アサヒや岩波におだてられ、「市民」にウケているうちに、こんなことになってしまったのだろう。

しかしこれで「反原発正義軍」について行く人は、益々減少ジャマイカ、ってことでこれは結局「自滅」、「朗報」かにゃ。

「アウトブレイク(=正しくは感染者集団)」のレッテル貼りで「ブレイク」するより、福島人の「ハートブレイク(傷心)」を理解してほしいがね~。


(12/24追記)
昨日F1ABSさんから、今回の津田氏の発表にある「学術的欠点」をコメント欄の一番最初にいただきました。わかりやすいので、ここに転載しておきます。

津田氏の今回の議論で明確になったのは、
①ダブルスタンダードで議論を行う=研究に携わる人間としては失格であること
②甲状腺がんについての基礎知識をもたずに数字をもてあそんでいること
③放射線発がんの基礎知識もないこと
の3点です。

①について
疫学研究デザイン(対象集団)が違えば検出できる下限が異なるので、被爆者データなどから言える100mSvのライン以下ではがんが起こらないという議論は誤りで、医療被曝では特に子供でがんの発生が報告されているから低線量域にもリスクがあることを言うべき、というのが最初のストーリーでした。
これに続く2番目の話では、福島の甲状腺がんのスクリーニング結果を用いて過剰発生がおこっているという結論を言うために、あえてがん統計の数字を持ち出しておりました(大平先生が指摘)。
この2番目の議論は、最初のストーリーで自ら否定して見せた、違う疫学研究デザイン(検出方法と対象集団)から得られた結論を無理矢理合わせて議論しています。
つまりダブルスタンダードで、都合の良いデータのみをつなぎ合わせて議論するという、研究者失格の議論を公然と行ったわけです。

②について
甲状腺乳頭がんは、鈴木先生の講演の中にもあったように潜在がんの多い組織で、死後剖検の1~3割に見つかることが1970年代より報告されています(成人の1~3割と同義)。これが何歳くらいからできはじめるのかはわかっていませんでした。これまでの福島の甲状腺検査では年齢とともに数が増えていますので、この自然発生の始まりをみていることが強く示唆されます。ただし乳頭がんは大きくならないものが多いことが知られており、今回のような高精度エコー検査をしなければ、子供さんたちに「甲状腺がん」の症状があらわれて見つかることは殆どなかったと思われます。したがって、症状が出てから数字に入る、罹患率や有病率などの計算には入れるべきではありません。津田氏の有病期間を延ばしてもという発言がありましたが、死後剖検で初めて見つかった割合を考えると、病気として見つかるはずのなかったものが今回の検査で「がん」と判定された中に含まれていることが示唆されるので、有病期間の議論自体がナンセンスです。また他地域のB判定の割合の議論も無視していますね(これは今後生検の結果が出てきます、母集団が少ないのが問題ですが)。甲状腺がんの知識があれば以上のような結論は容易に導き出されますから、津田氏の議論は恣意的である、あるいは無知であると言わざるを得ません。

③について
今回の事故では飛散したヨウ素131による内部被曝の多寡が心配されています。がんは体の細胞DNAに起きた傷の蓄積が原因で起こりますが、線量が高いほど傷は増えます。傷自体は60億ある遺伝暗号にランダムに起こりますが、甲状腺乳頭がんではRETやBRAFという名前の遺伝に異常がおきることが必要です。線量が低い時にがんが出ないのは、これらの甲状腺がんに特異的な異常がおきる頻度が非常に低いからです。すなわち、放射線発がんは必ず線量とともに増えてきます。津田氏の議論では、この点を全く無視しています。これまでにがんが見つかった子供さんたちの線量は多くとも数ミリシーベルトで、線量とともに増える傾向は全く見られません。また、もしもこのような低線量で乳頭がんができるのであれば、チェルノブイリ事故では広い地域で膨大な数の乳頭がんが出たことでしょう。もうひとつよく出る議論ですが、高いリスクがあるはずの低年齢層に目立った数のがんが見つかっておらず、むしろ年齢とともに増加する傾向があることも、放射線発がんではなく自然発生のがんをみている証左になります。こういったことも放射線発がんの勉強をしていればすぐにわかることです。

以上のような明らかな誤りがあるわけですが、疾病リスクの議論をする際には過小評価も過大評価もあってはなりません。リスクを受け止めなければならないのは、客観的な判断力が十分ではない子供さんたちであり、その心の痛みは親御さんたちが受け止めねばならないのです。津田氏のような荒唐無稽な論理でさえ「専門家の意見不一致=リスク高い」として受け止められかねず、本来ならば明確に否定されてしかるべきものです。あんな人物を公式の議論の場に引っ張り出したこと自体が誤りであったかもしれません。

ということです。

信夫山ネコの感想としては、「公式の議論の場」で、やはり一流の先生たちは「紳士的」で、津田氏に対して結構気を使ってあげた(例えば野口氏は、津田氏の「対策」と言っていましたが、あそこは一般人ならば「対策、要するに避難ですよね!」と、ハッキリ指摘したでしょう。何か津田氏も「避難」を強調したくなさそうだったので、そこを読んだように見えた)って感じでしたね~。そこを津田氏がわかるか、いや「わっかんねだろ~な~」(古いか)。学問の世界では、こんなに「穴だらけ」じゃ、「理系」には仲間ができないのではないでしょうか(STSとやらの理系モドキ?、「文系」はわかりませんが)。ま、津田氏がどうなろうと、福島人・ネコとしては知ったこっちゃないデス。

(12/25追記)
改めて思うけど、福島医大の大平先生(疫学専門≠易学orアウトブレイク易学)の「奮戦」ぶりは感動的だった。生中継で見た時は、思わず「大平先生がんばれっ!」ってココロで叫んでいたよ。あれを見ていた福島人・ネコのほとんどがそう思ったに違いない。みんな挫けそうになったら、「大平先生がいる」って思い出そう。
プロフィール

shinobuyamaneko

Author:shinobuyamaneko
 福島県福島市の信夫山に住むネコです。
 原発事故以後ネット上には「もう福島市は放射能高くてダメ!逃げてください!」「福島はチェルノブイリ以上!」「子供を見殺しにしないで!」等の「反原発の叫び」が溢れてます。ネコはどこにも逃げられないから、もうノイローゼ気味。こういう「叫び」「脅し」の効果もあって福島に来る人は激減。街は沈み、市民は「すぐに逃げてください!」に怯えながら、静かに暮らしています。(←最近は嘘・デマがバレてきて、みんな元気になってきた感じだにゃ。)
 しかしね~、この種の「叫び」の根底に、「反原発」の「福島壊滅ならば原発全廃にできる!大大大チャンスだ!」っていう心理はないですか?原発全廃の為にはまず「福島壊滅」が必要とばかりに、科学的、医学的、論理的に怪しい説、大げさな数字等が「連呼」「拡散」されていないですか?それが「正義」になっていませんか?
 信夫山ネコは「故郷福島壊滅」を「原発全廃」の手段にされてはたまらんです。もし根拠がない数字や説の拡散によって、旅館の経営者が自殺するとかの悲惨な「風評被害」が出たら、大人しい福島人も終には訴えたりするのかにゃ~?!今はとにかくデマ、風評、誇張、脅し等を除染しながら記録するにゃ。(「リンクフリー」です 対「反原発」、対「放射脳」等での引用ご自由に)

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