月日の経つものは早いもので、もう2週間以上になるにゃ、
あの「週刊文春」の「おしどりマコ」が書いたデマ記事「郡山4歳児と7歳児に甲状腺がんの疑い」が発表されてから。
記事の内容
昨年末から、札幌の医師が福島から札幌への「自主避難者」の甲状腺の超音波検査をしたら、4歳児と7歳児に「しこり」があり、大人も含めて合計11人にがんの疑いがありました(検査した医師)等々。
http://www.j-cast.com/tv/2012/02/23123195.html?p=1ということだったが、「がんの疑い」が、例によって「デマ」「ウソ」「脅し」の類だった。これはもうあちこちで検証されている。実際は検査結果は全て「良性」だった。
icchouさんの
「ポストさんてんいちいち日記:週刊文春 郡山4歳児と7歳児に甲状腺ガンの疑いのデマ記事のまとめ」http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-244.html記事を書いたおしどりマコ氏らの記者会見もリンクされている。なお、後半にある 「3.[togetter]PKAnzug さん(北海道大学病院核医学診療科)の、文春記事関連、甲状腺癌・検査事情説明(含む、経過観察)」というチャプターは非常に役立つ。
OSATOさんには「こんにちは、いつも拝見しております。先だっての週刊文春記事についてまとめましたのでご覧下さい。」といただきました。ありがとうございます。
「杜の里から:週刊文春のトホホな見出し」http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/44bccaa2cc7c09d057f5791908019693北海道新聞と毎日新聞の「甲状腺異常なし」記事が出ていて、とてもわかりやすい。
こちらは「トゥギャッター」
毎日新聞・斗ヶ沢秀俊記者と、毎度おなじみPKAnzug先生による週刊文春の「福島県から北海道に避難した子ども2人が甲状腺がんの疑い」という記事に関してhttp://togetter.com/li/262355事件の経緯も、もう知れ渡っているだろう。雑誌が発売された後、
当の「検査」をした杉澤医師が、市川弁護士と共に記者会見し、(一見「取材源」のように見えた)杉澤医師が、「週刊文春」を「誤報」、「自分は言っていない」等と抗議したのである。週刊文春に掲載された、北海道への自主避難者のお子さんに甲状腺異常が見つかったとの記事に対する、抗議の会見http://togetter.com/li/262782杉澤医師&市川弁護士の「抗議の会見」で発表された「資料」
https://docs.google.com/file/d/0BwCijUhhmbmfU3lOS1JYb3JSc0tlak41RnM0YVJNQQ/edit?pli=1「正誤表」が記事の「誤報」ぶりを明示している。
この会見から見える、「取材」の構造は?(会見での杉澤医師らの発言)
(週刊文春の記者からは先生のところに直接取材はあったか)杉沢医師「週刊文春の記者だとは知らなかった。当時やると色々な検査結果出す、皆さんものう胞、結節と聞いてなんだかわからないので伝えたつもりでもちょっと不安になる。そんな事で報道の方が何かになるのではと聞こえてきた時期あった」
(取材という認識はなくて相談と 相手方から週刊文春にでますという話は一切なかったと。通告はなかったと 普通はいつごろの時期に出そうですよと信頼関係あればあるが)市川氏「間に入ってた被災者の人に言ったらしいと、その日と通じて先生も知ったと 寝耳に水」
(以上)
これらの杉澤医師の発言からは、記事を書いたおしどりマコ氏とは会ったが、「週刊文春」関係とは知らなかった。また取材ではなく、のう包、結節といった用語等の「相談」という認識だった。市川弁護士によれば、「週刊文春」に出ることは、おしどりマコ氏と杉澤医師の「間に入ってた被災者の人」に言ったらしい。すなわち、杉澤医師に対する「取材」は「間に入った被災者」を介して行われた。これが事実誤認の原因の一つではないだろうか?
その後記事を書いた、おしどりマコ氏という「自称報道教会」理事&週刊文春取材班も、杉澤医師の「誤報」指摘に対して記者会見し、「誤報」ではなく「見解の相違」と開き直った。どうやら「良性」が「悪性」に変化することがある、と考えているらしい。
「おしどりマコ・週刊文春編集部 緊急記者会見」
http://togetter.com/li/263498ややこしいが、ここで見えることは
①おしどりマコ氏が「情報源」という、杉澤医師とは別の人間と接触し、「取材」が始まった
②マコ氏は取材が始まった時点から、「情報源」に「週刊文春」との関係を伝えたらしい。週刊文春も「情報源」に会っている。しかし次の③と矛盾する。マコ氏個人が「いつかどこかに出す」というニュアンスで、取材が進められたのか?
③「週刊文春」に記事が載る事は「情報源」には(ギリギリに?20日?はっきりと?)知らされた。「情報源」は「文春」に出ることを危惧した。これは②に書いたように、ちょっと不思議である。
④杉澤医師は、おしどりマコ氏には「きちんと取材されていない」という認識。
(会見でのマコ氏らの発言)
おしどりマコ「情報源を特定についてはお答えしかねるが、記事にあたっては情報源の方からは許可を得ている。お会いした時から文春での掲載を伝えている。1月26日号の作業員記事を見せて挨拶し、初めて会った日から伝えている」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:14:44
おしどりマコ「お会いした後のメールで 文春での掲載について伝えている。その後のやり取りも、読み上げるのは本意ではないが必要があれば」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:15:20
おしどりマコ「『2月2日の10時のメールで出した、今回のは本当に驚いている。全力で検査をしてみましょう、とお伝えしたい。今も福島や他の土地の子供が心配です、記事を書かせてもらえば』への返信。」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:16:13
おしどりマコ「『記事にしてもいいという承諾を得ました。これで公になりますね、期待不安半分です。出す前に見せていただければ』 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:16:44
おしどりマコ「『文春でなければ記事を出せないのでしょうか?イメージとして読者が何処まで信じるかは不明です。文春からは気乗りしないのが事実です』に私が20日23時に『戦う体制の文春が効果的と思うが』に対し、」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
返信する RTする ふぁぼる KW36_wav 2012/02/25 19:17:40
おしどりマコ「その後21日0時に返信が来て、その後記事を書き始めた。ただ交渉の中で情報源の方にチェックの話だったが、その訂正が全て盛り込まれて無く、その件は反映出来なかった事実はある」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:18:49
上杉隆「最初にマコさんがお会いした日時と回数について。他に第三者の認知している人は。」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:19:20
おしどりマコ「お会いしたのは2月1日と、4日。事実関係を証明される方、情報源の秘匿に関わるので申し上げられません。その後はメールでやり取り」週刊文春「4日の同席。名刺も渡した。1時間ほど面会、伝わっていると」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:20:25
ドイツテレビ西里「医師はボランティアで甲状腺の検査をされているがその意図について。多数の型(注=方)をされている意図をどのように解釈しているか。結果を踏まえて福島と連絡して意図の変化というのは」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:21:39
おしどりマコ「情報源の方が始めたいと(注=意図)は素晴らしい善意から。甲状腺エコーが始まって、その不安から自主的に始められたと。避難された方々を安心させるつもり、出ないだろうが検査をしましょう、と。」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:22:47
おしどりマコ「情報源の方も驚くような結果が出て、こういう結果が出ましたとスズキ氏(??)に出そうとしたが受け取ってもらえなかった」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:23:22
週刊文春「(別の方なのか。)情報源の秘匿に関わるのでお応えできない(杉沢医師とは別か)・・・・」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:23:54
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フリーライター本間「先程の上杉さんの質問、情報源と答えていたが、医師や主婦など区別して答えて欲しい。了解してないと思わるのは内科医の匿名での言葉、癌という個人情報、活字化を前提するのは攻撃性を優先しているのでは」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:25:01
(以上)
この部分前半の「情報源」=杉澤医師会見の「間に入った被災者」=宍戸隆子氏(「子ども福島」)である。これは杉澤医師&市川弁護士の「抗議の会見」で配られた「資料」の「桜台の皆様へ」で判る(詳細後述)。
(
3/14追記 このあたりに関してコメント欄に、事件の真相に迫る貴重な情報をいただいた。
「文春事件の情報源は宍戸夫妻ではない。検査を受けた集団の中のある母親が、代表者である宍戸隆子氏にも医師にも、言わば「仲間」の誰にも相談せずに、マスコミに「甲状腺に異常が見つかった」と報道してほしいという「意図」で話してしまった」 。これが正しいとすると、事件の発端は「ある母親」がマスコミに「異常が見つかった、書いてくれ」と話す。その後の「説明会」(後述)時点から、そのマスコミをコントロールするために、宍戸氏登場、杉澤医師も実際に巻き込まれる・・・。という流れになる。そしてこの部分前半の「情報源」=「ある母親」で、杉澤医師会見の「間に入った被災者」=宍戸隆子氏ということになるだろう。)
そして西里氏の質問以降の「情報源」は、=杉澤医師のようだ。さらに「スズキ氏に渡そうとした情報源」=恐らく杉澤医師(もしかしたら宍戸氏かもしれない)。最後の本間氏の発言のように、宍戸氏なのか杉澤医師なのかがわかりにくい(
3/14追記 上記のように、さらに「ある母親」かもしれず、大変わかりにくい。)。
しかし杉澤医師は訴訟しないそうだから、これで「終わり」のように見える。あとは「すぐ忘れる日本人」が忘れて終わり。ほっと胸をなでおろす輩もいるだろうが、このサイトは「デマを除せんし、記録する」が目的だから、忘れるわけにはいかない。
甲状腺を調べれば放射能と関係なく何か出てくる。これはあちこちで言われていることで、前々回エントリーに福島の医師「街の灯」さんも書いていた。思い返せば去年夏に似たような事件があった。長野のサマーキャンプで、「チェルノブイリ連帯基金」がボランティアで福島から来た子どもの甲状腺調査をした。その結果を新聞が「危険煽り」で書きたてた事件だ。この時は福島民友新聞が、「甲状腺 異常なし」という、他のマスゴミと逆の「正しい」記事を書き、あっぱれだった。
ちなみに「きっこ」とか言うネットに長年巣食うバーチャル・キャラは、福島民友は「西部戦線異常なし」をマネしたとか何とか、福島人にとって大切な「地元メディア」を散々DISっていたが、「チェルノブイリ連帯基金」自体が「危険」を否定。同基金の事務局長・神谷さだ子氏は、今
「通販生活新春号」で山下氏に「感動インタビュー」していて、必ずしも「危険煽り」ではない。例によって全国級大マスゴミが「危険煽り」のクズだったのだにゃ。
今回は北海道新聞と、毎日新聞が「甲状腺異常なし」記事を出した。これは前掲の「杜の里から」のエントリーに出ている。もちろんこの事件の教訓は、おしどりマコ氏と週刊文春には無かったようだ。というか、煽って金儲けしたいだけだから、教訓もへったくれもない。
以上、もう良識ある人々がしっかり「まとめ」ているので、あまり書くことないにゃ~。いや待て、まだあるぞ。後発部隊は独自の視点でいくにゃ。
誰がこの記事の「被害者」か?①もちろん「福島に残った人たち」にゃ。札幌に避難した人に「発がん」じゃ、福島に残った人はいったいどうなるんだ、とキモを冷やした。またしても「反原発」の「脅し」であり、その「精神的被害」は、甚大である。もっとも最近は「またかよ~、もうバカバカしいよ」という話もある。
②そして福島医大副学長の山下俊一氏もまた、被害者であることを忘れてはならない。
先にも書いたように、
杉澤医師&市川弁護士の「抗議の会見」で発表された「資料」の「正誤表」を見ると、「週刊文春」の記事における、杉澤医師関連の山下俊一氏「攻撃」「非難」は、まったく根も葉もないものであることがわかる。
メールのやりとりはなかったわけで、今回の記事でもっとも明確な「でっちあげ」ではないだろうか?これはおしどりマコ氏と自称報道教会が記者会見で主張したような、「見解の相違」では説明できない。山下氏ファンクラブ会員の信夫山ネコとしては、まずこれを強調しておく。
最大の被害者は山下俊一氏にゃ~。加害者は?加害者はもちろん記事を書いた、おしどりマコ氏と週刊文春編集部である。一部にマコ氏は週刊文春が責任のがれするための看板だ、との説もあるようだが、取材の経緯から言って「責任者」である。だいたいこの人のツイッター見ると、そこらへんの「放射脳」と大して変わらんように見える。無料ジャーナリストごっこのお笑い屋なのかにゃ~?こういうのもう流行らないのにゃ。山本太郎を見てみ~、もうNHKに出てこないゾ。これからは竹山さんや、たむけんさんの時代だにゃ。
これは共通認識だろうにゃ。しかし「独自路線」にはこの先がまだある。今回も「反原発」のやり方を借りて、「危険度最大」で推測してみた。
「資料」は「正誤表」ばかりが話題になるが、興味深いのは「桜台の皆様へ」という文書にゃ。これは福島から札幌へ「自主避難」した「子ども福島」の幹部、宍戸隆子氏が、「自主避難者」の自治会(?)に対して説明、謝罪したもの。今回の記事は、宍戸隆子氏がおしどりマコ氏を杉澤医師へ橋渡して書かれたが、「こちらの意図していた内容とは大分異なり・・・」だったことが、ここから読み取れる。
「事件」の推定タイムライン(主に「会見」及び資料の「杉澤先生より」から)
10月 杉澤医師に「甲状腺検査」の相談がある。
12月11日~1月22日 杉澤医師が「桜台」の「自主避難者」らの甲状腺エコー検査を行う。
1月下旬 検査結果が出る
その後 「新聞記者」が嗅ぎ付け、「スキャンダラスな報道」になりそうになってくる。(
3/14追記 「ある母親」が「マスコミ」に「異常あり」と報道して欲しいと話して、という可能性あり)
2月1日 マコ氏、初めて宍戸氏と会う(連絡は以前から)(
3/14追記 宍戸氏ではなく「ある母親」とか?)
2月4日 週刊文春、マコ氏と共に宍戸氏に会い、名刺を渡す。(
3/14追記 宍戸氏ではなく「ある母親」にか?)
その後 杉澤医師は宍戸氏と相談し、「報道関係者」を複数名同時に、杉澤医師の病院「さっぽろ厚別通内科」に呼ぶ。スキャンダラスな記事にならないように「相談」。(ここでマコ氏、杉澤医師と会う)
2月19日 「桜台のみなさん」に説明会。「早く体制を取って、18歳以下の子供に甲状腺エコーを今きちんととることが大切で、それは広く継続的に、国の責任でやれるようにしていくことが必要であること、そのためにその主旨で発信してもらえるマスコミにはお話すること、医学的な点については、7月の甲状腺学会で発表すること(杉澤医師)」を説明。
2月20日頃 宍戸氏が「週刊文春」記事(に出ること?orの内容?)を知り、あわてて「差し止め」ようとするも文春は聞き入れず。
2月21日 マコ氏記事を書く
2月23日 週刊文春3/1号発売 また道新、毎日「甲状腺異常なし」記事出る。杉澤医師「記者会見」
2月25日 週刊文春側「記者会見」
(さらに「自称報道教会」の記者会見もあったらしい)
「さっぽろ厚別通内科」に「報道関係者」を集めた「相談」とは杉澤医師、宍戸氏は「さっぽろ厚別通内科」で、マコ氏を含む複数の「報道関係者」に=「記事をこういった方向で書いて欲しい」「記事にこれを入れて欲しい」といった要望を出したのだろう。マコ氏の会見によると、
おしどりマコ「取材源の特定については答えかねるが、取材源と知り合っての取材は私がまず北海道で検査の所少し異常が見つかったので取材して(注:=取材させて?)欲しいと、取材源の内科医とは別の方から連絡、伺いに。その時は診察室で」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:48:31
おしどりマコ「その時にはその夫婦の相方含めて7名で取材源の方からの経緯を説明を疑い(注:=うかがい)、その中の3名がICレコーダー、取材源の方の前に。そしてカメラも回っていた。しかしその時取材としての形ではなく一応取りますと」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
返信する RTする ふぁぼる KW36_wav 2012/02/25 19:49:42
(以上)
なんだかわかりにくいが、ここでの「取材源」は杉澤医師のことだろう。そして「別の方」=宍戸氏。その夫婦=宍戸氏夫婦?(
3/14追記 宍戸夫婦ではなく「ある母親」夫婦かもしない なおこの「説明会」は杉澤医師と宍戸氏が集めたものである)
先の記者会見で、市川弁護士は興味深い発言をしている。
市川氏
「杉沢先生は札幌市内で開業医されていて福島だけではなく札幌市や近郊に避難されてる方々に甲状腺エコー検査をされていた。本来結果を学会で報告するつもりだった。ところがどういうふうに流れたのか詳細はわからないが今日首都圏で発売された週刊文春に先生の本意、事実と違う形で掲載された。
杉澤医師は自身の検査結果が「どういうふうに流れたのか詳細はわからない」のである。「説明会」に集めた「報道関係者」には、杉澤医師の検査結果は渡されなかったのだろう。(渡されたのならば、単純な人数の間違いは起こらないだろう)。ではいったい誰がマコ氏に検査結果(しかも間違い含みの)を伝えたのか?これまでのところ、これが可能なのは宍戸氏(マコ氏、杉澤医師の両方を知っている)と思われるが・・・(
3/14追記 マコ氏には「ある母親」が伝えた可能性あり)。
「週刊文春」に載ることは誰にどう伝えられたか?(マコ氏記者会見から)
おしどりマコ「いつか出します、と。福島の方でネットや住民とのやり取りで騒がれだしたところなので変な騒ぎになる前に相談して、どのような形で記事にするか、と話しになり文春で書くと」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:50:29
週刊文春「記事にすることを伝えて記事にしている」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:50:41
イシザカ「情報提供者、ネットで身元が割れている。発言をツイッターでされてるが追跡すると取材された方にコンタクトを取りたがっているが、取れなかったと。正式なコンタクトの有無について」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:51:37
イシザカ「医師を紹介した方から、文春かおしどりマコさんに連絡をしたいと。かなり自責な発言も。コンタクトの有無について」文春「ツイッターを拝見してないのでお応えしかねる」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
返信する RTする ふぁぼる KW36_wav 2012/02/25 19:52:24
(以上)
マコ氏、文春ともに、「誰に伝えた」の部分がない。これは宍戸氏に伝えたのである(
3/14追記 そしてもちろん「ある母親」にも)。杉澤医師には伝えていないのだろう。またイシザカ氏発言の「情報提供者」=宍戸氏=「医師を紹介した方」である。
週刊文春記事を差し止めようとした宍戸氏は、最後はマコ氏、文春に連絡できなくなっていたのか?また、自分でも「煽ったり」「含みを持たせた」と自覚しているように見える。
宍戸氏の「こちらの意図していた内容」とは?「桜台の皆様へ」にある宍戸氏の「こちらの意図していた内容」とは何だったのか?もちろん、「甲状腺がん」はなかったことは宍戸氏も知っていたわけで、「発ガンしたぞ~どうしてくれる~」が「意図」ではない。恐らく第一は、会見資料の「杉澤先生より」にある、「早く体制を取って、18歳以下の子供に甲状腺エコーを今きちんととることが大切で、それは広く継続的に、国の責任でやれるようにしていくことが必要であること、そのためにその主旨で発信してもらえるマスコミにはお話すること」であろう。これは杉澤医師の「意図」ではあるが。
とすると、この記事の「発ガン」以外の主張は何なのか、が気になる。実はこの記事で「発がん」の話は第一段落だけであり、残りの四分の三は別の話だ。
第二段落「娘二人に異常が見つかり~」には、次のようなことが書いてある。
「医師」は山下氏とメールで連絡を取り合い、福島と同じ方法で自主避難者の甲状腺検査をした。
ただし山下氏は、「独自の検査は遠慮してください」と言った。
第三段落「追加検査は必要ない!?」では
福島県では、山下氏が副学長の福島医大が、3年(も)かけて甲状腺検診をする。
山下氏はチェルノブイリの経験をもとに、「重要なのは事故直後の被ばく量の調査」と書いていたのに、今回の福島でそれをやっていない。
「子どもたちや保護者などの不安を軽減させるためにも、早期検査が望ましい」(甲状腺学会関係者)
山下氏が追加検査をしないように、甲状腺医学会員にメールを送った。
第四段落「従来の常識が通じない可能性も」
検査の「一巡目」が終わるまでの二年間は追加検査が受けられない。「セカンド・オピニオン」が得られない。
坂本さん(4歳、7歳児の母):「(追加検査が受けられない)二年間待たされている間に、がん化したらどうするのか?」
郡山市で山下氏を「直撃」:Q「三年かけて検診している間に、受診を待たされて甲状腺がんが見過ごされるような小児が出た場合に、責任をどう取られるのですか?」A「よくわからない。責任という言葉は問題です。おかしな発言ですね、今のは」
というわけで、この記事の四分の三は、「山下氏攻撃」である(少なくとも第二段落は全くウソである)。
酷い記事とは言え、週刊文春、マコ氏、宍戸氏(「子ども福島」)、杉澤医師(&市川弁護士)に共通認識がある。それは「不安を軽減させるために、早く検査し、フォローもすべき」である。
杉澤医師は、今回の結果を学会に発表予定と言っているが、先の「記者会見」トギャッターにはこんな意見もあった。
「えっと、えっと、何も出なかったといえるわけですが。。。この厚別の先生は学会発表するつもりだったというけど、対照として、同じ程度の数の札幌の子どもたちをエコー検査しないとなぁ(集まらないと思いますが……) あと、どうして誰も「何かあったとしたら札幌に来たから」というような風評を流さないんでしょうか。今年の北海道は特に、滅多にない豪雪ですし、疫学的に、「雪と甲状腺の状態は相関がある」とか疑ってみないんでしょうか。どうせ疑うなら、なんでもかんでも疑えばいいのに。」
もちろん杉澤医師はボランティア、明らかに「善意の人」だ。学会発表は「異常なし」でいいのかもしれないし、医学上の議論に繋がるのかもしれない。ただし杉澤医師は、甲状腺の専門医ではない。
(会見での発言)
杉沢医師「要するにB判定の方を二次検査に回しました。検査を受けていただいたわけですけれども結節良性のものだった。経過は半年ですとかでフォローしましょうと言われたと聞いています。2名だから良かったとか10名なら大変とかも僕の中では専門ではないので判断できません」
返信する RTする ふぁぼる ystricera 2012/02/24 08:59:2
今回の事件について、「専門家がいないことが原因」という見方もあった。もっとも週刊文春の記事中には、「甲状腺専門医」が登場する。これは杉澤医師とは別人で、「年間2000件の甲状腺手術をする」スーパー甲状腺医師だ・・・・しかし信憑性は?
マコ氏や週刊文春、「自称報道教会」(さらには「子ども福島」)等のように、「良性が悪性に変わる可能性がある」と考えるのか?放射能だから、「従来の常識(1~2年でしこりは大きくならない等)が通じない」と考えるのかどうか?
もしそう考える人には、いくら(追加)検査しても「不安」は無くならないのではないか?何しろ「危険ゼロ」でなくてはダメだ。「今日大丈夫でも、明日どうなるか不安です、毎日検査してください!」となるかもしれない。
それにもちろん放射能と関係なく、全ての良性の人をフォロー検査しまくらなくてはならない。
なお仮に、今回の記事の「郡山から自主避難した人の子どもに発がん」が正しかったとしても、それが放射能のせいかどうかはわからない。放射能による甲状腺ガンがこんなに早く出ることは考えられないので、他の原因の可能性の方が高い。記事が単なる「見解の相違」で「誤報ではない」と片付くためには、「良性が悪性に変わる」ことを裏付けし、この原因が福島原発の放射能であることを裏付けしなくてはならない。
甲状腺医学の見地からして、今回のケースで「検査に3年かける」では遅すぎるのかどうか?だ。先の「ポストさんてんいちいち日記」の北海道大学病院核医学診療科のPKAnzug氏によれば、
Q:甲状腺異常についてのツィート、とても参考になりました。質問がひとつあります。万一チェルノブイリのような放射線由来の甲状腺がんが福島第一原発の事故の結果として起こるとしたら、早期に発見するには、どのような検診の体制が有効だと思いますか?
A:やはり、チェルノブイリで発症増加が確認されてる子供に対して、頚部エコーによるスクリーニング検査でしょうね。エコーは痛みもリスクもないので最適だと思います。実際の増加があるかどうかは、継続的にやって、2回目以降の検査で見つかった症例数の推移を見るのがいいのでは。
Q:まだ原発の影響も分からないと。分かるのは何年後でしょう?
A:甲状腺癌の増加が実際にあると仮定して、熱心にスクリーニングしたとして、変化の出始めは3~5年後くらいからですかねぇ。ただ、摂取量があまりにも少なくて、I-131の検査量(この量で甲状腺癌増加がないのは確認済み)にも全く足りないくらいだから、増加しないと思いますよ。
である。それにしても、甲状腺検査をめぐる議論であるべき内容が、なぜ「山下氏攻撃」記事になったのか、どういう論拠、いや「思想」というべきか、が、マコ氏にこんな「攻撃」記事を書かせたのか?マコ氏の記者会見には、「自称報道教会」メンバーから、こんな発言があった。
田中龍作「細胞診の結果はまだだと」おしどりマコ「行われてない」田中龍作「だったら間違いではないのでは。細胞診の結果までは疑い、で皆不安に思う、それで間違いない。それで答えないと山下一派の思うツボ」 #iwakamiyasumi4 #fpaj #nicohou
KW36_wav 2012/02/25 19:53:18
(上杉隆氏発言)
田中龍作さん「山下一派、記者クラブの連中の陰謀だ」・・・(笑)。 http://t.co/0PNTxSCu #fpaj #nicohou
uesugitakashi 2012/02/25 19:55:49
おしどりマコ氏が理事を務める「自称報道教会」は、「山下氏攻撃」が基本姿勢なのである。
そう言えば去年の5月から夏にかけてだったか、福島の子どもを東京に連れていって、健康相談会か何かをやる、という「反原発」のイベントがよくあった。ここで「早ければ一年後に発がん」というような「診断」がなされた等、と「無料ジャーナリスト」が盛んに報じていた。彼らは今、血眼になって「発がん」ケースを探しているだろうにゃ~。見つけたら「バカも安身安身」のように、「ついに見つけましたっ!スクープ!」と大喜びだろうにゃ~。
週刊文春の記事中で、自主避難者の「坂本さん(「ガンが疑われた」子の親)」は、「(末娘の「石灰化」が、)がん化したらどうするのか」と言っているが、これはそのまま、記事の最後の「山下氏直撃インタビュー」と同じ内容である。また「ウチの下の子は二歳で、いまは良性だけど、北海道大学病院では、どう急変するかわからないから、半年ごとに診察しようと言われました。福島ではこういう診察が受けられないということですよね」と、記事中で語っている(これ本当かいな?何も信用できない状態だけどにゃ)。なぜかまた「福島批判」に繋げているが・・・。もう福島じゃなく、札幌にいるのだから、どうでもいいではないか。なぜいちいち「福島では」と言いたがるのか?「ご親切」?要するに「福島では山下氏が診察を受けられなくしてますよね」ということなるのだが・・・。
「坂本さん」は郡山からの「自主避難者」であるが、「子ども福島」と関係あるのではないだろうか?だとすると、これは至極当然であろう。なぜなら、昨年後半から「子ども福島」中手氏の「福島は山下氏と福島医大によって、統制され、医者や地元メディアが自由にものを言えない」、「県民をモルモットにした、山下氏の研究が目的の健康調査」といった「山下氏攻撃」が続いているからである。
(
3/14追記 「坂本さん」=「ある母親」という可能性がある。またツイッターには「坂本さんは、誤報じゃないと怒っている」的な記述があった。)
宍戸隆子氏(「子ども福島」)の「意図」=即「山下攻撃」という確証はないが、繋がる「可能性」は十分あった(「反原発」の思考回路を借りれば、もちろん「関係無いということが証明できない」)。
「甲状腺を3年かけて検査なんて遅い。子どものためでなく、山下の自分の研究のためだ」が、今の連中の「戦略目標」なのかにゃ~。
繰り返すが、
事実として今回最大の被害者は山下さんだ。「検査に3年では遅い」「良性が悪性に変わる可能性がある」等と主張したいのならば、正々堂々と医学上の議論をするべきで、週刊誌に記事を書かせて煽るようなことではない。増していくら何でも、ウソで山下さんを陥れることはないだろう。「ウソ記事でっち上げ」が正当化されるような世の中はない。もっとも「危険可能性ゼロでなきゃヤダ病」とは、議論にならないか。そういう意味では今回の「事件」は、「被災地瓦礫持込反対」、「沖縄で青森の雪持込反対」と同じだ。
山下さんへの「謝罪」がない。これでは日本の「民主主義」「言論の自由」は危ないのではないか?「リンチ」を容認するのか?
そしてこんなにひどい目にあいながら、山下さんは何も抗議しない(本当に信念の人にゃ)。
そこで今回は代わりに信夫山ネコが怒りながら、記録したわけにゃ。「反原発」の言い方借りれば、「あんたらの本当の敵って国・東電でしょ。ウソついてまで山下さんリンチするのはやめなよ。」