「葬列予報」と「子ども福島」 そして「自主避難者」への「補償」について
「葬列予報」の実行委員と思われる、阪南大学経済学部の下地真樹准教授がツイッターで書いた「福島からの避難者の賛同」についてだが、これが「子ども福島」だろうということは、容易に想像がつく。なぜならFATE_SOUSEI氏のブログの「葬列予報」報告には、元々「子ども~」の銀行口座が載っていて、寄付を促していた。これについてFATE_SOUSEI氏は、「子ども福島」から予め許可を得たと書いているし、同組織の委員長=中手聖一氏や、幹部=札幌に自主避難した元福島西高教諭宍戸俊則氏は、「葬列予報」に賛同している。
(以上はまたhttp://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-46.htmlを参照)
なおこのFATE_SOUSEI氏のブログの「第二回葬列予報」報告ページのコメント欄では、「子ども福島」のメンバー=sisido氏が「子ども福島はこんなデモはしません」「口座を削除してください」と叫んでいる。この人は恐らく元福島西高教諭宍戸俊則氏の妻、宍戸隆子氏である。

宍戸隆子氏は、12月5日の参議院「復興特別委員会」で、「自主避難者が福島に残った人たちになじられている」てなことを発言していたが、何をか言わんやだにゃ。確かに「子ども福島」は葬列予報に参加していなかったかもしれないが、「賛同」はしているのである。福島に残った者こそ「反原発」にいじめられている。国会はなぜ、「福島に残った者」の話は聞かないのか?
大体何だこれは?
http://twitter.com/#!/karuteka/status/143967225563451392
宍戸隆子氏は補償を目的に、計算ずくで大声を上げているだけではないか?
この手の「いじめ話」の根拠が怪しいことは、「郡山で除染に参加しない人に対し、非国民扱い、村八分がある」と叫んだ立命館大学の桜井准教授のブログ「郡山からのSOS」のコメント欄を見ればわかる。桜井氏はたった一人の話を基に「非国民扱い、村八分」の内容も確かめずに、これを書いて広めた。結局は突っ込まれて、自ら「郡山の日常です」「非国民扱い、村八分」等を消す羽目になっているにゃ。
(追記 なお、この時の「除染をさせない」署名は、署名開始後にようやく出来たという奇妙な主催者のHP~署名用紙すらない~によると、たったの4116だったようだ。これは全国署名だから、全国で「福島いじめのデマ」に乗っている「反原発」がこの位いる、という参考数字になる。もちろん「主催者側発表」だがにゃ。大した数じゃない感じがするにゃ。そして「市役所が強制参加させている」と「拡散」した和田秀子氏のブログ、コメント欄では、「実はたまたま市役所に勤めている人が、個人的に近所をまわった」という爆笑ものの言い訳がなされている。)
大体「反原発」の連中は最近は申し合わせたように一斉に、「自主避難者が残った者にいじめられている、非国民扱い、村八分」などと騒ぎ出した。一斉に叫びだした事自体、怪しい話以外の何物でもない。この話、また最近連中の間で流行している「除染はムダ、参加しないでください!」も、まさに「残酷な反原発のテーゼ」の一つだにゃ。残った者たちやボランティアに「除染」をさせない?「反原発」はどうしても「福島から自主避難」させないと気が済まないのか?いいかげんにしろ。「自主避難」も「残留」も個人の意思だ。どうして「残留者」を脅し、避難させようとするのか?「自主避難」がこのままだと「元が取れない」という恐怖心からなのか?信夫山ネコは他人に「避難するな」と言った覚えは無い。もちろん「帰ってこい」とも言わない。放っておいてくれにゃ。
この時宍戸隆子氏は「自主避難者に補償を」と訴え、それが実現しそうになっている。この補償そのものについては「18歳で区分した40万円と8万円の差額の根拠は何なのか?19歳はどうなるのか?」とか、いろいろ言いたいことがある。第一「自主避難」への補償は、「健康被害がある」からではないことを明示しなくては、「反原発」放射脳どもの付け入る所となる。
しかしネコにとって一番気になることは、「自主避難者」の県外での家賃は、既に福島県が負担している(最終的に国が肩代わりするにしても、まず請求書は福島県に来る。そのために働く県庁職員だって大変だ)ことだ。国の支払いはどういう扱いか知らないが、県の借金として残るのなら将来は県財政の破綻だって考えられる。「反原発」は盛んに他県での家賃は「無料」だから避難しなさい、と喧伝するが、「無料」ではない。現在福島県(国も)は「自主避難者」に何もしていないどころか、我々の税金から多大な金額を支払っているのだ。。
その上「自主避難者」に補償するのならば、少なくとも近未来において、福島で健康被害が起こらなかったら補償は返還するべきというのが正論ではないか?その分はデマ・ウソで騙して「自主避難」させた「反原発」や武田師、イエロー太ら(「残酷な反原発のテーゼ」のやり方を借りれば、彼らが皆さんの本来の敵ですよ!)に請求するのがスジではないか?
また(「声の大きな」一部だろうが)「自主避難者」は引越し代も要求しているとも聞いた。さらに細かいところでは、米沢へ避難した「自主避難者」が、冬は雪道で福島に来るのが大変だから、バスを走らせろと要求しているという話も聞いた。福島の家を「週末別荘」代わりにしている者もいると聞いた(これはその後、逆に県外に借りた「避難先」を「週末別荘」にしていたという例を聞いた)。
これらの真偽は不明ではあるが、ずっと「反原発」に「お前は既に死んでいる」と言われ続け、「おまえらの子どもの葬式やっておくよ」とやられたこっち側から見ると、「おだづな」だにゃ。その上根拠なく「残った人たちにいじめられている」などと言い出したら、この先はどうなるのか?「反原発」の煽りに載せられてバカなまねを続けるのは、もうやめるべきだ。こんなことでは、誰にとっても不幸しかやってこない。福島に残った者の「精神的被害」は甚大だ。
宍戸俊則氏のツイッター、ブログは12月7日あたりに消えたが、これはあまりに酷い「福島攻撃」を続けて来た氏のツイッター、ブログが続くと、「自主避難者の補償」が困難になると恐れてのことだろう。しかしツイートはネット上に残る。http://favotter.net/user/shunsoku2002にあるが、ここにいくつかあげておく。
福島から何が何でも避難させる、から始まり


ちゃんと「子ども福島」の人です

広島、長崎まで罵倒


いつまでも「放射能物質が空間にある」「福島は危険」と繰り返し



「福島は負けない」という人をバカにし


最後にはこんな福島をバカにした替え歌を作るようになってしまった。何がおもしろいのか?この人のどこが被害者なのか?

宍戸隆子氏も、「脅しでは、人の心は動きません」と書いていたではないかにゃ。
(追記)
なお、先に福島に残った者の「精神的被害」と書いたが、それだけではなく現実に「経済的被害」も出ている。例えば今年の福島産のリンゴは、「基準値以下」であるのに、去年の価格の10分の1で買い叩かれたと聞いた(しかも小売価格はそんなに下がってない!?)。これは上記宍戸俊則氏のような、いつまでも「福島は危険」と騒ぐ者の責任である。彼らはもはや被害者ではなく、「加害者」ではないか?
例え「反原発」のデマ・ウソがフェイド・アウトしたとしても、これらの事は忘れてはならない。
(追記まとめ)
この葬列デモの主要メンバー「FATE」(大阪の自然食風カレー屋?)の一連のブログエントリーは、2017年あたりにヒキョウにも削除されたが、「魚拓」は腐るほどたくさん保存されている。
https://megalodon.jp/?url=http%3A%2F%2Fnews.fatalbackground.org%2F%3Feid%3D1252218&all=1
http://archive.is/http://news.fatalbackground.org/?eid=1252218
http://archive.is/ZSyTF
https://megalodon.jp/2015-0113-1237-09/news.fatalbackground.org/?eid=1252218
ワタシラの子どもの葬列をご覧ください。そして、偉そうに振る舞ったFATEにとってさえ、このデモは「黒歴史」になったからこそ、(その後も存続している)ブログから消してしまった、ということにご注意。歴史が裁きつつあります。