尿から微量の放射性物質 福島市の子供10人から 仏研究所「これで小出氏の嘘がバレた」 あれっ?(2)
このニュースにはもっと面白い(邪悪な)話が隠れている。
どうして「5月下旬に採取した尿」の検査結果が今ごろ「発表」されたのか。
フランスの悪路じゃなかったACROは公的機関ではない。民間機関で、どうせ「みどりの何とか」臭いから「いや~な」感じだけど、とりあえずそれは置いておくにゃ。
5月20~22日に採取した尿は、すぐフランスのACROに送られた。送ったのは「フクロウの会」か?
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/files/press_conference2011_0630.pdf
とにかく「フクロウの会」は「ACRO係」らしい。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/06/acro-e257.html
ACROはサンプル悪化を避けるために直ぐに検査したはず。と言うことは、かなり前に調査結果は出ていただろう。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/files/rap110617ocj01v1.pdf
それなのにどうして、『「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」など』は6月30日に発表したのか?
ネコQ:「内部被曝」が判ったんですよ、大変なことですよ、「すぐに福島市から逃げてくださいっ!」って叫ばなかったら、「子供たちを殺す気ですかっ!」になりますよ。発表は一刻を争う重大問題じゃないですかっ!
理由1=本当はこの「内部被曝」は心配しなくていい。だからすぐには発表しなかった。
ネコA:いつも「すぐに福島市から避難してくださいっ!」と叫んでいる、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」自身が、調査結果をすぐは発表しなかった。これは、この「内部被曝」は大したことがないこと、を証明している。
因みに http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110630/t10013893131000.html では今回の「調査結果」について、
放射線影響研究所の長瀧重信元理事長は「この量で健康被害があったという報告は、これまでにない。過度に心配せず、ふだんどおりの生活をしてほしい」と話しています。財団法人高度情報科学技術研究機構によりますと、大気中の核実験の影響を調べるために昭和30年代後半に行われた、日本人の中学生の尿の分析で、セシウム137は、昭和39年におよそ4.5ベクレルと、今回の3倍以上の濃度だったということです。
と書いている。
ネコQ:でも何で「6月30日」なんですか?「内部被曝」は大したことないから、いつでもいいわけでしょ?
理由2=6月30日は、「福島県放射線アドバイザー山下俊一氏(長崎大学教授)の解任署名」の締め切り日だ。
ネコQ:えっ?
ネコA:「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」やグリーン・ピースや、「みどりの何とか」総出の「解任署名」にゃ。今日子供の「内部被曝」が判明しました!やっぱり山下は嘘つきだっ!という印象を与えて、福島県民に解任署名させたいのにゃ。選挙で言うと「最後のお願い」。だから今日、一ヶ月以上遅れた最早ニュース性がない「調査結果」を、わざわざフランス人まで連れてきて、東京で大げさな「記者会見」やったってわけにゃ。
ネコQ:やっぱり「科学」じゃなくて「政治」ですね。それに「グリーンピース」だの「悪路」だの、「反原発」は外国人好きですね~。
ネコA:日本人は「黒船」「鹿鳴館時代」以来、外国人に弱いから効果的かもにゃ。特に田舎では通用するとか思っていそうにゃ。だいたい本当に「内部被曝」測るには、「ホール・ボディ・カウンター」。最新式なら検査は1分だそうだ。わざわざフランスにオシッコ送っても、「放射性物質はオシッコで排出される」しかわからん。だからACROも会見で、「内部被曝の疑い」としか言えないにゃ。
ネコQ:すでに福島市、飯館、浪江等で「ホール・ボディ・カウンター」での検査始まってますよね。検査結果もオシッコの放射能じゃなく、実際「内部被曝」が見つかっている。そもそもこんなのどこに「ニュース価値」があったのか。フランス人がオシッコ検査するとすごいのか?痰、ウンチ、ゲロなんかも送ってみたら?
ネコA:。署名の「第二次締切日」=7月15日、「第三次締め切り日」=7月31日にも何か「陰謀」があるだろね~。福島市は今や、「反原発」の「正義の戦争」の戦場と化したにゃ。でもネコは元々どろぼうネコ、「不正義」にゃ。「正義」って怖いからにゃ。
「正義の戦争」は「原発全廃」という崇高な目的を持つ。
「正義の戦争」だから、どのような嘘も、誇張も、犠牲も許される。
「正義の戦争」の目下のターゲットは「山下俊一氏解任」。
もし山下氏が解任されれば、その後は福島には「アドバイザー」はいなくなる。
「すぐ逃げてください!」と叫ばなければ、また集団リンチにあうのだから、怯えて誰も来やしない。
そして署名した者が期待する、責任ある立場で「逃げてください!」と叫ぶことができる者などいないのだ。
(実際この「解任署名」には、後任アドバイザーを誰にするか?という話は皆無だ。
「内部被曝10倍、北朝鮮好き」の小出裕章氏か?「内部被曝4倍、言うことがコロコロ変わる」武田邦彦氏か?
彼らが来て「すぐ逃げてください!」を連呼したら、福島市民は救われるのか?しかし彼らも、福島市民を目の前にして責任ある立場で「逃げてください!」とは絶対に言わない。実際小出氏の福島大学の質問への回答、また武田氏の二本松市での講演内容を見れば判る。「逃げてください!」とは言ってない。彼らとて、本当ははっきりわからないから責任は取りたくないのだ。)
「正義の戦争」の次のターゲットは、アドバイザーがいなくなって孤立無援となった「福島市のゴーストタウン化」。
なぜなら、福島市が無くなれば、「原発全廃」は目と鼻の先だから。
信夫山ネコはもちろん「山下俊一氏解任署名」しません。これまでこのブログで証明してきたように、「反原発」は「デマ」、「誇張」、「脅し」、「政治的数字」、「嘘」、「やらせ記事」、「陰謀」だらけですから信用しないのです。